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ダイビングを始めるための
超キホン用語辞典

ダイビングを始めるための超キホン用語辞典

これからダイビングを始めたい!
そんな人のための超基本ダイビング用語をレクチャーします。

ダイビング入門編

まずはダイビングを始める前に知っておくとGOOD!な用語を学ぼう。

Cカード

Certification Card(認定証)のことで、ダイビングをやりたい!と思ったらマストで必要なものがコレ。「ライセンス」と呼ばれることもあるが厳密に言うと免許ではない。指導団体によって呼び名が若干異なるが、「オープン・ウオーター・ダイバー(OWD)」が、レジャーダイビングに最低限必要なコースのCカードとなり、水深18mまでのダイビングが可能となる。ダイビングができる範囲が広がる「アドバンスド・オープンウオーター・ダイバー」やスペシャルティなどさまざまなCカードがある。

これは《PADI》が発行する「オープン・ウォーター・ダイバー」のCカード

バディ

ダイビングは基本的に一人で行なうことはない。必ず誰かとペア(バディ)を組み、お互いの安全や器材チェックを行ない、潜水中もお互いを常に意識しながらダイビングを楽しむのがルール。
とはいえ、お一人様でダイビングに遊びに行っても必ずガイドやインストラクター、同じグループになった人とバディを組めるので、気兼ねせず一人でもどんどんダイビングに出かけよう!

耳ぬき

海に潜ると体に水圧がかかり、耳の鼓膜も圧迫され。そのままにしておくと耳が痛くなり、最悪の場合破れてしまう可能性がある。それを防ぎ、圧平衡を保つために「耳ぬき」というスキルが必要となる。鼻をつまんだり唾を飲みこんだりなどいくつかの方法がある。

限定水域ダイブ

Cカード講習の時に、実際に海を潜る前に穏やかで安全な場所で水に慣れ、ダイビングに必要なスキルを学ぶこと。プールや流れのほとんどない水深が浅い海域などで行なわれる。

器材編

ここで、ダイビングに用いる基本的な器材を覚えよう!

タンク

ダイバーが背負っている、アレである。海中で呼吸をするために必要な器材で、中には圧縮された空気が入っている。「シリンダー」とも呼ばれるが、「酸素ボンベ」は間違い。

タンクにはアルミ製とスチール製があり、写真はスチール製。近年では酸素濃度を高め、より健康的なダイビングに用いられる「エンリッチ・ド・ナイトロックス」もよく聞かれるようになってきた(使用には講習が必要)。

BC

Buoyancy Compensatorの略。タンクとつないで給気・排気をし、浮力調整をするもの。BCD(B.C.Device)ともいう。

マスク

水中メガネと言えばわかりやすいだろうか。風邪の時にする、あのマスクではない。水中で視界を確保する重要なアイテム。一眼タイプや二眼タイプが主流。

スノーケル

水面移動をする時などに口に加え、先端を水面から出して呼吸をするもの。マスクにセットして用いる。

フィン

水面や水中を移動する時に用いる、足ヒレのこと。素足でもはけるフルフットタイプと、サイズ調整のできるストラップタイプがある。

3点セット

マスク・スノーケル・フィンをまとめた言い方。ダイビング器材の中では軽いので「軽器材」ともいう。

器材の中では比較的安価な3点セットからまずそろえるという人も多い

レギュレーター

簡単にいうと、タンクから排出された空気を吸うもの。タンクから出る空気は高圧なのでそれを呼吸に適した圧力にまで下げて供給される。

タンクとつなぐファーストステージと、口にくわえるセカンドステージから成る。

ダイブコンピュータ

現在水深や水温、アルゴリズムを利用して減圧不要限界(後述)などを算出して表示するもの。ログ機能付きが便利。「ダイコン」と略して言うことが多いが、くれぐれも「大根!?」とびっくりしないように。海に大根は持って行きません(笑)。DC(ディーシー)ともいう。

手首に着ける時計型のものも多い

ウエットスーツ

ダイビングをするときに着用するもの。ワンピースタイプ、ジャケットが分かれたツーピースタイプが主流。長袖が多いが、暖かい海では半袖の「シーガル」タイプ、ノースリーブの「ロングジョン」などを着用する場合も。

ドライスーツ

ウエットスーツは生地に含まれる水を体熱で温めて保温するが、こちらは一切水をシャットアウトし、体が濡れないタイプのスーツ。濡れるのは首から上、手首から先だけで、冬のダイビングで用いることが多い。ウエットスーツと同じ素材のネオプレンタイプが主流で、インナー(ドライスーツの下に着る服)次第では寒冷地でのダイビングもできるシェルタイプが近年注目されている。

給気&排気など浮力調整が少し難しいが、慣れればダイビングの幅が広がる!

