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秘蔵の新マンタスポット公開!
宮古島

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サンゴや魚群、地形のおもしろさで人気の宮古島に初のマンタスポットが登場! 宮古島美ら海連絡協議会の特別チームが昨春から調査と協議を重ね、ウオッチングルールを整えて2025年11月11日に正式オープンとなりました。早速、同協議会、代表理事の冨谷さんにお聞きしてみましょう!

※2025年11月の情報です

新スポットはマンタホスピタル

そこは、マンタが癒される根

「マンタホスピタル」近くの表層で、捕食をしている様子のマンタ

「マンタホスピタル」近くの表層で、捕食をしている様子のマンタ
写真/互野 世悟(BIGHOLIDAY)

N E Wマンタスポットは宮古島北の池間島の西にあり、どの港からも船酔いする心配はないほどの距離にあるそうです。冨谷さんによると、
「これまでも水面で目撃情報があり、水面付近を捕食中のマンタをスノーケリングで観察する機会はありました。昨年の春頃から当協議会の会員が潜って調査をしたところ、いくつかの根でクリーニングをされているマンタの姿を確認したのです」
クリーニングといえば、マンタが体に付いた寄生虫や食べかすなどを小魚に掃除してもらうことで、そのお掃除をしてもらう特定の場所がクリーニングステーション。
「そこはクリーニングステーションであり、水面で捕食活動も見られることから、マンタにとって癒しのスポットなのです。体のケアをする場所という意味合いから、スポット名は『マンタホスピタル』になりました」

これから本番! シーズンは11〜3月

「マンタホスピタル」を美しく旋回する3尾のマンタ

「マンタホスピタル」を美しく旋回する3尾のマンタ
写真/互野 世悟(BIGHOLIDAY)

宮古島初となるマンタのクリーニングスポットですが、マンタが現れるのはいつでしょうか?
「マンタホスピタルで遭遇率が上がるのは11〜3月です。ただし、北風には不向きな海域なのです」と冨谷さん。この時期は北寄りの風が吹きやすいため、毎日行けるスポットではないようです。これも海という大自然をフィールドにするダイビングの醍醐味。
「マンタホスピタルのある海域は、夏場は穏やかですが、マンタの数が多くなるのは冬から春先にかけてです。運がよければ3、4尾が気持ちよさそうにホバリングする姿を見ることができます」
宮古島の新マンタスポットは、まさにこれからがシーズン!

潜れるスキルは中級以上から!

根のトップでも水深20mオーバーの「マンタホスピタル」は中上級者向け

根のトップでも水深20mオーバーの「マンタホスピタル」は中上級者向け
写真/互野 世悟(BIGHOLIDAY)

スポット保護の観点から、「マンタホスピタル」の位置情報や詳細な地図は現状、未公開です。どんな地形で、潜るにはどれくらいのスキルが必要かを冨谷さんにお聞きしました。
「マンタがクリーニングにやってくる根はサイズが比較的小さいので、一度場所を決めたらあまり動き回らなくても観察はしやすいと思います。ただ、最大水深が27m、根頭でも水深20m以上あるため、アドバンス以上のスキルは必要になります。ガンガン流れることはありませんが、潮流もややあります。宮古島美ら海連絡協議会では海域調整委員会を組織し、引き続きマンタの調査を続けていく予定です」

新マンタスポットのウオッチングルール

マンタにストレスを与えないよう、ガイドの指示に従い、ルールを守って楽しもう!

マンタにストレスを与えないよう、ガイドの指示に従い、ルールを守って楽しもう!
写真/互野 世悟(BIGHOLIDAY)

マンタにストレスを与えず、一人でも多くのダイバーが安心して新マンタスポットを潜れるようにと、宮古島美ら海連絡協議会では何度も協議を重ね、以下のウオッチングルールを作成したそうです。 「11月からマンタシーズンに入り、新スポットだけにダイバーが集中することが予想されます。マンタホスピタルでは潜水時間などの細かなルールもあるので、ガイドの指示に従って安全に楽しんでいただきたいですね」
宮古島は漁業者も多い島ですが、宮古島美ら海連絡協議会は漁業関係者とも連携して活動しています。楽しく安全にダイビングを楽しむためにも「マンタホスピタル」は同協議会の加盟ショップで潜りたいですね。

■宮古島マンタホスピタルでのウオッチングルール
(ダイバー個人向けに一部抜粋して掲載)
・鑑賞時は必ず着底する
・マンタを追いかけない
・マンタを触らない
・マンタの正面と上は泳がない
・頭上通過時は息を止めて泡をあてない
・ストロボとライトの使用は禁止

宮古島美ら海連絡協議会とは?

宮古島美ら海連絡協議会は、3つの漁協と5つのダイビング・マリンレジャーの団体で構成され、宮古島市周辺海域の海洋環境保全や漁業とマリンレジャーの振興・活性化に寄与しています。協議会では、宮古島の海洋環境保全活動(サンゴの保護・育成のためダイビング船の係留ブイ設置事業、オニヒトデ駆除事業、海底清掃事業)のほか、安心・安全のための事業及びイベント(ダイビング事業者への安全管理講習会、ダイビングに係るイベントの開催及び「宮古島美ら海情報」の発信)を行なっています。
宮古島の海を安全に楽しむなら、宮古島美ら海連絡協議会加盟のダイビングショップで!

宮古島のマンタシーズンが始まった!

11月から春先まで表層付近で見られることが多い宮古島のマンタ

11月から春先まで表層付近で見られることが多い宮古島のマンタ
写真/互野 世悟(BIGHOLIDAY)

実はこれまでも、冬場から春先にかけて表層でマンタの目撃例が多いのが宮古島。「マンタホスピタル」以外にも遭遇しやすいスポットはあるのでしょうか?
「マンタはこれまでも、伊良部島・下地島周辺の地形スポットなどを楽しんで安全停止中にマンタが現れたり、表層で捕食するマンタに出くわしたりすることはよくありました。マンタは全体的に北寄りの風が吹くと現れるので、11月に入ってガイドの間ではいよいよマンタシーズンに入ったという感があります」と冨谷さん。
宮古島初のマンタのクリーニングステーション「マンタホスピタル」、行くなら今ですよね!

宮古島で潜るならこのお店!

宮古島市伊良部

マリンズプロ宮古

TEL:0980-78-5855

〒906-0505 沖縄県宮古島市伊良部国仲531-18 MAP

マリンズプロ宮古

伊良部島出発で海を遊び尽くす

伊良部島の海を知り尽くした、信頼の老舗ダイビングショップ。宮古島を代表する地形スポットへ至近距離。マンタスポットへもアクセス可能。少人数制で丁寧なサポート。それぞれのレベルや要望に応じてきめ細やかなサービスを提供いたします。

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宮古島市平良下里

SummerParty

TEL:0980-79-5360

〒906-0013宮古島市平良下里1092-11 MAP

SummerParty

一人ひとりに寄り添う「プレミアムダイブ」

ダイビングは、どこで潜るかも大切。でも、誰と潜るかでその楽しさは大きく変わります。 少人数で、一人ひとりに寄り添うガイド。丁寧なサポートで、安心と感動の海時間をお届けします。宮古島の海を、あなたのペースでじっくりと。心に残る“プレミアムダイブ”を。

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