モルディブ、ソコロ、ラパスの海を新しいスタイルで潜る!
ダイブクルーズのススメ
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ダイビングのスタイルには、陸からエントリーするビーチダイブと沖まで船で出るボートダイブがあります。しかし、いま第3のスタイル「ダイブクルーズ」が熱くてクール! 船にステイしながら大海原を潜り倒すという、斬新かつ究極のダイビングスタイルです。この記事では、ダイブクルーズフリークの方は勿論、未体験の方もその魅力とオススメの海、今イチ推しのモルディブ、ソコロ、ラパスのクルーズ船を紹介!
※2023年10月制作
ダイブクルーズ5つのメリット
大物「たち」が高確率
今やジンベエザメやマンタといった大物と出会うことは夢ではありません。ただ、シーズンとエリアを選ぶ必要があり、また陸からは比較的遠い海域のことが多く、特定の島やリゾートに縛られていては、1日の移動時間も長くなり、空振りすることもあります。
そこでダイブクルーズ! 船にステイしながら移動する「洋上リゾート」だから、ダイビングエリアが格段に広がる。「今日は南のジンベエ狙い、明日は北のマンタスポット」という潜り方も可能なのです。また、ハンマーヘッドシャークやニタリというサメたちは、なぜか早朝に見られることが知られていますが、ダイブクルーズなら、その時間帯に合わせ、ゲストが寝ている時間にスポットまで移動することも可能なわけです。
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ジンベエザメとマンタに同時に会えることも。撮影/モルディブ
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マンタの群れとの遭遇も日常茶飯事。撮影/モルディブ
楽々ダイブで体力温存
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タンク本数が多くても元気いっぱい。
ダイブクルーズでは1日3~4ダイブが一般的です。「午前2本、午後1本」「朝食前に早朝ダイブ、午前1本、午後1本」「たまにナイトも入れて4ダイブ」など海域や目的の生物、海況などでケースバイケース。
それだけ潜ると、陸のリゾートステイでは疲れがたまる…。なぜならボートでの移動時間が長いから。クルーズなら食事時間中やインターバルに移動しているので、目的のスポットまで超短時間ですんじゃうというわけ。特にエグジット後もすぐデッキで休めるというのは大きい! またダイビングボートの多くは、座ったままタンクの着脱ができる設計になっていて、これが、ホントに楽♡
器材・機材のメンテも気楽
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水中カメラを扱う専用テーブルがダイブデッキに設置されているボートも。濡れたカメラを船室に持ち帰らずに済む。エアプレッシャーも完備。
ダイビングの準備や器材についてはダイブデッキに集約され、ゲスト1人ずつに、器材置き場が割り当てられています。腰掛けタイプのタンク置き場、その下にマスクやフィンを入れるボックスが設置されているのが一般的です。エグジット後に軽く水洗いして収納しておけば、他の人の器材とゴチャゴチャになることもありません。
新しいタンクへの交換(またはエアチャージ)は、インターバルの間にスタッフが終えてくれます。とはいえ、エントリー前にはセルフチェックを怠りなく。
クルーズ中にスキルアップ
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モルディブのヴァーブ環礁でナイトシャークを体験!
どんなスポーツでも、集中的に練習すればスキルアップするもの。ダイビングも同じこと。1日3~4ダイブを数日間続ければ、あっという間に10ダイブ以上。中性浮力やフィンワークなど、目標をもって潜るだけでかなり上達が見込めるものです。
クルーズ中にナイトダイビングや早朝ダイブに積極的にチャレンジするのも、スキルアップに繋がるでしょう。
コスパも最強
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食べ過ぎ注意。
ダイブクルーズは「1日3ダイブ、宿泊、全食事込み」、ソフトドリンクやフルーツ、菓子類はフリーというケースが一般的です。アルコール類や4ダイブ目はチャージされる場合もありますが、夜も船上にいるので余計な出費が抑えられ、コストパフォーマンスは結構いいのです。
ここが楽しい!クルーズライフ
リゾート気分でリフレッシュ
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スポットへの移動中は、大海原を眺めながらリフレッシュタイム。
ダイビングと食事と睡眠のとき以外は完全フリー。インターバルだけでも十分リゾート気分が味わえます。忙しくて読めなかった本でも、ときおり水平線で目を休めながら読んでみるのも乙なもの…
船旅も同時体験
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こんなオシャレな船室も。写真だけ見ると普通のリゾートホテルと変わらない。
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二段ベッドタイプになると、グッと船旅っぽい雰囲気に。
なにしろ24時間、海の上。ダイバーならば夢のような環境です。豪華客船クルージングとは趣も目的も違うけれど、船旅ということに変わりはありません。ダイビングをしながら、船の旅も楽しめちゃうわけです。
ガイドさんとの交流
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次回また会うときまで!
