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特別企画 地球の海フォトコンテスト2015に応募しよう!!

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ちょっとの工夫でこのうまさ 水中写真の取り方

バックナンバー

第1回 水中写真を楽しむ

第2回 シチュエーション別撮影のポイント

第3回 写真の構図の話

第4回 編集の基本

第5回 解決!ストロボ活用術

第6回 レンズの読み解き方

第7回 マクロ撮影、基礎の基礎

第8回 ワイドレンズで海の迫力を表現する!

第9回 水中写真の撮り方・アクセサリーパーツひとまとめ

第10回 イルカを撮る

第11回 ジオを撮る

第12回 旅先での陸写真の撮り方

第13回 ダイバーの撮り方

集中連載 地球の海フォトコンテスト2015 第1回

集中連載 地球の海フォトコンテスト2015 第2回

集中連載 地球の海フォトコンテスト2015 第3回

第17回 冬の海を撮ろう~ワイド編~

第18回 冬の海を撮ろう~マクロ編~

第19回 浅瀬でキラキラ写真

第20回 ピント合わせの基本

第21回 マクロ撮影でのピント合わせを上達させよう!

第22回 画面構成を考える~マクロ編~

第23回 画面構成を考える~ワイド編~

第24回 背景で写真が変わる!!

第25回 ライティングを工夫する

第26回 マンタ撮影のコツ

第27回 ウミウシ撮影のコツ

第28回 回遊魚撮影のコツ

第29回 クマノミ撮影のコツ

第30回 ウミガメ撮影のコツ

第31回 ハゼ撮影のコツ

第32回 イルカ撮影のコツ

第33回 カエルアンコウ撮影のコツ

第34回 魚群撮影のコツ

第35回 ギンポ、カエルウオ撮影のコツ

第36回 地形撮影のコツ

特別企画 地球の海フォトコンテスト2015に応募しよう!!

原田 雅章 みなさん、こんにちは。カメラマンのはらだまです。
第17回となる「地球の海フォトコンテスト2015」作品の募集が今年も始まりました。月刊『マリンダイビング』や季刊『マリンフォト』秋号、そしてマリンダイビングWebでも地球の海フォトコンテストに関する記事が掲載されています。昨年までの入賞作品や、審査員のプロフィールなど、作品づくりのヒントがいっぱいです。ぜひそれらを参考に、今年も素晴らしい作品を送ってください!!

地球の海フォトコンテスト2015作品募集中 ⇒

 今回は、いつもの水中写真の話をお休みして、はらだま的地球の海フォトコンテスト入賞のコツをお伝えします!! これから作品を撮りに行くという方、参考にしてくださいね。

特別企画 地球の海フォトコンテスト2015に応募しよう!!

年に一度の地球の海フォトコンテスト。

応募締め切りは2015年1月20日(火)必着!!

デジカメの設定を見直す1

画像サイズについて

いつも気にせず使用している大切なデジカメ。フォトコン応募に向けて、今一度設定を確認してみましょう。まずは、画像サイズからチェック。
デジカメは、使用目的によって、画像サイズや画質を変更できます。地球の海フォトコンテストの審査は、2Lサイズというサイズでの応募ですが、入賞し、作品がマリンダイビングフェアで会場に展示されるときには、大きなサイズにプリントをします。小さな画像サイズだと、粗いプリントとなり、ザラッとした印象になってしまいます。デジカメごとに最高画質が異なるので、一概にどの大きさとは言えませんが、一番大きなサイズにしておくのがいいでしょう。大きな画像は、小さくすることはできても、小さな画像を大きくすることはできません。いろいろな目的に使えるように、高画質で作品を撮影することをおすすめします。

画質モードや画像サイズといった項目から、設定ができるので、再度確認してみましょう
画質モードや画像サイズといった項目から、設定ができるので、再度確認してみましょう
L FINEという高画質で撮影。拡大しても細部までしっかり描写しているのがわかります。これなら大きく引き伸ばしてプリントすることもできます
L FINEという高画質で撮影。拡大しても細部までしっかり描写しているのがわかります。
これなら大きく引き伸ばしてプリントすることもできます
S BASICという一番小さな画像サイズ。細部の描写が粗く、ざらついた感じに
S BASICという一番小さな画像サイズ。細部の描写が粗く、ざらついた感じに

