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マリンダイビング大賞2025
海外ベストダイビングエリア1位!

パラオに潜りたい

パラオに潜りたい

昨年10月に成田-パラオ(コロール)の直行便が就航し、ますます行きやすくなっているパラオ。「マリンダイビング大賞」でも常にNo.1にランキングされる世界屈指のダイビングエリアです。まだ潜ったことのない方も久しく訪れていない方も、ぜひパラオでダイビングを楽しみましょう!

※2026年8月現在の情報です

直行便も運航 近くて行きやすいパラオ

日本の南3,000kmに位置するパラオでは美しい海が待っている!

日本の南3,000kmに位置するパラオでは美しい海が待っている!
Photo by Yukari Goto

ユナイテッド航空の直行便で楽々パラオへ

2025年10月からユナイテッド航空の成田-コロール(パラオ)が就航し、往路の所要時間4時間55分、復路は4時間35分と超近くなったパラオ。
直行便の運航は週2便、成田発水・土曜日、パラオ発が木・日曜日なので、水曜発日曜帰りの5日間、土曜発木曜帰りの6日間などのパターンが組めます。フライト時間も成田発が16:55、パラオ発がAM11:25(予告なく変更となる可能性もありますので事前に必ずご確認ください)。帰国便は日中ですので、出発日前日までダイビングに使えます。

ユナイテッド航空のグアム経由ほか経由便もある

パラオへはユナイテッド航空のグアム経由便が毎日出ています。グアムへは成田以外にも羽田、名古屋、大阪(関空)、福岡から便がありますので、地方の方には行きやすいのではないでしょうか。
ほかにも経由便が利用できるリーズナブルなパッケージツアーが組まれていますので、チェックしてみてください。

パラオで会いたい憧れのシーン5

エキサイティングな魚群

最強スポット「ブルーコーナー」

Photo by Yukari Goto

ギンガメアジの群れもスイミーのようでエキサイティング

ギンガメアジの群れもスイミーのようでエキサイティング
Photo by Marine Photo Library

パラオを象徴するのが最強スポットと誰もが崇める「ブルーコーナー」の回遊魚群。すぐ沖は水深500mともいわれる海底からそそり立つリーフのコーナーに潮が当たり、大小の魚たちが集まる夢のスポットです。
ブラックフィンバラクーダ、ギンガメアジ、クロヒラアジ、イソマグロなど大型の回遊魚のほかに、ツムブリ、マダラタルミ、ホホスジタルミなどの中型魚が群れ、それを狙ってグレイリーフシャーク(オグロメジロザメ)がガンガンやってくる迫力は、ダイバーのアドレナリンを刺激しまくりです。
棚の上にはサンゴが群生、大きなナポレオンの姿も見られます。

キャベツコーラルの上に絶滅危惧種にもなっているウミガメのタイマイが。それを気にすることもなくヨスジフエダイやウメイロモドキの群れ。これもまたパラオ!なシーンです

キャベツコーラルの上に絶滅危惧種にもなっているウミガメのタイマイが。それを気にすることもなくヨスジフエダイやウメイロモドキの群れ。これもまたパラオ!なシーンです
Photo by Marine Photo Library

エキサイティングな魚群はほかでも

パラオにはエキサイティングなスポットはほかにもいっぱい。パラオのダイビングスポットは広大なバリアリーフの外側の「外洋」と、バリアリーフ内の「内湾」に大別されますが、外洋スポットではたいていさまざまな魚群が楽しめます。「ニュードロップオフ」「シャークシティ」「ウーロンドロップオフ」「シアスコーナー」など、外洋スポットも見逃せません。
また上級者向きになりますが、ペリリュー島ではロウニンアジの超大群、「イエローウォール」でイレズミフエダイの超大群が狙えます。

優雅なマンタの舞い

一番人気は「ジャーマンチャネル」

Photo by Yukari Goto

ダイバーに大人気のマンタは、世界一般では水路(チャネル)付近での遭遇率が高いといわれます。パラオには巨大なバリアリーフがあり、水路がいくつもありますが、南の「ジャーマンチャネル」、北の「ユーカクチャネル」が2大マンタスポットといわれています。南の「ジャーマンチャネル」のほうがアクセスも楽なので(コロールエリアから約40分)利用率は圧倒的に「ジャーマンチャネル」が多いです。

クリーニングステーションでマンタウオッチング

「ジャーマンチャネル」では水深15m前後の砂地にある根がクリーニングステーションになっていて、ダイバーはその根でマンタの通り道をふさがないように待機してやってくるマンタを待ちます。現地ダイビングサービスでは高確率で会える潮を読みながら入ってくれますので、かなり高い確率でマンタがやってきます。クリーニング中のマンタに近寄って逃がしたりしないよう、マナーを守って観察しましょう。運が良ければ触れるぐらい近くまでマンタが泳いできてくれますよ♪

