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レンベ | MD編集おすすめ!ダイバーズリゾート
『マリンダイビング』の取材には宿泊がつきもの。そんな取材先で宿泊したリゾートをダイバー目線でエリアごとにご紹介します!
カサワリ・レンベリゾートKasawali Lembeh Resort
レンベのポテンシャルの高さに感激したフォトダイバーのオーナーが、フォト派のためにつくったリゾートで、目の前には「ジャヒール」というレンベでも随一の“マックスポット”があり、フォト派にはヨダレもののロケーション。リゾート施設も超ラグジュアリーというわけではないけれど、設備充実&清潔で、フォト派向けのカメラルームやカメラ専用水槽、ダイビング器材干し場などとの動線もしっかりとれていて、カメラマンのはらだまこと原田雅章も太鼓判を押すほど。
陸側の道路から車でアクセスする際、一番に案内されるのがこのメインビルディング。1階がレセプション、2階がレストラン&バーになっている。オープンエアで気持ちのいいレストランからは海の眺めも抜群
デラックス8室、カサワリヴィラ2室の計10室と、アットホームな雰囲気も魅力。造りはこの地方のミナハサ風を踏襲していて、風通しのいい高床式だ。もちろんエアコンやCDプレーヤー、ミニバーなど設備も充実。Wi-Fiもつながる
フォト派ダイバーが21人が一斉に使える余裕のカメラルームがダイブセンターに隣接。エアコンが効いたドライルームになっていて、日本製の電化製品も使えるコンセントが用意されており、充電もラクラク
ここがオススメポイント!
早朝の軽い朝食に、1ダイブ後の正式な朝食、さらに2ダイブ目の後のランチ、3ダイブ目と4ダイブ目の間のティータイム&おやつ、そして夜の夕食と、ダイブクルーズのように朝から晩まで潜って食べて過ごせる《カサワリ・レンベリゾート》。朝からガッツリ食べたいカメラマンのはらだまも大喜びの食事内容(写真は朝食にオーダーできるナシゴレン)。ビュッフェ、アラカルトとスタイルは分かれるが、海外で食事が不安な方も、日本人向けの味付けなのでご心配なく!
レンベ・リゾートLembeh Resort
スラウェシ島側に多くのリゾートがある中、レンベ海峡を隔てたレンベ島にいち早くオープンしたのがこの《レンベ・リゾート》。ダイビングサービスはリゾートと同名だったが数年前に《クリッターズ@レンベ》に変更。広々とした敷地のわりには全20室とこぢんまり。スタッフもすぐに顔や名前を覚えてくれる。
ダイバーがメインのゲストとあって、海辺にダイビングサービスやカメラルーム、器材置き場などがすべてそろっているので、ダイブクルーズのように日中はそこにいるだけで事足りるのもラクチンだ。
緑豊かなレンベ島の穏やかな湾に面したリゾートは、敷地を上手に使って施設が建築されている。写真はデラックスコテージのモダンタイプ。ベッドルームがとっても広く、別にリビングルームがある部屋もある
デラックスコテージの中には半屋外にバスルームがあるタイプもある(予約時に指定することができないそうだが)。オシャレなリゾートでよく採用されているスタイルだが、実際利用すると快適でハマる
今春の取材時はダイバー同士のコミュニケーションをとってもらおうとダイニングルームは大テーブル。世界中からやってきたダイバーと情報交換をするチャンス! カタコトOKなので気軽にどうぞ
ここがオススメポイント!
リゾート前ではバディ同士でのセルフダイビングが楽しめる。
このリゾートを最初に取材したときはハウスリーフでニシキテグリの産卵が毎晩ガンガン見られたのだが、レンベのニシキテグリ産卵ウオッチングがあまりにも盛んになって人が集まり過ぎてしまい、今はニシキテグリは見られない。が、だらだらと落ちるスロープにはガレ場やサンゴの根などが点在しており、ピグミーシードラゴン、コブシメ、ブルーリングオクトパス(ヒョウモンダコ)、カエルアンコウやカミソリウオの仲間など、マクロ派垂涎の生物がズラリ!
