年間125万人が訪れるダイビング情報サイト

水中撮影の可能性をさらに広げる新アクションカメラ
「Insta360 ONE R」詳細レポート

水中撮影の可能性をさらに広げる新アクションカメラ「Insta360 ONE R」詳細レポート

レンズモジュールを交換することで360度デュアルレンズモジュール、4K広角モジュール、大型の1インチセンサーを搭載した1インチ広角モジュールでの撮影が楽しめ、そのユニークなコンセプトで発売以来話題となっているアクションカメラ「Insta360 ONE R」。今回はLeica(ライカ)と共同開発された1インチセンサーによる高解像度撮影で注目されている「Insta360 ONE R」 1インチ版をメインに紹介します。

※2020年12月現在の情報です。

「Insta360 ONE R」 1インチ版のここが魅力!

ここが魅力!①
圧倒的な画質の良さ

なんといっても最大の魅力は、世界最高水準のレンズを生み出しているLeica(ライカ)と共同開発された1インチセンサーによる、アクションカメラ史上最高ともいえる画質の良さ。4Kを超える5.3Kの高画質映像/19MPの静止画を撮影することができ、明るい場所、暗い場所、細部までリアルに復元。これまでにないシャープな映像に驚くこと間違いなしです。陸上・水中を問わずあらゆるシーンで美しい映像が撮影できるアクションカメラとなっています。

左が4K映像で、右が5.3K映像。5.3K映像はより滑らかで、細部のディテールも復元された映像となっています

ここが魅力!②
ブレなく撮れるFlowState手ブレ補正

「Insta360 ONE R」は、全面的に改良された「FlowState 手ブレ補正」技術を生かして、ジンバルのような安定感を実現。歩いている時、乗り物で移動している時または運動している時でも、驚くほどブレなく滑らかな映像を撮影することができます。また、スマートシーン検知アルゴリズムによって、暗所でも優れた手ブレ補正パフォーマンスを発揮するのも特徴です。

ここが魅力!③
安心の防水性能

「Insta360 ONE R」は、本体単体でIPX8の防水性能を備え、最大5mまでの水深に対応。また、専用の潜水ケース(Dive Case)は、1インチ広角モジュール用の場合、最大60mまでの防水性能を備えており、安心してダイビングで使うことができます。防水性能だけでなく、厳選された素材を使った「Insta360 ONE R」は、安全で効果的な衝撃吸収設計を採用しており、アウトドアでアクティブに使用するのに最適なカメラといえます。

「Insta360 ONE R」

ここが魅力!④
アプリで簡単編集

「Insta360 ONE R」で撮影した映像は、Insta360アプリでの編集がとても便利。特に水中撮影では、AquaVisionが大活躍! 水中では赤色が不足することを考慮し、AI技術によって色バランスを自動で補正してくれます。水中で撮影した映像も色鮮やかになり、外部フィルターを使ったり面倒な編集作業が不要となるので、とても楽です。そのほか、AI搭載のFlashCutスマート編集では、選んだテーマを元にベストショットを抽出し、音楽のリズムに合わせて自動で編集。タイムシフトやハイパーラプス効果も、アプリで数回タップするだけで完了し、より幅広いクリエイティブ作品の作成が可能となっています。

「Insta360 ONE R」で撮影した映像は、Insta360アプリでの編集がとても便利。特に水中撮影では、AquaVisionが大活躍!

ここが魅力!⑤
パーツの取り換えで多彩な表現が可能

「Insta360 ONE R」は、コアと呼ばれるカメラ本体とバッテリー、それにレンズモジュールの3つのパーツから構成されており、組み合わせによって1台でさまざまな撮影が可能。レンズモジュールは「1インチ広角モジュール」のほか、「4K広角モジュール」「360度モジュール」がラインナップされており、目的や好みに応じて多彩な表現ができることが魅力です。皆さんならどのように撮影を楽しみますか?

「Insta360 ONE R」は、コアと呼ばれるカメラ本体とバッテリー、それにレンズモジュールの3つのパーツから構成されており、組み合わせによって1台でさまざまな撮影が可能。

現地ガイドからの使用レポート

実際に「Insta360 ONE R」を使ってみた現地ダイビングサービスの皆さんの、撮影した映像と共に使用レポートを紹介します。


《ダイビングチームうなりざき》
森脇 純一さん

《ダイビングチームうなりざき》森脇 純一さん

「Insta360 ONE R」の画質はとても綺麗です。浅瀬は色が出るのですが、水深10m以深は青かぶりして色が出にくいので、撮影中でもホワイトバランスを調整できるか、オレンジフィルターなど外付けで付けるようになるといいですね。最短撮影距離が90cmで被写体に寄れないので、小さいものを撮影するよりも、ワイド撮影向きのカメラだと思います。専用アプリを使用する際、高画質の動画の割にダウンロードが速く感じました。防水ケースへのセットアップは簡単ですし、伸縮棒は動きがスムーズでとても使いやすかったです!

▼撮影した動画はこちら


《ぶるーまりん》
田口 哲生さん

《ぶるーまりん》田口 哲生さん

ワイド撮影での奥行きのある映像はさすが!
GoProなど水中のワイドを単体で撮影できる機材も増えてきていますが、「Insta360 ONE R」はイメージセンサーの大きさから、手前の被写体だけでなく周囲の解像度・ピントもとても良いですね! 最短撮影距離が90cmということですが、もっと手前からピントが合っている気がします。奥行きのある映像がさすが、いい感じです。うちはビデオで毎日撮影していますが、ワイドの映像は比較しても「Insta360 ONE R」のほうがダントツに綺麗です。より広角のレンズが発売されたら、さらにおもしろくなりそうですね。メーカー側に注文したいのは、撮った後そのままテレビで見られたら楽しいなということと、水中撮影の仕方、本体の撮影の仕方などの説明が不足しているので、そのあたりの丁寧な対応をお願いしたいです。

▼撮影した動画はこちら


《パパラギダイビングスクール》
石橋 一平さん

《パパラギダイビングスクール》石橋 一平さん

気軽に撮影したい人におすすめです!
とにかくこの小さいサイズが嬉しいですね。コンパクトデジカメですら大きいなと思う方には朗報です。自撮り棒を伸ばして近寄ってもカメラの大きさで魚にストレスを与えることなく撮影できます。魚の群れの中に自撮り棒と腕をグッと伸ばせば群れの中にいるようなシーンも簡単に撮れちゃうのがいいと思います。ダイビング時はどうしても荷物が多くなり、「今回はカメラなしで行こうかな…」なんて思ってしまう人もいるようですが、リュックの片スミに収納できるサイズの「Insta360 ONE R」のようなカメラは重宝しますね。専用のアプリは切り貼りも簡単で、ネット上にもたくさんハウツー動画が上がっているので参考にしやすいと思います。アプリ上でAquaVisionという機能をOnにするだけで水中動画の色味がキレイにくっきり出るのは凄いと思いました!

▼撮影した動画はこちら