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この夏 熱海で潜りたいダイビングスポット5

この夏 熱海で潜りたいダイビングスポット5

巨大な「沈船」スポットで人気ですが、熱海の海の豊かさを知ることができるスポットはまだまだあります。家族でも楽しめる施設も豊富な観光地だけに、夏休みにファミリーで楽しむもよし、おひとり様で潜りまくるもよし。今回は《ダイビングサービス熱海》のベテランガイド、豊嶋康志さんがこの夏オススメのダイビングスポットBEST5をご紹介します!

熱海でこの夏潜りたいダイビングスポット5

熱海でこの夏潜りたいダイビングスポット5

マップ/鈴木伸

イチオシはやっぱり「沈船」

甲板にあるウインチの辺りには伊豆の固有種ともいえるサクラダイが群れている

甲板にあるウインチの辺りには伊豆の固有種ともいえるサクラダイが群れている

甲板にあるウインチの辺りには伊豆の固有種ともいえるサクラダイが群れている

甲板にあるウインチの辺りには伊豆の固有種ともいえるサクラダイが群れている

沈船の内外にはクロホシイシモチがものすごい数で生息

沈船の内外にはクロホシイシモチがものすごい数で生息

熱海の海ならではの醍醐味といえば、全長81mと国内の沈船スポットの中でも最大級の「沈船」でのダイビング。トップで水深18mを超えるので、アドバンス講習を終えてから挑戦を。
船は「旭16号」という砂利運搬タンカー船でダイビングスポットにするために現在の位置に移動させたもの。全長81m、幅18mと沈船としては国内最大級で、下記のマップのように中央で2つに折れているのが特徴。老朽化しているため船内に入ることはできないけれど、崩れた舷(船の壁)から中をのぞくことは可能。水中ライトを照らしてみると船内にはネンブツダイやクロホシイシモチがびっしり。船体には色とりどりのソフトコーラルがモリモリで、その周辺には日本の固有種といってもいいサクラダイやキンギョハナダイが群れ、中層にはカンパチ、イナダやタカベなど回遊魚が群れで回ってくるなど、魚影の濃いシーンをかなりの確率で狙うことができます。
海底は30m以深に達するので、たびたびダイブコンピュータを見てNDLには余裕を持って行動するようにしましょう。潜降と浮上はブイのロープを利用すること。港からボートで約5分。

熱海で潜りたいダイビングスポット5

マップ/鈴木伸

驚くほどカラフルな海中景観!「ソーダイ根」

色彩の豊かさが魅力のスポット

色彩の豊かさが魅力のスポット

大きなすり鉢状になった海底に、こんもりと立ち上がる根やちょっとしたドロップオフがあって潮当たりがよく、伊豆エリア随一ともいえるソフトコーラルの多さと色の氾濫にびっくり。トゲトサカやジュウジトサカなどさまざまな種類のソフトコーラルをバックに魚影もとても濃く、濃い桜色のサクラダイの群れやキンギョハナダイが乱舞。シロオビハナダイやニシキフウライウオやクダゴンベなどフォト派に人気の魚が見つかることも。深場から上がってくるオキノスジエビも見ものです。水深は浅いところで5m。深いところは30m以深になるので、NDLをチェックして余裕を持ったダイビングをしましょう。

次々とフォトジェニックが見つかる「ビタガ根」

キンギョハナダイの大乱舞も

キンギョハナダイの大乱舞も

色とりどりのトゲトサカやヤギの仲間がびっしり付いた「一の根」と「二の根」を中心に大小の根が入り組み、高低差20mのドロップオフなどダイナミックな地形が楽しめます。キンギョハナダイが大乱舞しているエリア、イソギンチャクが群生するエリアなど見どころ満点。カゴカキダイの群れなど温帯系の魚も多数。カエルアンコウやクダゴンベなどフォトジェニックな魚や生きものも期待できます。「沈船」と並ぶスポットなので、エア持ちのいい方は1ダイブで両方楽しめることも!

大小の生物が楽しめる初心者もOK「ハッソク根」

岩礁の壁には大きくてフォトジェニックなヤギも生息

岩礁の壁には大きくてフォトジェニックなヤギも生息

潜る頻度は最も少ないのですが、豊嶋さんは「本当はおもしろい」と一言。ボートで約7分、一番陸地に近いところにあるスポットで、こんもりとした大きな根から砂地に続く地形ですが、浅場から深場へは迷路のように入り組んだ岩礁が楽しめます。岩場ではネコザメが寝ていることも。冬~春はウミウシもいろいろ。根頭こそ15mくらいですが、根の下や周辺は30mを超える場所もあり、レベル、経験によって全く違うコースになるポイントです。

「デブキン」

地形も楽しめます

地形も楽しめます

港から約8分とやや遠いですが、夏季は特にリフレッシュのダイバーやビギナーなど初心者に利用されます。キンチャンの愛称で呼ばれていたぽっちゃり体型の漁師さんが数十年前に釣り場としてよく利用していたのがスポット名の由来です。ネコザメやドチザメといった大物に出会える確率が高いのが魅力。

夏季限定スノーケリング教室でお子さまと遊んじゃおう!

自然と一体化して思いっきり遊べるとあって、お子さまウケはとてもいい

自然と一体化して思いっきり遊べるとあって、お子さまウケはとてもいい

初めての人も、スノーケリングの仕方を教わることができるので安心

初めての人も、スノーケリングの仕方を教わることができるので安心

スノーケリングスポットはお魚もいっぱいいて笑顔が絶えません

スノーケリングスポットはお魚もいっぱいいて笑顔が絶えません

夏はご家族で海を楽しみたいというニーズも多くあること、また熱海の海をお子さまにも楽しんでほしいという願いから、《ダイビングサービス熱海》では夏季限定でスノーケリング教室を開催しています。スノーケリングスポットとなっているのは錦ヶ浦という景勝地。大自然をたっぷり感じられるうえ、海の中もキレイで、浅いのにお魚もいっぱい。小学生で運動が可能な健康状態であればどなたでも参加できます。お父さん、お母さんが潜った後に親子で参加するパターンも人気とか。リピーターも続出というこのスノーケリング教室、この夏、早速参加してみては?

◎期間 2022年7月17日(日)~9月11日(日)
◎集合場所 熱海港《ダイビングサービス熱海》
◎対象 小学生以上で健康上水中運動が可能な方
◎時間 10:00~、12:00、14:00~の一日3回(所要時間約100分)
◎最少催行 各時間3名
◎料金 おひとり様4,400円(税込)
※準備するものなど詳細は下記の《ダイビングサービス熱海》のホームページをご覧ください

スノーケリング教室のお申し込みは ≫ダイビングサービス熱海
※ダイビングとともにご予約も可能です!

花火大会やアフターダイブも楽しい熱海

《ダイビングサービス熱海》でボートを出してくれるから、特等席で花火を観覧できます

《ダイビングサービス熱海》でボートを出してくれるから、特等席で花火を観覧できます

観光名所として温泉やビーチ、グルメやショッピングが楽しめる熱海。日帰りで訪れて日帰り温泉やおいしいお店を巡ってもいいけれど、それだけじゃもったいないぐらい。
中でも熱海では4~12月に「熱海海上花火大会」が開催されていて、特に8月は月に5回も開催されるほど頻度が高いのです。
しかも《ダイビングサービス熱海》では花火船を出してくれるので、花火をより間近で見ることができます! 天候次第ではありますが、予定を組んでみてはいかがでしょう?