現地ガイドさんやスタッフの方たちは、船上という限られた空間をゲストに居心地よく過ごしてもらおうといつも考えています。クルーズ中は時間がたっぷりあるから、彼・彼女たちと交流を深めるのも楽しいひととき。ダイビングや海の生き物のことから始まって、その国の風習や食事など話題は尽きることなく…。ダイビングクルーズ経験者にリピーターが多いのも納得です。
新しい仲間との出会い
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200本祝いや誕生日など、おめでたいことはみんなで祝って記念撮影。
同じ船内で数日間、同じ海に潜りながら一緒に時を過ごすのだから、初対面でも話題にことかかないのがクルーズ。ダイブクルーズで出会って、帰国してからも親しい友人として付き合いが続くというケースも多いとか。
クルーズ何でもQ&A
Q.あの大きな船から直接エントリーするの?
ボートダイブでは両舷や船尾から直接エントリーしますが、クルーズではスポット近くまで行ったら、小型のダイビング用ボートに乗り換えるのが一般的です。小回りが効くし、ドリフトダイビングもOK!
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クルーズ船(母船)に曵行されているのはモルディブ伝統の木造船、ドーニ。これをダイビング用ボートとして利用し、器材やスーツはクルーズ中そこに置いたまま、母船に持ち帰る必要はない。

ドーニボート専属クルーが徹底管理。トイレ・シャワー有、ナイトロックスも完備した広々ドーニでポイントへ!
Q.言葉がワカラナイけど大丈夫?
日本人向けのダイブクルーズツアーでは、現地に日本人スタッフがいるか日本語を話す現地ガイドがいることが多いので、言葉の問題はほとんどありません。
Q.食事はどんなものが出るの?
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最終日のスペシャルディナー!
船内のダイニングエリアで、好みの料理を各自で取り分けるビュッフェスタイルで提供されるのが一般的。品数が複数あり、洋風や中華風など日本人の舌に合うようアレンジされています。モルディブの場合、伝統料理であるカレーは定番メニュー。食後のデザートやフルーツもあり、コーヒーや紅茶はフリーのことが多い。
なお、味噌汁などの和風メニューは難しいので、「日本食がないと困る」という方はレトルト食品を持参しましょう。
Q.船酔いしたときはどうする?
海況や潮を読みながら航行するので、大荒れすることは少ないが、外海を移動するときの多少の揺れは否めません。クルーズ船にも酔い止め薬は常備されていますが、船酔い体質の方はふだん使っている薬を用意していきましょう。
Q.トイレやシャワーはどうなってるの?
さすがにバスタブはありませんが、最近のダイブクルーズは各部屋にトイレ&シャワーが設置されています。場所が海上というだけで、まさに「洋上リゾート」です!
Q.ダイビング本数が多くなってもホントに安全?
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エンリッチドエア・ナイトロックス仕様のタンク。
「ガンガン潜れる!」が魅力のダイブクルーズ。そこで気になるのが減圧症。1日に3本も4本も潜って大丈夫?
