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水中写真がうまくなる!!
第24回 冬こそワイドを練習しよう!

水中写真がうまくなる!! ~プロが教える撮影テクニック~

みなさん、こんにちは。月刊『マリンダイビング』のカメラマンのはらだまです。
この連載では、水中写真の撮影機材や操作の方法、撮影のコツなどを、水中写真を始めたい、うまくなりたいという方に紹介していきます。ぜひ撮影のときに参考にしてみてください。

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首都圏から近いエリアでも透明度がいいこの時期にワイド撮影を練習しよう!撮影地: 静岡県・安良里

首都圏から近いエリアでも透明度がいいこの時期にワイド撮影を練習しよう!
撮影地: 静岡県・安良里

なぜ、この時期ワイド撮影がおすすめなのか

水温の下がるこの時期は、首都圏から近いエリアも透明度が上がり、南の海の透明度とは違った雰囲気の海を楽しめます。ぜひワイド撮影を練習してみましょう。ゴールデンウイークなどの長期休暇で海外に潜りに行く方も多いでしょう。急にワイド写真を撮ろうと思っても、被写体への寄り方やライティングなど、なかなかうまくいかないはずです。ですから、何度も通える近場の海で練習しておいて、ワイド撮影のコツをつかんでおきましょう。

ワイドコンバージョンレンズを使いこなそう

コンパクトデジカメやミラーレス一眼を使っていて、ワイド側の画角(撮影できる範囲)が広く撮れない機種は、ワイドコンバージョンレンズ(略してワイコン)というアクセサリーレンズを利用しましょう。これはハウジングの外部に取り付けるレンズで、水中でも着脱可能なレンズです。これを使えば、デジカメ本体だけでの撮影よりもさらに広く撮れ、迫力のあるワイド写真が撮れるようになります。ワイコンは比較的直径の大きなレンズで、ハウジングのストロボ発光窓を隠してしまうこともあるので、外部ストロボを使用することがおすすめです。

コンパクトデジカメにワイドコンバージョンレンズを取り付けた一例。直径が大きく、ストロボの発光部が隠れてしまう

コンパクトデジカメにワイドコンバージョンレンズを取り付けた一例。直径が大きく、ストロボの発光部が隠れてしまう

ワイコンと外部ストロボをセットした例。コンデジ本体よりも大きくなるが、出来上がる写真は格段にきれいになる

ワイコンと外部ストロボをセットした例。コンデジ本体よりも大きくなるが、出来上がる写真は格段にきれいになる

ハウジングとワイコンの接続部。ここに気泡が残っていると、ボケた写真になってしまうので、水中で一度取り外して細かな気泡を取り除こう

ハウジングとワイコンの接続部。ここに気泡が残っていると、ボケた写真になってしまうので、水中で一度取り外して細かな気泡を取り除こう

ワイコン使用時の注意点

ワイコンを取り付けると、機種によっては、四隅に黒い影のようなものが写り込むことがあります。これはケラレと呼ばれ、ワイコンを付けたことで起きる現象です。これを直す方法として、デジカメ本体のズーム機能を利用してみましょう。ズームをほんの少しだけテレ側に操作することで、周辺のケラレは解消できます。注意したいのは、あまりズームを操作しすぎると、ワイコンの効果がなくなってしまうので、あくまで「ほんの少し」がコツです。

ワイコンを使用したことで、周囲に黒い影ができてしまった

ワイコンを使用したことで、周囲に黒い影ができてしまった

少しだけズームを操作して、ケラレを解消しよう

少しだけズームを操作して、ケラレを解消しよう

「ワイドは寄り」を練習しよう

ワイド撮影のコツは、ずばり「被写体に寄ること」です。広く撮れるため、あれもこれも写し込んでしまって、主題が何かわからなくなってしまうことがあります。そうならないためにも、寄って大きく写す練習をしておきましょう。また、ソフトコーラルのような複雑な形の被写体は、ストロボの当たり方で影の出かたも変わります。こうしたことをあらかじめ練習しておけば、水中で慌てることも減るでしょう。

寄って撮影することで、主題がわかり、ストロボの光もしっかりと届く撮影地:静岡県・田子

寄って撮影することで、主題がわかり、ストロボの光もしっかりと届く
撮影地:静岡県・田子

太陽を写して明るさを表現する

近場の海でも、透明度が良ければ、海の青さを表現することができます。このとき、背景が海になるように意識して撮ってみると、透明感を表現できると思います。また、青一色の背景よりも太陽が入ることで、ハイライトのあるグラデーションができるので、筆者も撮影時には意識して太陽を写し込むようにしています。

横位置では写せなかった太陽も縦位置にすることで、画面に写すことができた撮影地: 静岡県・富戸

横位置では写せなかった太陽も縦位置にすることで、画面に写すことができた
撮影地: 静岡県・富戸

ノーストロボでも撮ってみよう

透明度のいい海では広い風景をノーストロボで撮影するのも楽しい撮り方です。作例では、初めストロボを発光させて撮影していたのですが、海藻の透明感がうまく表現できず困っていました。途中からノーストロボで撮影してみると、太陽光に透けた海藻の雰囲気が出てイメージに近い写真になりました。このようにストロボを発光させる、させないと二通りを撮っておくのもコツです。

ノーストロボで撮影することで、海藻の透明感を表現してみた撮影地:神奈川県・江の島

ノーストロボで撮影することで、海藻の透明感を表現してみた
撮影地:神奈川県・江の島

まとめ

今回は冬場にワイド撮影の練習をというテーマで解説してみました。海外で急にワイド撮影をしようと思ってもなかなかコツがつかめず、あたふたしているうちにダイビングが終わってしまったということがないように、しっかり練習しておきましょう。次回もお楽しみに。

皆さんの疑問、質問にお答えします!!

皆さんの疑問、質問にお答えします!!「どうしてこんな風に写ってしまうの?」、「このボタンは操作すると、写真がどう変化するの?」など質問があれば、どんどんお答えします!!

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原田 雅章
1972年3月埼玉県生まれ。
日本大学芸術学部写真学科卒業。
大学在学中に沖縄を何度も訪れ、島の風景や人々に感動しスクーバダイビングを始める。
卒業後、(株)水中造形センターに入社。
同社出版物である『マリンダイビング』などの雑誌で活躍中。
国内は、伊豆半島、紀伊半島、沖縄各島など、海外は南の島を中心に、太平洋、インド洋、カリブ海など20ヵ国以上を撮影。
ダイビング経験は25年、約4900本の潜水経験を数える。
雑誌での取材はもちろん、各地でフォトセミナーを開催。"はらだま"の愛称で親しまれる。

次回更新予定日 2019年4月3日

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