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STOP! 潜水事故
CASE59 突然のめまい

CASE59 突然のめまい

ダイビングに限らず事故はつきものではあるが、最初から最後まで何事もなく安全に楽しめてこそ、本当のレジャー。 ダイビングの場合、潜水事故というと死に至るケースも少なくない。 そして多くの人が「他人事」と思っているフシもあるけれど、ふとした気の緩みやちょっとしたケアレスミスで潜水事故が起こることも。 明日はわが身。 もう一度基本を振り返る意味でも、ぜひこの連載を参考にしていただきたい。

CASE59 突然のめまい

今回の潜水事故の原因

  • バディ不遵守
  • 身体拘束
  • 監視不十分
  • 器具の不備・取り扱い不注意
  • 体調の不注意
  • 技量の未熟
  • 気象・海象の不注意
  • エア確認不注意
  • その他

ダイビングを終えたAさん(50代男性)は帰りの準備をしていたところ、突然めまいを訴え嘔吐した。
それに気がついたインストラクターが119番通報をし、救急車により病院へ。
搬送された病院で医師の診察を受けた結果、内中耳異常の疑いがあると診断され、
回復するまで入院することとなった。

直接の原因めまい 内耳または中耳の異常

対処法

Aさんは内耳または中耳の異常が疑われると診断された。
救急車で搬送された病院なので、診察された医師がダイビングに詳しい先生だったのかどうかが不明なのだが、
ダイビングのことがわかる医師であれば、減圧症も疑ったのではないか。

いずれにしてもダイビングの後に、このような症状に陥るということは、
診断どおり内中耳の異常であれば、正しい耳ぬきができていなかった、潜降速度が速すぎたといった問題が考えられる。
減圧症も疑うのであれば、体に窒素がたまり過ぎるような潜り方をしていたことも考えられる。

海は楽しい。もうずっと潜っていたくなるくらい楽しい。
でも、ダイビングをするからには安全に潜るための時間、水深、浮上速度を守らなければならない。
そしてそれが重要だということを皆さんが認識していなければならない。
さらにちょっとでも耳に違和感を感じたら、無理をしないことも大切だ。

月刊『マリンダイビング』では毎月、山見信夫先生による「Dr.山見の減圧症教室」と
北島尚治先生による「耳鼻咽喉科領域の潜水医学」の2つの連載で、
ダイビングと体の関係を学ぶことができるので、ぜひ読んでいただきたい。

ダイビングは安全に潜ってこそ楽しい!
でも、万が一のとき、あなたはどうしますか??

ダイビングは安全に潜ってこそ楽しい!
でも、万が一のとき、あなたはどうしますか??

ダイビング初心者の方は、ダイビングは怖いものと思っている方も多いと思います。実際は、基本手順やルールを守って潜れば、それほど怖がることはないレジャースポーツです。
また、ダイビングは海という大自然と向き合います。
だからこそ、「水中で体験した感動は忘れられない!」、「人生を変えるほどダイビングは素晴らしい!」と感じるダイバーが多いのも事実です。
しかし、自然が相手のスクーバダイビングですから、100%安全なんてことはありません。万が一のときあなたはどうしますか?
そんな時、DAN JAPANがあなたをサポートします。

詳しくは、こちらをご覧ください。

DAN JAPAN
一般財団法人 日本海洋レジャー安全・振興協会
TEL:045-228-3066
FAX:045-228-3063
Email: info@danjapan.gr.jp
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