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現地ガイドに聞いた! 理想の海旅・島旅が叶う!!
美景あふれる宮古島

現地ガイドに聞いた! 理想の海旅・島旅が叶う! 美景あふれる宮古島

眩いばかりのホワイトサンドに、気持ちいい宮古ブルーの海が印象的な宮古島。島全体がサンゴ礁由来の石灰岩で覆われているから、海中はダイナミックな地形の宝庫。……でも実はそれだけでは終わらないの、知ってた!?

※2019年5月現在の情報です。

宮古島ってどんな島?

沖縄本島と石垣島の間にある宮古諸島。大小さまざまな島から構成されたうちの、一番大きな島が宮古島で、近辺の来間島、池間島、伊良部島とは橋でつながっている。さらに伊良部島からこのほど新空港・みやこ下地島空港ができた下地島にも橋があり、道伝いに行ける。国内有数の美しいビーチや、大自然から成る絶景スポットの中で、ゆらり、のんびり流れる島時間を感じられると大人気だ。近年はリゾート感たっぷりのラグジュアリーなホテルや、インスタ映えもばっちりなおしゃれなカフェ・雑貨屋も続々とオープンしていて、訪れる観光客はうなぎ登り。今、大注目の沖縄離島なのだ!

絶景ポイントの一つ、八重干瀬(やびじ)。潮位の変化で色が変わって見える。天国のような美しさに、ダイバーのみならず一般の観光客にも人気

絶景ポイントの一つ、八重干瀬(やびじ)。潮位の変化で色が変わって見える。天国のような美しさに、ダイバーのみならず一般の観光客にも人気

宮古島ダイビング事情

エリアは大きく4つに分けられる。どんな風向きでも、どこかは必ず島陰になって風を避けられることから、一年を通してダイビングが楽しめる。地形ダイビングで有名な島だが、実はそれだけじゃない。大物、マクロ、サンゴ礁と、ダイバーの見たい!がそろった島だ。

地図

南海岸エリア

三角形の形をした宮古島の底辺部分。奥行き80mと宮古島で一番長い洞窟があったりと、ここも地形がおもしろい。東平安名崎周辺は潮がかかることが多く、大型回遊魚やハンマーヘッドシャークなどの大物が出没することも。サンゴ礁も素晴らしい!

高野エリア

島の右(東)側。ウミウシの新種が10種見つかるなど、マクロ派に大人気のエリア。どのスポットもボートが出る高野漁港から5~10分程という近さがうれしい。

八重干瀬エリア

島の北、約5~22kmの海域に広がる大別すると8つの大きなサンゴ礁。真っ白な砂地の海底に大小のサンゴ礁が広がり、場所によっては元気なサンゴ礁が群生。スカシやキンメが群れ、キラキラとした絶景が広がる。平良港からボートで1時間程かかるが、行かない手はない。

※モバイル端末の場合は、最新バージョンのYouTubeアプリをご使用ください。パソコン上でYouTubeの360度動画を視聴するには、パソコン用のChrome、Opera、Firefox、Internet Explorerの最新バージョンが必要です。

目に映る景色すべてが、夢の中にいるかのような美しさ! 複雑な地形は日の入り方などで、潜る度に違った表情を見せる(撮影協力/ダイビングサービス碧海/大在家博さん)

目に映る景色すべてが、夢の中にいるかのような美しさ! 複雑な地形は日の入り方などで、潜る度に違った表情を見せる
(撮影協力/ダイビングサービス碧海/大在家博さん)

エリア別にみる宮古島ダイビング情報

今、大人気の宮古島で理想の海旅・島旅を……♡

現地ガイドが4月から6月頃までの島の見どころを教えてくれた。旅の参考にしてみて!

やっぱり地形ダイビングでしょ!!

やっぱり宮古島=地形ダイビングは鉄板!
「ゴールデンウィーク頃までは下地地島周辺に行きやすくなります。宮古島の地形ダイビングを象徴する大人気スポット「アントニオガウディ」や「通り池」に行くならこの時期がおすすめ! 6月頃からだんだん東風に変わり、伊良部島周辺に行きやすくなります」(ダイビングサービス碧海/大在家博さん)
これは今だから行っておかないと!

下地島付近にある「中の島チャネル」。「ダイバーとライトの光と地形のバランスが気に入っています」と《エミナマリン》松浦正典さん

下地島付近にある「中の島チャネル」。「ダイバーとライトの光と地形のバランスが気に入っています」と《エミナマリン》松浦正典さん

ダイナミックな地形の向こう側から近づいてくるのはサメだろうか……? 迫力満点過ぎる

ダイナミックな地形の向こう側から近づいてくるのはサメだろうか……? 迫力満点過ぎる

自然が作り出した造形は、神々が宿っているかのように神聖で明瞭な光景だ(撮影協力/ダイビングサービス碧海/大在家博さん)

自然が作り出した造形は、神々が宿っているかのように神聖で明瞭な光景だ
(撮影協力/ダイビングサービス碧海/大在家博さん)

宮古諸島はサンゴ礁が隆起してできた島で、石灰岩がメインの地質。水に浸食されやすいため、鍾乳洞があちこちに発生するから、こんなに複雑な地形が作り出されるのだ(撮影協力/ダイビングサービス碧海/大在家博さん)

宮古諸島はサンゴ礁が隆起してできた島で、石灰岩がメインの地質。水に浸食されやすいため、鍾乳洞があちこちに発生するから、こんなに複雑な地形が作り出されるのだ
(撮影協力/ダイビングサービス碧海/大在家博さん)

下地島に新空港がオープン!!

