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第37回 イカ・タコ撮影のコツ

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第37回 イカ・タコ撮影のコツ

みなさん、こんにちは。カメラマンのはらだまです。
この連載では、人気の被写体ごとに撮り方のコツを解説しています。
ぜひ撮影のときに参考にしてみてください。
今回はアオリイカやコブシメ、ミミックオクトパスなどイカやタコの仲間の撮り方です。

アオリイカの産卵シーンは乱舞する姿が迫力モノ。ワイドレンズで狙いたい 撮影地:八丈島

アオリイカの産卵シーンは乱舞する姿が迫力モノ。ワイドレンズで狙いたい
撮影地:八丈島

機材を準備する

ワイドコンバージョンレンズと外部ストロボをセットしたコンデジの例

ワイドコンバージョンレンズと外部ストロボをセットしたコンデジの例

イカやタコの仲間は、種類によって、大きさもバラバラです。被写体に合ったレンズを準備しましょう。アオリイカやコブシメなどの比較的大きな種類は、ワイドコンバージョンレンズ(ワイコン)がほしいですね。またコンデジやミラーレス一眼のときは、ズームレンズが有効だと思います。ハナイカや、ヒメイカなど小型の種類のときは、マクロレンズやクローズアップレンズなど、小さな被写体を大きく撮れる機材を準備しておきたいですね。また、どんな被写体でも、外部ストロボや水中ライトを使って撮影すると、色がきれいに再現できるので、併せて用意したいところです。

ワイドは「寄って撮る!」が基本

 ワイドレンズやワイドコンバージョンレンズをつけたデジカメは、当然のことながら、広い範囲が撮れます。同時に、被写体に接近して撮らないと小さくしか写りません。ですので、しっかりと被写体に寄って撮影しましょう。そうすることで、ワイドレンズ特有の遠近感が表現できます。イカやタコの仲間は、徐々に距離を詰めていけばかなり寄れる被写体ですので、接近して、色や形、質感を再現してみましょう。

地形写真で、ストロボを発光させた場合。岩肌ばかり目立ってしまい、美しくない

ワイドレンズで寄ることで、体の模様や透明感を再現できた 撮影地:インドネシア・レンべ

ストロボを発光させないことで、あえて色を表現せず、形の面白さを表現する写真に

接近して撮らないと背景に溶け込んでしまうので注意しよう 撮影地:石垣島

マクロは特徴を出せる角度を探す

手ブレしないで撮影できるISO感度に設定して撮影しよう

ハナイカの小さな個体を撮影。カラフルな色が再現できるように、ストロボをしっかりと当てよう 撮影地:インドネシア・アンボン

 イカやタコの仲間は、大きな種以外にも海で出会えます。わずか数センチの被写体は、マクロ撮影にチャレンジしましょう。この場合は、マクロレンズやクローズアップレンズなど、接近して撮れる機材が必要になります。このときのコツとしては、その被写体らしさを表現できる角度を探してみましょう。また、ある程度周囲も一緒に写すことで、どんな生息環境にいるかもわかります。ワイド撮影同様に寄ることも大切ですが、マクロ撮影は、寄り過ぎに注意です。この辺のさじ加減が難しいところではありますね。

極小のイカの仲間、ヒメイカ。大きさやどんなところにいるかがわかる程度に周囲を写し込んだ 撮影地:浮島

極小のイカの仲間、ヒメイカ。大きさやどんなところにいるかがわかる程度に周囲を写し込んだ 撮影地:浮島

コブシメの幼体。小ささを表現するために、空間を多くとってみた 撮影地:インドネシア・レンベ

コブシメの幼体。小ささを表現するために、空間を多く構成した 撮影地:インドネシア・レンベ

どこまで写すかを考える

 タコの仲間は、全身を写そうと思うと、なかなか画面内の収まりが難しい被写体です。そんなときは全身を入れずに、接近してアップにしてみるのもいいかと思います。マクロ撮影では被写体らしさを表現すると解説したように、被写体によって、どこまで寄るか、どれだけ引いて撮るかを考えながら撮ると写真が変化しますので、被写体との距離を変えながらいろいろ撮影してみましょう。

全身を撮影。全体の形はわかるが、記録写真のようになってしまった

全身を撮影。全体の形はわかるが、記録写真のようになってしまった

被写体に寄って、顔をアップにして撮影。画面から全体ははみ出してしまったが、表情など細部までわかる写真に撮影地:インドネシア・レンべ(2点とも)

被写体に寄って、顔をアップにして撮影。画面から全体ははみ出してしまったが、表情など細部までわかる写真に  撮影地:インドネシア・レンべ(2点とも)

生態シーンにチャレンジ!!

イカやタコの仲間は、魚に比べて、捕食や産卵などの生態シーンが撮りやすい被写体でもあります。特に、アオリイカやコブシメの産卵は、うまくタイミングを合わせると、近距離まで寄れるので、ワイド系のレンズで、生態シーンを撮影してください。もちろん、生き物にストレスを与えない範囲での撮影ということをお忘れなく。

タコがヤドカリを捕食しようとしているシーン。どちらも必死の生存競争だ 撮影地: 浮島

タコがヤドカリを捕食しようとしているシーン。どちらも必死の生存競争だ 撮影地: 浮島

アオリイカの産卵。生み始めると近寄れるので、タイミングを見図ろう 撮影地:八丈島

アオリイカの産卵。生み始めると近寄れるので、タイミングを見図ろう 撮影地:八丈島

まとめ

イカやタコの仲間は、生態行動が面白く、魚とは一味違った写真を撮ることができます。産卵などは、季節や時期を合わせれば、比較的容易に観察できるので、撮影したいときは、あらかじめ確認してみましょう。また、小さな個体は色や形を再現できるように、撮影位置を考えましょう。
皆さんの疑問、質問にお答えします!!「どうしてこんな風に写ってしまうの?」、「このボタンは操作すると、写真がどう変化するの?」など質問があれば、どんどんお答えします!!

次回は、浅瀬での撮り方です。つい通過してしまいそうな水深でも水中は水中。
明るいキラキラした写真を撮りましょう!! ぜひ今度の撮影前に参考にしてみてください。

皆さんの疑問、質問にお答えします!!

皆さんの疑問、質問にお答えします!!「どうしてこんな風に写ってしまうの?」、「このボタンは操作すると、写真がどう変化するの?」など質問があれば、どんどんお答えします!!

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原田 雅章
1972年3月埼玉県生まれ。
日本大学芸術学部写真学科卒業。
大学在学中に沖縄を何度も訪れ、島の風景や人々に感動しスクーバダイビングを始める。
卒業後、(株)水中造形センターに入社。
同社出版物である『マリンダイビング』などの雑誌で活躍中。
国内は、伊豆半島、紀伊半島、沖縄各島など、海外は南の島を中心に、太平洋、インド洋、カリブ海など20ヵ国以上を撮影。
ダイビング経験は23年、約4500本の潜水経験を数える。
雑誌での取材はもちろん、各地でフォトセミナーを開催。"はらだま"の愛称で親しまれる。

次回更新予定日 2016年11月2日

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