GARMINスマートダイブコンピュータ最高峰
DESCENT Mk2iで安全管理は共有の時代へ！
ブランドアンバサダー古見きゅうさん使用レポ【前編】

GARMIN（ガーミン）のダイブコンピュータ DESCENT Mk2i（以下Mk2i）。まるで手元にスマートフォンをもっているかのような、高機能スマートダイブコンピュータ。さまざまなスマートウォッチ型ダイビングコンピュータが登場するなか、Mk2iにはどんな魅力が詰まっているのでしょうか。今回、GARMINアンバサダーでもある水中写真家、古見きゅうさんの撮影現場に同行して、Mk2iの使用感や推しポイントについて伺いました。

▼デジタル残圧管理で安全意識向上
▼音と振動の選べる通知機能
▼進行方向をターゲティング！３軸水中コンパス
▼画面タップでノンストレス操作
▼明るく見やすいディスプレイ
▼Mk2シリーズ製品紹介

残圧管理はトランスミッターで

5月某日、神奈川県葉山の海にアオリイカ産卵床の撮影に入る古見きゅうさん。ガーミンのスマートダイコンの草創期からDescentシリーズを使っている。「必要な機能が全て揃っているダイコン。設定の自由度も柔軟で、非常に便利。手放せない相棒です。」

デジタル残圧管理で安全意識向上

Mk2iには、正確なタンク圧力をデジタルモニタリングができる機能が備わっています。ファーストステージに直接接続する、T1トランスミッター（別売）をセットするだけで、タンク残圧や空気消費率、残り時間などを管理することができます。

ファーストステージにトランスミッターを装着すれば残圧データの取得準備完了！「 T１を外すこと？もうないですよ。毎ダイブ使っています。」

バディとタンク残圧を共有

トランスミッターには、GARMINが独自に開発をした水中ソナーシステム（SubWave技術）が搭載されていて、最大5本のタンク圧力を監視し、最大10メートル距離内にいる他のダイバーのタンク状態を手元のダイブコンピュータで確認することができます。
通常のソナー（音波）は一方向にしか進まないのですが、GARMINのSubWeveソナーは360度の球形伝達を実現。前後上下左右、海の中で動くダイビング仲間のタンク情報をキャッチすることができるのです。

GAMINのソナーテクノロジーが正確なデータを水中でも転送。

バディの残圧チェックも、コンピュータを確認するだけで大丈夫。ダイビング中の安全は、確認管理から共有管理へ進化してきているのですね！

葉山の海を案内してくれるガイドさんと残圧データの共有を確認中。

近づけて同期中…このカンタンな操作感がスマートダイコンといわれる理由！

共有完了。こうしてバディのタンク残圧が手元でわかるので、お互いの安全管理をすることができます。

Ambassador FURUMI’s Voice

「トランスミッターは毎回潜る際に使用しています。とても正確な残圧表示をしてくれますよ。1bar刻みで変化していく正確さ。残圧計よりも正確だと思っています。タンク残圧をきちんと意識することは、安全性の向上にもつながりますよね。なにより、パッと手元のコンピュータで残圧確認できるのは、水中でとても使い勝手がいいです。」

音と振動の選べる通知機能

ダイブコンピュータには各種通知機能が必ず搭載されています。急潜行や急浮上、安全停止、最大深度等、事故を未然に防ぐアラート通知です。Mk2iの通知は事前設定で通常の音通知だけでなく、「振動通知（バイブ）」も設定することができます。

音の通知は、少人数でダイビングしているときにはあまり感じないのですが、人数によっては誰（自分？）のダイコンが鳴っているのかわからないことも。振動なら自分にしか伝わらないので周りのダイバーを困惑させることもなく、通知を知る（感じる）ことができますね。

各種アラート設定で安全なダイビングをサポートしてくれます

Ambassador FURUMI’s Voice

「海に潜る前にコンピュータの事前設定で、最大深度や残圧のリスク設定をしますが、リスク数値に近づいた時、確実に気づかせてくれる安心感は絶大です。深度や残圧だけなく、Mk2iには多様な事前設定機能があり、活用しています。」

スマートウォッチとしても活躍するMK2i。メールの受信や電話着信、電子マネーの残高通知、歩数目標達成の通知、と各種通知も振動通知してくれます。会議中の電話着信も振動で通知してくれるのでこれはビジネスパーソンにとって想像以上に便利な機能です。

進行方向をターゲティング！３軸水中コンパス

一般的なダイビングコンパスは「２軸コンパス」と呼ばれるもので、磁力を平面にとらえることで方位を正確に表示することができます（X軸：左右／Y軸：前後）。コンパスを水平にしないと正しい使用方法にならないのはこのためです。

「３軸コンパス」は、上下の磁力をとらえることで、傾いていても正確な方位を表示することが可能になっています（X軸：左右／Y軸：前後／Z軸：上下）。水の中では抵抗があったり、カメラやライトを持っていたりと、なにかと動きにくいのですが「どんな姿勢でも」コンパスが正しく表示されるのは安心ですよね。

