上手くなる!水中写真
撮っただけで満足していたらもったいない!
地球の海フォトコンテストに挑戦
Vol.4 フォトコンの応募方法
今年も「地球の海フォトコンテスト2017」の作品募集が始まりました。
フォトコンテストと聞くと、ちょっと敷居が高いというか……私なんかが応募してもいいの?と不安に思う人もいるかもしれません。しかし! 水中写真を始めたばかりの人でも、入賞のチャンスはあるんです! そこで、「マリンダイビングWeb」では4カ月にわたって入賞のコツを伝授。最終回のテーマは“フォトコンの応募方法”です。
第四回
フォトコンの応募方法を知りたい!
1. 応募作品を選ぼう
どうせなら、入賞を狙いたいのがフォトコンテスト。「地球の海フォトコンテスト」には、各部門のグランプリ、準グランプリ、上位入賞のほかにもエリア賞とスポンサー特別賞が用意されている。この2つの賞は、それぞれ対象となる部門が決まっており、エリア賞はネイチャー・環境部門、自由部門、ビギナー部門の水中3部門、スポンサー特別賞はビギナー部門が対象となっている。該当するエリアや撮影条件の作品から選ばれるので、入選確率も高く賞品もとっても豪華! これから応募を考えている人は、エリア賞&スポンサー特別賞を狙った作品選びをしてみては?
事前に要確認!
応募の注意点
作品を応募するにあたって、いくつか注意点があるので事前に確認しておこう。まず、気を付けなければいけないのが、生物に触れている写真や、ダイビング中に良くないとされている行為を撮影したもの。このような写真は審査を通過できないので要注意だ。そのほか、1枚の作品、または類似作品を複数の部門にまたがって応募したり、ほかのフォトコンテストで入賞した作品、雑誌や広告などに掲載された作品も失格の対象となる。明らかに連続でシャッターを押しているとわかる写真や、同じ被写体を同じ角度や大きさで撮影しているものなどはNGなので気を付けよう。
○類似作品ではない
×類似作品
作品の印象を左右する
タイトル選び
タイトルは作品の印象を左右する大事な要素。撮影したときの意図をうまく組み込んで、インパクトのあるタイトルをつけてみよう。審査員は作品そのものはもちろんのこと、裏面に貼られたタイトルもしっかり見ながら選んでいる。タイトルが入賞の決め手になることは珍しくはなく、自分の作品をアピールするのに有効な手段! 入賞するためには、作品タイトルのセンスも問われているといえるだろう。
あなたの作品はどこで撮った?
エリア賞該当撮影地一覧
作品を選ぶ際に、確認してほしいのが撮影地。もしかしたら、豪華賞品をGETできる確率がぐぐっと上がるかも! というのも、「地球の海フォトコンテスト」には該当するエリアで撮影された入選作品から選ばれるエリア賞がある。今年のエリア賞は以下の通り。撮影地を意識した作品選びで、乗船券や航空券などの豪華な商品を手に入れよう。エリア賞に関する詳細はコチラも合わせてチェック!
- 伊豆諸島
- 奄美大島
- セブ
- タヒチ
- ニューカレドニア
- パプアニューギニア
- フィリピン
2. 応募の準備をしよう
プリントサイズ、
プリント方法は?
