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ユナイテッド航空のパラオ直行便10/29就航!
パラオへGO!

パラオへGO!

2025年10月29日からユナイテッド航空の成田-パラオ直行便が就航! 週2便なので最短5日間からパラオに行けるとあって注目度は急上昇。そんなパラオの最新ダイビング情報を徹底ガイド! 現地の魅力と知っておきたい旅のポイントをご紹介します。

※2025年8月現在の情報です

PALAU General Information

日本の真南にあるパラオ

こんもりと緑が茂るロックアイランド。海の色も海底の形質で様々。ミルキーウェイの一部も下中央部に見えます

こんもりと緑が茂るロックアイランド。海の色も海底の形質で様々。ミルキーウェイの一部も下中央部に見えます
Photo by Palau Visitors Authority

2025年10月29日(水)からユナイテッド航空の成田-コロール(パラオ)が就航します。その所要時間は往路が4時間55分、復路が4時間35分とのことですが、おそらく飛んでいる時間は4時間足らず。というのも、パラオは日本の真南約3,000kmにあり、日本との時差のない経度にあるからです。北緯8度と、赤道に近い海洋性熱帯気候のパラオは、太平洋西部に南北にわたって大小563もの島々から成っていて、最大の島“ビッグアイランド”ことバベルダオブ島には首都マルキョク、国際空港があります。この島はパラオの総面積458平方kmの7割を占める331平方km。栃木県栃木市と面積が同じぐらいというから、1つ1つの島がいかに小さいかがわかります。
とはいえ、海洋を含めた国の面積は約50万平方km。スペイン国土と同じぐらいの面積です。パラオはまさに広大な海洋国なのです。
アクセスは直行便のほか、ユナイテッド航空のグアム-コロール便が毎日運航していて、成田、大阪、名古屋などからグアム経由で行く方法もあります。ほかにも韓国、台湾などを経由して行くこともあります。

パラオってこんなところ

「バイ」と呼ばれる集会所は伝統的な建築法でできている

「バイ」と呼ばれる集会所は伝統的な建築法でできている
Photo by Davor Rostuhar

パラオの共通語はパラオ語、英語などがありますが、太平洋戦争の頃に日本が統治していたことがあり、日本語を話すパラオ人も少なくありません。また日本人スタッフのいるホテル、ダイビングサービス、お土産店なども多いので、初めて海外旅行をする方も、英語が苦手な方も、ほとんど現地で困ることはないほどです。

パラオが素晴らしいのは、豊かな自然こそパラオ最大にして最高の資源と、オーバーツーリズムをけん制すべく航空便を抑制したり、入国時に観光客に環境保全を宣言してもらう「パラオプレッジ」を導入したりしていること。漁業禁止エリアも多く、海洋生物の保護にも余念がありません。またプラスチックバッグや海に影響を与える日焼け止めの使用禁止など、まさに環境保全の先進国でもあります。

パラオのシーズナリティ

パラオシーズナリティ

赤道に近い太平洋のただ中にあるパラオ。年間の気候は11月初旬~6月半ば頃の乾季と、6月半ばから11月初旬頃までの雨季の2つの季節があります。乾季は北東の貿易風、雨季は南西の貿易風の影響を受け、乾季は島々を取り巻くバリアリーフの西側が安定、雨季は東側が安定しますが、両シーズンともボートでアクセスできなくなるのは、ほんの数日です。地球の異常気象や温暖化により乾季でもスコールが多かったり、雨季でも雨が少なかったりと、年によって変動が大きくなっている傾向にあります。また、パラオの大きな特徴として、コロール島やマラカル島が大雨または曇っていても、ダイビングスポットやロックアイランドのあるラグーンに行くと晴れていることが多いので、ダイバーやマリンアクティビティ参加者には願ってもない魅力です。またスコールが多く、虹を見る機会にも恵まれています。
年間平均気温は26℃と暖かく。一年中日本の夏の服装でOK。ウエットスーツも寒がりでなければ3mmワンピースで十分です(現地ガイドは短パンに上だけウエットスーツという人も少なくありません)。
ちなみに、ボートダイビングが主流なので、マリンブーツなし、素足で履けるフルフットフィンの利用者がとても多いです。