海面近くの捕食マンタ

マンタのウオッチングスタイルに、海面近くを捕食するマンタを観察するタイプもあります。中層でバタバタしないで待たなくてはならないので、中上級者向けです。
運が良ければ何尾も何尾も現れて、目の前で捕食を繰り返すという夢のようなシーンを目撃できます。
なお、マンタの恋の季節は毎年10~11月頃から1月頃にかけてピークになるといわれ、この時期はマンタが一度に10尾以上見られることも!

青の美しい海中洞窟

何と言っても「ブルーホール」

暗闇に浮かび上がる海の青さが胸に染みます

暗闇に浮かび上がる海の青さが胸に染みます
Photo by Marine Photo Library

絶対潜りたいのが「ブルーホール」。リーフの棚にあいた4つの穴の、外洋寄りの(ボートに近い)穴から入って潜降、浅いところで水深18mの横穴から外洋に抜けますので、OWダイバーもギリギリ潜ることができます。入る時間、天候、海況によって光の入り方や青さが異なるので何度潜っても楽しめるスポットのひとつです。
パラオにはほかに「シアストンネル」「シャンデリアケーブ」といった感動の地形スポットもあります。

感動の産卵シーン カンムリブダイなど

早朝カンムリブダイの大産卵は圧巻!

Photo by Yukari Goto

パラオに生息するサンゴや魚の種類は、サンゴが約380種、魚が約1,500種と、沖縄の海に近い種数を誇ります。生態ウオッチングもオススメで、中でも「グラスランド」の早朝カンムリブダイの産卵狙いは人気。コブの出たブダイがどこからともなく「グラスランド」のリーフ沿いに集まってきて、最初は10~20尾だったはずなのにそんなに!?と思うほど何百、いや何千と集まって集団で産卵行動を始めるのです。とにかく一見の価値ありとはこのこと。ぜひ見てみてください。

乾季はツノダシほか見ものがいっぱい

ツノダシの大群は毎年1~3月の新月頃によく会える

ツノダシの大群は毎年1~3月の新月頃によく会える
Photo by Marine Photo Library

乾季の真っ盛りは、魚たちの産卵行動もピークになります。「ウーロンチャネル」から「ブルーコーナー」にかけての外洋側のスポットで頻繁に見られるようになるのがツノダシの大群。産卵のために集まっているといわれますが、これを狙ってグレイリーフシャークが何十尾も集まってきたり、その他の魚たちが卵を狙って群れを追い回したりと、海中はとてもにぎやかになります。

生きものいっぱい!内湾エリア

森閑とした「マリンレイク」は生物の宝庫

赤い水玉のパンツをはいたような、マンジュウイシモチ。ちっちゃな幼魚から生息

赤い水玉のパンツをはいたような、マンジュウイシモチ。ちっちゃな幼魚から生息
Photo by Marine Photo Library

動きがかわいいカニハゼも定番の人気者

動きがかわいいカニハゼも定番の人気者
Photo by Marine Photo Library

一日のダイビングの3本目に潜ったり、外洋に出られない日に潜りにいったりする内湾エリア。人気なのはマラカル島の沖にある「マリンレイク」。森に囲まれた湖のように静かなスポットですが、海中はとってもにぎやか。フォト派も垂涎の魚や生きものをじっくり観察してください♪

海の環境保全の最先端パラオ

海こそ宝と、パラオは世界でも環境保全の先進国。海を汚染する物質入りの日焼け止めを使用禁止にしたり、コンビニ袋の使用を禁じたり、その政策は日本よりぐっと進んでいます。顕著なのは、入国の際に観光客に海の自然を守る「Palau Pledge(パラオ・プレッジ)」(誓約書)にサインを推奨していること。2017年に始まったもので、入国の際にパスポートコントロールのところでサインを求められます。海を愛する者としては、進んでサインをしたいものですね。

初めてでも初心者でも安心のダイビングスタイル

日帰りかダイブクルーズか

日帰りツアーではランチタイムは無人島に上陸することも

日帰りツアーではランチタイムは無人島に上陸することも
Photo by Marine Photo Library

ダイブクルーズでは大自然の営みをずっと感じられるのも醍醐味

ダイブクルーズでは大自然の営みをずっと感じられるのも醍醐味
Photo by Yukari Goto

パラオで潜る場合、コロール周辺に滞在してダイビングサービスの日帰りダイビングツアーに参加するか、ダイブクルーズ船に滞在しながらダイビングをするか、の2択があります。初めての方には、日帰りパターンをお勧めしますが、慣れてきたら朝から晩まで潜れるダイブクルーズもいいですね。

