地球最大の生物、パフォーマンスは圧巻!
クジラに会える海 ~国内&海外~
地球上最大級の生物、クジラ。
私たちを圧倒し、感動を呼ぶその巨大な姿、パフォーマンスを
日本をはじめ、海外各地、さまざまな海で見られるのです。
クジラを間近で見られる南の海、ときには一緒に泳げる海を紹介しましょう!
※2023年1月現在の情報です。
クジラに会える海
~国内~
日本国内の太平洋側の南の海には、ザトウクジラが12~4月頃やってきます。夏場はアラスカ沿岸など北の海にいて豊富なエサをたっぷり摂り、体力をつけたザトウクジラたちが、冬になると繁殖、出産、子育てのために日本近海(小笠原諸島や沖縄、奄美群島など)にやってきて、ブリーチングなど迫力満点のパフォーマンスを見せてくれるのです。
また、ザトウクジラ以外にもミンククジラやマッコウクジラ、ニタリクジラなどが見られるところもあります。日本近海は、じつはクジラの宝庫なのです。
日本を代表するクジラの海
沖縄・ケラマ諸島
ザトウクジラたちは、さまざまなパフォーマンスを見せてくれる。水面から巨体が半分以上飛び出すような「ブリーチング」は、見ごたえたっぷり!
日本のホエールウオッチングを代表するエリアのひとつがケラマ諸島です。
なかでも座間味島では30年以上も前からクジラを観察し、ウオッチングを続けている歴史あるエリアなので、《座間味村ホエールウォッチング協会》のもとウオッチングに対するしくみが確立されていますし、ツアーのガイドや船長なども経験豊富で、安心して楽しめます。
朝、高台からウオッチしてクジラたちの様子を確かめ、またクジラに関する連絡網も発達しているので遭遇率、接近率も高いのが大きな魅力です。ときに船の下をくぐったり、船にすり寄ってきたり……とボートの近くにやってきてくれるフレンドリーなクジラたちも。ホエールウオッチングの醍醐味を間近で観察できます。入り組んだ海岸線と島々が点在する箱庭的地形は、クジラたちがゆっくり子育てするいい環境なのでしょう。
港から5~20分とクジラたちがいるエリアが近いので、船酔いしやすい人にもおすすめです。同じケラマ諸島の渡嘉敷島、阿嘉島発のツアーもあります。
【会えるクジラ】
おもにザトウクジラ
【会える時期】
12~4月頃(2~3月頃がピーク)
【アクセス】
那覇の泊港から高速船で座間味島(阿嘉島経由)まで約50分。渡嘉敷島まで約35分。いずれも1日2~3便。フェリーは1日1~2便。
那覇、北部など各地からツアーが
沖縄本島
沖縄本島からも、ホエールウオッチングツアーが数多く催行されています。出発場所は、那覇または北谷町近辺、または北部と大きく3カ所があります。ケラマ諸島などの離島のツアーに比べると、クジラが見られる場所まで船で小一時間ほどかかりますが、半日あれば行けます。ツアーの催行が多いのは那覇出発のものですが、宿泊先に近い場所からのツアーを申し込むとよいでしょう。
ダイビングの合間にウオッチングできる
久米島
沖縄本島の西約100km、(ケラマ諸島から西に約50km)に浮かぶ久米島の海にもクジラたちがやってきます。ただし、ホエールウオッチングツアーを専門でやっているところは少なく、ダイビングの行き帰りにウオッチングというところが多いので、クジラが最優先であれば、ホエールウオッチングツアーを開催しているお店にまず予約を入れるといいでしょう。ホエールスイミングが可能な場合もあります。
