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石垣島川平はマンタポイントまで直ぐ。
この夏、絶対に潜りたい海!

石垣島川平はマンタポイントまで直ぐ。

8月に入り、ベストシーズンを迎えた沖縄。中でも石垣島は、憧れのマンタに高確率で会えることからダイバーに絶大な人気を誇っています。石垣島には数百ものダイビングショップがあり、その多くが市街地エリアに集中していますが、一方で、自然あふれる中でゆったりと過ごせるのが川平エリア。代表的なマンタポイント「川平石崎マンタスクランブル」へも近く、川平からでないと行きづらいダイビングポイントもあるため、ハイシーズンでも比較的ゆったりと潜れる穴場エリアです。今回は、1985年から川平にショップを構え、川平の魅力を知り尽くしたダイビングスクール海講座に案内してもらいます。

雄大な自然を感じる石垣島川平の魅力

絵画のように美しい石垣島屈指の絶景スポット

絵画のように美しい石垣島屈指の絶景スポット

石垣島の北西部に位置する川平は、市街地から車でおよそ30分。のどかで美しい自然が残るエリアです。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで沖縄県内唯一の三つ星を獲得した川平湾があることでも知られていて、日本だけでなく世界中から観光客が訪れる人気観光地です。しかし、この川平エリアにもダイビングショップがあるということは、まだまだ知らない方も多いようです。

穏やかな川平湾からダイビングに出発します

穏やかな川平湾からダイビングに出発します
Photo by Sachi Murai

《ダイビングスクール海講座(以下、海講座)》は1985年に創業し、長きに渡って川平の海を開拓してきた老舗ダイビングショップです。出港は、エメラルドグリーンに輝く川平湾から直接船に乗り込むスタイル。美しい海と雄大な自然に囲まれ、心を踊らせながら出発します。代表的なマンタポイント「川平石崎マンタスクランブル」まで、市街地のショップはボートで1時間程度かかるのに対し、川平からだと5〜10分で到着します。ビギナーダイバーでも船酔いの心配はいりません。マンタポイントは混雑時、停められるボートの数が限られているため順番待ちをすることもあるのですが、川平から向かう場合はポイントに一番乗りできるので夏のピーク時でも比較的スムーズにゆったりと潜れるのが大きな魅力です。

石垣島に来たらやっぱりマンタに会いたい!

運が良ければマンタと夢のツーショットが撮れることも!

運が良ければマンタと夢のツーショットが撮れることも!

石垣島の代表的なマンタポイント「川平石崎マンタスクランブル」と「マンタシティポイント」は、どちらも川平エリアにあります。水深15~25mの海底からいくつものサンゴの根が立ち上がっていて、トップは水深8~13mほど。マンタは体についた寄生虫などを他の魚たちにクリーニングしてもらうため、この場所に集まってきます。流れはあまりないので、初心者でも安心して潜ることができます。

根の上でリラックスしたり、連なって泳いだり、時には求愛したり…様々な行動を見せてくれます

根の上でリラックスしたり、連なって泳いだり、時には求愛したり…様々な行動を見せてくれます

マンタはダイバーの真下や頭上に現れることもあるので、ダイビング中は常に気を抜けません!

マンタはダイバーの真下や頭上に現れることもあるので、ダイビング中は常に気を抜けません!

南風が吹く夏の時期は、マンタポイントに行ける確率が高く、まさにベストシーズン!《海講座》店長の吉田さんによると、「2023年は当たり年で、5〜6月は1ダイブで5枚以上のマンタを見られることも多かった」といいます。この調子が続けば、10月初めごろまではマンタとの素敵な出会いが期待できそうです。

「川平石崎マンタスクランブル」の開拓者で、《海講座》創業者の園田真さん

「川平石崎マンタスクランブル」の開拓者で、《海講座》創業者の園田真さん
Photo by Sachi Murai

《海講座》の創業者でありオーナーを務める園田真さんは、「川平石崎マンタスクランブル」の開拓者。以前、園田さんに当時の様子をインタビューした際には、「マンタポイントを正式発表した次の日は、50隻もの船が集まった」と衝撃的なお話を聞かせてくれました。開拓秘話満載のインタビュー記事は、こちらからご覧いただけます。

マンタだけじゃない!川平から行く2大ダイビングポイント

色鮮やかな小魚が舞うTHE沖縄の海

色鮮やかな小魚が舞うTHE沖縄の海

川平エリア周辺にはマンタポイント以外にも、たくさんのダイビングポイントがあります。市街地に比べてダイビングショップが少ないため、夏の混雑時でもポイントがボートで混み合うことはほとんどなく、静かにゆったりと潜ることができます。

