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マンタ・魚群・透明度! 憧れの海がここにある
久米島ダイビングガイド

ダイナミックな水中景観に目がくぎづけ! 久米島ダイビングガイド

久米島は、ハテの浜の美しく広がる白砂のビーチなど優美なイメージとは裏腹に、豪快な水中シーンが楽しめることで人気です。ブラックマンタが高確率で見られるマンタステーションも加わり、ますます注目度が高まっています。そんな久米島でのダイビングをより楽しむための詳細情報をお届けします。

※2024年1月現在の情報です。

久米島のシーズナリティ

一年を通じてダイビングが楽しめるが、大まかには南風の吹く夏場と北風の吹く冬場では風の影響で潜りに行きやすいエリアが異なる。5~10月頃は全体的にいいシーズンだが、ひとたび台風がやってくると飛行機が飛ばないことも。

1年を通してさまざまな見どころがある久米島の海。「マンタステーション」のマンタは1年中期待できるうえ、春~初夏は生きものたちの繁殖行動、夏~秋はギンガメアジやバラクーダなど回遊魚の群れ、冬は島からザトウクジラの姿が見えることもあるなど、どの季節に訪れても楽しむことができます。

久米島近海に冬になるとやってくるザトウクジラ。水中で会える可能性も!  親子でいることも多い

久米島近海に冬になるとやってくるザトウクジラ。水中で会える可能性も! 親子でいることも多い
写真提供/Tsuyoshi Kawamoto (DIVE ESTIVANT)

久米島のダイビング基本情報

久米島のダイビングスポットは、島と東に延びるサンゴ礁、御願干瀬(うがんびし)の周りに開拓されており、ボートを利用しての午前2ダイブ、午後1ダイブの1日3ダイブが基本。多くのダイビングサービスが集まるイーフエリアの北にある泊港や真泊港から出港し、遠くても20分程度のところにダイビングスポットがあるため、1ダイブごとに港に戻るのが一般的です。リクエストによっては到着日ダイビングやナイトダイビングなども可能なので、利用するダイビングサービスに相談してみましょう。

港から近いダイビングスポットが多いのでラクチン♪

港から近いダイビングスポットが多いのでラクチン♪

1日のスケジュール例

08:30 ホテルお迎え、港へ
09:00 港出発
10:00~12:00 1~2本ダイビング
12:00 港に戻って昼食&休憩
13:00~15:30 1~2本ダイビング
16:00 港到着後ショップでログ付け
17:00 解散(ホテル送迎)

絶対潜りたい
ダイビングスポット情報

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~マークの意味~

初心者OKのスポット

中級者以上向けのスポット

マンタがよく見られるスポット

洞窟洞窟やアーチなど地形が特徴的なスポット

ブラックマンタも登場する注目のマンタスポット

マンタステーション初心者マンタ

●流れ:ときにあり ●最大水深:15m

イーフビーチのすぐ沖に発見されたマンタスポット。南から北にかけて細長い根が5つ並んでおり、マンタとの遭遇率の高いクリーニングステーションとなっています。根のトップは浅いところでは7~8m程度なので初心者でも安心。日本では非常に珍しい、全身が真っ黒なブラックマンタがわりとよく見られるうえ、普通のマンタにも高確率で会うことができます。

優雅に舞うマンタに感動!
動画提供/DIVE ESTIVANT

マンタウォッチングの久米島ルール

島内のダイビングサービスで構成される《久米島ダイビング安全対策協力会》では、「マンタステーション」にマンタがいつまでも訪れるよう、「マンタに泡をあてない」「マンタが居る場合は、必ず着底して見る」などダイバーとして守るべきルールを設けています。事前にしっかりとチェックしておきましょう。

詳細はこちら

久米島を代表するビッグスポット

トンバラ中級者洞窟

●流れ:ときに強い ●最大水深:30m

島の南、海面から突き出した高さ約50mもの巨岩の周囲を潜ります。潮の流れが強くなることもありますが、そのぶん大物が期待でき、ギンガメアジなどの回遊魚の群れのほか、ハンマーヘッドシャークやジンベエザメなどの超大物が登場することも。キンギョハナダイの乱舞も必見です。

