美しすぎる地形スポットとサンゴ礁
宮古島ダイビングガイド
宮古島のダイビングと言っても、島の周りにだけでなく橋でつながる伊良部島や下地島、池間島、来間島など周辺の島々を含めてステイ&ダイビングをすることになります。一番の魅力は沖縄の島々の中でも飛び抜けて美しく幻想的な地形スポットが数多くあること。しかも北に向かえば八重干瀬(やびじ)には世界でもトップクラスのサンゴ礁が。そんな宮古島で潜るための基本情報をご紹介します!
宮古島に行くなら知っておくべき基本情報1
シーズナリティ
一年を通じてダイビングが楽しめるが、大まかには南風の吹く夏場と北風の吹く冬場では風の影響で潜りに行きやすいエリアが異なる。
5~10月頃は全体的にいいシーズンだが、ひとたび台風がやってくると飛行機が飛ばないことも。ただ、台風が直撃しないかぎりは1年中どこかで潜ることができるのも宮古島の魅力。
宮古島に行くなら知っておくべき基本情報2
滞在エリア別ダイビングスタイル
平良タウン周辺など宮古本島に滞在して1DAYダイビング
宮古本島滞在のダイビングスタイル
宮古島の中心は島の西側、平良(ひらら)港周辺、通称平良タウン。宮古空港から車で10分ほどのところで、多くの宿やダイビングサービス、飲食店などが集まる。アフターダイビングや島内観光を楽しむのにも便利なエリアだ。
平良港やその近くの港から伊良部・下地島方面、または八重干瀬方面(港から片道40~60分ほど)など、季節や海況によっていろいろなスポットに潜りに行く。朝港を出たら昼食は船上などでとり、夕方戻ってくる1DAYダイビングスタイルが一般的。
伊良部・下地島方面に行くならそれで1日、八重干瀬方面に行くならそれで1日となる。
宮古島ではほとんどボートダイビングとなります。ダイビング専用のボートを利用
写真提供/山本大司潜水案内
※ほかにも1日2ダイブで1ダイブごとに港へ戻ってくる場合、2ダイブで港に戻る場合、また近場のビーチスポットで1ダイブだけするなど、お店によって、またゲストのリクエストによってもスケジュールは変わってくる。
1日のスケジュール例
8:30 | ホテルお迎え→港へ |
9:00 | 出港→ダイビングスポットへ |
9:40~10:30 | 1ダイブ→約60分休憩 |
11:30~12:30 | 2ダイブ目 |
13:00 | 船上で昼食 |
14:00 | 3ダイブ目へ |
15:00 | ダイビング終了後港へ |
16:00 | 港→ショップへ移動 ログ付け、清算、着替え等の後、ホテルへ |
周辺の島滞在なら、スポットに近い!
周辺離島滞在のダイビングスタイル
宮古島周辺には、伊良部島、下地島、池間島など橋でつながった離島がいくつかある。そうした島々や市街地から離れたエリアにステイするというのもありだ。
特に下地島には2019年3月にみやこ下地島空港ができたので、こちらの空港発着便利用なら、宿もダイビングも伊良部・下地島周辺にすると移動に時間がかからず便利。伊良部・下地島周辺の地形ダイビングスポットにも近く、おすすめ。
また、池間島からは幻のサンゴ礁大陸と呼ばれる八重干瀬(やびじ)方面のスポットが近い。宮古島の南岸エリアや東海岸エリアに潜りたい場合は、その近くのホテルやショップを選ぶとよい。
八重干瀬周辺の海へは、市内からだと船で約60分かかるが、池間島からなら近い
●1日のスケジュール例
8:30 | ホテルお送え |
9:00 | 港→スポットへ |
9:30 | 1ダイブ後船上で休憩 |
11:30 | 2ダイブ目 |
12:30 | 港へ戻って昼食 |
14:00 | 3ダイブ目 |
15:00 | 港→ショップへ移動 お店でログ付け、清算、着替え等の後、ホテルへ |
宮古島に行くなら知っておくべき基本情報3
エリア別ダイビングスポット情報
- ▼伊良部島&下地島
- ▼八重干瀬
- ▼高野(東海岸)
- ▼南海岸
- ▼地形ダイビングの注意点
