パラオ (Marine Diving plus)
赤道直下の海の中はムレムレ! パラオ エキサイトダイビング
南西からの風が北東に変わると、パラオにはベストシーズンがやってくる!まさに今がその時期だ。
最強スポットと名高い「ブルーコーナー」をはじめ、あらゆるスポットで魚たちが群れ、群れ、群れ!!エキサイティングな出会いをぜひどうぞ!
銀色に輝く大型回遊魚の群れに首ったけ!
「ブルーコーナー」
パラオといえば「ブルーコーナー」、「ブルーコーナー」といえばバラクーダやギンガメアジの大群!・・・と、いわばパラオを代表する大型回遊魚の群れ。
ほかのダイビングスポット、例えば「シャークシティ」などでもバラクーダの大群は見られるし、ギンガメアジの群れは「ジャーマンチャネル」などでも見られるのだが、一気にこれだけの群れが目の前に現れる「ブルーコーナー」はやっぱり別格なのかもしれない。
たいてい棚のエッジ付近の“展望台”にフックをかけてウオッチングするのだが、これは“上げ潮”といって、満潮にかけて潮が上げているとき。逆に“下げ 潮”のときは、ギンガメアジもバラクーダも棚の奥のほうに上がっていることが多い。上げ潮に比べると若干透明度は落ちるが、棚の上にいるから初心者でも安 心してウオッチングできるのだ。
サメだって群れる!
パラオで見逃せないのはサメ! 人間の体ぐらいはある大きなグレイリーフシャーク(オグロメジロザメ)をはじめ、ナースシャーク(ネムリブカ)が「ブルーコーナー」でよく見られる。運が良ければジンベエザメやハンマーヘッドシャークだって目の前に!
また、「ウーロンドロップオフ」や「ショートドロップオフ」「ペリリューカット」「ペリリュードロップオフ」などでは、グレイリーフシャークの子どもが50尾ぐらい群れになって泳いでいるところも見られることも。小さいけれど、群れ群れな様子はやっぱり圧巻。ぜひ見ていただきたい!
ほかにもムレムレ!
サメや大型回遊魚に圧倒されてなかなかダイバーに振り向いてもらえない魚群もいる。
「ジャーマンチャネル」ではクマササハナムロのほかにもミナミイスズミなどが水面近くでものすごい群れを成している。マンタも集まるこのスポット、大きな水路があるためか、魚たちの餌が大量に集まってくるのだろう。
さて、クマササハナムロは「ブルーコーナー」などドロップオフ沿いのスポットでも、大物待ちをしている間、目の前をサーーーッと行き交う。ウメイロモドキやユメウメイロなどブルーのきれいな魚たちも群れで現れるので見ものだ。
マンタだって群れる!?
ぐるぐるマンタといえば、モルディブが有名だが、実はマンタがガンガン集まるスポットも開拓されつつある。マンタで有名な「ジャーマンチャネル」でも、捕食時間がやってくると、水面近くでぐ~るぐる!
運が良ければ、こんなシーンにも会えると思うと、パラオへ行きたくなりますよね?
これからの季節ならではの群れも狙い目!
1月頃からパラオの海では繁殖行動が盛んになる(小さな魚たちは、年間を通して繁殖行動を繰り返しているのだが)。中でも圧巻なのが上のツノダシ。「ブルーコーナー」や「シャークシティ」などで大群をつくって棚の上をワーッと覆い尽くす様には大感激。
さらに、ミヤコテングハギやチョウチョウウオの仲間なども!
また、3月頃になると、イレズミフエダイの大群も! これはペリリュー島の「イエローウォール」や「シャークシティ」が有名で、最大になると何万というイレズミフエダイが集まるのだ。