おすすめダイビングエリア-国内-
本誌ではなかなかご紹介できない、日本全国のおすすめダイビングスポット、ご紹介します!
真鶴
西湘エリア、神奈川県真鶴。首都圏からアクセスしやすい観光地として古くから人気が高いエリアだ。ダイビングエリアとして30年以上の歴史があり、ファンダイビングの発祥地として知られる。
ダイビングスポットはビーチからエントリーする「琴ヶ浜」のみで、水面に顔を出す“サザエ根”の周囲を潜るのが定番コース。真鶴では午前中に2本潜って、ダイビング後にゆったりとランチを楽しむのが主流のスタイル。少し足を延ばして、湯河原や箱根に立ち寄り湯を求めることもできる。
アクセス
車
首都圏から東名高速道路、小田原厚木道路を通り、西湘バイパスを使って1時間半程度。
電車&バス
東京方面から新幹線こだまや、JR東海道本線を利用してJR真鶴駅下車後、バス乗継。
スポット紹介
琴ヶ浜(サザエ根)
水面に顔を出す大ぶりの根。壁には亀裂や穴があり、ウミウシやカエルアンコウ、冬にはダンゴウオ、アオリイカなど様々な生物が暮らしている。のんびり一周や奥の砂地まで足を延ばしたりアレンジ可能。
隠岐の島
日本海の沖合に浮かぶ島々、島根県・隠岐。4つの有人島と180余りの無人島から成り、「島前」と「島後」の2エリアに分かれている。どちらも対馬海流の恵みを受け、豊かな海の幸をダイビングで満喫できる。
ジョーフィッシュが集まるコロニーでは、"1人1ジョー以上"といううれしいスポットもある。
アクセス
飛行機 出雲空港・伊丹空港〜島後 隠岐空港
出雲空港〜隠岐空港 約30分(1日1便)
伊丹空港〜隠岐空港 約55分(1日1便)
フェリー 七類〜島後 西郷港
ジェット 約1時間(1日2便)
カーフェリー 約2時間半〜4時間半(1日3便)
※便数・時刻は季節で変わります。事前に≪JAL≫≪隠岐汽船≫ページをご確認ください。
スポット紹介
飯美グリ(イイビグリ)
島後東側のビッグスポット。ブリの大群が押し寄せる、迫力あるシーンが展開される。ボートで約15分
瀬戸
通り抜けられる洞窟があり、内部にはカラフルなキサンゴがびっしり。水深は12m前後。
竜串
四国の最南端に位置する、高知県土佐清水市。古くから港町として栄え、観光地の足摺岬があるのもこのエリア。日本で一番初めに黒潮が訪れる場所といわれ、日本で一番初めに海中公園に指定された竜串海中公園がある(足摺宇和海国立公園内)。回遊魚や色鮮やかな熱帯魚が乱舞する豊かな海と、亜熱帯の植物が息づく南国の雰囲気漂う陸のロケーションも魅力的。
アクセス
高知市内から
高知自動車道 高知IC〜中土佐IC、国道56号〜321号で、約2時間半
松山市内から
松山自動車道 松山IC〜津島高田IC、国道56号〜321号で、約3時間
高松市内から
高松自動車道 高松西IC〜川之江・川之江東JCT〜中土佐IC、国道56号〜321号で、約4時間半
徳島市内から
徳島自動車道 徳島IC〜川之江東JCT〜中土佐IC、国道56号〜321号で、約4時間半
高速バスもあり
東京、京都、大阪、神戸など多方面から高知駅行の高速バスあり。
スポット紹介
ワレ回廊
名前の通り割れた溝がたくさんあり、迷路のようになっている竜串エリアを代表する地形スポット。
爪白ビーチ
最大水深10mとビギナーも安心のビーチスポット。けれど侮るなかれ、サンゴや、ソフトコーラルの群集は目を見張る。
ホンバエ
竜串で唯一水深30mを越えるディープポイント。ダイナミックな地形、回遊魚はもちろん、冬場はレアなウミウシが続々のオールマイティスポット。
島根県 大田市
大田市は石見銀山遺跡を有する歴史ある町。温泉も豊富なのでアフターダイビングには温泉でゆっくりして、太田市の郷土料理、“へかやき”(魚肉を使ったすき焼き風の、豪快かつヘルシーな鍋料理)を楽しむのもいい。
対馬海流の影響を受けた冬でも比較的暖かい海は、年間を通した魅力がある。3〜6月にはダンゴウオやウミウシはもちろん、クラゲに乗って浮遊するジェリーフィッシュライダーも多い。7〜10月はウェットスーツシーズン。回遊魚にメートル級のクエ、タツノオトシゴなどワイドもマクロも楽しめ、最近ではイルカも現れたりと見どころ満載だ。
アクセス
広島・九州方面から
浜田自動車道:浜田JCT〜 山陰自動車道:江津IC下車〜国道9号線〜大田市
※江津ICから大田市まで(約40km、約60分)
京阪神方面から
中国自動車道:落合JCT〜 米子自動車道:米子IC〜 山陰自動車道:出雲IC下車〜国道9号線〜大田市※出雲ICから大田市まで(約30km、約30分)
スポット紹介
久手(柳瀬)
波に削れた形が珍しい『掛戸の一本松』。魚影が濃い。ハナイカ、ドチザメの遭遇率が高い。
鳥井(笠が鼻)
陸から突き出した岬で回遊魚、クエ、ハンマーヘッドなど大物遭遇率No.1。
佐渡島
新潟からフェリーで1〜3時間。東京都の約1.4倍の広さ、約855km²を誇る日本で2番目に大きな島、佐渡島。ダイビングエリアも内海府エリア(北部)、外海府エリア(北西部)、小木地区(南部)、前浜地区(東部)の4つに大別される。暖流と寒流の合流する佐渡近海は、同緯度の太平洋海岸よりも暖かく、透明度が高いだけでなく、海中の生物も豊か。
特に人気があるのは巨大なコブダイ。成長したオスは体長1m以上にもなる巨大なベラの仲間だ。2011年から新ボスの「ヤマト」が存在感を強めている。
アクセス
本州・新潟からフェリーが発着する港へ向かう。
ルート1 新潟港〜両津港
ジェットフォイル(約1時間):1日5〜11便
カーフェリー(約2時間半):1日5〜7便
ルート2 寺泊港〜赤泊港
高速船(約1時間):1日0〜3便
ルート3 直江津港〜小木港
カーフェリー(約2時間40分)1日0〜4便
※便数・時刻は季節で変わります。事前に≪佐渡汽船≫ページをご確認ください。
スポット紹介
【内海府エリア】王者コブダイと会える!
北小浦・赤岩
北小浦漁港の沖合にある巨大な隠れ根「赤岩」の周辺が目指す海。この隠れ根周辺にはコブダイのメスがたくさん生息しており、そこに君臨しているNo.1が「ヤマト」というオス。根の亀裂や岩壁には、ウミウシやギンポなどいろいろな生物も暮らしている。
【内海府エリア】時々魚も湯治に来る?!
平根崎・海中温泉
水深12〜20mの海底数カ所から90度もの熱水が噴出していて、温泉卵も作れる。熱水と温水の温度差でもやもやした幻想的な光景(サーモクライン)が見られる。
【小木地区】海底に鎮座するお地蔵様参り
小木・幸福地蔵
お地蔵様が水深20m付近の海底に鎮座する。お賽銭を持っていくダイバーもいる。浅場は爽快ブルー!