ダイナミックな地形、ロウニンアジやバラクーダ、ギンガメアジなどの魚群など大物好きにはたまらない
動画提供/DIVE ESTIVANT

大物からマクロまでバリエーションが豊富

イマズニ初心者

●流れ:ときにあり ●最大水深:23m

春から秋にかけて見られるギンガメアジの巨大な群れが人気のスポット。水深25m付近から立ち上がる大きな根の周囲では、ここが北限といわれるアカネハナゴイが群れで見られ、とてもきれい。泊港から約10分でアクセスできるのも魅力です。

巨大な固まりをつくるギンガメアジの群れ

巨大な固まりをつくるギンガメアジの群れ

カメ好きダイバー垂涎のカメ天国

カメパラダイス 初心者

●流れ:ほとんどない ●最大水深:15m

水深15mほどの棚がウミガメの寝場所や食事場所となっており、至る所でウミガメの姿を見ることができます。多いときには30匹以上のウミガメが見られることもあるというから驚き! ウミガメ好きなら絶対に潜っておきたいスポットです。

こんなに間近で何匹ものウミガメが観察できることも

こんなに間近で何匹ものウミガメが観察できることも

豪快なドロップオフで爽快感抜群!

ウーマガイ初心者

●流れ:ときにあり ●最大水深:40m

水深5mから落ちるドロップオフの周囲には、カスミチョウチョウウオやハナゴイ、キンギョハナダイなどが群れ、にぎやかな雰囲気。透明度が良いことも多く、爽快感のあるダイビングを楽しむことができます。ときにマンタなどの大物が現れることも。

ダイナミックなドロップオフにカスミチョウチョウウオやハナゴイなどが乱舞し、グルクンなどが中層からやってくる
動画提供/DIVE ESTIVANT

無数のハナゴイが舞う美しい水中景観

無数のハナゴイが舞う美しい水中景観

トンネルやアーチなどの地形が魅力

アーラ親子岩初心者洞窟

●流れ:ときにあり ●最大水深:20m

久米島南部のアーラ岳の傍にあるスポットで、親子のような大小の岩の下を潜ります。水深が浅く、流れのないことも多いので、初心者からトンネルやアーチなどの地形が楽しめるのが魅力。クマノミの仲間も数多く見られます。

セジロクマノミなどクマノミ類が豊富

セジロクマノミなどクマノミ類が豊富

旅の基本トラベル情報

久米島ってこんな島

沖縄本島から西に約100km。那覇空港からは《日本トランスオーシャン航空》、《琉球エアーコミューター》で移動できるうえ、例年夏には羽田からJTAの期間限定直行便も運航されるなど、沖縄諸島の中でもアクセスしやすい久米島。那覇の泊港からフェリーでのアクセスもできる。直行便は片道約3時間、渡名喜島経由約3時間30分。
「久米島ブルー」とも称される美しいブルーの海、真っ白な砂浜、緑にあふれた島内など、豊かな自然を楽しむことができます。
久米島の外周を道路が通っており、距離は約40km。寄り道しながらのドライブでも2時間程度で1周することができます。

絶景スポット

久米島には豊かな自然が楽しめる絶景スポットが数多く存在します。アフターダイブや最終日に訪れてみては?

美しいラグーンに浮かぶ日本最大の砂州

ハテの浜

●泊フィッシャリーナから送迎船で約15分

久米島の東に広がるサンゴ礁「御願干瀬(うがんびし)」の中にある「前の浜」「中の浜」「ハテの浜」のことをひっくるめて「ハテの浜」と呼ぶことが多い。日本最大の砂州で、どこまでも真っ白な砂浜が続く光景はまさに絶景です。驚くほどサラサラな砂の感触に感動すること間違いなし!

