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東京から2時間弱、千葉・房総半島の先端館山の海
西川名を豪快に潜る!

西川名を豪快に潜る!

西川名は、千葉・房総半島南端の館山に位置します。外海は黒潮の影響をもろに受け、回遊魚がよく回ってくる豪快な海です。一度その魅力にはまるとやみつきになる、大興奮な西川名の海を《西川名ダイビングサービス》がご案内します!

※2025年3月現在の情報です

西川名はこんな海

体長1mの巨大なモロコも常連です

体長1mの巨大なモロコも常連です

西川名の海の魅力

西川名(にしかわな)という地名を、はじめて聞く方も多いかもしれません。でも、ダイバーなら知れば知るほど魅力的なダイビングエリアであることがわかるはず。
①都心からのアクセスがいい
②透明度が良いことが多く、海はブルー!
③大物・魚群の宝庫
④ダイビングサービスの施設が快適!
などなど、一度訪れるとやみつきになるダイバーがとても多いのです。「知らないって、もったいない」そんな海です。

都心から電車、バス、車でアクセス

西川名は千葉県の館山市、房総半島洲崎の南約1kmにある外海に面した港町です。JR内房線ならJR館山駅へ、高速バスなら東京駅、千葉駅、横浜駅から館山駅へとアクセスでき、時間帯限定ですが、館山駅から《西川名ダイビングサービス》の送迎サービスが利用できます。所要時間も電車なら東京駅-館山駅が約2時間、高速バス「なのはな1号」なら1時間50分。館山駅から《西川名ダイビングサービス》へは車で約20分とアクセスがよく、日帰り圏内ですよね。

透明度が良く、魚影も濃い!

西川名といえばヒゲダイ!ともいわれます。沖縄諸島を除く日本近海に生息する、日本の海の固有種で、アゴの下のちょびヒゲが仙人のよう

西川名といえばヒゲダイ!ともいわれます。沖縄諸島を除く日本近海に生息する、日本の海の固有種で、アゴの下のちょびヒゲが仙人のよう

房総半島の先端にあり、南西から流れてくる世界最大級の大暖流・黒潮の影響を色濃く受ける館山・西川名。これまで《西川名オーシャンパーク》として親しまれてきた西川名唯一のダイビングサービスが、屋号を新たに《西川名ダイビングサービス》として再スタートしました。素晴らしい海を多くのダイバーに案内するだけでなく、新たなダイビングスポットの開拓など、幅広く活動を展開しています。早速、《西川名ダイビングサービス》の店長・寺本拓海さん(通称 テラモ)に、西川名の海の特徴を教えてもらいました。
「西川名の海は、潮の流れがもたらす豊かな恵みに育まれた水中生物の宝庫です。起伏に富んだ海底地形は巨大なクエや、ヒゲダイ、テングダイ、コブダイ、アオウミガメなど多彩な生きものたちが棲みついており、まさに“生物の宝庫”と呼ぶにふさわしい環境が広がっています。」
しかも、この大物たちは常連で、シーズンごとにまた違った魅力的な魚たちが現れるとか。

春~夏の見どころ

3~6月の西川名はお楽しみがいっぱい!

イサキのトルネードやイサキウォールが期待できます

イサキのトルネードやイサキウォールが期待できます

では、これからのシーズン、春から夏にかけて西川名ではどんな生きものが見られるのでしょう?
「青物シーズンが始まります! 春は視界が悪くなる日もありますが、その分、回遊魚がダイバーの吐く泡を獲物だと思うのでしょうか。ぐっと近づいてくることも。ぼちぼちトビエイが姿を現し始める時期です」と、とは同店ガイドのTOMIさん。
「春は誕生の季節! この時期は生まれたばかりの子どもたちが徐々に成長していく姿を楽しむことができて、毎日のように潜っても、生物たちの変化を実感できてとても楽しいです」と、同店インストラクターのYUTAさんも言います。
大物から小さな生物まで、見たくなりませんか?

西川名といえば…ウミガメ!?

アオウミガメが西川名の代表的な存在になってきた!?

アオウミガメが西川名の代表的な存在になってきた!?

「最近、西川名でダイバーを虜にしているのがアオウミガメなんです。最近はほぼ毎日のように遭遇できていて、多いときは1ダイブで4〜5個体に出会えることもあります」とのこと。

泳いでいる姿はもちろん、根の上でのんびり休んでいたり、ダイバーのすぐ横を優雅に通り過ぎていったりと、その距離感の近さも魅力のひとつ。「カメ目当てで来るゲストさんも増えてますよ。もう“西川名=ウミガメ”って言ってもいいくらいですね」と寺本さんもにっこり。

なんと、ハンマーヘッドシャークとの遭遇も!

ハンマーヘッドシャークの単体も。大きい……

ハンマーヘッドシャークの単体も。大きい……

2020年頃から西川名の海でも目撃されているのが、ハンマーヘッドシャークです。「6月後半から秋にかけて、単体や数尾、ときに15尾ぐらいの群れで遭遇しました。以前はボートの上から見かけることはあっても、水中で会えることはなかったのでうれしいです。黒潮の流れがより西川名に近づいていることの証かもしれません」とテラモさん。
こんな超ド級の大物に出会えるかもしれない西川名の海、スゴイです!