人気地形スポットめじろ押しのメインエリア
伊良部島&下地島周辺エリア
芸術的な光と影の織りなす地形スポットが、これでもかというほど集中している、稀有なダイビングエリア。宮古島のダイビングといえば、ここを抜きには語れない代表的なエリアだ。平良の港からは船で40~50分ほど。伊良部島滞在なら港から最短5分、遠くても20分ほど。下地島の南側などには、サンゴが美しいスポットなども多い。
~マークの意味~
初心者OKの
スポット
中級者以上向けの
スポット
洞窟やアーチなど地形が特徴的な
スポット
大小2つ、1つは♡の形のホールが
Wアーチ
●流れ:ほとんどない ●最大水深:18m
水深が浅めなので初心者でも地形スポットを堪能できる。光のビームが楽しめる2つのアーチのうちの1つは、角度によってハート形に見えるので、記念撮影スポットとしても大人気。洞窟内にはノコギリダイやアカマツカサウオなどの群れ、甲殻類などマクロ生物も。
洞窟内の天井にダブルで穴があいているのが見どころ。小さいほうの穴は角度によってはハート形に見えます
写真提供/山本大司潜水案内
海の宮殿に注ぐ荘厳な光のカーテン
魔王の宮殿
●流れ:ときにあり ●最大水深:27m
宮古島を代表する地形スポットの1つ。水深20m付近の小さな入り口から、迷路のような洞窟に入っていくと、ところどころ光のシャワーが降り注ぎ、それだけでも幻想的。極めつけは玉座と呼ばれる奥の間。天井の穴から射し込む光が王のマントのように広がり、荘厳そのもの。決して名前負けしない、魅力的なスポットだ。
いくつもの“部屋”を通り抜け、最後にひっそりと、そして神秘的に表れる“魔王の部屋”
写真提供/Fish a go go !
これぞ地球の芸術作品!
アントニオガウディ
●流れ:ほとんどない ●最大水深:33m
スペインの天才建築家アントニオガウディ(サグラダファミリアなどが有名)の建築作品に勝るとも劣らない、すばらしい地球の造形美が楽しめる。アーチや穴がいくつも複雑に重なり合い、ミステリアス。ただし、水深は30mを超えるので十分注意して潜りたい。
複雑に穴があいた不思議で奇怪な造形が、サグラダ・ファミリアなどを手掛けた建築家アントニ・ガウディの建築物のようなことからスポット名が名付けられた
動画提供/山本大司潜水案内
洞窟の途中にエアドームがある
スネークホール/ハナダイの根
●流れ:ほとんどない ●最大水深:23m
ヘビのように長く曲がりくねった洞窟の途中にエアドームがあり、水面から顔を出してひと休みできる。洞窟を出るとウメイロモドキやアカネハナゴイ、キンギョハナダイなど華やかな群れが視界いっぱいに見られる「ハナダイの根」が。
メインの洞窟はエアドームになっていて、ひと味違うダイビングが楽しめる
写真提供/Fish a go go !
海と淡水池が水中でつながる神秘のスポット
通り池
●流れ:ときに強い ●最大水深;45m
宮古島を代表する地形スポット。下地島にある2つの池が水中でつながり、さらにそこから海へとつながっている。海側から潜るが洞窟の入り口は水深24mほど(海底は45mほどになるので注意!)。そこから池に向かうと、途中淡水と海水が混ざるケモクラインが見られる。池に浮上した後、また潜って海側へ行くという潜り方になるので、上級者向きスポットだ。
サーモクラインの幻想的な光景やアドベンチャラスなコース取りにわくわくが止まらない
動画提供/山本大司潜水案内
コンパクトながら内容充実の地形スポット
ミニ通り池
●流れ:ときにあり ●最大水深:30m
有名スポット「通り池」の隣にあり、その規模がミニサイズの「ミニ通り池」。「通り池」は水深が深く上級者向けなのだが、ここは海へつながる横穴が水深10m程度なので初心者でも楽しめるのがうれしい。外洋から入り洞窟を抜けて、淡水の直径10mほどの池に浮上できる。淡水の透明度のすごさ、洞窟の光のシャワーを満喫!