ミニ知識
イルカもクジラ? クジラ基礎知識
海に生息する哺乳類のクジラとは、哺乳類-偶蹄目―大きく分けるとヒゲクジラ亜目とハクジラ亜目の2つに分けられます。ヒゲクジラはおもにプランクトンなどをエサとしていて、代表格がザトウクジラやシロナガスクジラ、ミンククジラなどです。
ハクジラの仲間は陸の生物でいうと肉食系(海だから魚食系?)で、マッコウクジラやオキゴンドウなどがいます。じつはイルカもシャチもハクジラ類の仲間。体長約4m以上のものがクジラでそれ以下はイルカと分類されています。
なお、ホエールウオッチングを行なっているところは併せてイルカも見られることが多く、クジラは見られなかったけれど、イルカは見られた、ということも。
耳をすますと、水中でホイッスルのようなイルカの鳴き声が聞こえることも
日本のホエールウオッチング発祥の地
小笠原諸島(父島・母島)
ド迫力のマッコウクジラと会えるかも
東京から約1,000kmも離れた太平洋上に点在する小笠原諸島。世界自然遺産に登録されているのも納得の特異な自然に囲まれています。冬場ザトウクジラがやってくるだけでなく、周辺の海にはマッコウクジラが一年中いることも確認されています。ただし、マッコウクジラは沖合の海にいるので、海が荒れにくい夏場に見られる(見に行ける)ことが多いようです。
《小笠原ホエールウォッチング協会》が設立されたのは30年以上前の1989年。日本のホエールウオッチングの草分け的存在なのです。クジラだけでなく、ドルフィンスイムや陸のエコツアーなどにも関わっていて、さすが世界遺産エリアですね。自主ルールの制定や、調査研究なども行なっています。
ホエールウオッチングのみのツアーもありますが、ダイビングの前後にウオッチングすることも多いです。港の近くまでクジラがやってきたりすることもあり、陸からウオッチングできる場合もあります。
2~4月ならほぼ100%の確率で出会えますが、なにしろ東京都とはいえ、船でしか行けないという場所なので、旅行日程は限られています。
【会えるクジラ】
ザトウクジラ、マッコウクジラなど
【会える時期】
ザトウクジラは12~4月頃(2~3月頃がピーク)、マッコウクジラは通年いますが、海況がよく見に行きやすいのは7~11月頃
【アクセス】
東京の竹芝桟橋から船(「おがさわら丸」)で約24時間。週に1~2便。「おがさわら丸」は毎年1月下旬~2月上旬ドッグ入りするので、ご注意ください。
ミニ知識
ホエールウオッチングの注意点
★大自然の中の野生の生物をウオッチングするので、100%見られるわけではありません。
★クジラを驚かせたりしないよう、自主ルールを設けているところも多いので、ガイドやや船長などの指示を守りましょう。
★クジラがいる場所まで遠いこともあれば、波があることも多いので、船酔いしやすい人は酔い止め必須です。
★冬は風が強いことが多いので、ボートコートや帽子、また晴れていれば日射しがまぶしいので、サングラスなどもあるとよいでしょう。
座間味島でのホエールウオッチングの様子
野生のクジラと一緒に泳げる注目の海!
