マンタの海、石垣島川平を
《ダイビングスクール海講座》で楽しもう！

写真家むらいさちさんが感じ撮った、石垣島川平エリアの海の魅力

写真家のむらいさちです。行ってきました石垣島川平！ 石垣島には何度も取材などで訪れてはいますが、川平エリアに滞在して潜るのは今回が初めてでした。市街地はとても便利で過ごしやすいのですが、せっかく離島まで来たのだから、自然に囲まれのんびり過ごすのにも憧れます。そこで今回お世話になったのが《ダイビングスクール海講座》。あの「川平石崎マンタスクランブル」を発見した、園田真さん率いるダイビングサービスです。残念ながら今回取材した12月は北風が強く、川平エリアには潜れなかったのですが、北風に強い冬場のスポット、名倉湾と大崎エリアに潜ってきました！
川平は、集落もダイビングスタイルも、市街地とは違ってとてものんびりしています。なんだか新しい石垣島の魅力に触れることができ、楽しい取材になりました。まずは、どんな海に出会えたか、写真でご紹介したいと思います。

今回船の出航場所にもなった、名倉湾を上空から。冬場はこの名倉湾より出航、夏は川平湾より船が出航する。冬と夏で潜るエリアが変わるのもこのエリアの魅力です。

美しいビーチから直接船に乗るスタイルです。スポットも近く、のんびり潜れるのが良いところですね。

名倉湾は川から栄養価の高い水が流れ込むため、透明度はそこまで良くないが、サンゴや魚の種類はとても多いのです。

大崎エリアはリーフになっており、根の上にはノコギリダイとアカヒメジの群れが気持ちよさそうに泳いでいました。

大崎タートルガーデンでは、その名の通りカメがのんびり休んでいました。ちょっと岩に挟まっていましたが(笑)

石垣のかわいいお魚達

昨年は石垣島周辺のサンゴが白化して大きなダメージを受けましたが、だからこそ撮れる白化したイソギンチャクとハマクマノミの幼魚。気持ちは複雑ですが、今を形に残すのも僕らの仕事かと。

石垣島に来たら必ず会いたい、イシガキカエルウオ。個体数が多いせいか、石垣島のイシガキカエルウオは大きくて逃げない印象です。じっくり撮影できるのでありがたい。

サンゴの上でじっとこちらを見るアカメハゼ。どんなに近づいても逃げませんでした。

普段は撮影がとても難しいルリホシスズメダイの幼魚も、じっくり向き合って撮影することができて大満足。

今回は1日半しか潜ることが出来なかったのですが、それでもこれだけ色々撮影できました。マンタだけではない、冬の石垣島川平エリアは、被写体もバリエーションも多く、人も少なくて、のんびり撮影もできます。夏ももちろん良いですが、ぜひ冬の時期にも遊びに来て欲しいですね。

特別インタビュー
「川平石崎マンタスクランブル」の開拓者、園田真さん　

今では石垣島を訪れるダイバーなら皆が知っているスポット、「川平石崎マンタスクランブル」。その開拓者でもあるオーナーの園田真さん。19歳で沖縄に渡り、最初に勤めたダイビングショップから独立。新しいお店の目玉を探していたところ、漁師さんの情報を元にリサーチをして見つけたスポット。そんな園田さんに、今回はその時のお話を聞かせていただきました。

むらい）マンタスクランブルはどのように見つけたのですか？

園田）見つけたのは1985年。独立して自分のお店を始めた時に、目玉が欲しくてね。マンタのいる場所が無いかと探したんだよね。漁師さんに聞いてみたら、「石崎の辺りでたまに見るよ」と聞いて、ボートを出して毎日のように探していると、いつも同じ場所にマンタがいて、気になって潜ってみたら、ものすごい数のマンタがいたんだよ(笑)。その当時は飛び込めばマンタ、というくらいにこの周辺にはどこにでもいたよ。

むらい）それは凄いですね！見たかったです・・・。「川平石崎マンタスクランブル」というスポット名は園田さんが付けたのですか？

園田）そう。渋谷のスクランブル交差点を見て、「あ！これだ」って思ってね。当時はマンタの数もほんとにすごかったからね。

むらい）何匹くらい見れたのですか？

園田）いや、数えきれないくらいだよ、根という根にはみんないたから。マンタが連なって泳ぐ「マンタトレイン」とかも凄かったよ。当時はみんなヨナラ水道にマンタを見に行っていてね。僕の船がいつも石崎に泊まっているから「マンタ見れるの？」と聞かれて、「たまにね～」なんて答えてね、2年半くらいバレなかったよ(笑)。そこからリサーチしてスポットとして確立して。 そうしたら徐々に船も増えて来てね。ルールもちゃんとなかったので、川平のメンバーでルールを作って発表したら、その次の日からすごい船の数で・・・。

むらい）何隻くらい来たのですか？

園田）50隻くらい(笑)。　言わなきゃ良かったよ(笑)。

このほか色々貴重なお話を伺ったのですが、ここではとても書ききれず残念です。続きはぜひ海講座に遊びに行って、オリオンビールでも飲みながら、ご本人から聞いてくださいね。
園田さんありがとうございました。

川平周辺のダイビングスポットの紹介　

石垣島川平エリア周辺にはたくさんのスポットがあり、夏と冬でも潜るエリアが変わったりします。そこでガイドの吉田力さんに、おすすめのダイビングスポットを４つ紹介していただきました。ぜひ川平に訪れるときの参考にしていただければと思います。

陸の石垣島川平エリアの楽しみ方　

石垣島北西部に位置する川平エリアは、川平湾を始めとした観光名所もとても多い場所。ダイビングの合間や最終日にはぜひ、陸の観光もしていただきたいです。海が最高なのはもちろん、陸も最高なのです！ 写真とともに川平周辺の観光名所の魅力をお伝えします。

「川平公園」の展望台から見える景色は、何度行っても感動する川平湾の景色のひとつです。2008年にミシュラングリーンガイドで三ツ星を獲得したというのもうなずけます。下のビーチからはグラスボートも発着しています。

「一本マングローブ」は、１本だけニョキっと海の中から生えているヒルギの木です。穏やかな名倉湾にあり、夕方にはその奥に夕日が沈みます。道路際なのでアクセスも楽で絶景を見ることができます。

まだまだたくさんあるのですが、最後に紹介したいのが「海講座さんのクラブハウス」です。川平の集落から外れた場所にあり、夜は真っ暗。その星の美しさは格別でした。この星を見ながらビールでも飲んだら最高ですね。

その他にも、美味しいご飯屋さんや美しい景色もたくさんあるのですが、とても紹介しきれないので、ぜひ現地でスタッフにおすすめの、観光名所などを聞いて足を運んでみてください。せっかく石垣島まで行ったのなら、ぜひ陸も楽しんでくださいね！

石垣島川平でダイビングを楽しむなら
《ダイビングスクール海講座》で

石垣島川平までのアクセス

川平までのアクセスはレンタカーか路線バスになります。石垣空港から車だと25分、路線バスだと45分ほどで到着。《ダイビングスクール海講座》では、空港などへの送迎も行っているので、予約の際に相談してみよう。

《海講座》までのアクセスはこちら≫