La SCUBA ラ・スクーバ Vol.12
ナチュラルアイランドでフォトジェニック三昧の旅
夏海旅 in 奄美大島
倉崎ビーチ
どこまでも透明なアマミブルーの海の世界は、カラフルサンゴにサカナたち、白砂、きらめく魚群とフォトジェニックシーンの連続! 顔を上げれば真っ白なビーチと広い空と、緑濃い島影。自然の生みだした、フォトジェニックシーンをたっぷり楽しむ奄美大島の旅へGO!
※2019年7月現在の情報です。
アマミブルーの海の中は
フォトジェニックシーンの連続
海が好きなら奄美大島は絶対訪れたい場所
今、人気急上昇中の奄美大島。純粋に海を、自然を満喫したい、ナチュラル志向の女子やダイバーたちに絶大なる支持を得ている。なんたって、アクアマリン色の透明度抜群の海のきれいさは、それだけで世界遺産級。そこに広がる元気なサンゴ、群れ舞うカラフルなおサカナたち、愛嬌たっぷりのカメや芸術的な光と影が織りなす地形スポットと、どこを切りとってもフォトジェニック。ダイバーのみならず、スノーケリングなどでも楽しめる海の中、まずは目で見て楽しんで。海がきれいだと、たとえカメラのウデに自信がなくたって、いいシーンが撮れるので、フォトジェニックな写真を撮りたければ、奄美大島へ。2018年に就航した《スカイマーク》なら、羽田発、名古屋発の便は午前中に奄美大島へ到着するので、北部滞在なら午後からダイビングすることだってできる!
人を恐れず、愛嬌のいいウミガメが多い。スノーケリングで出会えることも多く人気者
艶やかイソギンチャクでは、ニモことカクレクマノミの姿を発見
「人魚のワイングラス」とも呼ばれるカサノリは希少な海藻の一種
お洒落なカラフルバイカラーが人気のハナヒゲウツボ。ダイバーたちのアイドルだ
海の中のチアリーダー? ポンポン(イソギンチャク)を持ったキンチャクガニ
奄美限定!?世界が注目のミステリーサークルは、アマミホシゾラフグが作りだした産卵床
キラキラ宝石のようなキンメモドキの群れに囲まれた!
海の中のクリスマスツリーことイバラカンザシもまた、自然のアート作品のよう
元気にのびのびと育ったサンゴの群生は、北部の「安脚場」というスポットで
「キリスト浜」というスポットでは、太陽の日差しが芸術作品のよう。海底の白砂も眩しい
「カエルアンコウ君挟まっちゃった!?」 「いえ、ここ居心地いいんです!」
ラベンダー色のハナゴイたちの向こうには大仏の頭みたいなコモンシコロサンゴの群生が
ビーチもグリーンも
地球のパワーを感じる絶景尽くし
北部の笠利湾にある倉崎ビーチは、島で一二を争うフォトジェニックビーチ
緑豊かな自然に囲まれた奄美大島。海の中だけでなく、陸にもそこかしこに自然の作りだしたさまざまな色や形が織りなすアーティスティックシーンが。島が大きいだけに海岸線も長く、誰にも邪魔されない白砂ビーチもあちこちに発見できる! ダイビングをしない旅の最終日は(※)、島をドライブするのがおすすめ。山がちなので、眺めのいい高台があちこちにあり、そこから望む景色も絶景!
《スカイマーク》の奄美大島~鹿児島(乗継)~名古屋、奄美大島~鹿児島(乗継)~神戸は、奄美大島を夕方に発つ便があるので、最終日は陸のフォトジェニックシーンを探してみては?
※飛行機搭乗は、最後のダイビングから18時間~24時間以上あけるのが、安全ダイビングのためのガイドライン
ソテツもにょきにょき、元気に育つ。見ているだけで元気がもらえる!
1日の終わりは海に沈む夕日鑑賞。刻々と変化するサンセットシーンは地球を感じる時間
マングローブ原生林ではマングローブの子どもたちが水面から顔を出す。カヌーもできる
北部先端にある、奄美大島を代表するビーチ・土盛海岸。目の前には太平洋が広がる
島の南部・古仁屋から行く無人島・ハンミャ島は、秘境感たっぷり!
海岸一面に広がるピンク色のグンバイヒルガオ。別名ビーチ・モーニング・グロリー
スイーツにグッズ…海だけじゃない
旅の楽しみプラスアルファ
旅の目的はダイビングでも、それだけじゃあ満足できない欲張りなアナタ! おいしい食事に、スイーツに、おみやげ選びもちゃんと楽しめる。お店の数はけっして多いとはいえないけれど、自然の恵みをたっぷりうけた食べ物など、味わい深いものがいろいろあるのでご紹介。
北部の農園《それいゆふぁ~む》のアイス? ではなくヤギのミルクやはちみつから作られたオーガニックせっけん!
地元産のこだわりのフルーツや黒糖などを使った絶品ジェラートは、人気店《La Fonte》のもの。季節によってさまざまな味が楽しめる
空港近くにある《La Fonte》は、芝生広がるテラス席が気持ちいい、人気のジェラート屋さん
海旅では、新鮮な魚介類を使った食事も楽しみの一つ
ごはん上に鶏肉や野菜などの具や薬味をのせて鶏出し汁をかけて食べる奄美名物・鶏飯
おいしい食べ物があれば、おいしいお酒も。黒糖焼酎がいろいろあるので、おみやげにもぜひ
奄美大島へ行くなら知っておくべき
ダイビング旅の基本情報
どんな島
鹿児島と沖縄の間に浮かぶ奄美群島の中心の島。鹿児島県に属する。離島の中では佐渡島に次いで大きな島で沖縄本島の80%ほどの大きさになる。島の多くは森と山で占められ自然いっぱい。島の北部に空港や港があり、中心となるのは名瀬周辺。
過ごし方
ダイビングを楽しむ旅の場合、大きく分けると空港に近い北部(笠利湾周辺や名瀬など)に滞在するか、島の南部方面まで足をのばすか(空港から車で約2時間)の2タイプの過ごし方がある。滞在時間が短い場合は北部滞在がおすすめだし、少し日程に余裕があれば南部まで足をのばすのもいい。
行き方
直行便のほか、鹿児島を乗り継いで羽田、名古屋、神戸など全国各地から行ける《スカイマーク》の便が便利。リーズナブルな上に座席も広く、預け手荷物が20kgまで無料と、荷物が多いダイバーにはうれしいサービスが充実している。
ダイビング情報
ダイビングサービスは島の北部の笠利湾周辺、名瀬周辺と南部の古仁屋や加計呂麻島などにあり、どちらに滞在するかによって潜るエリアは異なる。どちらにも湾内の穏やかなスポットと外洋のダイナミックなスポットがあり、ビギナーからベテランまで楽しめる。 羽田発、名古屋発の《スカイマーク》便なら、朝発鹿児島乗継で午前中には奄美大島に到着するので、北部なら到着日の午後からダイビングができる! 1本でも多く潜りたいダイバーにはおすすめだ。
春夏秋冬、1年中さまざまな魅力がある奄美の海は、一度行くと何度でも訪れたくなる!