ゆっくり巡ってみませんか?
制覇したい 沖縄15離島
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圧巻のサンゴ群生が待つ原風景の島々 伊平屋島・野甫島・伊是名島
原生林のような無垢のサンゴ礁を見るなら、まずすすめたいのが伊平屋島。現地ダイビングサービスの方から「サンゴが大復活」と聞いていたのだが、想像以上の素晴らしさに驚いてしまった。特に伊平屋島~野甫島周辺の根はカラフルなサンゴにびっしりと覆われ、幼魚の姿も多く海の力強さを感じる。また、3島とも離島らしい風景と歴史が独特。集落には昔ながらの赤瓦の屋根の家やサンゴの瓦礫を積んだ石垣が残り、タイムスリップしたように感じる。フクギ並木の陰で猫が昼寝していたりして、なんとものどかな時間が流れている。伊平屋島には天の岩戸伝説があるクマヤ洞窟があるし、伊是名島は琉球王国第二王統の初代国王、尚円王ゆかりの地。野甫島は塩づくりなど、見どころ満載の島々なのだ。
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こんなスポットまで、伊平屋港からわずか5分程!
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美景が広がる、野甫大橋と伊平屋島・米崎ビーチ周辺
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伊是名城跡。撮影はシラサギ展望台がおすすめ
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Pick Up
昔はサンゴの瓦礫を積んだ石垣ばかりだったが、ハブが隙間に潜むためブロック塀に変わっていったそう。そのためか、ハブがいない伊是名島の伊是名集落や勢理客集落にはサンゴの石垣が多く残されている。また、アワイシと呼ばれる石を切り出し作られた野甫の石垣も必見! 探してみて
本島至近の個性派アイランズ 伊江島・水納島・津堅島
本島至近でダイバーに人気の島のひとつが、西海岸沖に見えるタッチューこと城山(ぐすくやま)がシンボルの伊江島。ピーナッツ型の島の北側はドロップオフ、南側は白砂に根といったヒーリング系で両極端なスポットが魅力だ。北寄りの季節風が収まる春以降が、両方に潜れるチャンス!
また、水納島もファンが多い。こちらはクロワッサン型で、島周りは伊江島南側と同じく白砂+サンゴの根が定番。ヤシャハゼが撮れるスポットもあり、フォト派にもたまらない。またビーチとラグーンに囲まれた島自体もとびきりの美しさ。パラセーリングもできるので、空からも眺めて。
そして本島東海岸に浮かぶ津堅島はダイビングはもちろんほかのマリンスポーツも盛んで家族やノンダイバーと行くのにおすすめ。キャロットアイランドと呼ばれるように、ニンジン畑やニンジン展望台など島のあちこちにニンジン関連のものが。宝探し気分でほっこりする。
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伊江島南側の「パッチリーフ」
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津堅島にはニンジンのベンチも
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パラセーリングで見下ろす水納島。必見!
Pick Up
伊江島、津堅島では島土産がユニーク。伊江島では泡盛の原料となる米が採れないため、島産さとうきびを原料にしたラム酒が特産物に。津堅島ではニンジンドレッシングやニンジンゼリー、ニンジンサイダーまである。手に入れたい!
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一度は訪れたい聖なる島 久高島
沖縄本島にある世界遺産・斎場御嶽(せーふぁうたき)から真っ直ぐ沖に見えるのが神の島・久高島。琉球の始祖・アマミキヨが降り立ったとされるカベール岬など、あらゆる場所に神話が息づき島そのものが“聖域”。レンタル自転車などでセルフでも回れるが、久高島振興会主催のガイドツアーがおすすめ。七御嶽のひとつ=フボー御嶽(うたき)やイシキ浜など、立ち入り禁止の地や貝殻ひとつ持ち帰ってはいけない浜など注意点を教えてくれつつていねいに巡ってくれる。
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島北端のカベール岬。沖ではダイビングもできる
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島内にはガジュマルの大木も。キジムナーが宿っていそう
Pick Up
琉球国王への献上品でもあったイラブーことエラブウミヘビは島の特産品。薫製の粉末やお菓子の「きんそこう」などがお土産で有名だが、島の食事処ではイラブー汁も食べられる。勇気ある人は試してみて!
