「おいしい空気」でダイビング!
小笠原
feat.東亜潜水機

安全なダイビングのためにも自分たちが吸う空気にはとことんこだわりたい。そんなダイバーに愛され続ける東亜潜水機のコンプレッサー。今回は小笠原の老舗《小笠原ダイビングセンター》の森田康平さんに小笠原の海の魅力とおいしい空気の話を伺いました。
※近年はエンリッチド・エア・ナイトロックスなどやテクニカルダイビングで混合ガスを使用することがあり、空気も含めて「圧縮ガス」と呼ぶことが増えています。また、タンクのことを「シリンダー」と呼ぶダイビング教育団体もあります。
※2025年9月現在の情報です。
クジラやイルカからレア生物まで唯一無二の海 小笠原

冬になるとザトウクジラの雄大な姿も見られる小笠原
東京都に属する島々の中でも、唯一の定期航路を走る「おがさわら丸」で約24時間、1,000km余りも南下した、最南端の有人の島々が小笠原諸島です。そのメインアイランド父島で1972年からダイビングサービスをスタートさせているのが《小笠原ダイビングセンター》。創業53年と日本のダイビング界の中でも老舗中の老舗。その2代目の森田康弘さんの息子さんで現在、メインでダイビングガイドをしているのが森田康平さん。小笠原の海の魅力をまず語っていただきましょう。
「小笠原は、大きな海流の影響を直接的には受けない海洋島で、ここでしか見られない生き物や景色が時期ごとに変わり、一年を通して海に潜れるのが小笠原の魅力です。大きな回遊魚から小さなプランクトンまで珍しい生き物たちが多く、ザトウクジラやミナミハンドウイルカ、ハシナガイルカをはじめとする鯨類にも恵まれている海は数少ないと思います。初夏はイソマグロの繁殖から始まり、寒い冬はシロワニが。生き物をよく観察するにはいい海だと思います」
森田さんおすすめの小笠原ダイビングスポットBEST5
「ボニンブルー」とも呼ばれるひときわ美しい、透き通った青い海が小笠原の魅力ですが、50カ所以上あるダイビングスポットの中でもどこがおすすめなのでしょう。森田さんを大いに悩ませながら5カ所を選んでいただきました。
ドブ磯

タカサゴの仲間の群れを追うカンパチ。エキサイティングなシーンも魅力
魚影の濃さや何が出てくるかわからないドキドキ感と切り立った地形がエキサイティング。レア魚もいたりと、見どころの多いスポット。
閂ロック

真っ白な砂の海底にウシバナトビエイが4尾。幸せで平穏な光景
南島周辺に位置するスポット。綺麗な白い砂地に固有種のミナミイカナゴが舞うシーンはいつ見ても美しいです。イソマグロやマダラトビエイ、ウシバナトビエイ、オグロメジロザメなど大型の生き物も見れればラッキー!
嫁島マグロ穴

岩にぽっかりあいた穴の周辺で大型のイソマグロが数十尾、ときにはもっと、群泳
小笠原に来たことのない人も知っているビッグスポット。繁殖が最盛期の特大イソマグロがひしめき合う光景は圧巻。父島からボートで1時間以上かかるケータ列島にあって、海況のいい日にしか遠征できませんが、後世に残すべきスポットです。
ひょうたん島

小笠原に特に多いユウゼンが群れていることも
小さな生き物たちが多いスポットですが、小笠原らしい魚たちがたくさんいて、フィッシュウォッチングには最適です。幼魚の多い時期なんかはかわいい子たちがたくさんいるんです。
北一ツ岩

ウミガメも見られます
小笠原固有のブダイ、オビシメがゆっくり見られたり、珍しいベラの仲間や根魚の群れも多く、楽しいスポットです。個人的にはザトウクジラのシーズンによく会ってる“クジラポイント”はここだったりします。
小笠原で会いたい魚たち
小笠原は日本はもちろん世界のどことも一度もつながったことのない海洋島。陸上にもここにしかない生物が多いのですが、海の中も固有種やほかではあまり見られない魚や生き物がいっぱい! 森田さんも「小笠原らしい魚は体色が地味な子が多いですが、珍しい子もちらほら。まだ見ぬ魚を追い求めて潜っています」と熱い思いを語っています。特に会いたい魚を教えてもらいましょう。
オビシメ

写真中央でサンゴのガレキに付いた藻を食べている、身体に中央に黄色い帯があるのオビシメ
小笠原固有とされているブダイの仲間です。八丈島《レグルス ダイビング》の加藤昌一さんに聞きましたが、「八丈島にもいるけど、寄れないんだよね~」っておっしゃっていました。小笠原の子は近くまで寄れるので撮影も観察も容易です。
シコンハタタテハゼ

漢字にすると「紫紺旗立」ハゼ。美しい色合いが人気です
小笠原では比較的浅い水深で観察撮影できます。今までで一番浅かったのは19m。今は30mのところで見ています。英名がヘルフリッチからラベンダーに変わったので、これからはラベンダーと呼んであげましょう。
ダイダイヤッコ

鮮やかな橙(だいだい)色のトロピカルフィッシュです
小笠原では普通に見れる魚ですが、国内のほかの地域ではなかなかお目にかかれないかわいい子です。ひょこひょこ隠れてはこっちを見つめる仕草がとても愛くるしいですよ。
オヨギトラギス