ユネスコの世界複合遺産に登録 豊かな海はダイビング天国

13種以上のサメが生息する貴重な海

パラオでは外洋スポットでよく見られるグレイリーフシャーク

パラオでは外洋スポットでよく見られるグレイリーフシャーク
Photo by Todd Thimios

2012年には、ロックアイランドと周辺の島々の自然と文化、さらに少なくとも13種ものサメや385種ものサンゴが生息している貴重な海中などの理由から、ユネスコでも珍しい世界複合遺産に登録されています。訪れる際には、パラオの自然や文化をリスペクトして、楽しんでいただきたいものです。
ちなみに、13種のサメとは……
・グレイリーフシャーク(和名オグロメジロザメ)
・ホワイトチップリーフシャーク(和名ネムリブカ)
・ブラックチップシャーク(和名ツマグロ)
・ハンマーヘッドシャーク(アカシュモクザメ)
・グレートハンマーヘッドシャーク
・タイガーシャーク(和名イタチザメ)
・ジンベエザメ
・オーシャニックホワイトチップシャーク(和名ヨゴレ)
・レオパードシャーク(和名トラフザメ)
・ニタリ
・シルバーチップシャーク(和名ツマジロ)
・シルキーシャーク(和名クロトガリザメ)
・ブルシャーク(和名オオメジロザメ)
※現地では英名で呼ばれることが多いです。

ほかにもガラパゴスシャークが現れたこともあり、まだまだポテンシャルが高い海です。

絶対潜りたい2大人気ビッグスポット

「ブルーコーナー」は人気No.1のダイビングスポット

巨大なブラックフィンバラクーダは「会いたい魚」リクエストNo.1とか

巨大なブラックフィンバラクーダは「会いたい魚」リクエストNo.1とか
Photo by Marine Photo Library

パラオが世界中のダイバーに愛されるようになったのは、海の生きものたちの多様性だけでなく、外洋スポットのエキサイティングな魚群の数々、幻想的なケーブスポット、そして日本人ダイバーの間ではあまり馴染みがありませんが、沈船・沈飛行機などのレックスポットの多さでしょう。

特に多くのダイバーのみならず現地ガイドを虜にしているのが、ゲメリスエリアの「ブルーコーナー」! 南西の外洋に突き出した水深9mぐらいからのリーフの棚の周辺に大小の魚が行き交うビッグスポットです。運が良ければギンガメアジやバラクーダの大群がトルネード状になったり、イソマグロやロウニンアジがガンガン、大きなグレイリーフシャークが群れにアタックしたり、ナポレオンがダイバーの周りにまとわりついたり、アオウミガメやタイマイが棚上にいたり……と、どこもかしこも魚や生きものだらけ。自然界のピラミッド構造を間近に見られ、最初から最後まで大興奮!間違いありません。

「ジャーマンチャネル」に憧れのマンタが集まる!

クリーニングステーションに集まってくるマンタ

クリーニングステーションに集まってくるマンタ
Photo by Marine Photo Library

エイの仲間はサメと同じ仲間ではあるけれど、プランクトンを食べる性格のおとなしい大物がマンタです。パラオはリーフなど沿岸型のナンヨウマンタが圧倒的に多いのですが、外洋海遊型のオニイトマキエイも姿を現すことも。
パラオにはいくつかのマンタスポットがあります。特に人気なのが「ジャーマンチャネル」。コロール方面から「ブルーコーナー」に行く途中に、ジャーマンチャネルと呼ばれる、その昔ドイツ人が造った人工水路があるのですが、そのすぐ先にあるマンタのクリーニングステーションです。水深13~15mぐらいにある根がクリーニングステーションとなっていて、根の周りで待っていると、間近にマンタがやってくるということで、非常に人気です。観察する際は根に乗らない、触らない、追いかけない、が鉄則です。
近年は海面に集まるプランクトンを食するシーンもよく見られていて、中性浮力がとれ、安定して潜れるダイバー向けですが、“捕食マンタ”を狙うこともあります。
大きなものでは体長(左右のヒレを広げた長さ)が3mを超えることもあり、会えたときの感動は、一生モノともいえます。

