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現地の海から~水深別魚ッチング!~
大瀬崎

大瀬崎

「ここのエリアでは一体何が見られるの?」という疑問はここで解決!
現地ガイドから、水深別に見られるおすすめの生き物を教えてもらいました。
定番の生き物はもちろん、今まで知らなかった生き物情報も満載! 次に行ったらリクエストしてみよう。

海のいきもの図鑑(大)

大瀬崎編

0mdeep

オカダウミウシ
オカダウミウシ
小さいながらも産卵風景をよく観察できるかわいいウミウシです。ウミウシの中でも直接発生型と言って産みつけられた卵から、大人と同じウミウシの形で出てくる珍しい種類。また二次鰓がないのも特徴的なので、その点も観察してお楽しみください。
《海の案内人ちびすけ》川原晃さん
コケギンポ
コケギンポ
10mより浅い岩肌の小さな穴や貝殻などを巣穴として 生息していて、顔だけ出してこちらの様子をうかがっているシーンが見られます。
《はごろもマリンサービス大瀬崎》井上周弥さん
クマノミ幼魚
クマノミ幼魚
夏に生まれた幼魚が育ち、イソギンチャクの中でひらひらと舞っています。外海では、こうした幼魚や卵を見守るクマノミを観察できます。
《大瀬館マリンサービス》堀口和重さん
ウズラカクレモエビ
ウズラカクレモエビ
ユビノウトサカやチヂミトサカなどと共生していて、その幹に隠れるようにして暮らしている。主に外海で出会うことができ、背中の模様が和田アキ子の似顔絵に似ていることからアッコエビ(通称)ともいわれている。
《はごろもマリンサービス大瀬崎》井上周弥さん
クツワハゼ
クツワハゼ
岩場でも砂地でもどのスポットでもよく見られる魚。婚姻色でオス同士が争っているときは、自分のヒレを大きく広げ強いぞアピールをします。普段は地味ですが、この時だけは綺麗な色合いになります。
《はごろもマリンサービス大瀬崎》井上周弥さん
アオリイカ
アオリイカ
一年中見られるアオリイカ。特に、春から夏にかけて湾内の産卵床やホンダワラに卵を産みに来る個体は大きく迫力があります。
《大瀬館マリンサービス》堀口和重さん

10mdeep

アカオビハナダイ幼魚
アカオビハナダイ幼魚
秋口になると幼魚が増え、キンギョハナダイなどに混じって泳いでいることが多いです。どのスポットでも見られますが、特に先端で多く見られますよ。
《はごろもマリンサービス大瀬崎》井上周弥さん
アカホシカクレエビ
アカホシカクレエビ
魚をクリーニングするこのエビは、サンゴイソギンチャクに付いていることが多く、キタマクラやエソなどイソギンチャクのそばを泳ぐ魚をクリーニングしています。ときどき、ヤギ類についていることもあり、フォトジェニックな被写体です。
《はごろもマリンサービス大瀬崎》井上周弥さん
カミソリウオ
カミソリウオ
夏から秋にかけてやってくる季節来遊魚。主に焦げ茶色の個体が多く見られ、岩場や砂地などにまるでちぎれた海藻のようにフラフラ~っと漂っています。ときどき、写真のような綺麗な個体が現れることもあり、ダイバーの人気者です。
《はごろもマリンサービス大瀬崎》井上周弥さん
ウデフリツノザヤウミウシ
ウデフリツノザヤウミウシ
“ぴかちゅー”の名前でダイバーに親しまれているウミウシです。大瀬崎では湾内に夏~冬の時期現れます。今年の夏は特にフィーバー! 1ダイブでなんと5匹も見つかることがありました!!
《大瀬館マリンサービス》堀口和重さん
ウミウシの中で最も知名度の高い人気のウミウシです。湾内、先端でよく観察され、極小の個体は非常にかわいいです。ゴマ粒大のベイビーから産卵、交接まで観察できる種類で、ピカチューという愛称で有名ですね。餌である“フサコケムシの一種”が生え始めると観察のチャンスです。
《海の案内人ちびすけ》川原晃さん
クマドリカエルアンコウ
クマドリカエルアンコウ
カエルアンコウ類のなかでも群を抜いて大人気なクマドリカエルアンコウ。夏から秋にかけて主に外海で見られ出現するとたちまち観察・撮影の順番待ちができるほど。岩肌につくカイメンや海藻などに寄り添い隠れていることが多い。
《はごろもマリンサービス大瀬崎》井上周弥さん

