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海講座おすすめ!
冬の石垣島川平から行く5大スポット

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冬の石垣島川平から行く5大スポット

沖縄県石垣島の川平といえば、憧れのマンタに高確率で会えることで有名な場所です。しかし、川平の魅力はマンタだけではありません。マンタ人気の陰で、これまであまり注目されてこなかった知る人ぞ知る魅惑の海があります。これからの冬がまさにベストシーズン。久しぶりに潜るから不安!というブランクダイバーの方や、ダイビングを始めたばかりのビギナーダイバー、ライセンスを取ろうと思っている方にもおすすめの海です。川平発の知られざる冬の海の魅力を、川平エリアを知り尽くした老舗ショップダイビングスクール海講座に案内してもらいます。

※2023年10月24日現在の情報です

マンタだけじゃない!川平から行く海の魅力

マンタだけじゃない!川平から行く海の魅力

石垣島北西部に位置する川平は、市街地から車でおよそ30分。雄大な自然が残るエリアとして知られています。中でも、美しいエメラルドグリーンの海に小さな島々が浮かぶ川平湾は、沖縄を代表する絶景として人気の観光地です。
ダイバーにとって川平といえば、マンタを思い浮かべる方も多いでしょう。実際に川平の代表的なマンタポイントである「川平石崎マンタスクランブル」と「マンタシティポイント」では、かなり高い確率でマンタに会うことができます。運がいいと数枚のマンタが連なって泳ぐマンタトレインや、求愛して舞う様子が見られることも。

季節で潜る場所が変わる!冬は大崎・名蔵エリアへ

川平のマンタポイントは石垣島の北側にあるため、南風となる夏の時期がベストシーズンとなります。反対に、北風となる冬の時期は、大崎・名蔵エリアがベストシーズン。川平にお店を構える《海講座》では、季節によって潜るエリアを変えるので、一年中、飽きることなくダイビングが楽しめます。
大崎・名蔵エリアは、マンタポイントほど有名ではないものの、様々な種類のサンゴや魚が見られるとあって、知る人ぞ知る魅惑の海。風の影響を受けづらい場所なので、海が荒れやすい冬の時期でも、比較的穏やかな環境で潜ることができます。これからベストシーズンを迎える大崎・名蔵エリアの5大ダイビングポイントをご紹介します。

川平発!冬の5大ダイビングポイント

1. タートルガーデン(大崎):水深10〜30m

ダイバーが近づいても動じないアオウミガメ

ダイバーが近づいても動じないアオウミガメ

海の人気者カクレクマノミ

海の人気者カクレクマノミ

名前の通り、ウミガメがたくさん居着いている場所です。ここにいるウミガメたちは比較的人に慣れているため、至近距離でゆっくりと観察ができることが多く、冬の人気ポイントとなっています。
水深が10〜30mと幅広いので、ダイバーのレベルや目的に合わせて潜ることができます。浅場ではサンゴやクマノミを、深場ではヤシャハゼなどの珍しいハゼを見ることができるので、何度潜っても飽きることはありません。
出会える生き物:ウミガメ・クマノミ・チンアナゴ・ウミウシ・コブシメ(春)・ヤシャハゼ

2. アカククリの根(大崎):水深〜15m

数十匹ものアカククリの群れ。実際に目にするとなかなかの迫力

数十匹ものアカククリの群れ。実際に目にするとなかなかの迫力

ハナヒゲウツボの幼魚。成長すると体の色が綺麗な青と黄色になる

ハナヒゲウツボの幼魚。成長すると体の色が綺麗な青と黄色になる

三角形をしたアカククリが集まるポイント。水深15mほどにあるハマサンゴのそばには、多い時で数十匹が群れることもあり、その光景はまさに圧巻!ハマザンゴの下には、キンメモドキの群れが身を隠しています。今はハナヒゲウツボの幼魚も居着いているほか、カエルアンコウなどが見られることもあります。
出会える生き物:アカククリ・キンメモドキ・ハナヒゲウツボ(幼魚)・イソギンチャクカクレエビ・ヤシャハゼ

3. ナカモト(大崎):水深15〜35m

小瓶を住処にしているナカモトイロワケハゼのペア

小瓶を住処にしているナカモトイロワケハゼのペア

カエルのような顔のリングアイジョーフィッシュ

カエルのような顔のリングアイジョーフィッシュ

マクロ好きやフォト派ダイバーから支持を集めているポイント。水深35mほどにある瓶の中には、人気のナカモトイロワケハゼが暮らしています。水深15mの砂地では、リングアイジョーフィッシュやニチリンダテハゼなど、レアなハゼにも出会えます。
出会える生き物:ナカモトイロワケハゼ・リングアイジョーフィッシュ・ニチリンダテハゼ・キンギョハナダイ・アカネハナゴイ・ウミガメ・ウミウシ

4. ダルマの根(名蔵):水深5m

一見、岩にしか見えないが、よく見ると中央にオニダルマオコゼの姿が!

一見、岩にしか見えないが、よく見ると中央にオニダルマオコゼの姿が!