パラオの主なダイビングスポット

外洋スポットで大物狙い

「ジャーマンチャネル」で撮影したギンガメアジ。「ブルーコーナー」「ウーロンドロップオフ」などでもよく群れている

「ジャーマンチャネル」で撮影したギンガメアジ。「ブルーコーナー」「ウーロンドロップオフ」などでもよく群れている
Photo by Marine Photo Library

パラオのダイビングスポットは、パラオ諸島を取り巻く大きなバリアリーフの外側の「外海(そとうみ)」と内側の「内海(うちうみ)」または「内湾」の大きく分けて2エリアがあります。外海では大型回遊魚、内海では様々なマクロ生物が見どころ。

世界でもトップクラスの美しさ!「ブルーホール」

「ブルーホール」の幻想的な光射すブルーと影

「ブルーホール」の幻想的な光射すブルーと影
Photo by Josiah Wig

外海はほかに、“地形スポット”と呼ばれる洞窟やアーチのスポットが人気です。
なかでも「ブルーホール」は世界でも大人気の洞窟スポット。リーフの下に広大なホールが形成されていて、天井にあいた4つの穴、外海に抜ける大小3つの穴から射し込む光のシャワーや、ブルーの窓が楽しめます。
一般的な潜り方は、水深1.5mほどのドロップオフに最も近い天井穴からほぼ直角に潜降し、水深18mほどで洞窟内の大きなホールに入ります。まず潜降しながら下だけでなく上を見上げてみてください。降り注ぐ光のシャワーが幻想的です。そして大きなホールに入ったら、ほかの天井穴から射し込むスポットライトや光のシャワー、外洋に抜ける穴に浮かび上がるブルーの窓などをたっぷりお楽しみください。
外洋側の最も大きな横穴は天井で水深23mと深めですが、天井には珍しい魚が見つかることも。またホール内にはカッポレが編隊を組んで入ってくることもあります。
横穴から出たら、ドロップオフ沿いをウォールダイビング。すぐ南の「ブルーコーナー」も同時に潜ることがあります。

外海のスポットはほかにもいっぱい!

例年12月頃から新月の前後に外洋西側にあるリーフに群れ始めるツノダシ

例年12月頃から新月の前後に外洋西側にあるリーフに群れ始めるツノダシ
Photo by Marine Photo Library

2大ビッグスポット以外にも外海にはダイバーを虜にするダイビングスポットがたくさんあります。そのほとんどがパラオ諸島を取り巻くバリアリーフの西側、特に南西~南に位置しています。その理由は、バリアリーフの西にパラオ海溝があり、深場の栄養分たっぷりな海水が湧昇流によって運ばれ、リーフ周辺の生きものが豊富になっているからだと考えられています。その最たるものが「ブルーコーナー」なのですが、周辺もその恩恵を多大に受けていることは想像に難くありません。