どこまでも延びる砂州が美しいハテの浜

どこまでも延びる砂州が美しいハテの浜

久米島七不思議のひとつ

奥武島(おうじま)の畳石

●久米島空港から車で約20分

久米島の東側、海中道路でつながっている奥武島の海岸に、カメの甲羅のような五角形、六角形の岩が敷き詰められた場所があります。「畳石(たたみいし)」と呼ばれるこの奇岩群は、かつて火山で流れてきた溶岩が冷えて固まったもの。国指定天然記念物となっており、不思議な景観をつくり出しています。夜は満天の星も見事。

カメの甲羅のような形の岩がユニーク

カメの甲羅のような形の岩がユニーク

美しく伸びるハテの浜を一望

比屋定(ひやじょう)バンタ

●久米島空港から車で約15分

島の東側の高台にある展望台で、久米島随一の絶景スポット。ハテの浜が一望できるほか、晴れた日には渡名喜島、粟国島、ケラマ諸島、ときには沖縄本島までもが見られることもあります。ここの名物といえば「100円そば」。お惣菜やご飯ものも充実しています。※売店は不定期営業ですのでご了承ください

天気のいい日に眺める景色は最高!

天気のいい日に眺める景色は最高!

子宝伝説の残る巨大な奇岩

ミーフガー

●久米島空港から車で約15分

久米島では巨岩奇岩が数多く見られますが、中でも有名なのが、2つの巨岩がぶつかりあって形成された岩壁の「ミーフガー」。「女岩」とも呼ばれるこの岩を拝むと子宝に恵まれると言い伝えられており、子供を望む多くの人が訪れています。岩の隙間から見られる青い海もきれい。

子供を望む多くの人が訪れるパワースポット

子供を望む多くの人が訪れるパワースポット

知る人ぞ知る景勝地

登武那覇園地(とんなはえんち)

●久米島空港から車で約25分

ガイドブックにもあまり掲載されていませんが、小高い丘から見渡す景色が素晴らしいと評判の県立自然公園。かつて久米島を支配していた伊敷索(いしきなわ)一族の登武那覇城があった場所で、イーフビーチから車で約5分とアクセスもよく、朝日や夕陽を見に行くのにも適しています。

東屋でのんびりくつろぐのもおすすめ

東屋でのんびりくつろぐのもおすすめ

グルメ

久米島産の車海老が絶品!

ゆくい処 笑島(わしま)

●島尻郡久米島町字西銘1372-1

島の特産品である車海老を使った「車海老そば」が話題のお店。脱皮したてで殻までやわらかい車海老がのっており、島のみそとエビの頭やガラで風味付けされたスープは、一滴残らず飲み干したいほどの美味しさ。お店からの見晴らしのよさも魅力です。

大きな車海老は殻ごと食べられます

大きな車海老は殻ごと食べられます

地産地消メニューがずらり

YUNAMI FACTORY

●島尻郡久米島町字兼城1146-1

車海老のマークと黄色いコンテナが目印のカフェ。自家製のガーリックオイルを使った、島産の車海老料理「ガーリックシュリンプ」や「車海老バーガー」など、地産地消にこだわったメニューがそろっています。デザートに紅芋シュークリームもぜひ♪

青空に映える黄色のコンテナカフェが目印

青空に映える黄色のコンテナカフェが目印

島産のこだわりスイーツに舌鼓

しまふく&ちぃとぅ処 福屋

●島尻郡久米島町仲泊1156(しまふく)
●島尻郡久米島町字仲泊427-1(福屋)

今や久米島の定番のおみやげとなっている「みそクッキー」の《島福》。その初代である島袋さんの息子2人が島の食材にこだわって作るスイーツは、スイーツ好きから絶賛されており、県外からも訪れるほど。リーズナブルな価格もうれしい限りです。

どのスイーツもとてもおいしそう!

どのスイーツもとてもおいしそう!

おみやげ

久米島みやげの定番!

みそクッキー

久米島を代表するおみやげとなっているのが、《島福》の「元祖みそクッキー」。添加物を一切使っておらず、みその塩味とクッキーの甘さがクセになる美味しさ。箱入りのものから小分けされたものまで、いろいろあるので、用途に応じて買い分けることができます。

食べ始めたら止まらなくなるおいしさの「元祖みそクッキー」

食べ始めたら止まらなくなるおいしさの「元祖みそクッキー」

工場限定販売の銘酒も

米島酒造の泡盛

すっきりとした口当たり&柔らかな甘味で、おしゃれなブルーボトルが特徴的な「美ら蛍」をはじめ、「久米島」などさまざまな泡盛を生産している米島酒造。「美ら波」「久米島35度」(箱入り)など、工場限定販売の銘酒も用意されています。工場見学をすることも可能です。