幻のサンゴ礁大陸は地球を感じる懐の深さ
八重干瀬(やびじ)エリア
島の北、平良港から船で約60分のところに周囲約25km、大小100以上のサンゴ礁が広がる。これが八重干瀬(やびじ、またはやえびしとも呼ばれる)で、国の天然記念物にも指定されている。日本最大級のサンゴ礁は、普段は海面下にあるが年に数回、大潮のときにだけ海上に姿を現すことから幻の大陸とも呼ばれ、美しいサンゴに数々のトロピカルフィッシュが乱舞する。スノーケリングでも楽しめるし、ダイビングスポットも数多く点在する。
真っ白な砂地におサカナびっしりの根が点在
ホワイトシティ
●流れ:ほとんどない ●最大水深:14m
白い砂地が広がる海底に、スカシテンジクダイやキンメモドキの群れに囲まれた根が点在。太陽の光がさんさんと降り注ぐ明るい水中に、キラキラと輝く魚の群れはフォトジェニック。根をじっくり見れば、オドリハゼやカクレエビなどマクロ生物たちがいっぱい。
写真は八重干瀬の“砂地エリア”。水中は明るく天国のよう
写真提供/Fish a go go !
ハナダイ大乱舞にアーチ、回遊魚まで現れる贅沢スポット
ハナダイアーチ
●流れ:ときにあり ●最大水深:33m
水深5~10m前後くらいのリーフの棚にはサンゴが広がり、リーフエッジにはアカネハナゴイやキンギョハナダイが群れ、まるで桜吹雪のよう。クレバスやアーチなど地形も楽しめるし、ときにロウニンアジやイソマグロなどの回遊魚やウミガメ、サメやマンタなどの大物が登場することも。
アカネハナゴイの大乱舞するエリアもフォトジェニック
写真提供/Fish a go go !
東海岸はじっくり潜りたい、
マクロ生物の宝庫
高野エリア
島の東海岸は高野を中心に、新しく開拓が進んでいるエリア。サンゴ礁が発達していて元気なスポットが多く、そこにはマクロの生物からカラフルなハナダイなど多種多様な生物が多く、地形スポットも下地島周辺に負けてはいない。今後も続々とオリジナルスポットが誕生する気配濃厚。
魚影の濃さは宮古島随一
ロックⅡ
●流れ:ときにあり ●最大水深:30m
高野漁港から5分ほどの近さでありながら、グルクンの群れやニザダイなどの群れは常に見られる。ギンガメアジ、イソマグロやバラクーダなどの回遊魚も回ってくるなど、魚影の濃いスポット。
サカナの種類も数も多く、密度の濃いダイビングが楽しめる
あたり一面、サンゴ礁が広がる
ツフツワフィッシュパーク
●流れ:ときに強い ●最大水深:30m
高野漁港の沖にあるツフツワ干瀬にあるスポット。さまざまな種類のサンゴの群生が水深5mくらいからずっと広がり、圧巻。そこにはスズメダイやハナゴイなど多くのサカナたちが遊ぶ。深場は水深50mほどにも落ち込んでいる。
砂地&サンゴの癒しスポットから地形まで
南海岸エリア
島の南側は市街地から少し離れていることと、夏場は南風の影響で潜りに行けないことが多いせいもあって、知名度は低いが、回遊魚スポットに幻想的な地形スポット、サンゴに砂地、カラフルな群れのスポットとバラエティ豊かだ。また、来間島周辺にはビギナーでもOKの癒し系スポットが多い。
サンゴ礁広がる庭園にトロピカルフィッシュが遊ぶ
コーラルガーデン
●流れ:ほとんどない ●最大水深:8m
宮古島の南西、橋でつながった小さな島、来間島の南にあるスポット。水深8m前後の浅い海なのでビギナーでも安心。さまざまなサンゴが広がり、そこにはチョウチョウウオやスズメダイ、クマノミなどのかわいい魚たちがいっぱい。
複雑な地形と湧き水が織りなす絶景
七又(ななまた)アーチ
●流れ:ほとんどない ●最大水深:16m
断崖絶壁が続く七又海岸の沖にあるスポットで、水深6mのあたりから穴へ入っていくと、洞窟の奥には湧き水が出ていてケモクラインも見られる。穴から上を見上げると、いくつもの穴から光が射し込み幻想的。
湧き水のせいか、海の青さ&透明感も別格!
