「マリンダイビング」最新号
動画で解説!
ダイビング器材パッキング術 基本編
ダイビングに行くときに頭を悩ませるのが荷物のパッキング方法。重い&かさばる器材、どうやってパッキングするとよいか、基本のところをご紹介します。
うまくパッキングして、楽しいダイビング旅を!
飛行機での旅行の場合
キャリーバッグ利用の
ダイビング器材パッキング方法
何日間かかけてダイビング旅行に行く際は、ダイビング用のキャリーバッグやスーツケースを使おう。今回ソフトタイプのキャリーケースを使った基本のダイビング器材パッキング術をご紹介。
ダイビング器材をパッキングする際、注意する点はおもに3点。
①器材を保護する
②隙間を作らない
③ウエットスーツはつぶさないように
まずは基本の詰め方を順番に見てみよう。
フィンのフットポケット部分に小物をイン
マスクやグローブ、マリンブーツなど詰められるものをフィンのフットポケット部分に詰める。
今回は、マスクとビーチサンダルをイン。マスクはガラス面を下にするとガラス面が保護されて、収まりもよい。
気になる人は、マスクをタオルなどでくるんだり、フィンには入れず衣類の間に入れてもよい。
レギュレーターセットをBCでくるむ
レギュレータ―セットをタオルで包んでからBCでくるむようにしてパキッキング。タオルはなしでも。
BCは最初に空気を抜いて少しでもコンパクトにまとまるようにしておこう。
また、BCのストラップを斜め掛けするように留めると中の物がしっかり固定されて荷物がずれにくくなる。
ウエットスーツをたたむ
ウエットスーツは、コンパクトになるようにたたむ。ただし気泡がつぶれないように、荷物の上部に入れるのがパッキングのコツ。あまりギュウギュウ詰め込んだり、荷物の下敷きにしないように!
また、折りジワがつかないよう、旅先に着いたら早めにバッグから出して広げてあげよう。
器材を順番に入れていこう!
フィン→BC→ウエットスーツ→その他
フィンをケースの底に平らにしくように交互に置き、その上にレギュレーターとスノーケルをくるんだBCを置く。ウエットスーツは荷物の一番上にくるように入れ、あとはバッグの中で荷物が動かないように隙間にブーツやグローブ、衣類などその他の荷物を詰めて調整する。
ダイビング用のキャリーバッグには、器材用のスペースとそのほか衣類などを入れるスペースがきちんと分かれているので、たとえば旅行の帰り、器材がまだ湿っているなんてときにもうまく荷物を分けて収納できるので便利だ。
近場の旅行なら
メッシュバッグに器材一式を入れる
ダイビング器材一式をメッシュバッグに入れて持っていくのも、車や電車、船などで行く近場の旅行なら一般的。
いろいろなタイプのメッシュバッグがあるが、ある程度外側がしっかりしていると、持ち運びの際形が崩れにくく使いやすい。リュック風に背中に背負えるタイプのものなどもある。
詰め方はキャリーバッグの場合とほぼ同じで最後にウエットスーツを。
フィンをバッグの底に敷く。または側面に立てて入れて、フィンで壁を作るようにして形をキープする方法もある
次にレギュレータ―セットとBCを入れ、最後にウエットスーツを上にのせる
車移動なら
衣装ケースに器材一式を入れる
自分の車での移動する場合は、簡単! 衣装ケースがあれば、それにダイビング器材をまとめてドンと入れればOK。
使ったあと、濡れた器材やウエットスーツもがばっと入れてしまえば車も濡れず、持ち運びも簡単。
衣装ケースを選ぶ際に取っ手が持ちやすいもの、底から水が抜けるタイプのものなどを選ぶと使い勝手がよい。
入れたまま器材をそこで洗うこともできる。
ダイビング旅行持ち物チェックリスト
行く場所によって、目的によって、必要なものは異なるが、ダイビング旅行に持っていくダイビング関連の基本的な持ち物をリストアップ。旅行前にチェックして、忘れ物のないように!
全部詰め終わったら、体重計などを使って全体の重さを計っておこう。飛行機で荷物を預ける場合、重量制限やサイズ制限があり、それをオーバーしてしまうと超過料金を払わなければいけなくなる。(航空会社によって、また路線によっても規定は異なるので、事前に調べておこう)。ダイビングの器材だけでもすぐに10kgくらいになってしまうし、バッグ自体の重さもあるので、衣類など、そのほかの荷物はなるべく少なめ、を意識して準備をしよう。