ダイバーなら絶対潜りたい海No.1!
パラオ|エリア情報
ダイバーが選ぶ口コミランキング「ダイブ&トラベル大賞」海外ダイブエリア部門で通算10回も1位に選ばれているのがパラオ。大物・魚群の遭遇率、そして透明度と過ごしやすさは編集部も納得! 何度でも訪れたいダイビング天国です。
※2020年1月現在の情報です。
パラオってどんなところ?
日本の真南約3,000kmに位置するパラオ共和国。大小586もの島から成り、全部をあわせても屋久島と同じくらいの面積しかありませんが、海洋面積はスペインの国土とほぼ同じ50万km²ほどもあります。自然が豊富でダイバーはもちろん、観光客にも人気の世界自然遺産認定エリアです。
近年はオーバーツーリズムを懸念して航空便を抑制したり、入国時に観光客にも環境保全に協力してもらう「パラオプレッジ」を導入したり、プラスチックバッグや海に影響を与える日焼け止めの使用を禁止するなど、環境保全の先進国としても注目されています。
オプショナルツアーで人気のジェリーフィッシュレイクでは、クラゲ保護と水質保全のために日焼け止めの使用が禁止されています
南北に点在する島々は、首都マルキョクのある“ビッグアイランド”、バベルダオブ島や観光・経済の中心地、コロール島を擁するパラオ諸島、その南、赤道近くのヘレンリーフまで点在する南西諸島に分かれています。
パラオ諸島の周囲は美しいリーフに囲まれており、サンゴが隆起してできたマッシュルームのような島「ロックアイランド」が特徴的。
2012年6月にはロックアイランドと周辺の島々、さらに海域にすむサメの種類が多い(13種)ことなどからユネスコの世界複合遺産に登録されています。
パラオを象徴する、無数に点在するロックアイランド
シーズナリティ
ここは潜りたい!
人気ダイビングスポット
人気No.1の外れのないスポット
ブルーコーナー
夢にまで見たバラクーダの群れ、ギンガメアジの群れ、人懐こいナポレオンフィッシュ、うようよいるグレイリーフシャーク(オグロメジロザメ)など人気の大物や大型回遊魚の群れが見られる超人気スポット。リーフの棚の上でも群れが見られるので、初心者でも楽しめます。ただし、流れが激しくなることもあるので、ガイドの指示をしっかり守ること。
マンタが高確率!
ジャーマンチャネル
ラグーンと外洋を結ぶ水路(チャネル)にある、人気のマンタスポット。マンタはクリーニングステーション(マンタの体に付着している寄生虫を小魚に食べてもらう場所)となる根(水深14~16m)にやってくるので、根の周りでじっと待ちます。
時期によっては水面近くにたまるプランクトンを捕食するマンタの宙返りなども見られます。時として数十尾集まることも!
神秘の光とブルーは涙モノ
ブルーホール
水深1~3mのリーフにあいた4つの穴が下でつながり巨大なホール(洞窟)になっています。下から穴を見上げると、すべての穴から青い光が降り注ぎ、神々しいばかり。穴の出口付近にはウコンハネガイやオオテンハナゴイ、フチドリハナダイなどが見られ、生き物ウオッチングも楽しいスポットです。
珍しい鍾乳洞を潜る
シャンデリアケーブ
世界でも希な海中鍾乳洞を潜るスポットです。水深9mの壁にあいた穴を奥に進んでいくと暗い闇の中にシャンデリアのような白い鍾乳石がいくつも垂れ下がっているのが見えます。顔を出せるエアドームがいくつかあるので、冒険気分満点。
癒しの海中風景を堪能
ウーロンチャネル
パラオ諸島を囲むバリアリーフの水路を潜ります。インカミングの潮で真っ白なチャネルを飛ぶように流されるのは、かなり楽しいアトラクション。水路の入り口付近はドロップオフになっていて、「ウーロンクリフ」「ウーロンドロップオフ」とも呼ばれるビッグスポット。グレイリーフシャークやギンガメアジ、オオメカマス、数十尾ものナンヨウツバメウオなどが群れています。
ロックアイランドに囲まれたマクロ天国
マリンレイク
マラカル島の目の前のロックアイランドに囲まれた天然の塩水湖で、静けさが漂う緑に囲まれて潜ります。ニシキテグリやテンジクダイ、マンジュウイシモチなど内湾系のマクロの生き物がたくさん見られます。ギンガハゼのコロニーもあり、自分で見つけるのがおもしろいです。最大水深は約10m。
