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ムエタイ世界チャンピオンの吉成名高さん
ブルー&スノーでダイバーデビュー!

ブルー&スノー

《ブルーアンドスノーダイビングスクール(以下、ブルー&スノー)》は、東京と千葉に3店舗あるダイビングショップ。オーナーでインストラクターの高橋秀嘉さんが大の格闘技好きで自らもプロのキックボクサーでもあることから、多くのプロの格闘家をダイバーにしています。今回はムエタイの世界チャンピオン吉成名高さんと、BOMラウンドガールMizukiさんがダイビングに挑戦! 意外にも泳げないと秘密を打ち明けてくれた名高さん。果たしてどうなる!?

※2024年6月の情報です

吉成名高さん、Mizukiさんがダイビングに挑戦!

ブルー&スノーは東京・世田谷ほか3エリアで店舗展開

《ブルー&スノー》代表でSNSI日本のトレーニングマネージャー、高橋秀嘉さん

《ブルー&スノー》代表でSNSI日本のトレーニングマネージャー、高橋秀嘉さん

《ブルー&スノー》は東京の世田谷店を本店とし、葛西店、千葉の柏店の3店舗でダイビングスクールを展開するダイビングショップです。長年ダイビングインストラクターとして活動していた高橋秀嘉さんが1993年に独立してできたお店で、以来たくさんのダイバーがデビュー。一般人や大学生などのほか、有名人のダイビング講習も行っていて、いまだに継続してダイビングを楽しんでいる俳優も数多くいます。また、高橋社長が格闘技好きなこともあって、K-1チャンピオンの山崎秀晃選手や武尊選手がダイバーになっています。
《ブルー&スノー》では、知識やスキルが身につくと評判のSNSIのカリキュラムを使っていて、世界中どこでも潜れる、できるダイバーが育っていることでも知られています。

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ダイビングに挑戦するムエタイ世界チャンピオンの吉成名高さん、BOMラウンドガールのMizukiさん

東京・世田谷代田にある《ブルー&スノー》にやってきたお二人

東京・世田谷代田にある《ブルー&スノー》にやってきたお二人

「ダイビングをしてみたい!」と、この5月、《ブルー&スノー》にムエタイの世界チャンピオン、吉成名高(よしなり なだか)さんがやってきました。BOMラウンドガールでモデルのMizukiさんも一緒です。
吉成さんは、K-1のレジェンド魔裟斗さんが「この強さは武尊、天心レベル!」と絶賛するムエタイの選手。2019年、ムエタイ最強2団体のルンピニーとラジャナムダンで日本人初の統一王者になり、2022年にはプロムエタイ協会のタイトルを獲得。2023年には3階級制覇王者となり、「人類史上初ムエタイ三冠王者」に。また、2020年から格闘技団体RIZINにも出場し、6戦5勝6KOと圧倒的な戦績を残しています。
一方、Mizukiさんは吉成さんの高校の後輩で、モデルとして活躍する19歳女子。2023年にムエタイの大会でBOMラウンドガールとしてデビューし、その時のTikTokでは120万回の再生をたたきだすなど、注目を浴びています。

二人のダイビング講習に密着!

お店を訪問して良かった

ダイビング講習のスケジュールや内容について説明を受けます

ダイビング講習のスケジュールや内容について説明を受けます

二人は《ブルー&スノー》世田谷店を訪ね、講習について聞きにきました。担当インストラクターは高橋さん。学科講習で利用する教材のこと、学科、プール講習及び海洋実習にかかる時間のことなど、パンフレットを見ながらていねいに教えてもらいます。特に吉成さんは「泳げない」という意外な弱点を持っていましたが、高橋さんから「泳げなくても着用するウエットスーツや器材などで浮力があるから大丈夫。水泳のように息継ぎする必要もないんですよ」と教えてもらい、ほっとした表情。
インターネットなどでもダイビング講習の申し込みはできますが、《ブルー&スノー》では対面で説明しながらお客さまの不安や苦手なことを聞き出し、講習前に解決できることはしてくれるのがありがたい点。ゲスト側にしてもお店の雰囲気がわかって一石二鳥です。
吉成さんもMizukiさんも、喜んでダイビング講習を受けることに。