ウエイト

ウエットスーツ自体にも浮力があり、いろいろな器材を装着することで浮力が生まれるので、そのままでは上手く沈めないことが多い。そのため、ウエイトというおもりを着けてダイビングをする。専用のベルトを用いて腰に着けることが多い。人によって適正のウエイト量は異なる。

ダイビング実践編

ダイビングエリア

ダイビングができる地域のこと。例えば「熱海」や「伊東」など、県名ではなく地名で呼ばれることがほとんど。「伊豆海洋公園」など施設名で呼ばれることもある。

ダイビングスポット

「ダイビングエリア」が地域なのに対し「ダイビングスポット」はもっと狭い範囲で、1ダイブで潜る範囲を指すことが多い。例えば「熱海(エリア)の『ソーダイ根』(スポット)」など。「ダイビングポイント」「ダイブサイト」などともいう。

エントリー

海の中に入ること。ダイビングのスタート!
船からのエントリーには飛び込む「ジャイアントストライド」と背中から入る「バックロール(正式にはシッティングバックロール)」の2パターンがある。

ジャイアントストライド

ジャイアントストライド

バックロール

バックロール

エグジット

ダイビングを終え、海から陸または船に上がること。ダイビングのフィニッシュ! 「エキジット」という人も多い。

カレント

海流、潮流、流れのこと。カレントにも種類があり、「ダウンカレント」は海底に向かって沈み込む流れのこと。ダイビング中にこれに巻き込まれると大変危険。逆に、「アップカレント」は上に向かって発生する上昇海流のこと。

アンカリング

船の錨(いかり)を目的の所におろし、船を停泊させる形のダイビング。エントリーもエグジットも同じ場所となるので、ダイビングが終わったら戻ってくることになる。行きか帰りのどちらかが流れに逆らうことにあるので、流れがある場所には向かない。

ドリフト

ボートからエントリーし、流れに乗って楽しむダイビングスタイル。船はダイバーの泡を見て追いかけ、エグジットの場所でダイバーを拾う。初心者には向かないので少し慣れてから挑戦するのが良い。

ハンドシグナル

会話ができない海中。どうやってコミュニケーションを取るかというと、スレートを使うという方法もあるけれど、簡単なサインは手で示す。「OK、問題ない」や「耳ぬきができない」など基本的なものは万国共通!

ログづけ

ダイビングの終了後に、その日の海の様子を記入すること。気温や水温、潜ったダイビングスポット名、ダイビング本数の総計などを書き込み、自分のダイビング歴に! 一緒に潜ったチームの仲間とコメントを書き合う人も多く、後から読み返すと思い出がよみがえって楽しい。

減圧不要限界

理論上、減圧症(後述)になる危険性のない潜水時間のこと。「無減圧潜水時間(NDL)」ともいう。ダイブコンピュータに表示されるが、安全に潜るために余裕の持った潜水計画をしよう。

減圧症

体に溶け込んだ窒素が原因で引き起こされる潜水病。窒素が気泡化して血流を妨げたり、神経を圧迫したりと、体にさまざまな悪影響を及ぼす。主な症状としては手足のしびれや麻痺、関節痛など。この病気を防ぐためにも減圧不要限界を守ったダイビングをすることが大事で、安全停止(後述)をしっかりとしよう!

安全停止

体に溜まった窒素を排出するために、ダイビング終了直前に水深3~5m台で3分間停止すること。ガイドさんは安定しやすい水深ということで「水深5mに3分間」と説明することが多い。減圧不要限界を守ったダイビングをすることが前提ではあるが、念のためどんなに浅いダイビングでも行なうようにする。

水深3~5m台で3分間の停止! 目安となるバーを下げている船もある

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