八丈島は夏がベストシーズンです。黒潮が当たり水温が30度まで上がる上に透明度は４０mを超えます。マダラハナダイやピグミーシーホース、ハナヒゲウツボなど海を彩るアイドルがたくさん現れました。ところが、今年は8月下旬に黒潮が蛇行し都所水温がガクッと下がりました。以来、１日のうちに温かい潮と冷たい潮が交互に流れてくるという状態が続いています。タイミングを見計らえば２４℃の楽園。逃すと１８℃の５０m先まで見える透き通った水に当たります。すっかり気温も秋めいてきたので涼しくなりました。海にはウエットスーツで楽しく潜るダイバーと快適にドライスーツで潜るダイバーが混じっています。水温には頭を抱えているところですが、生き物は上記のアイドルも未だ健在で、日々新たなアイドルが見つかっています。アカボシハナゴイやアサヒハナゴイ、ハナゴンベ、スミレナガハナダイなど美しいハタ科の仲間は特に人気を集めています。