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ジャケ買いワインソムリエ・スージー&メイの
海を感じるワインSelection
Vol.2
地中海の恵みを存分に受けたワイン
「マーレ・ノストラム」

ジャケ買いワインソムリエ・スージー&メイの海を感じるワインSelection

皆様、こんにちは! 日本橋茅場町にあります“ジャケ買いワインのセレクトショップ Wine and Weekend”のメイです。

「ジャケ買いワイン」って何?と今思われた方は当店オーナーソムリエ スージーによるコラムVol.1『コバルトブルーのボトルに込められた、人魚が織りなすワイン「ラ・シレーナ」』をご参照ください。

ストーリーあるジャケ買いワインのご紹介Vol.2は、南フランス・プロヴァンス産「Mare Nostrum マーレ・ノストラム」です。

「マーレ・ノストラム」とはラテン語で、「私たちの海」という意味。古代ローマにおける「私たちの海」と言えば、さて、どこだと思われますか? そう、地中海のことを指します。

今回は、その地中海“マーレ・ノストラム”の北西に位置するフランスのプロヴァンス地方、バンドールのブドウ畑に行ってみましょう。

(上記写引用Domaine de l'Olivette HPより)

(上記写引用Domaine de l'Olivette HPより)

地中海からの湿った空気とアルプス山脈からのミストラルに恩恵を受けるワインの産地 バンドール

マルセイユから地中海に沿って東に30km、バンドール地区にル・カストレ村はあります。今回ご紹介するワイナリー「Domaine de l'Olivette(ドメーヌ・ド・ロリヴェット)」は 、ル・カストレ村にて1750年から続く老舗であり、バンドールワインのパイオニアの1社としても有名です。

2005年にワイナリーを継承した10代目ジャン・リュック・デュムティエは、2006年から厳格な減農薬栽培を始め、化学肥料、除草剤、殺虫剤、防腐剤は原則として使用しない、持続可能な、環境に優しいワイン造りを実践しています。このような自然農法がなぜ可能なのかというと、地中海性気候の温暖な地域でありながら、ミストラルというアルプス山脈から吹く冷たい風が、日照と換気を良くし、ぶどうを冷やし、病気になりにくくするからなのだそう。

フランス人の夫の実家がここバンドールのすぐ近くなのですが、このミストラルという風、しょっちゅう吹いていて洗濯物を飛ばしたり、埃を巻き上げたり、地域に住む人々にとっては少々厄介です。でも、この風が雲を取り払ってくれるので、フランスで一番日照がある地域と呼ばれています。人にもブドウにとっても恵みの風なんですね。

気軽に楽しんでもらいたいから「IGP」ワイン

ワインのボトルによく書いてある「AOC」「IGP」の違いってご存知ですか?

AOCとは「原産地管理呼称」のことで、1905年に始まったフランスの認証制度です。細かな法律上の規定があり、高級ワインの品質を保証する目的で生まれたものですが、現在はチーズなどワイン以外にも広く適用されています。
一方IGPとは「地理的保護表示」の意味で、産品の特性がその地域の自然や気候、人的要因を反映していることを証明します。AOCよりも規制は緩やかで、気軽な地ワインといったところでしょうか。

ご紹介する「マーレ・ノストラム」は、ドメーヌ・ド・ロリヴェットが所有する55ヘクタールのぶどう畑のうち、わずか3ヘクタール(300m×300m)のIGPの畑からの作品で、ジャン・リュック氏の(彼の本格的なAOCバンドールのロゼと比べて)
「より気軽にロゼを楽しんでいただきたい」
「ロゼワインが、多様な魚介類に広く合うということを知っていただきたい」
という思いから生まれたIGPワインです。

魚介に合うことをコンセプトにしたワイン!