射し込む光がオーロラのよう
エンジェルケーブ
●流れ:ときにあり ●最大水深:12m
水深が浅く初心者でも楽しめる極上の地形スポット。洞窟の天井の切れ目から射し込む光のシャワーは、ファンタジーの世界に迷い込んだような気分にさせてくれる。保良港から15分ほど。
光のシャワーの美しさは、数ある宮古島の地形スポットの中でも3本の指に入る!?
動画提供/山本大司潜水案内
地形スポットを潜るときの注意点
◆水中ライトは必携
洞窟内は暗くなるところがほとんどなので(真っ暗になるところは少ないが)、水中ライトを持参すると安心。穴に潜む生物たちもよく観察できるので持っていて損はない。
◆中性浮力&フィンワークを身につけよう
狭い穴では他のダイバーとぶつかったり、壁などを蹴ってしまったりすることもあるので、フィンワークや中性浮力のスキルはしっかり身につけておきたい。これはサンゴ礁スポットを潜るときも同様だ。
水中ライトは、地形スポットに限らず持っていると便利
宮古島に行くなら知っておくべき基本情報4
トラベル情報
宮古島はこんな島
沖縄本島の那覇から南西へ約300㎞(石垣島の手前で、石垣島まで約130km)、周囲の伊良部島、下地島など大小8つの島から成る宮古群島の中心となる島が宮古島だ。サンゴ礁が隆起してできた島は平坦で、山や川がないため海に土砂などが流れることがなく、周囲の海は抜群の透明度! またサンゴ礁が生みだした白砂のビーチが海岸線を縁どり、フォトジェニックだ。島は1周約100kmあり、△型の島の頂点部分まで行くとかなり時間がかかるので、全部周るなら駆け足でも最低1日はほしい。
絶対行くべき陸の絶景スポットはココ!!
透明度抜群の宮古ブルーの海に囲まれてどこもフォトジェニックなので、陸もしっかり楽しみたい。
東洋一ともいわれる白砂ロングビーチ
与那覇前浜(よなはまえはま)
●市内から車で約10分
宮古島を代表するビーチがここ。宮古島だけでなく、沖縄、日本を代表するビーチと言ってもよい美しさ。島の西側約7kmにわたって延びるロングビーチで、来間島とそこに延びる大橋を望み、夏場は海水浴客でにぎわうほか、さまざまなマリンスポーツも楽しめる。
海のランキング「ダイブ&トラベル大賞」ビーチ部門でも過去何度も1位の座についている
360度海のパノラマビューを爽快ドライブ
伊良部(いらぶ)大橋
●宮古空港から車で約10分
伊良部大橋は全長3,540m。2015年に完成し、通行無料の橋としては日本一の長さだ。ソーダブルーの海の上を駆け抜けるのは、最高に気持ちがいいので、ドライブでぜひこのパノラマビューを楽しんで。ほかにも池間島、来間島も長い橋でつながっていて、池間大橋は1,425m、来間大橋1,690m。いずれも通行無料。
この橋を渡るためだけにだって、宮古島に行く価値あり!
岬の突端へ続く1本道の先に広がる絶景
東平安岬(ひがしへんなざき/あがりへんななざき)
●宮古空港から車で約40分
島の東側に細長く伸びた岬。途中までの道もドライブで楽しめるし、駐車場から15分ほど歩くと突端まで行ける。両岸はゴツゴツした岩肌、緑の草地に覆われた大地の先に真っ白な灯台、その先に360度広がる紺碧の海と、美しくも雄大な風景が広がる。灯台は上ることもでき、さらなる絶景が。
水平線の丸さも実感できる
アーチ型の巨岩がシンボルマーク
砂山ビーチ
●宮古空港から車で約20分
市街から北に少し行ったところにあるビーチで、入り口が急勾配の坂になっているので歩くのが大変⁉ でもその先には巨岩のアーチがあり、その向こうに見えるブルーのグラデーション、真っ白な砂との組み合わせは、フォトポイントとしてはずせない!