2019年3月30日(土)、みやこ下地島空港が新たにオープン! 日本では《ジェットスター》が成田からの直行便を就航したのに加え、7月3日(水)には関空からの直行便も。今までどおり宮古空港もあるので、アクセスがさらに便利になる。
下地島に空港がオープンしたことで、伊良部島&下地島エリアでの到着日ダイビングがもっとラクにできるようになった!

南国風の国内線搭乗待合室(完成予想写真)で、気分が高まる! 成田→下地島の便は朝の10時半頃着なので、到着日もたっぷり遊べる

南国風の国内線搭乗待合室(完成予想写真)で、気分が高まる! 成田→下地島の便は朝の10時半頃着なので、到着日もたっぷり遊べる

実はかわいいマクロ生物も多い宮古島

地形だけではなく、潮通しの良いサンゴ礁や砂地と、生物が住みやすい環境が広がる海。目を凝らせばそこかしこに小さくてかわいい生物を発見♡
「冬に増えたウミウシが溢れかえる時期で、たくさんの種類を見ることができます。夏に向けて幼魚や甲殻類も増えます。マクロ好きダイバーにとって、被写体が多くて目移りする季節です」とエミナマリン/松浦正典さん

4~6月頃、伊良部島付近の「スネークホール」ではユキンコボウシガニの姿が見られる。「ちょこちょこ歩く姿がとってもかわいいです」と《エミナマリン》松浦正典さん

4~6月頃、伊良部島付近の「スネークホール」ではユキンコボウシガニの姿が見られる。「ちょこちょこ歩く姿がとってもかわいいです」と《エミナマリン》松浦正典さん

「会いたかったヤドカリにやっと会えました。かわいかった♪」と《エミナマリン》松浦正典さん。赤に白い斑点がかわいいベニサンゴヤドカリ。下地島付近の「中の島ホール」にて

「会いたかったヤドカリにやっと会えました。かわいかった♪」と《エミナマリン》松浦正典さん。赤に白い斑点がかわいいベニサンゴヤドカリ。下地島付近の「中の島ホール」にて

インスタ映え間違いなし! キラキラのサンゴ礁

透き通るターコイズブルーの海の下には、キラキラ輝くホワイトサンドと、カラフルな魚たち、そして国内最大級のサンゴ礁がお待ちかね! 10年前のオニヒトデによる食害や2016年の大白化でダメージを受けたサンゴだが、現在は回復。《エコガイドカフェ》の青の洞窟&ビジャスツアーでは、その様子を見に行くこともできる!
「旧暦3月を迎えた頃から夏にかけて、日中の干潮時間に大サンゴ礁帯の八重干瀬が大きく浮かび上がります。陸から離れた海域に浮かぶ広大なサンゴ礁帯は必見です。八重干瀬内の海の流れが活発になるとサンゴ礁に居つく熱帯魚や回遊魚の動きも活発になり、潮当たりのいい場所の魚の密度は水族館の水槽を超えます」(ブルーフォレスト宮古島/平本明彦さん)

浅瀬では、太陽の光を受けてサンゴ礁と魚たちがキラキラ
(撮影/ブルーフォレスト宮古島)

南国チックな魚たちに囲まれる

宮古ブルーの海の中、カラフルな熱帯魚たちに囲まれて気分上々♪ 潜るだけで元気がもらえる! 例えば八重干瀬の「ハナダイアーチ」は「外洋に面しているので潮当たりが良く、アーチやドロップオフにキンギョハナダイが群れます。意外な大物も多く通過する中級者以上向けのスポットです」と《ブルーフォレスト宮古島》/平本明彦さん。

「カシワハナダイを撮影していたら、キレイにシンクロしてくれました」と《エミナマリン》の松浦正典さん。すごい瞬間に出会えることも。下地島付近「パナタ」にて

「カシワハナダイを撮影していたら、キレイにシンクロしてくれました」と《エミナマリン》の松浦正典さん。こんなすごい瞬間に出会えることも。下地島付近「パナタ」にて

「4~6月頃はクマノミ4種の観察がおすすめです!」と《エコガイドカフェ》猪澤也寸志さん

「4~6月頃はクマノミ4種の観察がおすすめです!」と《エコガイドカフェ》猪澤也寸志さん

体験ダイビングや、ビギナーでも楽しめるような優しいスポットも! それでいてこのトロピカルムード満点の海が広がっているなんて最高♪
(撮影/エコガイドカフェ)

育まれる命

夏に向けて海はどんどん華やかに! 新しい命が育まれる時期でもある。生き物それぞれで異なる繁殖行動は実におもしろい光景。出会いの一瞬を見逃さないで!