砂地では注意深そうに顔を出すギンガハゼを見ることができる

砂地では注意深そうに顔を出すギンガハゼを見ることができる

名倉湾内の西側に位置するポイントで、大きな丸い根には主であるオニダルマオコゼが鎮座しています。その周りにはスカシテンジクダイが群れており、砂地ではギンガハゼを見ることもできます。水深が5mと非常に浅いので初心者でも潜りやすく、フォト派ダイバーがじっくりと撮影をするのにも向いています。
出会える生き物:オニダルマオコゼ・スカシテンジクダイ・ギンガハゼ

5. ジャイアントポテト(名蔵):水深〜15m

ダイバーの奥に山のように見えるのが巨大なコモンシコロサンゴ

ダイバーの奥に山のように見えるのが巨大なコモンシコロサンゴ

サンゴ近づくと、たくさんの魚が住み着いているのがわかる

サンゴ近づくと、たくさんの魚が住み着いているのがわかる

ギネス世界記録に申請中という巨大なコモンシコロサンゴがあるポイント。そのサイズはなんと外周70m、高さ12m!サンゴの上にはデバスズメダイなどの魚が群れていて、見応えがあります。
ポイント名の由来は、コモンシコロサンゴがじゃがいもを積み上げたような形をしていて、英語でポテトコーラルと呼ばれるため。
出会える生き物:デバスズメダイ

ブランク・ビギナーダイバーにおすすめの理由

ブランク・ビギナーダイバーにおすすめの理由

ここまで大崎・名蔵エリアの魅力をお伝えしてきましたが、この海はブランクダイバーやビギナーダイバーが自分のレベルに合わせてゆっくりと潜るのに最適な環境が整っています。ここからはその理由をご説明します。

ベテランスタッフによる安心安全のサポート

ベテランスタッフによる安心安全のサポート

《海講座》では、ブランクダイバーやビギナーダイバー向けのリフレッシュオプションが用意されています。ファンダイビング料金に5,000円(税込)をプラスすることで、器材セッティングのやり方からエントリー方法・耳抜き・マスククリアなど基本的なスキルをベテランスタッフがしっかりと教えてくれます。大崎・名蔵エリアには穏やかで水深が浅いポイントも多いため、美しいサンゴやクマノミを眺めながら、ゆっくりと水中感覚を取り戻すことができます。

冬は少人数でゆっくり潜れる!

冬は少人数でゆっくり潜れる!

夏のピークシーズンに比べると、冬はお客さんが少ないので、バタバタせず沖縄らしいゆったりとした時間を過ごすことができます。潜る際のチームも比較的少人数となるので、じっくり生物を観察したい方やスキルに不安がある方にはおすすめの季節です。船上も人数が少ないと広々快適!

ポイントまで10分なので船酔い知らず

ポイントまで10分なので船酔い知らず!

Photo by Sachi Murai

市街地のショップから大崎・名蔵エリアへと向かう場合は、船で40分程度かかりますが、川平にお店を構える《海講座》の場合は、名蔵湾から出港するのでたったの10分程度。船酔いをする暇もないほどすぐに到着します。

温かいランチを海の見えるコテージで!

温かいランチを海の見えるコテージで!

多くのショップでは午前中に2ダイブ、船上でのランチ休憩を挟んで午後1ダイブというスタイルですが、《海講座》の場合は午前中に3ダイブし、ショップに帰って着替えを済ませてから海の見えるコテージでランチを食べるスタイル。沖縄とはいえ、冬の船上は少し冷えるので、温かいランチをゆっくりと食べられるのはありがたいサービスですね。

ダイビングライセンスを取るなら冬のうちに!

ダイビングライセンスを取るなら冬のうちに!

通常のダイビングと同じく、夏のピークシーズンにはライセンス講習を受けるお客さんの数も多くなります。少人数でゆっくりと着実に知識やダイビングスキルを身につけたいのであれば、冬が最適。
《海講座》では、世界最大級のダイビング教育機関『PADI』のライセンスが取得可能です。オープンウォーターダイバーライセンスを取得すると、1年間はレンタル器材代が無料になるという太っ腹なサービス付き。
冬のうちにライセンス講習を受けて、夏になったらダイバーとして憧れのマンタに会いに行きましょう!

ダイビングスクール海講座

〒907-0453 沖縄県石垣市川平1287-97

TEL:0980-88-2434
E-mail: contact@umicoza.jp

「川平石崎マンタスクランブル」を開拓した園田真さん率いる老舗ダイビングサービス

「川平石崎マンタスクランブル」を開拓した園田真さん率いる老舗ダイビングサービス

ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで、沖縄で唯一3ツ星を獲得した風光明媚な川平湾。この湾を囲むように広がる川平は石垣島でも有数の観光地ですが、今ある自然景観を壊すような建物がほとんどなく、自然豊かで素朴な離島のようなロケーションです。そんな川平に根を下ろし、1985年にオープンしたのが《ダイビングスクール海講座》です。現存する石垣島のダイビングサービスでは最も古いお店のひとつです。
現在は高台にある自然林の中に建てられたログハウスを中心にサービスを展開。海に面した眺めの良い広い庭で休憩をとったりランチを食べたり、ダイビング後にログ付けをしたりと、他にはない体験ができるのも魅力。ダイビングだけじゃない、島らしい雰囲気を味わっていただきたいです!

《ダイビングスクール海講座》のホームページはこちらをご覧ください

協力/ダイビングスクール海講座
ライター/三浦エリカ