ここからの夕日の眺めもすばらしい
海につながる伝説の池
通り池
●宮古空港から車で約30分
伊良部島にある双子池で、ダイバーの間では、ダイビングスポットとして有名な場所。淡水の池は、中で海とつながっていて、途中淡水と海水が混じるケモクラインなど感動的なシーンが見られるが、水深も深くだれでも潜れるというわけではない。でも陸からの風景も神秘的で、パワースポットとしても知られる場所なので、ぜひ訪れてみよう。
池にまつわる伝説もいくつか残されている
穏やかな湾内はスノーケリングにおすすめ
イムギャーマリンガーデン
●宮古空港から車で約20分
島の南海岸にある海浜公園。入り江部分は穏やでスノーケリングに最適の場所。ただし、深いところでは水深15mほどになるのでそのつもりで。「イムギャー」は方言で「湧き水」という意味で、入り江内にも沸き水が出ている場所がある。周辺には遊歩道があり、高台からの眺めもすばらしい。
天然のプールのような場所なので、初心者でもスノーケリングが楽しめる
食情報
中心地の平良タウン周辺に飲食店が多いが、そのほかにも海沿いの眺めのいいお店など、レストランにカフェ、食堂といろいろなお店が点在。地元産のトロピカルフルーツや野菜、魚介類などを使った料理がおいしい。
ランチの基本は宮古そば
《古謝そば屋》
●宮古島市平良字下里1517-1
昭和7年創業、90年以上の歴史がある宮古そばのお店。昔ながらの味が楽しめる。赤瓦の一軒家の建物で、木の香りが漂う落ち着いた店内。庭には緑や花も多くゆったりくつろげる。
宮古そばの麺は、縮れのない平麺
伊良部島の絶好ロケーション&ピザがおいしい
《BOTTA(ボッタ)》
●宮古島市伊良部佐和田1726-4
伊良部島の佐和田の浜に面したカフェレストラン。海に向かってカウンター席があり、オープンスタイルなので目の前にドーンと海が広がり、眺めは最高(ただし干潮時は海が遠くなるけど…^^;)! 空港も目の前なので時間が合えば飛行機の離発着が見られる。石窯で焼いた本格ピザはもちろん、ドルチェやエスプレッソなどもおいしい。
雰囲気も味も眺めもGOOD♪
沖縄料理に泡盛と気取らず楽しめる居酒屋
《田舎料理の店 蔵》
●宮古島市平良字久貝880-11
チャンプルーに海ぶどう、島ラッキョウ、魚介の刺身と地元産のモノを使った家庭料理がおいしい居酒屋。宮古産の泡盛も一緒にどうぞ。
ゴーヤーチャンプルーなど定番の宮古家庭料理が食べられる
地元産の自然素材ジェラートは絶品
《RICCO gelato(リッコジェラート)》
●宮古島市平良字下里550
地元でも人気の高いジェラート屋さん。マンゴー、パイナップル、パッションフルーツなどのフルーツをはじめ、地元産の素材にこだわったおいしい手作りジェラートはどの味も美味♡ ちんすこうや泡盛入りのものなどもあり、常に40種類以上がラインナップ。全種類制覇したくなる!?
鮮やかな色も味も、全て天然のもの
眺め抜群の本格イタリアン
《スターダスト・ガーデン》
●宮古島市上野新里1405-226
高級リゾート《シギラベイサイドスイートアラマンダ》などがある《シギラセブンマイルズリゾート》敷地内にあり、海沿いの高台にあるので、眺めは最高。窯焼きピザをはじめ本格的なイタリアンがおいしい。昼の海の眺めもよいし、夜は星空が!
眼下に海を眺めながら食べるピザは格別♪
おみやげ情報
平坦な島は農業もさかんなので、マンゴーなどのトロピカルフルーツや紫イモなどの野菜を使ったお菓子などが数多くあるほか、ミネラルたっぷりの「雪塩」や周辺の海で獲れるカツオなどの加工品、泡盛、「宮古島まもる」君グッズなどがおみやげの定番だ。
ミネラル豊富なブランド塩
雪塩
今や沖縄を代表するおみやげの1つ、ブランド塩「雪塩」は宮古島で製塩されている。地下海水を原料に精製される塩で、ミネラル含有数は世界有数。サラサラのきめ細かい粉雪のようなパウダー状の塩はおみやげに大人気だ。雪塩を使ったお菓子やコスメなども数多くある。雪塩製塩所では、ガイドの案内で製造過程が見学できるほか、ショップも併設。
果物の王様の名にふさわしい濃厚な味
マンゴー
マンゴーの生産量全国一位の宮古島。収穫時期は6~8月頃なので、この時期行ったら、ぜひとも甘みたっぷりの生のマンゴーを味わって! お高いイメージのマンゴーだけれど、市場や農園の直売所などでは比較的手ごろな値段で買える。おみやげには、1年中買えるマンゴーを使ったお菓子類がおすすめ。
人気者のまもる君には親戚がいっぱい!?