ハンマーヘッドシャークが群れで見られることもしばしば

ハンマーヘッドシャークが群れで見られることもしばしば

西川名のダイビングスポット

豊かな環境がつくり上げる豪快な海中

黄色と黒の縞々と天狗のような鼻先が特徴のテングダイも常連

黄色と黒の縞々と天狗のような鼻先が特徴のテングダイも常連

西川名にはボートスポット5カ所とビーチスポット2カ所があり、ボートで行くスポットも片道2分半~10分以内とアクセス抜群。
ボートスポットは最大水深25m、平均15~16m。大小の根、ヒライソ(平たい根)、ゴロタ、砂地などが入り交じった地形で、時には激流にもなる潮が入り込んでいるせいか、根付きの魚から回遊魚までバラエティ豊かな生物が生息しています。
有名なのは「大根」「V字谷」と呼ばれる独特な地形で、日本の固有種でアゴにちょびヒゲのあるヒゲダイが30尾ぐらい群れていたり、体長1.3mもある迫力たっぷりなモロコ(クエ)が何尾も見られます。しかも一年中! ぜひ西川名の海に会いに行ってください♪

Aポイント(ボート)

ワラサの群れが回ってくることも!

ワラサの群れが回ってくることも!

沖合のメインスポット。潜降中から美しい海中景観が楽しめます。「サメ穴」と呼ばれる人気エリアを目指すことが可能です。水深16~24m。海底にガイドチェーンがあり、流れがあってもそれをたぐって目的地へ進めるので安心です。

Cポイント(ボート)

コロダイも群れ群れ!

コロダイも群れ群れ!

沖合のメインスポットのひとつ。「V字谷」があり、大きな根の周りでヒゲダイ、モロコ、テングダイなど西川名3大アイドルに会うことができます。水深15~24m。「Aポイント」が流れが速い場合はこちらで潜ります。こちらも海底にガイドチェーンが張られていて、「V字谷」に行くときなどに役立ちます。

ビーチ

久しぶりのダイビングやリフレッシュ、体験ダイビングに最適な穏やかなスポットです。夏になると、多くの季節来遊魚が訪れ、鮮やかで南国らしい雰囲気を楽しむことができます。

エリア内にはいくつもの魅力的な水中スポットが点在しており、まだ手つかずの未開拓エリアもあり、日帰りでは遊び尽くせないかも!?

西川名のダイビングスタイル

ダイビング専用ボートで快適!スポット近い

エントリー、エグジットがしやすく、使い勝手も小回りもいいダイビングボート

エントリー、エグジットがしやすく、使い勝手も小回りもいいダイビングボート

《西川名ダイビングサービス》で利用する「SAKURA」は、ダイビング専用に設計された、県内でも数少ないダイビング専用ボート。スポットまではすぐに到着するため、船酔いの心配はほとんどありません。奥行きのあるベンチなので器材を背負ったまま座っても余裕です。また、環境に配慮した排気ガスの少ないクリーンエンジンを搭載しています。

快適施設はリゾート気分でのんびり♪

広々とした「屋内テラス」では休憩中のんびり過ごせる。大人数での利用にも最適

広々とした「屋内テラス」では休憩中のんびり過ごせる。大人数での利用にも最適

こちらのエリアでは、ウエットスーツやドライスーツを着用したまま利用できる

こちらのエリアでは、ウエットスーツやドライスーツを着用したまま利用できる

《西川名ダイビングサービス》の自慢のひとつがダイバー思いのオシャレな施設。シャワー付きの更衣室、男女別トイレ、屋内外のダイビングの休憩中にくつろげるテラスなど、とにかく快適です。特に2階屋上にある「ダイバーズテラス」は白いテーブルやベンチが置かれ、まるでリゾートのよう。天気のいい日は伊豆大島、利島、新島まで見渡せます。
店内にはドリンクバーがあって、天然水、ドリップコーヒー、温かい麦茶などが自由にいただける。またポットもあるので、味噌汁やカップ麺などを持参してもいいかも。すぐそばのカウンターにはポップコーンマシーンがあって、こちらも自由にいただけます。こんなサービスは《西川名ダイビングサービス》随一では!?

リゾート感たっぷりの快適な施設で西川名のダイビングを楽しもう!

リゾート感たっぷりの快適な施設で西川名のダイビングを楽しもう!

西川名ダイビングサービス一度行ったらやみつき!

スタッフ紹介

左から店長のテラモさん、フィリピン人ガイドのブボイさん、頼りになる船長兼インストラクターの鶴さん

左から店長のテラモさん、フィリピン人ガイドのブボイさん、頼りになる船長兼インストラクターの鶴さん

《西川名ダイビングサービス》には西川名での海のガイド歴10年以上の店長テラモさんをはじめ、ブボイさん、船長の鶴さんら頼り甲斐ある常駐スタッフと、西川名を知り尽くしたベテラン揃いの非常勤スタッフが数名。楽しく安全に海を案内してくれます。見たい魚や生物をリクエストしたり、水中写真のアドバイスをもらったりして、西川名の海を楽しみましょう!

PADI

西川名ダイビングサービスは
PADI5スター ダイブリゾート です

画像提供/西川名ダイビングサービス
ライター/後藤 ゆかり(MDWデスク)

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