奄美群島
(奄美大島・徳之島・沖永良部島など)
尾ビレだけでもこの迫力。沖永良部島沖で
鹿児島県の奄美群島(奄美大島や徳之島、沖永良部島、喜界島など)近海にもまた、ザトウクジラがやってきます。ほかのエリアに比べると、ホエールウオッチング船の数が少ないので、じっくりウオッチングできることも多く、また状況に応じて一緒にスイミングできるのが大きな魅力です。
ただし、スイミングの場合は、だれもが参加できるわけではなく、スキンダイビングの技術や経験が必要(ダイビングのCカード保持者などが条件になっている場合も)。また海況などの条件もあるので、泳げたらラッキーなくらいに思っているとよいでしょう。
【会えるクジラ】
おもにザトウクジラ
【会える時期】
12~4月頃(2~3月頃がピーク)
【アクセス】
日本各地から鹿児島経由で行けるほか、奄美大島へは羽田、成田、大阪、福岡などから直行便があって、羽田~ 約2時間30分。鹿児島~ 約1時間。
沖永良部島は鹿児島~ で約1時間10分、奄美大島~ 約35分。
徳之島は鹿児島~ 約1時間、奄美大島~ で約30分。
四国の海では、ニタリクジラが見られる
高知県土佐湾
高知県の土佐湾の海でよく見られるのはニタリクジラです。ニタリクジラはナガスクジラの仲間で、体長12~14mほどのスラリとした体つき。ニタリクジラを高確率でウオッチングできるところは珍しく、4月~10月頃ツアーが開催されています。
本州にあるクジラの一大基地
紀伊半島(串本、那智勝浦)
紀伊半島の南部は、日本の捕鯨基地として古くから知られているエリア。本州の最南端でもある串本や、熊野灘に面した那智勝浦などでマッコウクジラ、ザトウクジラ、オキゴンドウなどのホエールウオッチングツアーが行なわれています。4~6月頃は黒潮に乗って北上するザトウクジラやマッコウクジラなど、秋にかけてはオキゴンドウやコマッコウなどが見られます。
近年ザトウクジラ登場で注目のエリア
八丈島
地球温暖化の影響なのか、黒潮蛇行のせいか、伊豆諸島南端の八丈島周辺にも2015年頃から毎年冬場にザトウクジラがやってきます。島の海岸からブリーチングの様子などが目撃されていて、ダイビングの行き帰りの船上から、またダイビング中に水中で見られることも! 最近では同じ伊豆諸島の三宅島周辺でも冬場、ザトウクジラが多く目撃されています。
マッコウクジラなどクジラ王国
北海道・知床半島など
世界遺産にも登録されている豊かな自然に恵まれた知床半島周辺は、マッコウクジラやミンククジラ、そしてシャチに出会える可能性も高い豊饒の海。4~7月頃にはシャチやミンククジラ、7~9月頃はマッコウクジラなどが見られるのです。船は羅臼から出発し、すぐ沖の海でクジラたちを見ることができます。 なお、北海道ではほかに室蘭沖などでもミンククジラが見られます(6~8月頃)。
ミニ知識
ホエールスイミングの注意点
★ホエールスイミングは、シュノーケリングやスキンダイビングの技術があることが条件となっています。そのためCカード保持などの条件つきであることが多いので、事前にツアー主催者に確認しておきましょう。
★ホエールウオッチングの時期は南の海でも水温20℃前後と低いことが多くウエットスーツを着用します。波やうねりなどがあることもあるので、自信がない場合は無理せずライフジャケットの装着や船の上から見るだけに。
★スイミングが禁止されているエリアもありますし、海況などによってスイミングできない場合もあります。また、クジラにあまり近づきすぎないなど細かい注意点などは、ガイドや船長などの指示を守りましょう。
ホエールスイムでは、クジラと水中で目が合うことも!
クジラに会える海
~海外~
世界中の海を自在に泳ぐクジラたち。ザトウクジラにミンククジラ、マッコウクジラなどさまざまなクジラたちに会える海が世界各地に広がっています。日本からも比較的行きやすいエリアをご紹介しましょう。
- ▼トンガ
- ▼タヒチ
- ▼メキシコ・バハカリフォルニア
- ▼ハワイ
- ▼オーストラリア
クジラと一緒に泳げる! 迫力の海
トンガ
クジラファンが世界各地から集まるトンガ。一度体験するとやみつきに?!
