「マリンダイビング」2019年1月号
タイガーシャーク&グレートハンマーが狙える!
サメの楽園・バハマクルーズ
※2019年7月現在の情報です。
次々とやって来るサメに大興奮!
カリブ海屈指のダイビングエリア、バハマ諸島。この海域は大西洋からの潮流と、温かいメキシコ湾の潮流が混ざり合うため、サメの餌となる魚が豊富。そのためタイガーシャーク(イタチザメ)、レモンシャーク、グレイリーフシャーク、そしてシュモクザメ科としては最大で6mにも達することがあるグレートハンマーヘッドシャーク(ヒラシュモクザメ)など、たくさんのサメと遭遇できる!
Movie by Hajime Ishikawa
「タイガービーチ」では透明度のいい海で
迫力のシャークダイブが楽しめる!
「タイガービーチ」では、その名の通り、タイガーシャーク(イタチザメ)が流線形の体をくねらせるように泳ぎながら集まってくる。また、レモンシャークもかなりの高確率で登場する。水深5mほどの真っ白な砂地で、スタッフがサメを呼び寄せるのを待っていると、続々とサメたちが近づいてきて、ダイバーのすぐ近くまで泳いでくる。こんなシーン、ほかの海では見られない!!
透明度の高いバハマの海では、ノーストロボでもサメの写真が撮れる
間近でサメが見られるので、その表情までがよく見て取れる
バハマ海域を知り尽くしたクルーズ船
「ドルフィン・ドリーム」号
サメの楽園「タイガービーチ」へ行くには、ダイブクルーズがおすすめ。フロリダのウエストビーチ、またはグランドバハマから船でアプローチする。
2005年に就航した「ドルフィン・ドリーム」号は、全長25m、全幅8m、最大12名まで乗れるクルーズ船。キャビンは6部屋あり、2段ベットがそれぞれ備え付けられている。バス・トイレは共同だが、2つ用意されている。
スコット船長は1986年からバハマの海を航海している大ベテラン。元々は野生のマダライルカと泳げる海を開拓、同じグループのイルカを三世代にわたって識別し、本も出版しているイルカ博士でもある。
「ドルフィン・ドリーム」号は、ダイバーの使い勝手がよく考えられているので、エントリー、エグジットもしやすい
青い船体がカリビアンブルーの海とよくマッチしている「ドルフィン・ドリーム」号
サメを知り尽くしたガイドが一緒だから、
安全・安心に潜って、撮れる!!
「野生のサメと泳ぐなんて、危険はないの?」と思う人もいるかもしれないが、サメの生態をよく知っているガイドが、安全にダイビングする方法を事前にしっかりレクチャーしてくれるので、心配はいらない。ちなみにタイガーシャークは視覚が発達していて、カラフルなものに興味を持つので、器材はすべて黒で揃えるようにしたい。カリビアンブルーの海の中でのサメとの接近遭遇は、一生モノの感動となるはずだ。
「スコットウォール」というスポットでは、グレートハンマーヘッドシャーク(ヒラシュモクザメ)と遭遇できる。彼らの好物であるアカエイがたくさんいるからだ
サメの楽園・バハマでは、一度に複数のサメたちと泳げる。こんな海、世界を見渡してもほとんどない