学科講習編

学科講習で最大の難関といわれるダイブテーブルの見方ですが、ていねいに教えてもらい、「理解できた!」とお二人

学科講習で最大の難関といわれるダイブテーブルの見方ですが、ていねいに教えてもらい、「理解できた!」とお二人

学科講習では、ダイビング器材の使い方など実践的なことも学びます

学科講習では、ダイビング器材の使い方など実践的なことも学びます

ハンドシグナル“エアがない”の練習をする吉成さん

ハンドシグナル“エアがない”の練習をする吉成さん

いよいよ吉成さんとMizukiさんのダイビング講習が始まりました! 講習はダイビング教育機関SNSIの「オープンウォーターダイバー」コース(以下OWコース)です。ダイバーとして世界で認められるには、このコースを受ける必要があります。
最初は「学科講習」で所要時間は4~5時間。申し込み時に渡された教材を出してインストラクターの高橋さん、二人に予習をしてきたかどうか、確認します。吉成さんは1ページも開かなかったそうですが、Mizukiさんはしっかり予習をしてきました。なんて偉いんでしょう!! 実際、講義が始まると、Mizukiさんのほうが理解していることが判明します。ヤバイぞ、吉成さん!

とはいえ、ダイビングの学科講習は、水中で人間の体に作用すること、それを克服する方法、海の知識などを座学で学んだら、あとは水中では話せませんから、コミュニケーションを取るためのハンドシグナルや、目にしたこともないダイビング器材の使い方などを学ぶ、実践的な講義になります。
インストラクター歴30年以上の高橋さんは、講習生が必要なことを覚えやすいようにポイントを押さえて、エピソードや笑いを含めながら教えていくので、吉成さんもMizukiさんも基本、真面目に、時には大笑いしながら、サクサクと覚えていきます。大事な箇所では「ここ。テストに出るよ!」と高橋さんが教えてくれます。不安なところは質問して理解しようとする吉成さん、Mizukiさん。さすがです。
あっという間に学科講習が終わり、プール講習の日を待つことになりました。

プール講習編

プール講習に合わせて、二人は5mmフルスーツ(Biarmsのウエットスーツ)を作成!

プール講習に合わせて、二人は5mmフルスーツ(Biarmsのウエットスーツ)を作成!

水中ではレギュレーターと呼ばれる器材から空気を吸います。プールサイドでまず実践

水中ではレギュレーターと呼ばれる器材から空気を吸います。プールサイドでまず実践

吉成さん、Mizukiさんはダイビングプールに到着! 高橋さんは「OWコースの中でも特にプール講習に力を入れています」と常々口にしています。講習生が初めて水中に入ってダイビングをする場であるとともに、ダイビングの基本的なスキルや知識を学べる最高の場だからです。
まずはプールサイドで、器材のセッティング、器材の使い方を練習します。
プールサイドにやってきた吉成さん、Mizukiさんは一人分のダイビング器材が入ったメッシュバッグを渡されます。開けると、まずウエットスーツが。新品のピカピカ5mmフルスーツです。ウエットスーツは保温性が命なので、オーダーメイドでスーツを作りました。初めてですが、着てみると……ぴったり! 驚きです。
次に器材のセッティング。
タンクを置く位置、浮力調整器となるBCのセットの仕方、レギュレーターのセットの仕方を、高橋さんが一つ一つ教えていきます。レギュレーターのセットは特に間違いやすいので、高橋さんの声のトーンも上がっていきます。「口にくわえるセカンドステージが右、ゲージが左になるようにセッティングしま~す!」
さらに、タンクのバルブの開け方を習ったら、いよいよレギュレーターで呼吸をしてみます。
「冷たっ!」と吉成さん。「タンク内の圧縮空気は冷たくて乾いているから、ダイビング前は水分をとっておいてね」と高橋さん。
Mizukiさんもセカンドステージのマウスピースをくわえることに違和感を覚えたようで、何度もくわえ直しています。「初めてだから慣れないかもしれないけど、やっていくうちに慣れるからね」とやさしく話しかける高橋さん。

器材を装着して、足の立つ浅場へ。BCの浮力調整の方法を学んでいる二人

器材を装着して、足の立つ浅場へ。BCの浮力調整の方法を学んでいる二人

深場に行く前に器材を装着した状態で泳ぎます。Mizukiさんの速いこと! 

深場に行く前に器材を装着した状態で泳ぎます。Mizukiさんの速いこと! 