南太平洋に浮かぶ王国トンガは、ザトウクジラたちと一緒に泳げることで有名です。大小172の島々から成り、その中心となるトンガタプ島やエウア島、ババウ島でホエールスイム&ウオッチングツアーが行なわれています。許可を受けた船のみがツアーを行なうので、信頼がおけますし、数が限られていることもあって、至近距離まで寄って一緒に泳ぐことができるのです。フレンドリーなクジラが多いのか、人が近くにいても気にしない⁉ スクーバダイビングは禁止されています。
【会えるクジラ】
ザトウクジラ
【会える時期】
7~10月頃(8~9月頃がピーク)
【アクセス】
日本から直行便はなく、ニュージーランドのオークランドやオーストラリア、フィジーなどを経由して行く方法があります。
成田 オークランド約10時間45分、オークランド ヌクアロファ(トンガの首都)約2時間55分、そこから船で約3時間のエウア島やババウ島など周辺まで行く。
クジラと泳げる楽園
タヒチ
透明度抜群のタヒチの海でクジラと会えるのは、まさに至福の時間
南太平洋の楽園タヒチの海は、クジラたちにとっても楽園のようです。特に有名なのは、タヒチ島の南に浮かぶオーストラル諸島のルルツ島。周囲30kmの小さな島の周囲は子育てによい環境なのか、クジラたちが多く集まります。ここはシュノーケリングでクジラと一緒に泳ぐことができることで知られていて、シーズンには世界中からクジラ好きが集まります。
首都パペーテのあるタヒチ島周辺や、そのすぐ沖に浮かぶモーレア島周辺でも、クジラたちがウオッチングできますし、一緒に泳ぐツアーも開催されています。
【会えるクジラ】
ザトウクジラ
【会える時期】
7~10月頃(8~9月頃がピーク)
【アクセス】
成田からタヒチの首都パペーテまで 約11時間30分。パペーテからオーストラル諸島のルルツ島まで国内線 約1時間30分。モーレア島はパペーテから 約10分、フェリーで約30分。
※2023年1月現在、パペーテまではハワイやオークランド経由となります。
フライトスケジュールや飛行時間は、お取扱い旅行会社などにお問い合わせください。
クジラにタッチ!?
クジラたちのサンクチュアリ
メキシコ・バハカリフォルニア
コククジラが、まるで子猫のようにすり寄ってくる!
メキシコの太平洋側、バハカリフォルニア半島周辺では、クジラの中でも最大級の大きさを誇るシロナガスクジラ(体長約30m!)をはじめ、コククジラやザトウクジラなど各種クジラに会えるのです。それどころか、マグダレナ湾では、コククジラに触れられるという、とんでもない海。こんなスゴイ場所、世界中探してもほかにはありません。
半島と大陸にはさまれたコルテス海周辺は世界遺産に登録されている場所でもあり、シロナガスクジラ、ザトウクジラ、コククジラなどのクジラに、アシカやイルカと世界の海洋哺乳類の約40%が集まるという貴重な海域。世界中からホエールウオッチング目当てに観光客がやってきます。
そして太平洋側のエルビスカイノ・クジラ保護区もまた、世界自然遺産に登録されているエリア。コククジラの繁殖のための保護区となっていてウオッチング&タッチングができます。
【会えるクジラ】
シロナガスクジラ、コククジラ、ザトウクジラ、ミンククジラなど
【会える時期】
1~3月頃
【アクセス】
成田から メキシコシティ約13時間。メキシコシティ ラパス約1時間30分。そのほか、アメリカのロサンゼルスやダラス経由などで行けます。
※2023年1月現在、メキシコシティまではアメリカ経由などになります。
フライトスケジュールや飛行時間は、お取扱い旅行会社などにお問い合わせください。
人気観光地の目玉ツアー
ハワイ
ジャンプが得意なオキゴンドウに出会うことも
ハワイ周辺には、12~3月頃ザトウクジラがアラスカ方面から繁殖・子育てにやってきます。オアフ島やハワイ島など各島でウオッチングできますが、中でもマウイ島周辺が子育ての条件がよいのか、多くのクジラが集まります。2~3月のピークシーズンには大小さまざま多くのウオッチング船が島の南に繰り出し、にぎわいます。大きな船なら船酔いの心配はあまりなく、小型の船は小回りがきくのでクジラの近くまで寄れる可能性が高いです。好みに応じて選ぶといいでしょう。
