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海に沈むプラットホームが見られる!
神奈川・西湘 根府川で「プラットホームスペシャルティ」を取って水中遺跡に詳しくなろう!
相模湾に面した根府川は、車でも電車でも都心から一時間ちょっとで行ける好アクセスでマイクロツーリズムにぴったりの海。この海に約100年前に沈んだ鉄道のプラットホームがあることはあまり知られていません。海に囲まれた日本は水中遺跡も多く発見されていますが、調査や研究で潜れても、レジャーダイビングで実際に海に沈む水中遺跡を見られる珍しいエリアです。ぜひその目で確かめてみてください!
※2020年12月現在の情報です。
プラットホームはなぜ沈んだのか
根府川駅のプラットホームが海に沈んだのは1923年に発生した関東大震災が原因です。地震による土石流により、駅舎やプラットホーム、列車などが海に押し流されました。かなりのものが回収されましたが、今でも水中にはプラットホームと思われる数メートルある巨大な人工物や金属片などが点在し、見ることができます。この事故によって、112名が犠牲になりました。
根府川の海に沈む通称「3番ホーム」と呼んでいるプラットホームの一部(実際に使われていた番線ではない)。こうした遺跡がいくつか点在している
少し遠い位置にある通称「4番ホーム」。非常に大きく、平らな面が広く、プラットホームであったことを想像させる
広くフラットな「4番ホーム」の側面には、縦横に伸びるつなぎ目を見ることができる
根府川駅にある関東大震災殉難碑。駅職員や列車の乗客などが犠牲になった。合掌
「プラットホームスペシャルティ」を受講しよう
《根府川ダイビングサービス》の髙橋監二さんは、この水中遺跡についてより知ってもらおうと「プラットホームスペシャルティ」の講習を開催しています。これは水中で遺跡を見るだけでなく、海に沈んだ歴史的背景や沈んでいる遺跡についての詳しい情報などを、当時の事故の資料を見たり、実際に根府川駅を訪れて学びます。国内でも珍しい水中遺跡をレジャーダイビングで見られる根府川。ぜひスペシャルティコースを受講して、より詳しい知識を身につけましょう。
《根府川ダイビングサービス》オリジナルの「プラットホームスペシャルティ」のテキスト。当時の新聞記事などの資料や駅を訪れ、水中遺跡について受講する
マクロも充実
砂地に根や魚礁が点在する根府川の水中は、マクロ生物探しも楽しい海です。コケギンポの仲間は数個体いて、ユーモラスな表情を楽しめます。秋は回遊魚が回って来たり、水温の低くなる時期はウミウシも増えてダンゴウオも見られます。
コケギンポは穴に引っ込んでも、逃げはしないので、じっくりと表情をうまく写そう
ウミウシ好きにはたまらないきれいなスイートジェリーミドリガイにも出会える
エントリーも楽チンなビーチスポット
相模湾を一望できる《根府川ダイビングサービス》はタンクを背負ってから少し歩くだけでエントリースロープまでたどり着きます。コンクリートで固められたスロープにはロープも張ってあり、エントリー&エグジットがしやすいように工夫されています。フィンを履くタイミングは潮の満ち引きで違うので、スタッフの指示に従いましょう。
中央に写っているのが《根府川ダイビングサービス》。海の目の前に建っていて、開放感抜群。撮影機材協力PowerVision、使用機材「PowerEgg X」
エントリー&エグジットはロープにつかまりながら、慌てず波のタイミングを見ながら移動しよう