色鮮やかなオスのオヨギトラギス

胸の赤い点が目印。メスのオヨギトラギス
死サンゴが堆積したガレ場などに多く、繁殖期になる6月頃は浅い水深でも雄雌どちらも観察できます。8月頃になるとすごい数の幼魚が群れてるのでそれもまた見どころです。
ミナミイカナゴ

白い砂地と青い海に擬態しているような、ミナミイカナゴは群れで行動
「閂ロック」の北側、きれいな砂地に6~7月頃はそれはそれはたくさんのミナミイカナゴが乱舞し、それだけでも美しいのですが、カツオやオグロオトメエイ、イケカツオ、オニヒラアジなどが捕食しに来るシーンは見ものです。
おいしい空気にこだわる小笠原ダイビングセンター
すべてのダイバーが快適に潜れる施設とサービスを提供

豪華ダイビングクルーザー「韋駄天(いだてん)Ⅲ」号。油圧式の大型ラダーを備えており、船舶の動揺でラダーが動くことがなくエントリー、エグジットが安全でラクチン!
1972年から時代の進歩とともにダイバーのニーズに素早く応えてきた、人気のダイビングサービス《小笠原ダイビングセンター》。初心者からベテランダイバーまできめ細やかにガイディングをしてくれるうえ、体力のないガイバーや熟年ダイバーが潜りやすい施設を備えているので、安心してダイビングが楽しめます。宿泊施設のコンドミニアムも併設しているので、ダイビングだけでなく小笠原の滞在も快適です! ダイビング中はイルカに会えるチャンスも多く、運が良ければ一緒に泳げることも。冬場はホエールウオッチングも盛んです。
空気のいい小笠原だからこそ、スキューバの空気もおいしく!

東亜潜水機の水冷給油式コンプレッサーYS-85を使用

充填時間が短く、使用タンクが非常に多い時期も短時間で充填作業ができます
小笠原といえば空気もおいしいに決まっているのですが、せっかくのおいしい空気をスキューバのタンクに充填するためには作業環境もとても重要です。《小笠原ダイビングセンター》では創業時からその点にこだわり、コンプレッサーの置き場や充填施設をつくってきました。
「東亜潜水機さんのコンプレッサーは私が生まれる前からずっと使っていて、新しいYSシリーズになってからも使わせてもらっています。音も静かになり、充填時間も圧倒的に短くなり、作業がとてもラクになってありがたいです」と森田さん。小笠原を訪れたら、ぜひこだわりの空気も味わってください。
■小笠原ダイビングセンター
〒100-2101 東京都小笠原村父島東町
TEL:04998-2-2021
E-mail: idaten@ogasawara-dc.com
画像提供/小笠原ダイビングセンター
ライター/後藤ゆかり(MDWebデスク)
おいしい空気で安心ダイビングを!
画像提供/東亜潜水機
東亜潜水機とは
《小笠原ダイビングセンター》が愛用しているのは水冷式コンプレッサーのベストセラー「YS-85」。これを開発製造しているのが、東亜潜水機です。大正13年に創業した日本で最も古い潜水機器メーカーになります。長年、消防や自衛隊の救命救助用コンプレッサーや、潜水作業用コンプレッサーの開発を手掛ける圧縮空気のプロフェッショナル集団です。
ダイビング業界でも「東亜潜水機の空気はおいしい」「東亜潜水機のコンプレッサーは充填が早い」「東亜潜水機のコンプレッサーは壊れない」と言われる日本のトップメーカー。皆さんがダイビングをするときの空気も、東亜潜水機のコンプレッサーで充填した空気かもしれません。
パワフル、静粛・低振動、コンパクト。全モデルに独創の技術が息づいています
●YSシリーズ 移動・空冷式
充填場所を選ばない機動性に優れたモデル。モーター駆動のユニットと、電源を必要としないエンジン駆動ユニットがあります。

YS-75A
パワフルなモデル。写真はモーターセット

YS-55A
災害現場でも迅速な充填が可能なエンジンセット
●YSシリーズ 定置・水冷式

YS-85V
大量の高圧ガスの使用に適した大型モデル

YS-85
幅広い分野で活躍するベストセラー

YS-75
実用性の高さが魅力のスタンダードモデル

YS-55
経済性に優れたコンパクトモデル
YSシリーズは、あらゆる不活性ガスを対象とした、水冷給油式コンプレッサー。ゆとりの吐出量と扱いやすさで圧倒的な納入実績を誇る、高圧コンプレッサーの決定版です。
長年大きな支持を得ている理由のひとつに、騒音・振動を抑え、滑らかな運転を実現する静粛・低振動性能があります。
また、ゆとりの吐出量を持ちながら、サイズが小さいこともYSシリーズの魅力です。
さらに、誰にでも扱えるわかりやすい操作を基本理念として開発されており、メンテナンスは一段と容易になっています。
用途に応じて動力ユニットや運転制御が選べますので、自由なシステムが構築できます。
全国の消防署、海上保安庁等の官公庁やダイビングショップ、大学等の各種研究機関、メーカーで幅広く活躍していることでも、その高機能・高性能、使い勝手の良さを証明しているといえます。

圧縮されたガスのエネルギー配分を安定させるレイアウトにより、静粛・低振動が実現

コンパクトなので設置スペースを問いません
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東亜潜水機株式会社 東京工場
〒116-0003 東京都荒川区南千住4-1-9
TEL.03-3803-2253
FAX.03-3803-2255
Email: info@toa-diving.co.jp
URL:https://www.toa-diving.co.jp/
















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