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ダイビングライセンス(Cカード)取得にかかる費用
ダイバーになって海を楽しむには、ダイビングショップで講習を受けてダイビングライセンス(Cカード)を取得することからスタート。講習にはいくらくらいかかるの?ショップによって講習料金には違いがあるけれど、それはなぜ?など、ダイビングを始めるのにかかるお金の疑問にお答えします。
- ▼費用の目安
- ▼費用の内訳
- ▼自分の器材は買うべき?
- ▼注意すること
ライセンス取得にかかる費用の目安
ライセンス(Cカード)取得講習でかかる費用は、ダイビングショップによって違いがあります。それはなぜかというと、料金に含まれるものが異なり、利用する施設などによっても違いがあるからです。
講習は①学科講習 ②プール(限定水域)講習 ③海洋実習の3つから構成されています。学科講習はお店で対面で行う場合もあれば、eラーニングで自宅で行う場合もあります。プール講習や海洋実習がどこで行われるのかによっても、料金が違ってきます。また海洋実習は泊まりなのか日帰りなのかによっても、かかる費用は変わってきます。
また教材費や講習費のほかにも、下記で挙げているようにさまざまな費用がかかります。だいたい4~8万円くらいがライセンス取得にかかる費用の目安になります。
費用の内訳
- ●教材費:講習で使用するテキスト、DVDなどの費用
- ●講習費:学科、プール、海での講習費
- ●Cカード申請料:認定後、Cカード発行の申請にかかる費用
- ●施設使用料:プールや海で利用する施設の使用料
- ●器材レンタル料
- ①ダイビング器材:フィンやマスク、BCやレギュレーターなどの講習中に使用する器材のレンタル料。自分の器材を買う場合は、購入費用がかかります。すべてを最初から揃えないで、一部の器材を購入してもかまいません(実際そういう人は多く見られます)
- ②タンク・ウエイト レンタル料:プール講習と海洋実習で使用するタンク・ウエイトのレンタル料。自分で購入することはまずないので、レンタルする場合がほとんど
- ●交通費:プール施設や海までの交通費
- ●宿泊費:泊まりがけで講習を受ける場合の宿泊費。ホテル・ペンション・クラブハウス等、利用する宿泊施設によって金額が大きく変わります
- ●食費:講習中の食事にかかる費用
自分の器材は買うべき?
ダイビングショップによっては、講習の申し込み時に器材の購入を勧めるところもあります。もちろん自分に合ったマイ器材を使えば、快適ですし、モチベーションも上がります。しかし迷っているなら、最初はレンタル器材を使い、少しずつ自分の器材を買い揃えていくという選択肢もあります。
マスク、フィン、スノーケルを持っていればスノーケリングも楽しめるので、この3点セットを最初に買うという人も多いようです。またウエットスーツやドライスーツは、自分の体にフィットするもののほうが保温性もよく、ストレスも少なく潜れるので、早めに購入したほうがより快適にダイビングが楽しめるかもしれません。
レンタル器材よりも、マイ器材のほうが使い勝手がよくわかって、安心して潜れます
料金の安さだけで選ばないことが大事
どこのダイビングショップで講習を受けるかを決める際に、“安さ”だけで選ぶことはおすすめできません。「3万円でダイバーになれる」などのうたい文句は、一見とてもお得な料金設定のように見えます。しかし、実は器材レンタル料や海洋実習の交通費や宿泊費が別だった……なんてことがありがちです。
見た目の安さだけで判断せずに、料金に含まれるものは何なのか、トータルでいくらかかるのかを事前にショップのスタッフに確認しておきましょう。
なお、あまりに安い料金で講習を行っているショップは、安全対策や講習生へのケアに問題があることも。ダイビングを始めるなら、一人ひとりの講習生に丁寧に向き合ってきちんと指導してくれて、適正価格で講習を行っているショップを選ぶのがおすすめです。