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ちょっとの工夫でこのうまさ 水中写真の撮り方
第35回 ギンポ、カエルウオ撮影のコツ

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第35回 ギンポ、カエルウオ撮影のコツ

みなさん、こんにちは。カメラマンのはらだまです。
この連載では、人気の被写体ごとに撮り方のコツを解説しています。
ぜひ撮影のときに参考にしてみてください。
今回はユーモラスな表情で人気のギンポやカエルウオの仲間の撮り方です。

ギンポやカエルウオの仲間は、表情豊かな被写体。その表情をしっかり撮影しよう 撮影地:葉山

ギンポやカエルウオの仲間は、表情豊かな被写体。その表情をしっかり撮影しよう
撮影地:葉山

デジカメを準備する

穴から顔を出すギンポやカエルウオの仲間は、ビギナーにも撮影しやすく、マクロ撮影の練習にはピッタリの生き物です。マクロモードがあるコンデジは、マクロモードにセットし、撮影の準備をしましょう。機種によっては、マクロモードだけでは、寄りきれない機種もあるはずです。そういったときは、クローズアップレンズを追加しましょう。ミラーレス一眼や一眼レフなどの機種では、マクロレンズをセットすれば、大きく表情を捉えることができるでしょう。

被写体に接近して撮影するには、マクロモードにセットすること

被写体に接近して撮影するには、マクロモードにセットすること

クローズアップレンズを使えば、マクロモード以上に接近して大きく撮影できる

クローズアップレンズを使えば、マクロモード以上に接近して大きく撮影できる

「ちょっとだけズーム」を利用する

最近のコンデジは近接撮影の性能が向上し、レンズギリギリまで接近して撮影できる機種も増えてきています。しかし、実際にそこまで接近してしまうと、被写体にストレスになり、引っ込んでしまうことや、ストロボの光が画面全体に当たらないなどの問題も出てきます。そこで、ズーム機能を使用し、ほんの少しだけ望遠(テレ)側にシフトさせて撮ってみましょう。この時、広角(ワイド)側よりもやや接近できなくなりますので、どこまで接近してピントが合うかをあらかじめチェックしておきましょう。離れることで、被写体のストレスは減り、ストロボの光は画面全体に当たりやすくなります。ズームをし過ぎると、被写体までの距離が離れすぎてしまうので、あくまで「ちょっとだけ」がコツです。

デジカメのズーム機能を少しだけ望遠側に移動させる

デジカメのズーム機能を少しだけ望遠側に移動させる

実際にコンデジマクロモードで撮影した作例。少しズームを使い、被写体から離れることで、画面全体に光が当たっている 撮影地:八幡野

実際にコンデジのマクロモードで撮影した作例。少しズームを使い、被写体から離れることで、画面全体に光が当たっている
撮影地:八幡野

撮影位置を考える

巣穴を出入りするギンポやカエルウオの仲間は、泳いで逃げてしまうことも少なく、撮影の練習に最適な被写体です。このときずっと同じ位置から撮るのではなく、撮影者が動いて、いろいろな角度から撮影してみましょう。Aの写真は正面から撮ったもの。表情は真正面でユーモラスですが、背景との差がわかりにくい角度での撮影です。Bは横に移動して撮影したもの。背景と被写体が区別でき、わかりやすい写真になっています。このように、表情がよりよく見える角度、背景がすっきりする角度を見つけて撮影しましょう。

Aギンポの仲間を正面から撮影。背景の岩と同色でわかりにくい

Aギンポの仲間を正面から撮影。背景の岩と同色でわかりにくい

B横に移動して撮影。背景と区別ができ、わかりやすい 撮影地:葉山(2点とも)

B横に移動して撮影。背景と区別ができ、わかりやすい
撮影地:葉山(2点とも)

絞り優先オートを使ってみよう

絞り優先オートは、露出モードダイアルの「A」で表示される

絞り優先オートは、露出モードダイアルの「A」で表示される

デジカメには機種によりさまざまな機能が搭載されています。写真の明るさ=露出をコントロールする機能の一つである、「絞り優先オート」を使って撮影してみましょう。これは絞りというピントが合っている範囲を撮影者が調節できる機能で、絞りを変えると、写真の雰囲気が変わります。作例Cは、絞りをf20という値まで絞ったもの。被写体がはっきりと写っています。対してDの作例では、f10という絞り値で撮影しています。数字が小さいほうがピントの合う範囲が狭くなり、被写体の一部にだけピントが合っているのがわかります。

C絞り値をf20で撮影。ピントの合っている範囲が広く、被写体がはっきり写っている

C絞り値をf20で撮影。ピントの合っている範囲が広く、被写体がはっきり写っている

D絞りをf10に設定。ピントの合っている範囲が狭く、背景のボケも作例Cよりも大きい 撮影地:南越前(2点とも)

D絞りをf10に設定。ピントの合っている範囲が狭く、背景のボケも作例Cよりも大きい
撮影地:南越前(2点とも)

表情と背景にこだわろう

ギンポやカエルウオの仲間は、その表情のユーモラスさから人気の被写体です。撮影するときも、その表情が見える角度を探しながら撮りましょう。また、背景も大事なポイントの一つ。背景をどの向きにするか、そのくらいのボケ具合で撮影するかなど考えて工夫ができる被写体です。じっくりと撮影してみてください。

口元が笑っているように見える表情がかわいい被写体だったので、そこがきちんと見えるような角度を探して撮影 撮影地:ボホール

口元が笑っているように見える表情がかわいい被写体だったので、そこがきちんと見えるような角度を探して撮影
撮影地:ボホール

地味な色合いの被写体だったので、背景にイバラカンザシを入れて、カラフルな色を追加した 撮影地: 伊豆大島

地味な色合いの被写体だったので、背景にイバラカンザシを入れて、カラフルな色を追加した
撮影地: 伊豆大島

まとめ

表情豊かなギンポやカエルウオの仲間は、僕も大好きな被写体です。被写体が巣穴に入って逃げにくいときは、こちらが動いて最高の表情、背景を見つけて撮影してあげましょう!!
皆さんの疑問、質問にお答えします!!「どうしてこんな風に写ってしまうの?」、「このボタンは操作すると、写真がどう変化するの?」など質問があれば、どんどんお答えします!!

次回は、地形の撮り方です。洞窟や砂地などの陸上とは違った風景を撮るコツを解説します。
ぜひ今度の撮影前に参考にしてみてください。

皆さんの疑問、質問にお答えします!!

皆さんの疑問、質問にお答えします!!「どうしてこんな風に写ってしまうの?」、「このボタンは操作すると、写真がどう変化するの?」など質問があれば、どんどんお答えします!!

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原田 雅章
1972年3月埼玉県生まれ。
日本大学芸術学部写真学科卒業。
大学在学中に沖縄を何度も訪れ、島の風景や人々に感動しスクーバダイビングを始める。
卒業後、(株)水中造形センターに入社。
同社出版物である『マリンダイビング』、『マリンフォト』などの雑誌で活躍中。
国内は、伊豆半島、紀伊半島、沖縄各島など、海外は南の島を中心に、太平洋、インド洋、カリブ海など20ヵ国以上を撮影。
ダイビング経験は20年、約4000本の潜水経験を数える。
雑誌での取材はもちろん、各地でフォトセミナーを開催。"はらだま"の愛称で親しまれる。

次回更新予定日 2016年9月7日

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