基本トラベル情報
時差
なし(日本と同じ時間帯)
通貨
USドル($)
両替
現地の銀行やホテルで日本円からの両替が可能ですが、$1につき10~20円ぐらい換算率が高いので日本で両替をすませておくことがベター。
クレジットカード
大型ホテルやレストラン、一部のダイビングサービスでVISA、MASTERなどが利用可能。なお、WCTCショッピングセンターにクレジットカードのキャッシングコーナーがあります。
プリスティン・パラダイス環境税
2018年よりそれまでの空港税、環境税が廃止され、環境保護を目的としたプリスティン・パラダイス環境税が$100、徴収されています。航空券に切り込まれるので現地での支払いの必要はありません。ただし入国時にEチケットを見せる必要があります。
入海料
各州で海を利用する人にパーミットを発行しています。コロール州は10日間有効で$50(「ジェリーフィッシュレイク」利用の場合は$100)、ペリリュー州は14日間有効で$25など。
電圧とプラグ
110~120V、60Hz。プラグは日本と同じAタイプです。電圧が若干高いですが、変圧器付きの電気製品であれば普通に利用できます。付いていない場合は、長時間の利用は避けること。また、パラオでは停電がよくあるので、コンセントは差しっぱなしにしないようにしましょう。
宿泊
コロール島および周辺のマラカル島、アラカベサン島に大小のホテルが点在しています。海辺のリゾートホテルも人気ですが、街の中心地にあるホテルは、徒歩で買い物や食事にも行けてとっても便利です。主要ホテルからコロールへのシャトルバス(有料)も出ています。
アクセス
ユナイテッド航空
日本からグアム経由でパラオに毎日就航している唯一の航空会社。グアム-パラオを毎日定期便で結んでおり、グアムまでは成田、関空、中部国際、福岡から毎日アクセスできて便利です。グアムまでは日本から約3時間半、グアム-パラオは約2時間の所要時間。機内に預けられる荷物はエコノミークラスの場合23kgを2個まで。ただし、2個目から有料。
その他
大韓航空やアシアナ航空利用で仁川経由、チャイナ航空で台北経由などで行く方法もあります。
また、期間限定のチャーター直行便が日本航空、スカイマークなどで出ているのでチェックしましょう。直行便であれば実質4時間でパラオに到着できます。
※2020年1月現在の情報です。
情報は予告なく変更にある場合があります。
事前にチェックしてください。
食(グルメ)&おみやげ情報
食(グルメ)情報
マングローブガニのボイル
高級なマングローブガニ(マッドクラブ)が比較的手ごろなお値段で食べられるパラオ。カニみそ、カニ爪部分は特においしいと評判。《カープレストラン》、《パラオプランテーションリゾート》のメインレストランなどで食べられます(要予約)。
シャコ貝
コリコリっとした食感と、ほんわりとしたしょっぱさが美味しいシャコ貝もパラオならでは。《ジャングルバー》では、新鮮なシャコ貝を用意していて、注文すると目の前でさばいてフレッシュな味わいのシャコ貝刺身を振る舞ってくれます。
人気のパラオみやげ
モリンガ(Moringa)
史上最強のスーパーフードとして知られる「モリンガ」は、パラオであちこちに自生。アンチエイジングをはじめとする効果があるといわれています。この葉っぱを使ったお茶や粉末は各土産店で購入可能です(ダイビングサービスの《パラオパシフィックダイバーズ》=写真などでも販売)。
タピオカクッキー
唯一のパラオ産、タピオカクッキーやノニクッキー。お値段もお手頃で数もあるので、職場へのお土産などにぴったり! 最近はパウンドケーキなどの商品も増えています。各土産店で販売。
ミルキーウェイのコスメ
オプショナルツアーで人気の「ミルキーウェイ」は、ホワイトクレイ(泥)パックの素材が海底に眠っていることでつとに有名。保湿&美白効果のあるこのホワイトクレイを利用した化粧水、乳液、フェイスパックなどの商品も質が良く、効果抜群と評判です。日本で購入するよりぐっとお手頃!