「ウーロンチャネル」の水路中ほどにある巨大なキャベツサンゴ群落
Movie by Yukari Goto

「ブルーコーナー」のすぐ北に「ブルーホール」、さらに北上していくと「シャークシティ」「グラスランド」「ウーロンチャネル」と続きます。
「シャークシティ」は近年は名前とは裏腹にサメは少なく、バラクーダやギンガメアジの回遊魚群が人気のドロップオフスポットです。
「グラスランド」は、月齢にもよりますが早朝にカンムリブダイの大産卵が行われることで有名に。もともとはアキアナゴというスパゲッティガーデンイールの群生が草原(グラス)のように見えることから名づけられたスポットです。
「ウーロンチャネル」はダイビングショップによって、外洋側は「ウーロンアウト」とか「ウーロンドロップオフ」などと分けて呼ばれることもありますが、上げ潮時に潜ると、外洋側からドロップオフの壁、リーフの棚、水路、内湾の砂地と続く景観の変化が楽しめます。潮が流れているときは水路を飛ぶように泳げることでも人気です。またリーフの棚や水路はサンゴが美しいことでも知られ、特に水路のキャベツサンゴ群落の大きさは、世界でも屈指と注目されています。

「シアスコーナー」近辺

さらに北には「シアスコーナー」「シアストンネル」があります。いずれも魚影が濃く、大物ウオッチングのできることで人気です。
「シアスコーナー」のリーフ上にはミクロネシア~南太平洋の固有種ともいわれるフレームエンジェルフィッシュがよく見られることでも知られています。
「シアストンネル」は地形が見どころで、「ブルーコーナー」とはまた違った、トンネルならではの、冒険心をくすぐられるスポットでもあり、出口の幻想的な景観に心を揺さぶられるダイバーも少なくありません。

なお、バリアリーフの東側にも「ショートドロップオフ」や「ゲロン・アウトサイド」といくつかのダイビングスポットがありますが、訪れる頻度があまり多くありません。こちらも外洋ならではの魚群や大物が期待できます。

上級者向きのスポットが人気のペリリュー島

パラオの外洋スポットで忘れてはならないのがペリリュー島です。南西端に「ペリリューコーナー」「ペリリューエクスプレス」と呼ばれる、グレイリーフシャークの群れ、ロウニンアジの大群が狙えるスポットがあります。月齢によってはイレズミフエダイの産卵も。流れがかなり速くなることもある上級者向きのスポットです。
イレズミフエダイはペリリュー島東部の「イエローウォール」でも大群が見られることがあります。

内海のスポットも侮れない!

元気なサンゴが多く、スズメダイなどの魚もいっぱい

元気なサンゴが多く、スズメダイなどの魚もいっぱい
Photo by Todd Thimios

ニシキテグリ

ニシキテグリ
Photo by Todd Thimios

バリアリーフ内のコロール島周辺やロックアイランド周辺に内湾型の穏やかなダイビングスポットや沈船スポットが多くあります。中には体験ダイビングや講習の海洋実習メインのスポットも。
主なスポットとしては、マラカル島(コロール島から陸路で移動できる、ダイビングサービスやホテルの多い島)の目の前にある「マリンレイク」「シャンデリアケーブ」「セントカーディナル」が近くて有名。
いずれも(洞窟の外では)、マクロ生物のウオッチングや水中撮影がメイン。マンジュウイシモチやカニハゼ、ギンガハゼ(黄色バージョンも)、ニシキテグリなど体色の鮮やかな生きものや動きのユニークな生きものがズラリ! 見ごたえたっぷりです。

一度は潜りたい「シャンデリアケーブ」

天井からシャンデリアのように垂れ下がる鍾乳石

天井からシャンデリアのように垂れ下がる鍾乳石
Photo by Marine Photo Library

マラカル島のすぐ目の前の無人島に位置する「シャンデリアケーブ」は、世界でも稀な海中鍾乳洞のスポット。洞窟内では天井から鍾乳石がシャンデリアのように無数に垂れ下がっている景観が見事です。探検気分満点!
洞窟への出入り口は水深9mほど。初心者でも安全な水深ですが、洞窟内で海底や壁を蹴ったりぶつかったりしないための、安定したスキルは必要です。

