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水中写真がうまくなる!!
第23回 色を意識して撮ってみよう

水中写真がうまくなる!! ~プロが教える撮影テクニック~

みなさん、こんにちは。月刊『マリンダイビング』のカメラマンのはらだまです。
この連載では、水中写真の撮影機材や操作の方法、撮影のコツなどを、水中写真を始めたい、うまくなりたいという方に紹介していきます。ぜひ撮影のときに参考にしてみてください。

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撮るときに、画面全体の色を考えよう 撮影地: ニューカレドニア・イルデパン

撮るときに、画面全体の色を考えよう
撮影地: ニューカレドニア・イルデパン

画面内の色を考えよう

水中写真を撮るとき、被写体だけに集中してしまい、背景をどう処理するかまで意識していないという人も多いかと思います。今回は、画面全体の色をどのように組み合わせて画面を構成していくかを考えてみましょう。

色を確認するために、ライトを持って潜ろう

水中写真を撮るときに、被写体や背景がどんな色なのかを確認するために、水中ライトを持参して潜ることをおすすめします。ストロボでは、撮ったあとでないと、どんな色かわかりませんが、ライトであれば、撮る前から色を確認することができます。ストロボを使わず、ライトで撮影するのもいいですし、撮影はストロボ、色の確認はライトと使い分けるスタイルもいいでしょう。ライトとストロボを両方持って潜るなら、ライトもストロボと同じようにデジカメとアームで接続したほうが、撮影時に両手でしっかりとデジカメを保持できます。

筆者のマクロ用撮影機材。生き物探しやピント合わせ、色の確認用にライトを使い、撮影用にはストロボを使用している

筆者のマクロ用撮影機材。生き物探しやピント合わせ、色の確認用にライトを使い、撮影用にはストロボを使用している

同じ色でまとめてみる

ソフトコーラルやイソバナなどに住んでいる被写体を撮るとき、画面全体が同じ色になるように構図を考えてみるのもいいでしょう。画面を一色だけで構成することで、統一感のある写真になるのではと思います。どのあたりを撮影すれば一色だけの画面構成になるか、液晶画面やファインダーをのぞきながら、被写体との距離を変えつつ見つけてみましょう。

撮影地:フィリピン・セブ・マラパスクア

ソフトコーラルにいたウミタケハゼの仲間を撮影。画面全体が同じ色で統一できるように、ファインダーをのぞきながら、距離を考えた
撮影地:フィリピン・セブ・マラパスクア

撮影地:静岡県・伊東

ソフトコーラルの中にいたサラサエビを撮影。あえて被写体をアップで撮らず、ソフトコーラルの部分を多めに画面を構成
撮影地:静岡県・伊東

コントラストのある色の組み合わせを考える

画面全体を同じ色一色でまとめるのとは逆に、はっきりと目立つ色の組み合わせで撮影してみるのもいいでしょう。例えば作例のようなヨスジフエダイの黄色と背景の海の青、コケギンポの仲間の赤い体色と背景の緑というように、被写体と背景の組み合わせ次第では、鮮やかな画面構成になります。また、被写体の顔をアップで撮影してみると、体表と目の色のコントラストがきれいな被写体もいるので、色を意識して撮影してみましょう。ワイドでもマクロでも、被写体に、ストロボやライトの光をしっかりと当て、本来の色を再現しましょう。

撮影地:パラオ

ヨスジフエダイの群れの黄色と、濃い海の青の組み合わせは、鮮やかな画面構成になる
撮影地:パラオ

赤と緑の組み合わせも、色が鮮やかに。背景にも光が当たるように注意しよう 撮影地:静岡県・安良里

赤と緑の組み合わせも、色が鮮やかに。背景にも光が当たるように注意しよう
撮影地:静岡県・安良里

最初は被写体の全身を撮っていたが、目の色がきれいだったので、アップで撮影した 撮影地:静岡県・安良里

最初は被写体の全身を撮っていたが、目の色がきれいだったので、アップで撮影した
撮影地:静岡県・安良里

露出補正を使いこなそう

色の構成とは若干異なりますが、黒い被写体を撮影した場合、カメラの示した露出値でそのまま撮ると、黒くつぶれてしまい、ディテールがわからなくなってしまいます。そんなときは、細部まで表現できるように、露出補正という機能を使いましょう。黒くつぶれてしまうときは、露出補正をプラス側にシフトさせます。一概にどれだけの補正値でとは言えず、状況によって変化しますがプラス1段くらいを目安にするのがいいでしょう。黒い被写体で画面を構成するときには、覚えておきたいテクニックの一つです。

黒い被写体は、カメラまかせの露出値で撮ると、黒くつぶれてしまうことも

黒い被写体は、カメラまかせの露出値で撮ると、黒くつぶれてしまうことも
撮影地:宮崎県・延岡

カメラについている露出補正機能を利用して、細部が表現できるように撮ってみよう

カメラについている露出補正機能を利用して、細部が表現できる露出値で撮ってみよう

まとめ

今回は色の組み合わせについて解説してみました。水中では実際に光を当ててみると、驚くほど鮮やかな色を見つけられることもあります。被写体の色のコントラスト、被写体と背景の色の組み合わせを意識して画面構成すると、今までとは違った写真が撮れるかもしれません。次回もお楽しみに。

皆さんの疑問、質問にお答えします!!

皆さんの疑問、質問にお答えします!!「どうしてこんな風に写ってしまうの?」、「このボタンは操作すると、写真がどう変化するの?」など質問があれば、どんどんお答えします!!

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原田 雅章
1972年3月埼玉県生まれ。
日本大学芸術学部写真学科卒業。
大学在学中に沖縄を何度も訪れ、島の風景や人々に感動しスクーバダイビングを始める。
卒業後、(株)水中造形センターに入社。
同社出版物である『マリンダイビング』などの雑誌で活躍中。
国内は、伊豆半島、紀伊半島、沖縄各島など、海外は南の島を中心に、太平洋、インド洋、カリブ海など20ヵ国以上を撮影。
ダイビング経験は25年、約4900本の潜水経験を数える。
雑誌での取材はもちろん、各地でフォトセミナーを開催。"はらだま"の愛称で親しまれる。

次回更新予定日 2019年2月6日

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