容量の大きな記録メディアを準備しよう

 画質、画像サイズを向上させても、SDカードなどの記録メディアがそのままでは、撮れる枚数は限られてしまいます。そこで、カードも大きな容量のものを準備しましょう。とはいえ、ある程度の容量のカードを複数枚準備するほうが堅実でしょう。もしトラブルでカードが使えなくなってしまったときの予備と考えれば、複数枚準備する理由もわかると思います。コンデジやミラーレス一眼であれば、8GBや16GBの容量の記録メディアを準備するのがいいと思います。

筆者のメディア類。使うデジカメによって容量を使い分けている。防水のケースは、違う種類(コンパクトフラッシュとSDカード)が収納できるマルチタイプ
筆者のメディア類。使うデジカメによって容量を使い分けている。防水のケースは、違う種類(コンパクトフラッシュとSDカード)が収納できるマルチタイプ

ISO感度にも注意

 ISO感度とは、光を感じる度合いを数値化したもの。手ブレ防止や動く被写体をピタッと止めるためにISO感度を操作するのですが、ISO感度が高いと画像の荒れるというデメリットもあります。あまり高感度で撮影すると、画面がざらついたように見え、写真のクオリティが下がります。ですので、いつでも高感度で撮影というのは、ちょっと考え物。通常の水中撮影であれば、ISO200〜400くらいで充分でしょう。筆者は国内でも海外でも、ISO200が基本設定です。

ISO200で撮影。一部分を拡大しても細かい描写です
ISO200で撮影。一部分を拡大しても細かい描写です
差を強調するため、ISO3200まで上げて撮影。拡大するとその差は歴然
差を強調するため、ISO3200まで上げて撮影。拡大するとその差は歴然

日付の写し込みは消しましょう

 時折、写真の中に撮影日が写し込まれた作品を目にします。せっかくのいい作品でもこれでは台無し。デジカメの設定に、日付を写し込むか、写し込まないかの選択がありますので、写し込まない設定にしておきましょう。写し込まなくても、画像の情報として、撮影日は記録されていますからご安心を。また、写真屋さんでプリントをするときに、日付の写し込み設定を問われることがありますが、フォトコン応募作品であれば、写し込まないようにしましょう。

日付の写し込みはオフに設定しましょう
日付の写し込みはオフに設定しましょう

デジカメ、ハウジングを手入れしよう

 水没を心配するために、Oリングのメンテナンスを入念に行なっている方をよく見かけます。それはとてもいいことなのですが、デジカメやハウジングのお手入れは、Oリングだけではありません。レンズに指紋が付着していたり、ハウジング内にホコリがあったりしては、誤作動や、写真のクオリティの低下、水没の原因にもなりかねません。柔らかい布や、エアブロアを使ってきれいに掃除しましょう。また、使い終わったあとも、水気を残さず、きちんとお手入れしましょう。

エアブロアを使って、ハウジング内のホコリを吹き飛ばします。メンテナンス用にぜひ一つは持っておきたい道具です
エアブロアを使って、ハウジング内のホコリを吹き飛ばします。メンテナンス用にぜひ一つは持っておきたい道具です
使用後は、水滴を残さず、柔らかい布で水分を拭き取りましょう
使用後は、水滴を残さず、柔らかい布で水分を拭き取りましょう

まとめ

今回はフォトコンに応募するための前段階として、デジカメの設定について解説しました。フォトコンに限らず、いい写真を撮るためには、事前の準備が大切ですね。

次回は
集中連載 目指せグランプリ!
地球の海フォトコンテスト2015第2回

世界最大規模の水中写真公募展「地球の海フォトコンテスト」グランプリ目指して集中連載です

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原田 雅章Masaaki Harada

原田 雅章 1972年3月埼玉県生まれ。
日本大学芸術学部写真学科卒業。
大学在学中に沖縄を何度も訪れ、島の風景や人々に感動しスクーバダイビングを始める。
卒業後、(株)水中造形センターに入社。
同社出版物である『マリンダイビング』、『マリンフォト』などの雑誌で活躍中。
国内は、伊豆半島、紀伊半島、沖縄各島など、海外は南の島を中心に、太平洋、インド洋、カリブ海など20ヵ国以上を撮影。
ダイビング経験は20年、約4000本の潜水経験を数える。
雑誌での取材はもちろん、各地でフォトセミナーを開催。"はらだま"の愛称で親しまれる。

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