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クジラが旬のダイバーズ天国 座間味島・阿嘉島・慶留間島・渡嘉敷島
島々に囲まれ、スポットはバラエティ豊富。白砂の美しいスポットがあるかと思えば大物期待の隠れ根などもあり、初心者からベテランまで惹きつけてやまないダイバーズ天国がケラマ諸島だ。おまけに冬から4月末までホエールウオッチングシーズンで、ピークはまさに今の2、3月。船にクジラがたっくわり(ひっつき)、目の前で生態的パフォーマンスを見られるチャンスが増える。クジラ保護の意味でホエールスイムはできないが、ダイビング中クジラの歌声が聞こえることも。大人気なので、早めに予約することをすすめたい。
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毎年、繁殖のためケラマ諸島を訪れるザトウクジラ。大ジャンプ=ブリーチを披露してくれることもある。
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Pick Up
昔からダイビングが盛んで、生息環境の多様さから生物種数も豊富。ガイドもニーズに応えるべく生物に詳しく、フォト派人気も高いのがケラマ諸島だ。写真のクダゴンベやニシキテグリ、キンチャクガニなど、いろいろリクエストしてみよう!
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座間味、阿嘉、慶留間、渡嘉敷と島々に囲まれた内海は箱庭的な景観。透明度もすばらしい
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海岸線が複雑ゆえに、ケラマ諸島には弧を描く美しいビーチも多い。おすすめは写真の渡嘉敷島・阿波連ビーチやトカシクビーチ、無人島のハナリ、座間味島の古座間味、阿嘉島のニシバマなど
群青色の海で離島の底力体感 粟国島・渡名喜島
那覇から船で約2時間。東シナ海側にポツン、ポツンと浮かぶ粟国島と渡名喜島は、澄み切った濃いブルーの海に囲まれている。そんな大海のオアシス的環境にあるためか、毎年4月後半~7月にかけてギンガメアジの大群が集まり話題に。ピーク時には2000~3000尾もが大群をなし、まるで壁か巨大な川か、あるいは竜巻のように渦を巻きダイバーを圧倒する。那覇からの日帰りダイビングツアーも盛んだが、両島とも懐かしい原風景が残るのも特徴。滞在し、島ならではのゆったりした時間を過ごしてほしい。
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粟国島「筆ん崎」のギンガメアジトルネード。層が厚くて向こう側にいるダイバーが見えなくなる!
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渡名喜島「グルクの崎」。海の青さと魚影のコントラストが強烈
Pick Up
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粟国島・渡名喜島とも伝統的な集落が残されている。特に渡名喜の集落は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定される美しさ
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粟国島の集落
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粟国島のトゥージ(石水槽)。海岸の岩を切り出し、雨水を溜めて使っていたそう
独特の生態系が魅了する 北大東島・南大東島
沖縄の離島といっても、本島から東に飛ぶこと約360㌔。北大東島、南大東島は黒潮のただ中にある、独特の生態系が守られた特異的な孤島だ。ダイビングサービスがあるのは南大東島のみ。ときにはガンガン潮が流れるため上級者限定だが、生物層は沖縄+小笠原といったチャンプルー(ごちゃまぜ)状態でユニーク。ユウゼンと一緒にツバメウオやテングダイと出会ったりして、不思議な気分になってしまう。陸もほかの離島とはひと味違い、天然記念物のダイトウオオコウモリやマングローブが生える湖、岩場に作られた天然プールなど自然がおもしろい。
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透明度が良すぎて、いつもの感覚で潜ると意外に深いなんてことが。水深計チェックを忘れずに
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沖縄でユウゼン!
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Pick Up
必見は南大東島の星野洞。島のほとんどがサンゴ由来の石灰岩でできているため、鍾乳洞だらけ。その中でも随一がここで、観光できるよう整備されている。珍しい「ソーダストロー」や「カーテン」など、鍾乳石のフォルムを楽しんで!(写真/Hermann Muthesius)
沖縄15離島「あなたのいち押し!」投稿キャンペーン
沖縄15離島の「あなたのいち押し!」な場所、モノなどの写真をハッシュタグ付きでSNSに投稿するだけで、毎月3名さまに実用情報満載の最新版『沖縄ダイビングガイド2016』をプレゼント! さらにWチャンスで、期間終了後に全投稿の中から5名様に舘石昭写真集『OKINAWA TREASURE ISLANDS OF THE EARTH』が当たります。何回でも参加可能で、投稿するほど当選確率がアップ! たくさんの写真投稿をお待ちしています!
■期間
2016年2月10日~10月10日(8か月間)
■キャンペーン参加の流れ
1)web掲載の沖縄15離島で「あなたのいち押し!」な場所、モノなどを撮影
2)ハッシュタグ「#沖縄15離島のいち押し!」を付けて公開設定で投稿
■注意
投稿写真が、アカウント名とともに雑誌・ホームページ等各種媒体に掲載される場合があります。また、賞品のお届けは日本国内に限定させていただきます。
■発表と商品発送について
投稿された写真の中からピックアップし、当社公式アカウント(下記)にてご紹介。当選発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。なお、当選者さまには投稿されたアカウント宛に賞品発送先についてメッセージを送信させていただきますので、下記アカウントのフォローをお願いします。
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