日帰りダイビングのスタイル

ランチタイムに寄ることもある名所ロングビーチ

ランチタイムに寄ることもある名所ロングビーチ
Photo by Marine Photo Library

日帰りダイビングの一日は、朝7~8時頃、ホテルピックアップ(ダイビングサービスが送迎)してもらい、2~3ダイブして16時頃にホテルに戻るというのが一般的。
なお、ダイビングスポットへは片道40~60分。屋根はありますが、日焼け対策は万全に。水などのドリンク類は店によりますので要チェック。脱水は減圧症の原因になりますので、水はいつも飲める状態にしておきましょう。
ダイビング器材は滞在中預かってくれ、一日のダイビングが終わった後は塩を落としておいてくれます。
夜は、ダイビングサービスでおいしいお店を教えてくれたり、リクエスト次第では連れていってもらえます。お好みで過ごせますよ。

ダイブクルーズのスタイル

ジャクジーにのんびり浸かりながらサンセットを眺めたり

ジャクジーにのんびり浸かりながらサンセットを眺めたり
Photo by Yukari Goto

ダイブクルーズの場合、早朝6時頃から一日3~4ダイブ。1ダイブごとに普通は船に戻って食事をとったり、休憩をとったりします。ダイビングは母船からではなく、小型のダイビングボートに乗り換えて行うので、母船はドライで快適です。食事も飲み物も常に母船にあるので、安心です。

日本人経営のお店が多くて安心

日本から近いこともあり、パラオには日本人経営のダイビングサービスや日本人ダイビングガイド、日本語がペラペラの現地ガイドなど初めてでもまったく困ることはありません。現地旅行会社も日本人経営のところが多いので、オプショナルツアーも心配なく参加できます。よく「ここは海外!?」と驚かれる日本人が多いのですが、治安も良く、言葉もたいてい通じるので、海外感はほとんどないかもしれません。

年間シーズナリティ

パラオシーズナリティ

赤道に近い太平洋のただ中にあるパラオ。年間の気候は11初旬~6月半ば頃の乾季と、6月半ばから11月初旬頃までの雨季の2つの季節があります。乾季は北東の貿易風、雨季は南西の貿易風の影響を受け、乾季は島々を取り巻くバリアリーフの南西側が安定、雨季は北西側が安定しますが、両シーズンともボートでアクセスできなくなるのは、ほんの数日です。
年間平均気温は26℃と暖かく。一年中日本の夏の服装でOK。ウエットスーツも寒がりでなければ3mmワンピースで十分です(現地ガイドは短パンに上だけウエットスーツという人も少なくありません)。ボートダイビングが主流なので、マリンブーツなし、素足で履けるフルフットフィン利用でも大丈夫です。

紺碧の海に点在する緑のロックアイランド

紺碧の海に点在する緑のロックアイランド
Photo by Marine Photo Library

パラオの旅情報

時差
なし(日本と同じ時間帯)
言語
パラオ語。英語、日本語も通じる
通貨
USドル($)
両替
現地の銀行やホテルで日本円からの両替が可能ですが、$1につき10~20円ぐらい換算率が高いので日本で両替をすませておくことがベター。クレジットカードのキャッシングも可能
クレジットカード
大型ホテルやレストラン、一部のダイビングサービスでVISA、MASTERなどが利用可能。なお、WCTCショッピングセンターにクレジットカードのキャッシングコーナーがあります
プリスティン・パラダイス環境税
2018年よりそれまでの空港税、環境税が廃止され、環境保護を目的としたプリスティン・パラダイス環境税が$100、徴収されています。航空券に切り込まれるので現地での支払いの必要はありません。ただし入国時に帰りの航空便を示すEチケットを見せる必要があります
入海料
各州で海を利用する人にパーミットを発行しています。コロール州は5日間有効で$50(「ジェリーフィッシュレイク」利用の場合は5日間$100)、ペリリュー州はダイビング許可証が10日間有効で$30など。変更が多いので事前に確認を
電圧とプラグ
110~120V、60Hz。プラグは日本と同じAタイプ。電圧が若干高いですが、変圧器付きの電気製品であれば普通に利用できます。付いていない場合は、長時間の利用は避けること。また、パラオでは停電がよくあるので、コンセントは差しっぱなしにしないようにしましょう

写真/マリンフォトライブラリー
写真・文/後藤ゆかり