応募するプリントの大きさはタテ127×ヨコ178mmの2Lサイズが規定となっている。普通の写真L判プリント(小さい!)やA4サイズ(大きい!)でプリントされたものが間違って応募されるケースが多いので要注意! ネイチャー・環境部門、自由部門に関してはポジフィルム(35mmサイズ)での応募も可能だ。その際、マウントした状態のものを応募すること。 プリント用紙は光沢紙がおすすめ。光沢紙のほうが海中のきらめきや透明度がより伝わりやすく、普通紙との違いは歴然。
データ票の貼り付け
作品をプリントしたら、その作品情報が記されたデータ票を作成しよう。フォーマットはフォトコン応募票の右下。作品数分のプリント作品データ票をコピーして、一枚一枚作品の裏面に貼り付ける。次に、作品データが入った記録メディアを部門ごとに用意し、データを入れる。 応募料金の振り込みもお忘れなく! 複数部門に応募する場合は、まとめて振り込みもOK。振り込みの控えコピーをすべての応募票に貼り付けておくと確認がスムーズだ。
天地を間違えないように、貼り付ける向きにも気を付けよう
3. 応募票を記入しよう
応募票記入例と注意事項
①応募部門
応募する部門に○を付けよう。応募票は部門ごとに一枚必要なので、複数の部門に応募する場合は応募票をコピーして使おう。
②タイトル
上でも述べたように、タイトルは撮影者の意図が組み込まれていることが重要。絶対に記入忘れのないように!
③カメラ名
撮影に使用したカメラのメーカー名および機種名の両方を記入する。できるだけ詳細に書くようにしよう。
④レンズ・ハウジング
カメラとレンズが一体となっているコンデジの場合は記入しなくてもよい。ハウジングはメーカーと型番を記入しよう。
⑤ストロボ
外部ストロボを使用している人は、記入すること。2灯使用の人は機材名の後に【×2】としておくこと。
⑥露出データ等
パソコンで作品データを開き確認しよう。Windowsの場合は「プロパティ」、macの場合は「情報を見る」で撮影情報をチェック!
⑦利用ショップ・サービス名
撮影した際にお世話になったお店の名前を書こう。
⑧氏名・住所・連絡先
入賞の連絡の際に必要となる氏名、住所、連絡先は超重要項目! 間違いのないように楷書で記入すること。
⑨応募手数料
どの部門に何点応募したかを記入し、右側の合計金額の欄に振込金額を書き込む。支払方法チェックも忘れずに。
⑩応募手数料振込票控え
振り込み票の控えを貼り付ける。複数の部門をまとめて振り込んだ場合は、すべての応募票に控えのコピーを貼っておくとスムーズ。
⑪プリント作品データ票
作品数分をコピーして、天地を間違えないように裏面に貼り付ける。
4. 作品を梱包して発送しよう
丁寧に梱包すること!
作品をプリントして、応募票を記入したらいよいよ梱包。せっかくの作品に傷がつかないように、取り扱いは慎重に。プリント作品データ票は、のりで貼り付けて乾いていないうちに写真を重ねてしまうと、開封するときにくっついてしまう原因となるので要注意。両面テープなどがおすすめ! その際に、粘着面が紙からはみ出ないように気を付けよう。少し手間だが、作品の間に紙を一枚挟めば、写真同士が貼り付かないので安心だ。
応募締め切りは2017年1月20日(金)
今年の作品応募締め切りは1月20日(金)。必着なので、余裕をもって発送しよう。どうしても間に合わない!という方は、「地球の海フォトコンテスト事務局」まで持ち込みもOK。記入漏れ、データの入れ忘れ等がないように最終チェックはしっかりと!
最終チェックリスト
- □作品は2Lサイズでプリントしている
- □作品の裏面に作品データ票を貼っている
- □作品データが入った記録メディア(CD-Rなど)を部門ごとに用意している
- □応募票は部門ごとに一枚ずつ記入漏れなく用意している
- □振り込み票の控えまたはコピーを応募票に貼ってある
- □作品をきれいに梱包し、宛名に申込み部門名を記載している
封筒に入れるものリスト
- □データ票を貼った2Lプリントまたはポジフィルム
- □部門ごとの応募票
- □CDなどの作品データ(部門ごと)
過去の入賞作品はコチラ!
地球の海フォトコンテスト2017作品大募集!
応募締め切りは……
2017年1月20日(金)必着!
皆さん奮ってご応募ください!
地球の海フォトコンテストに関するお問い合わせ先は……
「地球の海フォトコンテスト2016」事務局
TEL:03-3222-0317 FAX:03-3222-0310
受付時間:月~金 9:30~18:00
Emailでお問い合わせ:photo-con@marinediving.co.jp