まずは体調不良のときは無理しない、ダイブコンピュータの遵守などの自己管理の徹底を。持っていない人は、現地でもレンタル可能ですが、ふだんのダイビングでも使うものだからぜひ自前でご用意を。
そして、エンリッチド・ナイトロックス。有料となることが多いけれど、ダイブクルーズでは今やスタンダード。「何それ?」という方はコチラへ。
クルーズにオススメの海&船
●インド洋の宝石、モルディブ
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マンタトレインが美しい。
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澄んだブルーにヨスジフエダイが映える。
インドの南西から赤道にかけて南北620km、東西130kmという細長くも広大な海域に、26の環礁が点々と浮かぶ国、それがモルディブ。島数は1200にもなります。北マーレ環礁のフルレ島に国際空港があり、その隣の島が首都マーレ。
1島1リゾートが基本で、そこをベースに優雅なリゾートダイビングというのが主流でしたが、近年はジンベエザメやマンタなど大物狙いでダイブクルーズが大人気。モルディブの基本情報はコチラ。
BLUE号
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クルーズ海域はモルディブ。雨季(6~11月)はマーレ~バア~ラスドゥ~アリ環礁、乾季(12~5月)はマーレ~ラスドゥ~~アリ~ヴァーヴ環礁。
ダイバー仕様のデッキは使いやすく、船内にはカメラルームを設置。共有スペースはもちろん、各部屋にもシャワー&トイレを完備し、アメニティも充実! 食事にはこだわりがあり、味付けに工夫を凝らし、最終日の夕食はスペシャルディナーとしてロブスターを提供(予定)。ダイビング以外の時間もクルーズライフを満喫できるよう、ジャグジーやプール、スライダーまで用意されています。
◆ハネムーンやお誕生日、記念ダイブのお祝いに是非アズールをお選びください。ジンベエザメやマンタのアートケーキで、お客様の貴重な記念日を現地でお祝いさせていただきます!
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まるでリゾートにいるような船内でゆったりできる
ソレイユ号
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クルーズ海域はモルディブ全体。通常コースのほかグランドノース、赤道越えなどバリエーション豊富!
日本人ダイバー向けにクルーズを開始して約20年。セーフティダイビングをモットーにサービスを提供しています。小型(16人乗り)のクルーズ船である利点を生かして機動性をフルに発揮。一般のクルーズ船には難しい場所へのチャンレジも可能です。1人で参加するゲストが多いですが、船内はアットホームな雰囲気で、リピーターになるダイバーが多いダイブクルーズです。
◆現地の日本人スタッフと日本窓口が協力し合い、ツアーの計画時から帰国まできめ細かくサポート。10~11人ゲストが集まれば、貸切でも1人あたりの乗船料はほぼ同額となるのも好評。
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トップデッキの前にはシェルフ付きのくつろぎスペースがある。
●東部太平洋の秘境、ソコロ&ラパス
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ハンマーヘッドシャークの大群。
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東部太平洋のマンタはビッグ!
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魚影の濃いダイビングポイントも多い。(ラパス)
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ロスイスロテスではアシカと遊べる。(ラパス)
ソコロ諸島は、カリフォルニア半島の南端ロス・カボス(別称:カボ・サン・ルーカス)より450km以上も南西に位置している絶海の孤島。潜るにはダイブクルーズしか方法がありません!(11~5月)。
北米の西海岸にある、細長いカリフォルニア半島。陸は長さ1000km以上の砂漠地帯ですが、その周囲は自然豊かな海。ラパスはカリフォルニア半島の先端にある町で、ダイビングの基地にもなっています。デイトリップで近場スポットに潜ることもできるし、もちろんクルーズもあり! ラパスの基本情報はコチラ。
バレンティーナ号
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クルーズ海域はメキシコの太平洋岸沖、秘境ラパス&ソコロ。
日本のホスピタリティとメキシコのラテンのノリで、きめ細かくも熱いおもてなしが魅力。全室シャワー・トイレ付きで、広いダイビングデッキはカメラ置き場やホットシャワーなどダイバー視点での工夫が満載。食事は日本人に合うようアレンジされており、ソフトドリンク&ビールは飲み放題です。
◆多国籍なクルーズ船なので、諸外国からのお客様との交流も魅力の一つ。ラパスではアシカ、ソコロではジャイアントマンタにイルカとも仲良くなり、是非、世界にダイビング仲間を作ってください!
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バックデッキでのんびりできるのも魅力