直行便就航サイパン３時間半
写真家むらいさちさんがレポートする
こんなに近くて楽しいサイパン【後編】

ボートダイビングを楽しむ！

サイパン行くなら今ですよー

※注：2023年9月現在、サイパンへの入国および日本への帰国における規制はすべて撤廃されています。

みなさんこんにちは！　写真家のむらいさちです。9月7日からは日本入国時に必要だったPCR検査が、ワクチン接種3回を条件に免除となりました。海外へのハードルが下がり、いよいよ海外ダイビングも現実なものになってきましたね。　とはいえ久しぶりの海外旅行、ちょっと緊張しませんか？　そんな方におすすめなのが北マリアナ諸島のサイパンです。僕自身も、2年半ぶりの海外取材で、9月1日からユナイテッド航空の直行便が運航開始したサイパンに行ってきました！　ここは日本から約3時間半、時差はわずか1時間、空港を始め日本語が通じる場所も多く、一年中常夏のリゾートです。まさに気軽に行ける海外旅行先にぴったりです。
12月20日までは「2ダイブ無料」などの特典がある、マリアナケーション超得キャンペーンが開催中のサイパン、行くなら今ですよ！
現在の入出国手続きや、サイパンの現状は前編でお話をしているので、そちらをぜひご覧ください。

写真家むらいさちさんがレポートする こんなに近くて楽しいサイパン【前編】

ボートダイビングの魅力

さて、サイパンのダイビングスタイルは、ビーチとボートの二つです。サイパン島の周辺では、ボートポイントが20か所ほど、お隣テニアン島にも5か所のポイントがあります。そんなボートダイビングの良さは、ポイントが多い分バリエーションが豊富なことです。ドロップオフ、洞窟、沈船、サンゴ礁、砂地など、色々な表情の海を見ることができます。そして外洋の海では、サイパンの透明度の高さを体感できたり、ダイナミックな地形を楽しめたりします。
今回は、海況の関係で楽しみにしていたテニアン島へは遠征できず、代わりにサイパンのおすすめポイント「ディンプル」「アイスクリーム」「パイプ」に潜ってきました。ボートダイビングの雰囲気が伝われば嬉しく思います。今回もNMDOA（北マリアナ諸島ダイビング事業者協会）の皆さんにガイドをしていただきました。

エントリーするとどのポイントも広大なサンゴを見ることができます。派手ではないけど、その規模はとても広大です

サンゴの形も様々、見ていて飽きません。そのサンゴの隙間に住むクマノミたち

これもまた形の違うサンゴ礁。タイミングが合えば、サンゴの根の上を泳ぐ何十匹ものマダラトビエイに出会えることも

ボートダイビングでは、あちこちでのんびりと寝ている亀に出会えます。微笑ましい瞬間です！

人を全く警戒してないのか、これだけ近寄っても逃げません

キイロハギの群れが海に彩りを与えてくれます

3メートルほどもある、ナースシャークが岩陰で寝ていました！　うれしいサプライズ！

ボートダイビングで出会った、かわいいお魚たち

ボートダイビングでは、一見その透明度とダイナミックな地形などに目を奪われがちですが、足元を見てみるとお魚がたくさんいます。　今回はボートダイビングで出会ったお魚を紹介します。中には、日本の海で会えない魚もいたり、フィッシュウォッチングも楽しいサイパンの海です。

サンゴに住んでいるナンヨウハギの赤ちゃん、ドリーと言った方が伝わるかな？

とても美しいクジャクスズメダイの幼魚。

一度認識すると、あちこちで見かけるコミカルブレニー。表情も動きもすべてがかわいいっ。

この子もコミカルブレニー。あちこちに居るのでいろいろなシチュエーションで撮影できるのが嬉しい

NMDOAとは？

今回水中を案内してくれたのは、NMDOA（北マリアナ諸島ダイビング事業者協会）の皆さんでした。北マリアナ諸島の19のショップが加盟しており、ボートポイントのブイの設置・管理、独自の安全基準の策定など、マリアナで安心して楽しくダイビングができるように活動しています。詳しくはホームページをご覧ください。

NMDOAホームページ

撮影に協力してくれたダイビングショップ

【MSCサイパン】
MSCは1972年からスタートした「安全、安心、楽しむ」をテーマにしたダイビングショップです。ダイビングだけでなく撮影のコーディネートも行なっているので、ダイビングだけではない海の遊や食事もご案内します。

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【スーパーフィッシュダイビングサイパン】
魅力たくさんのサイパンをご希望のスタイルに合わせて、花とスイーツが大好きなスタッフが少人数でのんびりご案内してくれます。アフターダイブまでサイパンの楽しみ方をご紹介します。

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【サイパン メイダイブ 1968】
メイダイブサイパンは、1968年よりダイビングショップを営業しています。旬でお勧めのビーチ＆ボート、テニアン島でのファンダイビングなど、日本人スタッフが少人数制にてご案内します。

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【マサダイブサイパン】
サイパンの中心部ガラパンにお店があり、ゲストルームも併設しているので、とても便利です。また自社ボートを所有しているので、自由なボートダイビングを日本人スタッフがご案内します。

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サイパンの新しい魅力を探して（ドラゴンテイルビーチ・トレッキング）