来間島のビーチスポット付近にある「クリマビーチ」では、5月中旬ごろ限定でニシキテグリの産卵が見られる。「撮影したら、卵まで映っていてびっくりしました!」と《エミナマリン》松浦正典さん

来間島のビーチスポット付近にある「クリマビーチ」では、5月中旬ごろ限定でニシキテグリの産卵が見られる。「撮影したら、卵まで映っていてびっくりしました!」と《エミナマリン》松浦正典さん

美ら海をとことん堪能!

島内には川がないため、赤土等の土砂が海へ流出しにくい宮古島。《ブルーフォレスト宮古島》の平本明彦さんも「海がきれい!! 沖縄離島の中でも屈指の透明度を誇ります。海に囲まれているので夏は涼しくて、冬は暖かい! 夏場の気温は約32度と、1年のうちで半袖でも過ごせる時期が長くあります」と語る。
《エコガイドカフェ》はシュノーケリングやSUP、カヌーツアーを、《ブルーフォレスト宮古島》や《ダイビングサービス碧海》でもシュノーケリングツアーを開催している。美ら海を満喫するためにダイビングだけではなく、ほかのマリンスポーツにも挑戦してみよう。

宮古島ではウミガメとこんなに近い距離でシュノーケリングができる♪

宮古島ではウミガメとこんなに近い距離でシュノーケリングができる♪

八重干瀬のシュノーケリングツアーも人気。陽射しが強くなってくるこれからの季節に絶対行きたい

八重干瀬のシュノーケリングツアーも人気。陽射しが強くなってくるこれからの季節に絶対行きたい

ダイビングじゃなくても、こんなに海を満喫できる。 ノンダイバーはまずここからチャレンジするのもあり!
(撮影/ブルーフォレスト宮古島)

最近流行りのスキンダイビング。バツグンに透明度がいい宮古島の海だとこんなに気持ち良さそう!
(撮影/エコガイドカフェ)

現地ガイドに聞いた!
水深別に見る宮古島のいきもの図鑑

旅先での食事は重要!

《エコガイドカフェ》猪澤也寸志さんのおすすめは伊良部漁港にある《おーばんまい食堂》。新鮮な海の幸を使った海鮮丼などが人気だ。
《ブルーフォレスト宮古島》平本明彦さんは、おしゃれなチョコレートを扱う《In BLU,(インブルー)》のジェラートがおすすめだと教えてくれた。カラフルでかわいいジェラートが、ダイビング後の太陽で日焼けした体を冷ましてくれるだろう。

絶景を探して島散策

島には目に焼き付けておきたい光景が多すぎる! ダイビング旅行最終日はドライブをしながら、各スポットを回ってみよう。離島ならではの自然に心が浄化されるはずだ。
「7月頃からは家族ずれ観光客が増えてくるので、のんびり宮古島を楽しむなら今! まだ潜りに来るダイバーも落ち着いている今だからこそ宮古島に来て、のんびり・ゆったり楽しんでほしいですね」(ダイビングサービス碧海/大在家博さん)

シュノーケリングスポットとして有名な海浜公園。家族連れにも人気。

イムギャーマリンガーデン
シュノーケリングスポットとして有名な海浜公園。家族連れにも人気。

下地島空港の管理用道路なのだが、インスタ映えする写真が撮れるため人気を集める。でも、空港開業に合わせて安全面などを考慮して、2019年3月23日から車両通行が禁止に……。徒歩では行けるので安心して!

17END
下地島空港の管理用道路なのだが、インスタ映えする写真が撮れるため人気を集める。でも、空港開業に合わせて安全面などが考慮され、2019年3月23日から車両通行が禁止に……。徒歩では行けるので安心して!

海と池が地下部でつながる通り池は、神秘的なケモクラインも見られ、ダイビングスポットとしても人気(ただし、AOW以上)。陸上から見ているとダイバーの吐き出した泡が見られるかも!

通り池
海と池が地下部でつながる通り池は、神秘的なケモクラインも見られ、ダイビングスポットとしても人気(ただし、AOW以上)。陸上から見ているとダイバーの吐き出した泡が見られるかも!

宮古島の南北端にある東平安名崎(あがり/ひがしへんなざき)。「あがり」とは沖縄の方言で東のことで、「太陽が上がる」からきているとか

東平安名崎
宮古島の南北端にある東平安名崎(あがり/ひがしへんなざき)。「あがり」とは沖縄の方言で東のことで、「太陽が上がる」からきているとか。

番外編 パーントゥ
《ブルーフォレスト宮古島》平本明彦さんが教えてくれたのが、仮面姿の神が駆け回り人々に泥を塗りつけて厄払いをする、奇祭パーントゥ。開催時期は直前まで発表されないが(毎年10月頃)、日程が合ったらぜひ行ってみて! ただし、着ている服は汚れてもいいか、捨てる覚悟で参加すること。

食べて飲んで遊び尽くす!
アフターダイビング宮古島

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