80年以上前の貴重な沈船も

第二次世界大戦で沈んだ輸送船「てしお丸」

第二次世界大戦で沈んだ輸送船「てしお丸」
Photo by Marine Photo Library

パラオは第一次世界大戦のパリ講和会議により日本の委任統治領となり、コロールには南洋庁が置かれていました。日本海軍の重要な作戦地となっていたのですが、昭和19(1944)年3月30~31日の米軍による大空襲で多くの艦船が沈没、座礁しました。20余りものレックや飛行機が今なお沈んでおり、一部は一般ダイバーもダイビングが可能ですが、多くはテクニカルダイビングが行われています。戦争の悲劇を海の中でも発しているレックを潜り、平和の大切さを改めて知ることができるでしょう。

パラオの海はノンダイバーにも楽しい

浅瀬のサンゴにお魚がいっぱい!

スノーケリングでもたっぷり楽しめる最高の海

スノーケリングでもたっぷり楽しめる最高の海
Photo by Peggy Chiang

パラオに一緒に行く人がダイバーではない場合、どうしたらいいでしょう?
大丈夫! ダイバーでなくてもパラオは海がきれいで、楽しめること請け合いです。スノーケリングとセットになったカヤックやSUPツアーなどマリンアクティビティはいろいろ。現地旅行会社が案内してくれますし、直接マリンサービスに申し込むのもあり。楽しすぎて3日間じゃ足りないかも!?

パラオのおすすめダイビングサービス

日本人ダイバー対応のダイビングサービス

パラオには日本人が経営したり日本人スタッフが常駐したりしているダイビングサービスやダイブクルーズ会社があります。パラオ政府に登録している観光事業者が中心となり、その振興のために活動している「Belau Tourism Association(略してBTA)」の下部組織として、日系ダイビングサービスや観光業者が集まったBTA-JAPANが2001年4月から活動。万が一の事故発生時の緊急行動計画や連絡網の作成、パラオのダイビングサービスの質の向上、海や島の環境保全などで尽力されています。
ダイビングサービスの連絡先も下記にありますので、チェックしてみてください。ただし、正しく表示されないところもあります。ご了承ください。

≫パラオダイビング協議会

パラオのダイビングスタイル

日帰りツアーの場合

平型のダイビングボートで日帰りで海へ。写真は《アクアマジック・パラオ》のボート

平型のダイビングボートで日帰りで海へ。写真は《アクアマジック・パラオ》のボート
Photo by Aquamagic Palau

パラオへのダイビングツアーの中心となるのが、コロール中心地近辺(コロール島、マラカル島、アラカベサン島)滞在型の日帰りダイビングツアー。各ダイビングサービスの送迎で港に朝集合し、ボートで出発。1日2ダイブ、またはオプションでもう1本潜って午後3~4時に戻ってくるというスタイルです。ランチは予約制の場合がほとんど。
ガイドスタイルは日系のお店なら日本風で、ガイドが案内してくれるスタイル。水深にもよりますが1ダイブ40分ほどが目安です。

ダイブクルーズの場合

ダイブクルーズ船。こちらはカタマランタイプの「龍馬Ⅰ」号

ダイブクルーズ船。こちらはカタマランタイプの「龍馬Ⅰ」号
Photo by Day Dream Palau

パラオには日本人経営の船や日本人スタッフ常駐の船、日本人スタッフはいないけれど親日的な船などダイブクルーズ会社がいくつかあります。
チャーターされているスケジュールを除けば乗り合いで参加が可能。スケジュールは船によって異なりますが、季節に応じて見どころを押さえている魅力的なクルーズ船もありますので、ぜひチェックしてみてください。
なお、ほとんどのクルーズ船は、ダイビングボートが別になっていて、母船はドライなのが魅力です。

安全ダイブのための必携品

パラオではダイブコンピュータと万が一漂流したときのためのフロートは一人1つずつ持つことが義務付けられています。
また、環境保全と安全のためにカレントフックも携行しておくことが勧められています。