サイパンに行けば、朝からダイビングを楽しみ、夕方から皆でご飯にくり出します。そんな風に充実した一日があっという間に過ぎていきます。そのせいか、海以外のサイパンを知らない人も多いはず。　今回、トレッキングに出かけて「それではもったいない！」と思いました。アフターや、搭乗24時間前の時間を活用して、サイパンの陸上も是非楽しんでください！

上から見ると裂け目のようになっていて、この形状が由来してドラゴンテイル（竜の尾）と名付けられています。かっこいい・・・、胸が高鳴ります！

秘境ドラゴンテイルビーチへトレッキング

サイパンには何度も行っている僕ですが、サイパンでトレッキングするのは初めて。どんな場所かドキドキしながら行ってきたのはドラゴンテイルビーチでした。ここは、ネットで検索してもほとんど情報が出てこない、まさにサイパンの秘境と呼べる場所。トレッキングと聞いて結構歩くのかと覚悟を決めて出発しましたが、なんと20分ほどで到着！　しかし結構急な岩場を降りていくので、冒険気分も味わえます。そして、そこで見た景色は「絶景」という言葉がぴったりな素敵な場所でした。どんな場所だったのか？　写真で見ていきましょう！

思った以上に急な岩場を降りていきます。距離は短いですが、探検気分も味わえます。必ずスニーカーを履いていきしょう。

岩は入り組んでおり、こんな大きな穴のような場所を降りていきます。ビーチまで降りるのもストーリーがありとても良かったです。

結構長いのかなと思い歩いていたら、20分ほどで到着！　思った以上に近い！でも下のビーチに着くとこんな絶景に出会えます！　奥は海まで繋がっています。写真だと伝えるのが難しいですが、思った以上に迫力があります。

穏やかな時は、奥まで歩いて行くことができますし、足元にはギンポやお魚がたくさん♪ ぜひ海に入れる格好で行ってくださいね。

フォトジェニックなポイントもたくさんありつつ、とても静かなのでプライベート感もあります。サイパンにはまだたくさんの魅力が隠れていそうですよ。

これぞリゾート！Coral Ocean ResortSaipanをご紹介

プールがとっても素敵です。これぞほんとうのリゾートですね。濃い青色の海も、濃い青色の空も、日本ではなかなか味わえません。

南国に来たのならば「リゾート気分も味わいたい！」そんな方におすすめなのが、今年全面リニューアルオープンしたばかりの、コーラルオーシャンリゾートサイパンです。撮影で行った僕らも魅了されてしまった、素敵なリゾートでした。では、詳しくご紹介します。

空港のすぐ近くで、サイパンの南端に位置します。海を望むテラスからは、テニアン島もはっきり望めます。真っ青な海沿いにはゴルフコースがあり、日本ではなかなか体験できない海越えのコースもあり、なんとも贅沢です。ここに泊まり、一日ぼ～っとしたり、ゴルフを楽しんだり、もちろんダイビングだって。そんな優雅な時間も過ごせるサイパン、ポテンシャル高すぎです。

Coral Ocean ResortSaipanホームページ

赤い火炎樹の向こうには真っ青な海、そしてその向こうにはテニアン島が望めます。

そんな景色を見ながらのランチは最高です。時間の流れが全く違いますよね。

ご飯はどれもボリュームがすごい・・・、でもこれこそがサイパンです(笑)

プールが素敵すぎて、ここにずっと居たいと思いました。のんびりしましょう。

ゴルフコースは海沿いで、とても美しいコース。ゴルフをやらない僕でもやってみたいと思うほどでした。

むらいさちが出会ったサイパンの美しい瞬間

朝、ホテルの庭を散歩していたら、プールに一輪のプルメリアが浮かんでいました。こんな瞬間にだって、サイパンに来た喜びを感じます

今回とても素敵なご縁をいただき、2年半ぶりの海外へ行くことができました。その行き先は、僕が好きで何度も足を運んでいた北マリアナ諸島のサイパンでした。　今までダイビングを始め、さまざまな魅力をここでお伝えしてきましたが、あの楽しかった時間をすべて語るのは無理ですし、写真や言葉では表現できない感覚や気持ちがたくさんあります。表現しきれない風を感じるためには、僕らはリアルな旅に出るしかありません。
最後にサイパンで出会った、素敵な瞬間をお見せしてこの旅を終わりにしようと思います。
また行くからね～、ありがとうございました。

空から見たオブジャンビーチ。空からもマリアナブルーを感じることができます。

何気ない景色に感動できる自分がいて、新しい発見でした。まるで初めて海外に行ったときのようでした。

ダイビングの合間、タカシさんが連れて行ってくれたベーカリー、ドーナツが美味しかったな～。

幸運の青い鳥キングフィッシャー。サイパンで一目見てから、どうしても撮りたいと思っていた鳥。そんな僕を知ってるかのようにグロットで目の前に現れ、しばらくじっとしていてくれました。

岩と思っていたら、動くのでびっくりして良く見たらヤギでした。こんなきれいに並ぶもの？

風の無い時間がやってき、リーフ内が鏡のようになった。サイパンの夕日は、本当に素晴らしい。

最終日、お別れを惜しむように大きな虹が出た！　慌てて車を降りてカメラを持って走った。

その虹はどんどん大きくなって、ダブルレインボーに。こんな景色を最後に見せてくれるなんて・・・、ありがとうという気持ちしかありません。