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「マリンダイビング」2019年1月号
※2019年1月現在の情報です。
南太平洋のタヒチは、ダイバーはもちろんハネムーナーや南の島が好きな人々の憧れの旅先。中でもタヒチ最大の環礁・ランギロアは、野生のイルカや大型のサメ、マンタ、ギンガメアジやバラクーダの大群に会えることから、ダイバーに大人気だ。
これからの季節は大物との遭遇率がアップし、エキサイティングなダイビングが楽しめる。タヒチ屈指のダイバーズアイランド・ランギロアへ、あなたも行ってみよう!!
タヒチの数ある島々の中でも、ランギロアほど大物三昧のダイビングができる島は他にない。バショウカジキ、マダラトビエイの大群、グレイリーフやシルバーチップ、グレートハンマーヘッドなどの大型のサメ、さらにマンタやナポレオンなどの人気の魚…。
ランギロアの海は、滞在中にダイバー憧れの大物にすべて遭える海だと言っても過言ではないだろう。
ランギロアの海の大きな魅力のひとつが、野生のイルカとダイビングができること。ハンドウイルカは年間を通して見られ、ダイビング中に一緒に泳ぐという夢のような体験ができる。ランギロアの2大ダイビングスポット「ティプタ・パス」、「アバトル・パス」のどちらでも見られる。
タヒチの海は概して透明度が高く、中でもランギロアはずば抜けている。1200mまで落ちる外洋との水路には、絶えず新鮮な潮が流れ込み、回遊魚も続々と潮の流れとともにやってくる。壁のようなバラクーダやギンガメアジの大群は、この海の常連だ。
ティプタ・パス Tipta Pass
ランギロアを代表するダイビングスポット。魚群が常に多く、野生のハンドウイルカと年間を通して出会える。バショウカジキも出没する。12~3月にはマダ ラトビエイの大群とグレートハンマーヘッドとの遭遇率がアップ。ドロップオフの棚の上にはハナダイの仲間が泳ぎ、深場ではグレイリーフシャークが群れを成 していて見どころ満点。
アバトル・パス Avatoru Pass
大物が次々に現れる迫力満点のスポット。ギンガメアジの壁のような大群、バラクーダの渦を巻く群れが見られる。グレイリーフシャーク、巨大なシルバーチップシャーク、そして野生のイルカやナポレオンフィッシュも登場。7~10月はマンタとの遭遇率もアップする。
アクアリウム Aquarium
「ティプタ・パス」からドリフトで流していった先の最後に現れるスポット。ラグーン内で、海底には砂地とサンゴが広がる。水深は浅いがホワイトチップも出 現、スダレチョウチョウウオの群れなど、色鮮やかな魚たちが舞い泳ぐ。初心者からOKのスポットで、体験ダイビングにも使われる。
ランギロアは小さな島。自転車やスクーターなどを借りて、アフターダイブはマガザン(雑貨店)や教会のあるアバトル村を散策してみてはいかが? ローカルのタヒチアンたちの笑顔に出会えることだろう。
タヒチはフランス領の島々なので、他の南の島に比べておしゃれなアイテムがいろいろと手に入る。中でもぜひ買って帰りたいのが、色鮮やかなパレオ。タヒチの特産である黒真珠のアクセサリー類も、女性にはおすすめのおみやげ。
タヒチならではの特産品・黒真珠。ラグーン内に豊富にある黒蝶貝を使った真珠養殖で作られるのだが、特にランギロアのあるツアモツ諸島では養殖が盛んに行なわれている。ホテル内のブティックなどでネックレスや指輪、イヤリングなどに加工されたアクセサリーが手に入る。
今や日本国内でもパレオは手に入るけれど、やはり本場タヒチのパレオは色も柄も個性的でオシャレ。水着の上に羽織ったり、サンドレスにしたり、ビーチでくつろぐときに敷物にしたり、荷物をまとめる風呂敷として使ったりと、一枚あると本当に便利。
ランギロア島内で唯一、水上コテージのあるリゾートホテル。カテゴリー毎に、充実した部屋設備でゆったりとランギロアでのビーチリゾートステイをお楽しめる。プライベートプールや、レストラン、スパなども充実。
リーズナブルにランギロア滞在を楽しみたい人におすすめのホテル。ホテル併設のプライベートプールもあり、海もリゾートも楽しめる。
リーズナブルにペンション滞在で、暮らしながら旅をするスタイルを楽しむ人におすすめ。フレンドリーなオーナーと人懐っこい犬たちが迎えてくれる、アットホームなペンション。各コテージが独立していて、キッチンや広いリビングスペースもある。