さらに、行きたい方角をメモリすることができ、進行方向とのズレまで表示してくれるのです。潮の流れや視界の影響で徐々に進行方向が変わってしまうのをパッと画面に表示できるのは本当に安心安全の機能です。

古見さん、いざ産卵床の撮影へ！「向かう進路を設定すれば、目指したい方角へブレずに進むことができます。」

Ambassador FURUMI’s Voice

「初めて潜る海ではもちろんのこと、視界の悪い時や、目指すべき場所がある時には必ず利用しています。方角設定をすると進路がズレてしまった場合、そのズレを表示してくれるので修正もしやすく便利な機能です。」

画面タップでノンストレス操作

グローブをしたまま、ダイブコンピュータの画面を切り替えるには、サイドボタンを押さないといけないのですが、これが押しにくいことも。Mk2iは、ダイブモードの時にダブルタップで画面切り替えができるので、器材を持っていても、視界が悪くても、トントン！とタップするだけで水中でもスムーズに画面表示を変更可能です。

水中コンパスに画面を切り替える古見さん。トントン！とタップすれば、ウォッチ画面が切り替わり、いま見たいデータをストレスフリーで確認できます

Ambassador FURUMI’s Voice

「最初は使うのかな？と思っていた機能ですが、大いに活用しています。サイドボタンを押すよりタップで切り替えができるのはストレスが非常に少ないですね。画面切り替えがとても楽にできます。」

とにかく見やすいディスプレイ

ガーミンのスマートダイコンDescentシリーズ共通の、とても重要な特徴のひとつに、“画面の表示解像度が高く、とても見やすい” があります。いたって当たり前のことのようですが、どんな環境下でも正確に画面のデータを確認できなければ、安全確認以前の問題です。
ということで今回、撮影時に古見さんにお願いして、水中でわざと砂を巻き上げてもらい、その中でもクリアに見えるのか？という実証実験をお願いしました。

透明度の悪い状態でもしっかり視認できるディスプレイを検証。わざと砂を巻き上げて濁り状態を作っても、データはしっかり確認できました。

ガーミンのスマートダイコンが、なぜこんなに見やすいのか？ 2つ大きな理由があります。1つはMk2シリーズはカラー液晶なので、海中でも視認性がよく、バックライトの明るさを0～100で設定ができるので、暗いところでもとても見やすいのです。2つめは「文字盤ガラス」です。ガーミンのDescentシリーズでは、“サファイアレンズ”と呼ばれる、透明度・透過率が高い特殊なレンズが採用されています。Mk2iのとにかく見やすい画面は、GARMINの高い技術力に支えられているのです。

Ambassador FURUMI’s Voice

「画面のデータが「読める」ことは、ダイコンの役割の大前提ですよね。Mk2は圧倒的見やすさです。前モデルと比較してもさらに見やすくなったと思います。フェイスが大きくなって視認しやすいサイズですし、ディスプレイの発光もボヤけずシャープ。かつコントラストがくっきりしているのでナイトダイビングで真っ暗な海中でもよくみることができますよ。」

今回は、GARMINスマートダイブコンピュータMk2iのおススメポイント「海中編」をお届けしました。便利さ、安全性、ストレスの少ない簡単操作、そして最新技術。水中でも手元のダイブコンピュータで多くのことを管理・確認することができ、より安全に水中世界を楽しめるようになる一台です。次回後編では、陸上ではどんな利用ができるのか？ダイビングの時だけに使うにはもったいない！そんな機能の一部をご紹介したいと思います。

撮影協力　ダイビングショップNANA

神奈川県の葉山と三浦半島を拠点にするダイビングショップ。「海を通してみんなで幸せな時間を共有すること」をコンセプトにビギナーからベテランダイバーまで、ゲストの様々な楽しみ方に応えてくれます。
代表の佐藤輝さん（写真手前左）を筆頭に、スタッフみなさんGARMIN Descentシリーズの愛用者。ダイビングはもちろん趣味や日常でもスマートに使いこなしているインフルエンサー的な存在です。

Mk2シリーズ製品紹介

●Descent Mk2i
Mk2シリーズ最上位モデル。Mk2と同機能だが、トランスミッター（別売）の装着で、最大5名までのタンク圧力モニタリングが可能です。

Descent Mk2iの詳細情報はこちら

●Descent Mk2
マルチスポーツ機能とスマート機能を備えたウォッチスタイルの高機能ダイビングコンピュータ。

Descent Mk2の詳細情報はこちら

●Descent Mk2S
Mk2の性能と耐久性はそのままに、軽量化され、コンパクトに進化。女性ダイバーに注目してほしいモデルです。

Descent Mk2Sの詳細情報はこちら

Descent Mk2シリーズ特設サイトはこちらをご覧ください

古見きゅうさんプロフィール

本州最南端の和歌山県串本町にて、ダイビングガイドとして活動したのち水中写真家として独立。国内外の海を飛び回り、独特な視点から海の美しい風景やユニークな生き物、海の環境問題なども積極的に撮影取材し、新聞、週刊誌、科学誌など様々な媒体で作品や記事を発表している。7月に写真集、『The Coral Triangle ～密林珊瑚～』を出版。同時に大阪と東京で写真展も開催。
≫古見きゅうオフィシャルサイト