次はダイビング器材の装着です。タンクの背負い方、BCやマスク、フィンなどの装着の仕方など、初めてのことばかりですが、二人とも楽しそう。
そしてプールへ。ダイビングプールは水深1.2mぐらいの浅場と水深5mぐらいの深場の2段になっていて、まずは浅場で、BCの浮力調整の仕方、レギュレーターでの呼吸の仕方など立ったままでできることを練習します。高橋さんのベテランならではのインストラクションで、二人はどんどんこなしていきました。

中性浮力の練習をする吉成さん

中性浮力の練習をする吉成さん

その後、顔を水に浸け、レギュレーターをくわえた状態で沈み、今度はマスクが曇ったり水が入って来たときのためのマスククリアや、圧平衡(耳ぬき)を学びます。Mizukiさんは最初潜った時に耳ぬきをせずに潜ってしまい、痛みを訴えました。高橋さんが再度こまめに耳ぬきをすることで痛みが出ることはないと伝えます。浮力調整の練習では高橋さんも念入りに、二人ができるまで見ていました。

水中で泳ぐのもだんだん様になっていきました

いったん休憩を挟んで、次は深場へ。潜降や中性浮力、フィンキックなどダイビングをするのにとても大事な基本スキルを学んでいきます。最初は水中でバランスを取りながら泳ぐことが難しかった二人ですが、だんだん上手に。さらに、水中バー(水深3mぐらいに設置した棒)のところで、中性浮力を取りながらマスククリアやレギュレーターリカバリーなどのスキルも学ぶのですが、二人とも上手にこなしています。さすがアスリート! 水中でダイビング器材を外してまた着るという、難易ワザもばっちりクリアできました。高橋さんもびっくりで「もう二人ともプール講習、合格~!」と声を張り上げて宣言していましたよ。

なんと最終テストは二人とも100点!!

なんと最終テストは二人とも100点!!

プール講習が終わってから《ブルー&スノー》世田谷店に戻って来た二人を待ち受けていたのは、学科講習、プール講習が終わった後に実施するテスト。教わったことが頭に入っているかどうかを確認するもので、振るい落とすためのテストではないのですが、なんと二人とも満点に! 二人の実力ともいえますが、高橋さんの教え方が抜群にわかりやすかったからではないでしょうか。

海洋実習編

海洋実習はこれまでのおさらいを海で実際に行うもの。器材のセッティング時に「レギュレーターは右!」と話し合いながら進める二人

海洋実習はこれまでのおさらいを海で実際に行うもの。器材のセッティング時に「レギュレーターは右!」と話し合いながら進める二人

学科講習、プール講習を優秀な成績で収めた二人は、2日間の海洋実習のため西伊豆の人気ダイビングスポット、黄金崎にやってきました。潜りやすいビーチスポットがあるので初心者にも安心のダイビングエリアです。
まずは器材セッティング。高橋さんは敢えて何も言わず見守っています。Mizukiさんは手早くBC、レギュとセットしていきます。素晴らしい! 講習の成果が出ています。吉成さんはそんなMizukiさんを見ながらセッティングしていきます。できました!!「さすが! 海洋実習の1本目でセッティングを完璧にできる人は少ないよ」と高橋さんも感心しています。

いよいよ海へ! 初めての海でのダイビングに心躍る二人です

いよいよ海へ! 初めての海でのダイビングに心躍る二人です

セッティングが終わり、二人で助け合いながらタンクを背負い、いよいよ海へ! 事前に1回目の海洋実習の目的を高橋さんから説明され、それを実践しに行くのです。エントリー口で高橋さんにマスクやフィンの装着タイミングを教えてもらいながら、二人は海へ入っていきました。

海中に設置したバーで、中性浮力をとりながらマスククリアをする吉成さん

海中に設置したバーで、中性浮力をとりながらマスククリアをする吉成さん

水中では、プール講習でやったダイビングの基本スキルのおさらいです。実は吉成さんはプール講習でマスククリアがあまり好きではなかったようで、入る前も「マスククリア、やるんですか?」と不安がっていましたが、海でやってみたところ、問題なくできて、やったー!と水中でガッツポーズ。
水中に設置したバーではほかに中性浮力、レギュレーターリカバリーなどをおさらい。これもばっちりです。ダイビングに必要なスキルが習得できたことを確認していったん浮上。
2本目、3本目のダイビングでは、万が一のトラブルの際に使うスキルを次々とこなしていきます。 余裕が出てきたのか、浮上後、吉成さんは「海、最高! めっちゃ癒される~」とご機嫌です。Mizukiさんも「楽しい♪」と大きな笑顔。高橋さんも満面の笑みを浮かべながら二人の成長の速さに驚いていました。

