イルカ

　串本で最近見られているイルカ。御蔵島からはるばるやってきたとのことです。最近は外洋スポットから近場スポットまで目撃されていて、串本に潜りにくるダイバーを常にわくわくさせてくれます。実際に出会えれば、しばらく遊んでくれることも!!　今浅い水深では一番の大ネタです!!

Comment：《南紀シーマンズクラブ》小池広貴さん

アオウミガメ

　串本のアオウミガメはダイバー慣れしているせいか結構近寄っても逃げずに遊んでくれます。かなり近づいて顔のドアップの写真も撮らせてくれるとか。しかも10mより浅いので逃げなければ、結構長いこと遊ぶことができますよ。たまに、寝ていて動くのが面倒なのか、目だけチラッとこちらを確認する姿は愛嬌があります。

Comment：《バブルリングダイバーズ》西尾拓さん

クロウミウマ

　主に港の中で見られますが、通常のビーチスポットでも現れます。個体数は多いのですが、周囲と同化しているので目が慣れないと見つけるのは至難の業。

Comment：《マリンステージ串本店》谷口勝政さん

タツノオトシゴの仲間

　通称ジャパニーズピグミーシーホース。冬場から初夏に多く、台風が来ると姿を消します。サイズは大きくても1㎝程度の小型種。住んでいる環境が決まっているので、コツをつかめば探すのはそんなに難しくないですよ。

Comment：《マリンステージ串本店》谷口勝政さん

アザハタの根

　この時期アザハタの根は、クロホシイシモチとキンメモドキがかなりの数になるので見ごたえがあります。ワイド派にはもってこいのスポットです。そして、クリーニングステーションにもなっているので、クリーナーシュリンプなどがアザハタや、ウツボをクリーニングしていたり、イシモチたちが順番待ちしていたりと魚たちのおもしろい行動なども見ることができます。特にアザハタが大きな口を開けて、気持ちよさそうにしている顔なんかは必見ですよ。アザハタの根をじっくり観察すれば、綺麗なフタイロハナゴイ、かわいいタテジマキンチャクダイの幼魚、ニシキヤッコの幼魚など生物相も豊富です。

Comment：《バブルリングダイバーズ》西尾拓さん

ホタテツノハゼ

　「アザハタの根」で有名な「備前」の深場にあるハゼエリアにてよく観察できます。水深は24mほどで少し深いですが、最近は人慣れもしてきており、すごく近づいてもなかなか隠れないサービス精神!!　コンデジでもアップで撮れる可能性大のアイドルです!!　帆を立てた時はとても綺麗でクジャクの羽根のように見えます!!　一度は写真に収めていただきたい魚です。

Comment：《南紀シーマンズクラブ》小池広貴さん

タツノオトシゴの仲間

　通称ピグミーシーホース。2011年に初めて見つかってから串本では三度登場。いずれも30mより浅い水深では見つかっておらず、見ている人が少ないので認知度は低い。

Comment：《マリンステージ串本店》谷口勝政さん

クダゴンベ

　白地に赤チェック柄という愛らしい容姿で女性の方を中心に人気の高いクダゴンベ。キレイな黄色のサビカラマツに住み着いており、写真映えするシチュエーションです。動き回っても、同じ生き物の中で生活するので、見失う心配が少ないのもクダゴンベの良い所。背景一つでがらっと写真に写る印象が変わるなど、フォト派の方にも楽しんでもらえると思います!!　水深30m付近という深場にいることが多いので、エンリッチド・エアの使用がおすすめです!!

Comment：《南紀シーマンズクラブ》小池広貴さん

アサヒハナゴイ

　深場に生息するアサヒハナゴイが外洋スポットの30m付近で見られています。普段はもっと深場で生活しているアサヒハナゴイが、30m付近で見られるのは貴重だと思います。

Comment：《バブルリングダイバーズ》西尾拓さん