体験からベテランまで幅広く楽しめる
八丈島で夢のダイビング

伊豆諸島に位置する八丈島は、太平洋沿いに流れてくる大暖流・黒潮のルート上にあり、海の中は魅力的な生き物でいっぱいです。体験ダイビングでアオウミガメ(写真上)との接近遭遇も日常茶飯事。そんな八丈島の海のスターたちを現地ガイドさんたちの写真で紹介します!
※2023年7月現在の情報です。
※八丈島の位置やアクセスなどの基本情報はコチラを参照ください。
八丈島ならではの生き物たちは必見
黒潮の影響を強く受ける八丈島は、生物の宝庫。色鮮やかできれいな魚やここでしか会えない固有種など、ぜひ見てほしい生き物をまずは紹介しましょう。

ユウゼン:日本固有のチョウチョウウオ。コンスタントに見られるのは、小笠原諸島と八丈島だけ。友禅染が名前の由来。春と秋には「ユウゼン玉」と呼ばれる群れをつくることがあります。
photo by Atsushi Yamamoto

ハチジョウタツ:“ジャパピグ”(ジャパニーズピグミーシーホース)の愛称で呼ばれているピグミーシーホースの仲間。新種記載の際に八丈島のガイドさんが協力したことから、和名は八丈が入ったこの名前に。八丈島では年間を通して見られます。
photo by Atsushi Yamamoto

シンジュアナゴ:砂地からニョロニョロと体を出すガーデンイール。最初に発見されたのは、八丈島のすぐ隣にある八丈小島。数百~数千の大群をつくることがあり、その様子は一見の価値ありです。
photo by Jungo Nakaya

カシワハナダイ:色鮮やかなハナダイやハナゴイの仲間たちも、八丈島の海のレギュラーメンバー。写真のカシワハナダイは、「ナズマド」で撮影。潮通しのよい岩礁域に生息しています。
photo by Tomoyo Mizutani
“八丈ブルー”の海でワイドな景観や生き物と遭遇
「八丈島は海の色が違う」とよく言われますが、独特の青く澄んだその色は“八丈ブルー”と呼ばれています。特にこれから秋にかけて黒潮が接近すると、透視度はさらにアップ。50mを超えることも珍しくありません。そしてそこにはウミガメや魚群が現れ、火山島ならではの壮大な地形も楽しめるのです。

八丈島の周囲にはたくさんのアオウミガメがすんでいて、体験ダイビングやライセンス講習中にも遭遇チャンスが! 八丈ブルーの海の中を悠々と泳いでくるウミガメを、じっくり観察してみましょう。
photo by koutaro Tanaka

ヒレナガカンパチやツムブリなどの光りモノの群れも、「ナズマド」などでよく見られます。八丈ブルーの海をバックに颯爽と泳ぐ姿は圧巻です。
photo by Jungo Nakaya

火山島ならではのダイナミックな風景が楽しめる八丈島では、水中にもアーチやケーブが点在。三叉のアーチが絵になる「底土(そこど)」は、最大水深16mほどなのでビギナーでも地形を堪能できます。
photo by koutaro Tanaka
夏から秋にかけては、季節来遊魚たちがやって来る
大暖流・黒潮に乗って、沖縄などの南方からサンゴ礁の生き物たちの卵や幼生が八丈島の海にも流れ着きます。そしてここで成長した愛らしい幼魚たちは季節来遊魚と呼ばれ、夏から秋の海に彩りを添えてくれます。

幼魚のときは黒白のパンダ模様が愛らしいホホスジタルミ。成魚になるにしたがって、まったく違うルックスへと変身します。
photo by Atsushi Yamamoto

サザナミヤッコは幼魚のときは体側に美しい半円状の模様があり、成長とともに本数が増えていきます。そして成魚になると、青い斑点を散りばめたような姿になっていきます。
photo by Atsushi Yamamoto

タテジマキンチャクダイの幼魚は、体の後半に楕円形の模様があるのが特徴です。成長とともに頭から尾の順で縦縞模様に変わっていきます。
photo by Tomoyo Mizutani
イルカやクジラなどの海の大物と出会うチャンスも!
ダイナミックな八丈島の海には、ハンドウイルカやザトウクジラがやって来ることもあります。野生の生き物たちなので、運が良ければになりますが、ドルフィンスイムやホエールウォッチングを楽しめるかもしれません。

人気ダイビングスポット「ナズマド」で遭遇したハンドウイルカ。1頭だけでなく、こんなふうに群れで登場することもあります。
photo by Jungo Nakaya

ボートの上からザトウクジラの姿を見られることも。八丈島では2015年頃から11月下旬~4月上旬にかけて目撃情報が増えているそうです。
photo by Atsushi Yamamoto

「ナズマド」でダイビング中に出会ったザトウクジラ。こんなシーンにラッキーにも出くわすチャンスがあるのが、八丈島の海の凄いところです。
photo by Jungo Nakaya
観光のススメ~温泉&グルメ
八丈島は陸にもお楽しみがたくさんあります。雄大な風景に火山島ならではの温泉、島のグルメなどなど。海だけで帰っちゃうのはもったいない!

島の西側から海を望む。右手に見えるのは八丈小島。

こちらもオススメの「裏見ヶ滝温泉」は豊かな緑と滝を眺めながら入る露天風呂。混浴温泉なので水着をお忘れなく。

独特の苦味をもつ明日葉は、「今日新芽を摘んでも、明日にはもう新しい芽が出ている」ほど強い生命力を持っています。天ぷらやおひたしが一般的ですが、スイーツ(画像)にしてもまた新たな魅力発見。
コンディションカレンダー
八丈島の海には四季折々の見どころがあり、また大暖流・黒潮と、黒潮から派生する冷水塊などの影響で思いがけない出会いもあります。関東方面からは週末ダイビングで楽しめるので、季節ごとに変わる八丈の海を楽しみましょう!

※気温は気象庁発表の1981~2010年の平均値より編集。
※水温は気象庁発表の2016年から2020年の平均値より編集。
※その年の黒潮ルートや気象によって変動があります。
安全に、楽しく潜るため活動中!
《八丈島スキューバダイビング事業者協会》
八丈島のダイビングガイドの安全に対する意識は高く、横のネットワークも強い。《八丈島スキューバダイビング事業者協会》では、セーフティダイブのためのマナー&ルールづくり、ビーチクリーニングや釣り場清掃、ダイビング情報の発信などを行なっています。詳しくは公式サイト&Facebookをご確認ください。
加盟ダイビングサービス一覧
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赤間ダイバーズイン
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