パラオの旅情報

ACCOMMODATION

コロールの中心地にある老舗のPALAU HOTEL

コロールの中心地にある老舗のPALAU HOTEL
Photo by Yukari Goto

ダイブクルーズ参加の場合は、基本的に船に宿泊することになりますが、たいていの日帰りダイビングツアーの場合、ダイビングサービスのあるコロール島、マラカル島、アラカベサン島に滞在することになります。
ホテルのタイプはいろいろ、海に面したビーチリゾートホテル、街中にあるリゾートタイプのシティホテル、ビジネスホテル、ゲストハウスなど。料金や好みに応じて、予約するようにしましょう。パラオ旅行を手掛けている旅行会社で航空券と一緒に手配するのもとてもラクチンですよ♪

MEALS

パラオ産のマングローブ貝の料理。とても美味しい

パラオ産のマングローブ貝の料理。とても美味しい
Photo by Yukari Goto

パラオ産のビール「レッドルースター」

パラオ産のビール「レッドルースター」
Photo by Yukari Goto

パラオは日本食料理店も多く、日本人はあまり食事に困らないといわれています。実際、大型リゾートホテルのレストランのビュッフェメニューには日本食が多いですし、街中にも居酒屋が数軒あります。しかも料理店は中華、韓国、インド、タイ、イタリアなどインターナショナルな顔ぶれで、飽きることもありません。
また、パラオを訪れたらぜひ食していただきたいのが、パラオの海産物。マングローブ貝、シャコ貝、マングローブガニなどを美味しく頂けるお店も少なくありません。ちょっと変わったところでは、フルーツバット(コウモリ)のスープも名物となっています。
パラオ産といえば、現地で製造されたビール「レッドルースター」も。3種類が味わえます。

SHOPPING

バベルダオブ島の空港近くにできたパラオ最大のスーパーマーケット。魚コーナーはダイバー必見

バベルダオブ島の空港近くにできたパラオ最大のスーパーマーケット。魚コーナーはダイバー必見
Photo by Yukari Goto

アフターダイブや最終日に、お土産をゲットしに現地のスーパーマーケットに行ってみては? ダイビングガイドが案内してくれる場合もありますが、シャトルバスを利用して街に出ることも可能です。2022年にバベルダオブ島の空港近くアイライにできた大型ショッピングセンターも買い物だけでなくウインドーショッピングやグルメも楽しめてお勧め。
時期によっては水着やリゾートウエアがお手頃な価格で手に入れられるかも!?

その他のパラオTRAVEL MEMO

時差
なし(日本と同じ時間帯)
通貨
USドル($)
両替
現地の銀行やホテルで日本円からの両替が可能ですが、$1につき10~20円ぐらい換算率が高いので日本で両替をすませておくことがベター。クレジットカードのキャッシングも可能。
クレジットカード
大型ホテルやレストラン、一部のダイビングサービスでVISA、MASTERなどが利用可能。なお、WCTCショッピングセンターにクレジットカードのキャッシングコーナーがあります。
プリスティン・パラダイス環境税
2018年よりそれまでの空港税、環境税が廃止され、環境保護を目的としたプリスティン・パラダイス環境税が$100、徴収されています。航空券に切り込まれるので現地での支払いの必要はありません。ただし入国時に帰りの航空便を示すEチケットを見せる必要があります。
入海料
各州で海を利用する人にパーミットを発行しています。コロール州は5日間有効で$50(「ジェリーフィッシュレイク」利用の場合は5日間$100)、ペリリュー州はダイビング許可証が10日間有効で$30など。変更が多いので事前に確認を。
電圧とプラグ
110~120V、60Hz。プラグは日本と同じAタイプ。電圧が若干高いですが、変圧器付きの電気製品であれば普通に利用できます。付いていない場合は、長時間の利用は避けること。また、パラオでは停電がよくあるので、コンセントは差しっぱなしにしないようにしましょう。

パラオ政府観光局(Palau Visitors Authority Authority)の公式観光ウェブサイトもご覧ください!

文/後藤ゆかり(マリンダイビングWeb)

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