マンゴー

ブルーボトルの「美ら蛍」はダイバーからも人気

全国的にも有名な人気の泡盛

久米島の久米仙の泡盛

沖縄の泡盛として全国的に有名な「久米島の久米仙」。久米島で一番高い宇江城岳の麓に工場を構えており、その生産規模は沖縄県内最大級。自己水源の湧水を使用した泡盛は、クセが少なく口当たりのまろやかさが特徴です。「泡盛仕込みシークヮーサー」「あらごし琉美の梅酒」などの泡盛リキュールも人気。

ここでしか買えない銘酒もあります

ここでしか買えない銘酒もあります

海洋深層水を利用した製品が評判

ポイントピュールの化粧品

羊水に近いといわれる久米島の海洋深層水を使用し、天然成分と機能性にこだわって作られた「ポイントピュール」の化粧品は、肌にやさしいと評判。日焼け後の肌におすすめの「モイスチャーアクアゲル」など、基幹店である「Ryu Spa Factory Shop(琉球コスメハウス久米島店)」で購入することができます。

マンゴーの香りのRyu Spa ジューシーボディバーム

マンゴーの香りのRyu Spa ジューシーボディバーム

宿泊

設備の整ったリゾートホテルからアットホームな民宿まで
目的や好みに応じて選択可能

プールや大きなレストランを備えたリゾートホテルから、地元の人の手作りご飯が味わえ、まるで実家に帰った時のようなホッとする感じがする民宿まで、宿泊施設はより取り見取り。久米島内で宿泊施設が集中しているのは、イーフビーチ周辺やじんじんロード(新興通り)周辺。民宿では《旅宿 なんくるないさぁ》がダイバーにやさしくて便利と人気です。居酒屋などの飲食店も多くあります。

目の前にイーフビーチが広がり、ロケーション最高の《イーフビーチホテル》

目の前にイーフビーチが広がり、ロケーション最高の《イーフビーチホテル》

空港から至近の、全室オーシャンビューホテル《サイプレスリゾート久米島》

空港から至近の、全室オーシャンビューホテル《サイプレスリゾート久米島》

南国情緒あふれる《リゾートホテル久米アイランド》

南国情緒あふれる《リゾートホテル久米アイランド》

アクセス情報

日本各地から久米島へ

夏の限定期間を除き、久米島へは本州からの直行便はないため、まずは沖縄本島・那覇にアクセス。那覇から久米島へは、日本トランスオーシャン航空(JTA)または琉球エアコミューター(RAC)が運航されています。
「のんびり旅を楽しみたい」「荷物の重量が気になる」という人は、那覇から久米商船の定期船(フェリー)で久米島に渡る方法もあります。月曜以外は1日2便出ており、冬場は運が良ければザトウクジラが見られることも。
また、毎年7月15日頃~8月末の夏季限定でJTAが羽田~久米島の直行便を運航しており、時間帯によっては到着ダイビングも可能なことから、例年人気を集めています。

那覇⇔久米島 35~40分

羽田⇔久米島 約2時間半 ※期間限定

那覇⇔久米島 約3時間

那覇からはプロペラ機で久米島へアクセス

那覇からはプロペラ機で久米島へアクセス

島内の交通

●タクシー/タクシー会社は2社ありますが、台数が少ないため、呼び出しが基本。観光サービスも行っています。

●バス/町営の路線バスがあり、飛行機の時間に合わせて運航されている空港線(往路・復路)のほか、一周線(右廻り・左廻り)、島尻線、嘉儀山線の路線があります。本数が少ないので、乗り遅れないようにしっかりと時間を確認しておきましょう。

●レンタカー/1周約20キロの島内を効率的に観光するならレンタカーが便利。空港などにレンタカーのカウンターがあり、1日5,000~7,000円程度で借りることができます。

●レンタバイク・レンタサイクル/晴れた日に島内をのんびりとバイクなどで回るのもおすすめ。レンタルバイク業者や宿泊施設などで借りることができます。自転車の場合、島内はかなりアップダウンが多いので、電動自転車を借りたほうがいいでしょう。

久米島空港⇔イーフビーチ 約25分

久米島空港⇔奥武島 約30分

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