また、陸、たとえば海沿いのホテルの窓からでもクジラの姿を見られることもあります。
【会えるクジラ】
シロナガスクジラ、コククジラ、ザトウクジラ、ミンククジラなど
【会える時期】
1~3月頃
【アクセス】
日本からオアフ島のホノルルまで 約7~8時間、ホノルルからマウイ島まで国内線 約40分。
大陸の周囲は、クジラたちの通り道
オーストラリア
~グレートバリアリーフなど~
グレートバリアリーフでのダイブクルーズでは、ミンククジラに会える場所も
オーストラリア大陸の長い海岸線のいたるところで、クジラを見ることができます。グレートバリアリーフのある東海岸(ケアンズ、ゴールドコースト、フレーザー島、シドニーなど)はザトウクジラが南極方面から赤道に近い温かい海へと回遊する通り道でもあり、繁殖や子育てを行なう場所にもなっています。5~11月頃とかなり長い期間、高確率でウオッチングできます。
また6~7月には、グレートバリアリーフのダイブクルーズなどでミンククジラと会えるダイビングのツアーもあります。ほかにもメルボルン周辺ではミナミセミクジラやシロナガスクジラ、西オーストラリアのパースやニンガルーリーフ(ジンベエザメが集まる海としても知られています)周辺では、ザトウクジラ、ミナミセミクジラ、シロナガスクジラの姿も! ザトウクジラと泳ぐツアーも開催されています。
【会えるクジラ】
ザトウクジラ、ミナミセミクジラ、ミンククジラ、シロナガスクジラなど
【会える時期】
5~11月頃に会える場合が多いが、クジラの種類、場所によって変わる場合も
【アクセス】
成田・羽田・関空などからケアンズ、ゴールドコースト、ブリスベン、シドニーなどに直行便が飛んでいます。成田からケアンズまで 約7時間30分、成田~シドニー 約9時間30分。
アラスカや南米、アフリカと世界中の海でクジラたちと会えます
ほかにも、北米大陸の太平洋側、アラスカ近辺(5~9月頃ザトウクジラやコククジラなど)、アメリカ・サンディエゴ沖(12~4月頃コククジラなど)などで見られるほか、大西洋側のボストン沖(4~10月頃ザトウクジラ)、カリブ海、南米アルゼンチンのパタゴニア(6~12月頃ミナミセミクジラ)、ニュージーランド(マッコウクジラなど)など世界各地にはさまざまなクジラたちと会える海があります。
ぜひ地球最大の生物、クジラたちとの邂逅、楽しんでください。
ミニ知識
ホエールウオッチングでよく見られるクジラは?
●ザトウクジラ
ホエールウオッチングで最もポピュラーなのがザトウクジラ。大きなものは体長15m前後、体重3tほどにもなり、長い胸ビレや背中のコブなどが特徴的。ブリーチングなど、巨体を躍らせるパフォーマンス豊かなクジラです。歌を歌うクジラとしても知られています。
北半球では、夏場アラスカ近海やオホーツク海など北の海で栄養をつけて、冬場南の海(小笠原や沖縄など、またはバハカリフォルニア方面など)にやってきます。そこで繁殖・出産・子育てを行なって、夏にはまた北の海へ移動します。
南半球では逆パターンで、10~3月頃は南極海などにいて、冬にあたる7~10月頃は温かい南太平洋のトンガやタヒチ周辺の海で出産・子育てをします。
●マッコウクジラ
潜水艦のような四角い頭の形が特徴的で、体長約20m前後(メスは少し小さい)とハクジラの仲間の中で最大級の大きさです。2,000m以上もの深海まで潜ることのできる能力があり、一度潜ると1時間以上浮上しないことも。ダイオウイカなどイカ類がおもなエサです。世界中の海にいますが、日本ではおもに小笠原周辺に定住しているようで、よく見られています。
●そのほか、ミンククジラ(体長8m前後)やニタリクジラ(体長10m前後)、オキゴンドウ(体長6m前後)などは比較的よく見られているクジラですし、クジラの中でも最も大きい種類のシロナガスクジラ(体長25m前後)など、さまざまな種類のクジラがいて、各地でウオッチングされています。
ザトウクジラ
ミンククジラ
(ライター:島 みや)