中身はすべて同じワインながら、エビ(オマール)、カニ(ヨーロッパイチョウガニ)、魚(カサゴ)の、3種類の印象的なエチケット(ラベル)のロゼワインからスタートしたマーレ・ノストラム。

(このインパクトのあるラベル!シーフード以外に何も描いていないんです・・・!)
「マーレ・ノストラム・ロゼ」

「マーレ・ノストラム・ロゼ」
(このインパクトのあるラベル!シーフード以外に何も描いていないんです・・・!)

ボトルの後ろにはIGP Méditerranée(IGPメディテラネ)と記載されており、フランスの地中海沿岸の特性を生かしたワインということになります。

ロゼワインのブドウ品種は、グルナッシュ45%、サンソー35%、ムールヴェードル20%のブレンド。フルーティーで少しスパイシー、完熟ブドウの果実味も感じる南仏らしい辛口のロゼワインです。海風を受けて育ったブドウにあるといわれる塩味を感じるという方も。

えびやカニはもちろん、ムール貝や白身魚、南仏のオリーブオイルを使ったトマトや野菜の料理によく合います。地中海沿岸のレストランやビストロでも広く楽しまれているワインです。個人的には、アジやホッケの干物にもすごく合うと思っています(笑)。

えびやカニはもちろん、ムール貝や白身魚、南仏のオリーブオイルを使ったトマトや野菜の料理によく合います。地中海沿岸のレストランやビストロでも広く楽しまれているワインです。個人的には、アジやホッケの干物にもすごく合うと思っています(笑)。

「マーレ・ノストラム・ブラン」(ベランダで海辺気分にひたるのにもよし♪)

「マーレ・ノストラム・ブラン」
(ベランダで海辺気分にひたるのにもよし♪)

2019年からは、可愛らしいヒトデのラベルを纏った白も新登場していて、こちらももちろん魚介料理や前菜にぴったりな白ワインとなっています。

地域特有のブドウ品種、クレレット60%、ロル20%、ユニ・ブラン20%のブレンド。味わいはすっきりトロピカル。そして、どこかお出汁っぽさも。ワインソムリエ仲間でこの白ワインを試飲した際、「2枚貝によく合いそう!」という意見で一致しました。浜焼きのお供に、なんて最高なのではないでしょうか。

海の生き物シリーズが続々とリリース!

ドメーヌ・ド・ロリヴェットでは、IGPだけでなく、つい最近AOCバンドールでもロゼと赤ワインをリリースしています。これらのエチケット(ラベル)はイポカンプ(タツノオトシゴ)とゲッコー(やもり)。

「バンドール ロゼ キュヴェ・イポカンプ」

「バンドール ロゼ キュヴェ・イポカンプ」

「バンドール ルージュ キュヴェ・ゲッコー」

「バンドール ルージュ キュヴェ・ゲッコー」
(ゲッコーは害虫を食べてくれることから家を守る幸せの象徴とされているんですよ♪)

ボトルをすべて揃えてみたくなる可愛さです。

ボトルをすべて揃えてみたくなる可愛さです。

ジャン氏曰く、「バンドールのようにカジュアルなワイン産地ほど美味しいワインを作るのは難しく、醸造家の力量が問われます。ある意味名産地より細かく神経を使いながら仕込みました。」とのこと。魚介を愛するだけでなく、海への愛を感じるジャケでワインを飾るジャン氏、次はどんなラベルが登場するのでしょう?これからも目が離せません。

「マーレ・ノストラム」は、当店Wine and Weekendオンラインショップでもご購入いただけます。

『ジャケ買いワインのセレクトショップWine and Weekend』

東京都中央区日本橋蛎殻町1-6-9-103
TEL:03-6661-1845
E-mail:info@wandw.tv
⇒オンラインショップはこちら

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【メイ・松田:プロフィール】

松田まゆみ

松田まゆみ

JSA認定ソムリエ。
昨年コロナの影響を受け、大手外資系航空会社を退職。かねてより興味のあったワインの世界にダイブし、日本橋茅場町にあるWine and Weekendを手伝う。フランス・プロヴァンス出身の夫と高校生の息子2人の4人家族。好きなワインはグルナッシュ主体の赤ワイン。

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