サンゴと小魚の楽園「米原Wリーフ」:水深5m~12m

いつまで経っても見飽きることのない豊かなサンゴ礁

いつまで経っても見飽きることのない豊かなサンゴ礁

人気者のカクレクマノミ以外にも、数種類のクマノミに出会うことができます

人気者のカクレクマノミ以外にも、数種類のクマノミに出会うことができます

石垣島の北側、米原ビーチ沖のポイント。沖にある大きなリーフのことを指して、現地の言葉で「プカピー」とも呼ばれています。
リーフの周りにはデバスズメダイやキンギョハナダイなどカラフルな魚がたくさん群れています。少し深くなると広大なサンゴ畑があり、クマノミにも会うことができます。
水深が浅く流れもほとんどないことから、初心者の方やゆっくりとお魚ウォッチングを楽しみたい方、南国の海で癒されたい方におすすめのポイント。

ダイナミックな地形を楽しむ「米原Wアーチ」:水深10m~15m

光のシャワーを浴びながら洞窟の中を泳ぎます

光のシャワーを浴びながら洞窟の中を泳ぎます

米原にあるダイナミックな洞窟ポイント。
大きな根が点在しているため、水中から見るとまるで巨大迷路のよう。コースを進むと二つのアーチに枝分かれし、片方はキンメモドキの群れとそこに降り注ぐ幻想的な光を見ることができます。もう一方は、大きなトンネルを泳いで行くので、水中を探検しているようなワクワク感が楽しめます。

海講座流!川平でのダイビングの楽しみ方

本格的で美味しい!《海講座》名物のソーキそば

本格的で美味しい!《海講座》名物のソーキそば

多くのショップでは午前中に2ダイブ、ランチ休憩を挟んで午後1ダイブというスタイルが定番ですが、《海講座》の場合は午前中に3ダイブし、ショップに帰って着替えを済ませてから、ゆっくりとランチを食べるスタイルです。「昼食を食べた直後に潜るのがしんどい」「船の上で食べると船酔いしそう」といったお客さんの声に応える形で、現在のスタイルを導入。ダイビングの余韻を楽しみながら、海の見えるオシャレなコテージで、温かいソーキそばなどのこだわりランチが食べられると好評だそうです。

ランチは海の見えるコテージでゆっくり堪能

ランチは海の見えるコテージでゆっくり堪能

港からダイビングポイントまでの移動時間が短い分、解散の時間も14時と早いのが嬉しいところ。アフターダイブに川平湾でのんびりしたり、帰り道にある名蔵湾のマングローブを眺めたり、海だけでなく石垣島の自然あふれる雄大な景色を堪能して充実した1日を過ごせそうですね。

川平湾ではグラスボートが大人気!

川平湾ではグラスボートが大人気!

ポツンと佇むマングローブと夕日はまさに絶景

ポツンと佇むマングローブと夕日はまさに絶景

海講座の1日のスケジュール

7:30〜8:00
ショップ集合(送迎も可能)

8:00〜8:30
乗船

9:00〜9:30
ファンダイビング1本目

10:00〜10:30
ファンダイビング2本目

11:00〜11:30
ファンダイビング3本目

12:00〜13:00
下船・ショップへ移動

13:00〜14:00
シャワー・着替え
テラスでランチ

14:00〜
ログ付け・精算・解散

石垣島川平でダイビングを楽しむなら海講座へ!

ダイビングスクール海講座

〒907-0453 沖縄県石垣市川平1287-97

TEL:0980-88-2434

車で自力で行く場合は、入り口の看板が目印

車で自力で行く場合は、入り口の看板が目印
Photo by Sachi Murai

敷地内の庭には休憩できるスペースがあちこちに

敷地内の庭には休憩できるスペースがあちこちに
Photo by Sachi Murai

ダイビングショップ内には講習やログ付けのできる大テーブルも

ダイビングショップ内には講習やログ付けのできる大テーブルも
Photo by Sachi Murai

川平の海を知り尽くす老舗ダイビングショップ《海講座》

川平の海を知り尽くす老舗ダイビングショップ《海講座》
Photo by Sachi Murai

ログ付けは緑たっぷりのお洒落なクラブハウスで

ログ付けは緑たっぷりのお洒落なクラブハウスで

日よけ、トイレ完備の快適で使いやすい自社ボート

日よけ、トイレ完備の快適で使いやすい自社ボート

ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで、沖縄で唯一3ツ星を獲得した風光明媚な川平湾。この湾を囲むように広がる川平は石垣島でも有数の観光地ですが、今ある自然景観を壊すような建物がほとんどなく、自然豊かで素朴な離島のようなロケーションです。そんな川平に根を下ろし、1985年にオープンしたのが《ダイビングスクール海講座》です。現存する石垣島のダイビングサービスでは最も古いお店のひとつです。
現在は高台にある自然林の中に建てられたログハウスを中心にサービスを展開。海に面した眺めの良い広い庭で休憩をとったりランチを食べたり、ダイビング後にログ付けをしたりと、他にはない体験ができるのも魅力。ダイビングだけじゃない、島らしい雰囲気を味わっていただきたいです!

《ダイビングスクール海講座》のホームページはこちらをご覧ください

協力/ダイビングスクール海講座
ライター/三浦エリカ