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ちょっとの工夫でこのうまさ 水中写真の撮り方
第33回 カエルアンコウ撮影のコツ

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第33回 カエルアンコウ撮影のコツ

みなさん、こんにちは。カメラマンのはらだまです。
この連載では、人気の被写体ごとに撮り方のコツを解説しています。
ぜひ撮影のときに参考にしてみてください。
今回は世界各地で出会える擬態上手、カエルアンコウの撮り方です。

クマドリカエルアンコウは色のきれいさから人気の被写体 撮影地:串本

クマドリカエルアンコウは色のきれいさから人気の被写体
撮影地:串本

デジカメを準備する

これまで紹介した小さな生き物を撮るのと同様に、接近して撮影するために、マクロモードにセットしましょう。最近はマクロモードにセットしなくてもかなりの距離まで接近できる機種もあるので、自分のデジカメの最短撮影距離を確認しておくと、水中で撮影距離を迷うことが少ないと思います。また、マクロモードで撮影しても小さくしか写せないという場合は、ハウジングのレンズ部分に外から取り付けるクローズアップレンズがおすすめです。ミラーレス一眼であれば、マクロレンズか購入時に付属のズームレンズ、一眼レフであればマクロレンズを用意しましょう。

小さな生き物を撮影するときは、被写体に接近できるように、マクロモードが基本(機種によりセットが必要ないものもあり)

小さな生き物を撮影するときは、被写体に接近できるように、マクロモードが基本
(機種によりセットが必要ないものもあり)

取り扱い説明書を見て、自分のデジカメがどのくらいまで被写体に接近できるのか確認しておこう

取り扱い説明書を見て、自分のデジカメがどのくらいまで被写体に接近できるのか確認しておこう

マクロモードでも寄りきれない場合は、クローズアップレンズの使用がおすすめ

マクロモードでも寄りきれない場合は、クローズアップレンズの使用がおすすめ

ストロボやライトも準備したい

外部ストロボや水中ライトを用意して、被写体の色を再現しよう

外部ストロボや水中ライトを用意して、被写体の色を再現しよう

比較的じっとして周囲に擬態していることが多いので、じっくり撮影でき、接近も容易な被写体です。ただし、あまり寄り過ぎると、内蔵ストロボの光が画面全体に当たらなくなってしまうことがあるので、外部ストロボや水中ライトなどを追加でセットするといいでしょう。ストロボは光量がありますが、瞬間光なので、シャッターを切ってみないと、ライティングの良し悪しがわかりません。ライトはストロボに比べると、やや光量は落ちますが、定常光なので撮影する前から光が当たっているか確認できるのがメリットです。

被写体にストロボがうまく当たっておらず影になってしまった

被写体にストロボがうまく当たっておらず影になってしまった

外部ストロボの位置を調整して光が当たるようにして撮影した作例 撮影地:串本

外部ストロボの位置を調整して光が当たるようにして撮影した作例  撮影地:串本

撮影アングルを考えよう

擬態上手なカエルアンコウの仲間は、水中で教えてもらってもわかりにくいこともあります。わかりにくい角度から撮影しては、見る側はもっとわからないということになりますので、被写体を上下左右いろいろな角度からしっかり観察して、どの位置から撮影すれば、擬態していても見やすい写真になるか考えましょう。

撮影する角度を考えてわかりやすいアングルを探してみよう

撮影する角度を考えてわかりやすいアングルを探してみよう

被写体が背景と区別できる角度や、表情がわかるアングルを探して撮影してみよう 撮影地:フィリピン・セブ(2点とも)

被写体が背景と区別できる角度や、表情がわかるアングルを探して撮影してみよう
撮影地:フィリピン・セブ(2点とも)

生態写真にチャレンジ!!

エスカを伸ばした瞬間を撮影。この場合カエルアンコウだけでなく、エスカにもピントが合うようなピント合わせたい

 エスカと呼ばれる疑似餌を頭部に持つカエルアンコウの仲間は、それをユラユラと振って、魚をおびき寄せていることがあります。そんな貴重な生態シーンに出会ったら、シャッターチャンスです。落ち着いてしっかりとピントを合わせて撮影してみましょう。

ワイドレンズでも撮ってみよう

小さな生き物の撮影は、マクロレンズで撮影というのが当たり前だと思うかもしれませんが、カエルアンコウの仲間くらいの大きさがあれば、ワイドレンズでの撮影も可能です。ワイドレンズは、比較的最短撮影距離が短く、被写体に寄って撮影ができるだけでなく、生息環境も一緒に写し込めるので、いつものマクロレンズで被写体だけ写した写真とは違った雰囲気を楽しめます。

マクロレンズで撮影。被写体の細部はよくわかるが、画面全体が被写体だけになってしまう

マクロレンズで撮影。被写体の細部はよくわかるが、画面全体が被写体だけになってしまう

ワイドレンズ(この場合はフィッシュアイレンズを使用)で同じ被写体を撮影。周囲が写り込み、そんな場所にいるのかがよくわかる 撮影地: 静浦(2点とも)

ワイドレンズ(この場合はフィッシュアイレンズを使用)で同じ被写体を撮影。周囲が写り込み、そんな場所にいるのかがよくわかる
撮影地: 静浦(2点とも)

まとめ

カエルアンコウの仲間は動きが遅く、じっくりと撮れる被写体です。それだからこそ、撮影者が構図を研究して、被写体らしさが表現できる角度を見つけてあげましょう。
皆さんの疑問、質問にお答えします!!「どうしてこんな風に写ってしまうの?」、「このボタンは操作すると、写真がどう変化するの?」など質問があれば、どんどんお答えします!!

次回は、魚群の撮り方です。青い海に映えるカラフルな魚の群れをきれいに撮れるコツを解説します。ぜひ今度の撮影前に参考にしてみてください。

皆さんの疑問、質問にお答えします!!

皆さんの疑問、質問にお答えします!!「どうしてこんな風に写ってしまうの?」、「このボタンは操作すると、写真がどう変化するの?」など質問があれば、どんどんお答えします!!

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原田 雅章
1972年3月埼玉県生まれ。
日本大学芸術学部写真学科卒業。
大学在学中に沖縄を何度も訪れ、島の風景や人々に感動しスクーバダイビングを始める。
卒業後、(株)水中造形センターに入社。
同社出版物である『マリンダイビング』、『マリンフォト』などの雑誌で活躍中。
国内は、伊豆半島、紀伊半島、沖縄各島など、海外は南の島を中心に、太平洋、インド洋、カリブ海など20ヵ国以上を撮影。
ダイビング経験は20年、約4000本の潜水経験を数える。
雑誌での取材はもちろん、各地でフォトセミナーを開催。"はらだま"の愛称で親しまれる。

次回更新予定日 2016年7月6日

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