ダビラヘ@レンベヒルズリゾートDabirahe at Lembeh Hills Resort
2013年、新ブランド「Dabirahe(ダビラヘ)」という名前で登場した元レンベヒルズリゾート。レンベ界隈で最高級のブティックリゾートを目指しており、客室の広さや造り、インテリアなどがラグジュアリー。一番リーズナブルなデラックスヴィラでも80平米と、広々。全23室。
海辺にはマリーナ建設計画もあり、現在はダイビングボートや送迎ボートが出るだけだが、完成後は日中のんびりくつろげるデッキやバーなどができる予定だ。
ダイビングサービスはリゾートが経営する《マカマカダイバーズ》。プライベートなサービスをしてくれるのが魅力。
眺めのいい高台にプールエリアがあって、ダイビングの休憩にここでくつろぐこともできる。プールが海につながっているようなインフィニティプールを採用。高級感あふれるブティックリゾートだ
ツインのデラックスヴィラ。部屋のタイプはいろいろあって、カップル、シングル、ファミリーと用途に応じて選べる。エアコン、冷蔵庫、iPodドックなど完備され、リクエストすれば冷蔵庫内に飲み物も常備しておいてくれる
客室アメニティも充実。これはリゾート内にある《SEA SPA》のトリートメントルームで撮影したものだが、このスパもアフターダイブにぜひ訪れたい。本格的なボディマッサージに身も心もとろけそう
ここがオススメポイント!
斜面を上手く利用して建てられていて、プールとほぼ同じレベルにレストラン&バーがある。朝日を浴びて海を眺めながら食べるブレックファストに始まり、昼食、夕食と、基本的には食べたいものを注文して食べるアラカルト形式。
とれたての魚を丸ごと一尾焼いて、野菜やごはんとともに食べる「ナシチャンプル」も日本人にオススメだが、筆者(ゴット姉さん)オススメはチキンポーリッジ(鶏のお粥)。鶏の出汁が効いたお粥で、お好きな調味料をアレンジしながら食べてもいいかも。
フレッシュフルーツを使ったジュースも新鮮でとてもおいしい!
クンクンガンベイ・リゾート&スパKungkungan Bay Resort & Spa
レンベを世界に広めたダイブリゾートとして、このリゾート(通称KBR)を置いては語れない。1994年、当時はメナドから車で3時間ぐらいかかる道のりだったが、レンベ海峡に面した海域のポテンシャルを発見し、わずかばかりの客室とダイニングのリゾート施設でスタートした。現在は全17室、ヒルトップヴィラ以外はすべてウォーターフロントに客室があり、ダイビングに行くのもラクラク。
目の前にはダイビングスポットとしても非常におもしろいセレナ島が浮かび、すぐ近くにはニシキテグリの産卵スポットも。また目の前のハウスリーフもサンゴ礁が広がり生物豊富でセルフダイブにも最高。ダイビング三昧したい方に超オススメだ。
桟橋で降りてレセプションやレストランが集まる八角形の建物をさらに奥へ行くと、海辺のプールがある。ダイビングの合間やアフターダイブにのんびりと過ごそう。プールサイドにはスパ施設もある
伝統的なミナハサ(この地方の名前)スタイルの「ビーチフロント・トラディショナル」。高床式で風通しがよく、エアコンもあるけれど朝晩は必要ないぐらい。客室は全部で4つのカテゴリーがあるが、いずれもナチュラルな造り
ビーチフロント・トラディショナルの室内。木のぬくもりに包まれた客室内はインテリアもナチュラル。湯沸かし器もあって部屋でコーヒーなども飲めるなどアメニティも整っている
ここがオススメポイント!
KBRのイコンともなっている八角形の屋根の水上レストラン&バー。レストランは24時間営業で、インターナショナルな料理が食べられる。ゴキゲンなのは2階の《Capt. Billy’s Bar》(キャプテン・ビリーズバー)。エアコンが効いている室内とバルコニー席があって、料理も飲み物もおいしいと評判。週に何日かスライドショーがあるほか、各種イベントも開催され、参加するうちにダイビング仲間も増えること間違いなし。※写真はレストランのテラス。ハウスリーフのサンゴがすぐ目の前に!