宮古島まもる君
宮古島で一番の有名人!? が宮古島まもる君。島の交通安全のために警察が設置した人形で、島の至るところで見かけるほか、Tシャツやクッキーまで、まもる君グッズであふれていて、人気なのだ。なお、正確には人形それぞれに個別の名前がついていて、まもる君は1体のみ。便宜上全員まもる君と呼んでいる。
お酒といえば、やはりコレ
泡盛
沖縄といえば、泡盛。宮古島と伊良部島には泡盛醸造所が7カ所あり、有名なところでは「菊の露」「琉球王朝」などのブランドが。写真は「琉球王朝」などで知られる蔵元《多良川》の洞窟貯蔵庫で、長期熟成させる泡盛が並ぶ。見学もできる。
宿泊情報
宮古島だけでなく伊良部島にも
ラグジュアリーリゾートが続々と登場
宮古島で一番初めに登場した海辺のビーチリゾート《宮古島東急ホテル&リゾーツ》をはじめ、2023年にはワールドワイドな《ヒルトン沖縄宮古島リゾート》もオープンするなど、訪れる観光客の増加に応じて宿泊施設も多様化し、数も激増している。利用するダイビングサービスがある島に滞在するのが便利。宮古島、伊良部島、池間島など、まずはダイビングサービスを決めてからホテルを決めるか、その逆で旅のプランニングを。
リゾート感を満喫できるホテルがたくさんある
ヴェネチアのサンマルコ広場をイメージして建てられた《ホテルフィオマーレ》はロケーションがよく、新しくて快適と大人気
写真提供/ホテルフィオマーレ
伊良部島の海に面した《伊良部島ホテルサウスアイランド》は1階に《伊良部島ダイビングサービスReef》があり、ダイバーにオススメ!
写真提供/ホテルサウスアイランド
アクセス情報
日本各地から宮古島へ
宮古島といっても玄関口は宮古空港と下地島空港の2つ。
宮古空港へは、日本各地(羽田、関西、中部)から直行便が飛んでいて、羽田~宮古空港はJALとANAがそれぞれ1便ずつ運航。また、那覇から宮古空港までも1日数便あるので、那覇経由で行くのも便利。宮古空港~石垣島間、宮古空港~多良間島間の便もある。
下地島空港へは羽田、神戸からの直行便がある。また、那覇からの便もある。
羽田⇔宮古空港 約3時間
羽田⇔下地島空港 約3時間
名古屋⇔宮古空港 約2時間40分
関西⇔宮古空港 約2時間20分
神戸⇔下地島空港 約2時間40分
那覇⇔宮古空港 約50分
那覇⇔下地島空港 約1時間
島内の交通
●タクシー/料金も手ごろなので、市内など近いところはタクシーが便利。
●バス/路線バスは、平良港を起点に島の各地へ線が放射状に広がっている。ただし、便数は多くないので、観光にはあまり向かない。下地島空港から市内数カ所に停まり、シギラビーチまで行くバスも運航している。
●レンタカー/数社あり、近くの離島へも車で行けるので、島を観光したい場合はレンタカーを利用すると効率がよい。
●レンタバイク・レンタサイクル/平坦な島なので、バイクなどで回るのもおすすめ。近い範囲ならレンタサイクルも気持ちがいい。ただし、日焼けに注意。
宮古空港⇔市内 約10分
宮古空港⇔平良港 約10分
宮古空港⇔来間島大橋 約20分
宮古空港⇔東平安名岬 約40分
下地島空港⇔市内 約25分
下地島空港⇔シギラビーチ 約50分