20mdeep

サクラダイ
サクラダイ
大瀬崎では先端や外海のエリアで見ることができ、特に多く観察できるのが柵下。秋になるとオスが大群となり綺麗な玉となります。
《大瀬館マリンサービス》堀口和重さん
伊豆を代表するハナダイといってもいいくらい! ほかのスポットでは深場でしか見られないようですが、大瀬崎は駿河湾の深海より急激に立ち上がってできている特殊な地形なので、水深30m付近で見られます。特にオスは美しいですね。時期によってはオスだけが群れることもありますよ!!
《はごろもマリンサービス大瀬崎》井上周弥さん
キャラメルウミウシ
キャラメルウミウシ
外海、先端で出会えます。まさに美味しそうなスイーツの色。少し青みがかった縁の色合いもとても魅力ですね。一度発見すると、同じ岩で何度も観察されるので狙いやすいウミウシです。背面の繊細で美しい茶色の斑紋をお楽しみください。
《海の案内人ちびすけ》川原晃さん
カナメイロウミウシ
カナメイロウミウシ
派手で目立つうえに、サイズも5cm前後と立派でワイドでの撮影にも、マクロでの撮影にも適しています。カナメモチという生垣に使う樹木の新芽の色合いが名前の由来だそうです。外海、先端で出会えます。
《海の案内人ちびすけ》川原晃さん
ミジンベニハゼ
ミジンベニハゼ
絶対的な湾内のアイドル! 黄色いボディに大きくきれいな瞳がチャームポイントです。貝殻や空き缶などに住みウロチョロとしないため、写真を撮るのに最適な被写体。観察しても良し! 撮っても良し! 大瀬崎に来たなら必ず見てほしいのがこのミジンベニハゼです。通年見られますが、夏から秋が繁殖期なので極小サイズが見られます。
《はごろもマリンサービス大瀬崎》井上周弥さん
大瀬のアイドルと言えばミジンベニハゼ! 一年を通して見ることができ、びんや缶、ウラシマ貝やマガキ貝、フジツボの中にも入りかわいい顔でこちらの様子をうかがいます。
《大瀬館マリンサービス》堀口和重さん
シモダイロウミウシ
シモダイロウミウシ
一際美しい青紫の色に惹かれます。見られる確率も高く、非常にフォトジェニックなのでフォト派の方におすすめです。周囲には鮮やかなソフトコーラルが多いので、背景に撮りこむと、カラフルで素敵な写真に仕上げられます。オレンジの頭触角がキュートなのでぜひしっかりピントを合わせてみてください。外海、先端で通年観察されます。
《海の案内人ちびすけ》川原晃さん

協力ショップ一覧

海の案内人ちびすけ
大瀬崎のウミウシガイド専門店。《ちびすけ》だけで600種以上観察してきた“ウミウシ天国”大瀬崎には、ビギナーからベテランまでやさしいウミウシダイバーたちが集う。美しいソフトコーラルの中にたたずむかわいいウミウシたちに、会いに行こう! 品川から49分の三島駅まで無料送迎あり。一人でも気軽に通えるのがうれしい。
大瀬館マリンサービス
《大瀬館マリンサービス》の施設は大瀬崎でもトップクラスの居心地の良さ。スーツのまま入ることのできるお風呂や、休憩所などの設備が充実している。さらに、楽しいイベントも盛りだくさんで企画中! プロのカメラマンも通う《大瀬館マリンサービス》で、大瀬崎の海を満喫しよう!
はごろもマリンサービス大瀬崎
大瀬崎の海の生物をたっぷり楽しませてくれるガイディングが人気! 完全個室の更衣室からカメラなどの精密機器置き場までダイバーにやさしい施設が充実。併設されている《民宿はごろも荘》に宿泊すれば、大瀬崎の海をもっと満喫できちゃう♪ 天然温泉もありなので、ゆっくりと一日の疲れを癒すことができる。
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