初日のダイビング実習が終わって、芝生の広場でみんながキックボクシングのミット打ちを始めました。これも《ブルー&スノー》ならでは

宿泊先の《Seaside Base ARARI》はグランピング施設。夕食後、満天の星の下、焚火の周りで談笑する皆さん

宿泊先の《Seaside Base ARARI》はグランピング施設。夕食後、満天の星の下、焚火の周りで談笑する皆さん

初日の海洋実習が終わり、黄金崎から車で約10分の《Seaside Base ARARI》へ。海辺にあるテントが全部で6つある、グランピング施設です。目の前に海、バックに森の静かなエリアで、夕暮れ時からゆっくりとBBQの準備が始まりました。野菜、新鮮な魚介類のほかに鶏肉、豚肉、そしてジビエまでたっぷり! 二人とも初めての鹿肉、猪肉を恐る恐る食べていましたが、じっくり漬け込まれていて焼き加減も絶好で「美味しい!」と大喜び。食べきれないぐらい用意されていたけれど、ほとんどペロリ! ダイビングってお腹も空くんです。

人生で初めての海中洞窟を入っていく二人

人生で初めての海中洞窟を入っていく二人

海洋実習2日目。1本目は基本ダイビングスキルの最終おさらいです。既に1日目にほとんどクリアしていた二人ですが、もう一度おさらいをすることで確実にスキルを身につけてもらおうというもの。“上手くなれる”SNSIのカリキュラム、二人の上達は目をみはるばかりです。
そして2本目(通算5本目)のダイビングは、高橋さんが「二人はもう問題なし!」と判断。ファンダイビングをすることに。
黄金崎のビーチスポットは、エントリーして左に泳いでいくと水中洞窟があり、洞窟内にはエアドームがあるのです。暗闇に射し込むスポットライトを楽しんだ二人は、エアドームに浮上して「すごい、すごい!」と興奮を隠しません。心に刻まれるダイビングとなったようです。

ダイビングの最後に高橋さんが水中スレートに「二人とも合格!」「おめでとう!」と書いてくれました。吉成さんは「海は本当に癒されます。また潜りたい!」とダイビング大絶賛。Mizukiさんも「(途中で会った)カスザメには驚きました。上がった後、髪がバリバリになるけど、それを超えてもダイビング、楽しい!」とやっぱり気に入ってくれています。 《ブルー&スノー》で始めるダイビング。皆さんもぜひ挑戦してみませんか?

ブルー&スノーでダイビングを始めよう!

《ブルー&スノー》代表の高橋さんとインストラクタースタッフの皆さん

《ブルー&スノー》代表の高橋さんとインストラクタースタッフの皆さん

今回、ムエタイ世界チャンピオン吉成名高さんとモデルのMizukiさんがダイビング講習を受けた《ブルー&スノー》。
多くの方にダイビングを楽しんでもらいたい!と、オープンウォーターダイビングコースが3~4日間税込みで35,000円と、都内、いや国内でも破格の講習料金で提供。料金には指導料、タンク・ウエイトのレンタル料、海洋実習費、教材費、ダイビング器材レンタル費、プール・海での施設使用料、往復送迎、宿泊費、Cカード申請料など必要なものがほとんど含まれています。さらに講習後は継続して海を楽しんでほしい、ということで、ファンダイブ7,000円分の無料チケットまで付いています! 
ぜひ《ブルー&スノー》でダイバーデビューを♪

問い合わせの際はマリンダイビングWebを見て!と言っていただければスムースです

ブルー&スノーダイビングスクール
世田谷店

TEL:03-5430-5377
〒155-0033東京都世田谷区代田2-18-12ガーデニア代田1F
E-mail: info@blueandsnow.com
●営業時間12:00~21:00 ●定休日/無休

葛西店

TEL:03-6808-1322
〒134-0084東京都江戸川区東葛西6-16-1
E-mail: info-k@blueandsnow.com
●営業時間12:00~21:00 ●定休日/無休

千葉店

TEL:04-7196-7778
〒277-0842千葉県柏市末広町6-4有岡ビル1F
E-mail: info@bs-kashiwa.com
●営業時間12:00~21:00 ●定休日/毎週水曜日

《ブルー&スノー》ホームページ≫

写真・文/後藤ゆかり(マリンダイビングWebデスク)