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2018年、月刊『マリンダイビング』が創刊50年になります!
創刊号などに見る

50年前の日本のダイビング

2018年、月刊『マリンダイビング』が創刊50年になります! 創刊号などに見る50年前の日本のダイビング

おかげさまで2018年、月刊『マリンダイビング』は創刊50年目に突入します!
1969年4月に誕生した『マリンダイビング』は2017年12月発売の1月号で通巻633号。
増刊号もかなり含まれてはいますが、これだけたくさんの号を発行することができたのは 読者の皆さま、ダイビング愛好家の方々、ダイビング業界の方々……たくさ~んの方々の応援、支援があったからこそ。
本当に皆さま、ありがとうございます。
今回は、そんな創刊50年記念イヤーの幕開けに、50年前のダイビングがどんな感じだったのか、
創刊号~創刊3号を眺めながら紹介したいと思います。

※今回の特集では、1969年の誌面に掲載されている人物名、企業名等をそのまま掲載しています。

創刊50年記念YEARスタート!

マリンダイビング 1月号
おかげさまで月刊『マリンダイビング』が2018年、創刊50年目に突入!
記念号第1弾として、50年間の『MD』とダイビングの歴史や、水中写真の歴史を振り返る企画、業界の皆さまからのお祝いコメントを掲載!
また、人気エリアのパラオや、ザトウクジラに会える小笠原、座間味、徳之島などの紹介も必見。
定価1,000円(税込)。全国書店で絶賛発売中!
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マリンダイビング 1月号

50年前のダイビング器材

マスクはほぼ一眼

1969年4月に創刊号、7月に創刊2号、10月に創刊3号と季刊で始まった『マリンダイビング』。
表紙を見てみると、1号はダイバー、2号はスノーケラー、3号には巨大な水中スクーターに群がるダイバーと、その当時のダイバーの様子がわかる。

創刊号は、奄美大島の海中洞窟で撮影されており、モデルは川俣実隆氏(九州潜水研究所長)とある。川俣さんのいでたちを見ると、薄そうなウエットスーツを着用。手にはカメラとナイフが握られている。左から垂れ下がるホースには何かのゲージが付いているのだろうか、それともオクトパスだろうか。判別が難しい。

『マリンダイビング』創刊号の表紙

創刊2号の表紙は、これまたインパクト大。女性が水着で水面下にいるのだが、両手にモンガラカワハギが。なぜ!?
若い方々は信じられないかもしれないが、この当時は魚に触ってはいけないとか、捕ってはいけないといった風潮はまだあまりなかった。

『マリンダイビング』創刊2号の表紙

創刊3号の表紙は、大きな水中スクーターにダイバーが数名。見ると、皆さん軽装で、水着やワンピース型のスーツを着ており、タンクを背負うためのBCはなく、“ハーネス”と呼ばれるものでタンクを背負っている。ゲージは付いていない。この当時は、残圧計がまだ存在していなかった。タンクはJバルブと呼ばれるタイプで空気の出が悪くなったら、リザーブバルブのプルロッドをひねって、残りの空気が使えるようになっていた。ちなみに、現在多くのダイバーが使っているのはJバルブに対して「Kバルブ」型。

表紙を見るだけでもかなりおもしろいわけだが、ダイバーもスノーケラーも全員が一眼タイプのマスクを使用しているのにも驚かされる。
まだ二眼タイプのマスクはなかったのだ。

『マリンダイビング』創刊3号の表紙。左下にステッカーが貼られてしまっているのだが。すみません

表紙を見るだけでもかなりおもしろいわけだが、ダイバーもスノーケラーも全員が一眼タイプのマスクを使用しているのにも驚かされる。
まだ二眼タイプのマスクはなかった模様。

特集テーマ

沈船、スピアフィッシングに海洋開発

創刊号の大特集は「重巡洋艦 熊野を潜る」というもので、フィリピンのルソン島沖に眠る帝国海軍の精鋭「重巡洋艦 熊野」に没後24年、初めて潜ったときの様子がレポートされている。
『おんぼろ号の冒険』という著書で一般にも知られていた望月昇氏(静岡県スキンダイバーズクラブ)、姫路拓洋ダイビングクラブの山本一雅氏、名古屋中京ダイビングクラブの森良雄氏と、水中造形センターの舘石昭、山入端キヨ子の5名が「重巡 熊野」の調査ダイビングに出かけたのだが、第二次大戦で空襲を受けて沈んだだけに、潜った際には日本軍の兵士の遺体も見つかり、遺骨60体を収集、日本に持ち帰ったと、日下実男氏(朝日新聞社勤務後に科学評論家に)がつづっている。
現代ではそういった沈船は既に存在しないか、深すぎて手が付けられないのだが、当時はこうしたダイビングも多かったのだろう。

創刊2号には「あすを拓くアクアノウト」と題した特集が。アクアノウトとは、日本語では海中探査士。電熱スーツに身を固め、呼吸はMk8と呼ばれるセミ・クローズド・スキューバ方式で、キルビー・モーガンヘルメットをかぶるスタイルのもの。海洋開発の先兵として注目されていたのだが、その現状をレポートしている。
『マリンダイビング』では1985年頃からこうした海洋開発の記事はあまり掲載されなくなってきただけに、新鮮に映る。

創刊2号に掲載されているアクアノウトの記事

創刊3号のテーマは「ワールド ブルーオリンピック」。
ブルーオリンピックというと聞こえはいいが、スピアフィッシング大会で、時間内に最も多くの重量の魚を射止めた者が優勝するといったもの。アメリカ、カナダ、ニュージーランド、インドネシア、シンガポール、沖縄(この当時は海外だった)から海外選手を招いて八丈島で開催されたもの。
国内での初開催ということで、開催にこぎつけるまで、いろいろなトラブルもあったようで、そのことまでレポートされているのがおもしろい。

いずれにしても、近年の特集や企画にはないものがブームだった1969年なのであった。

創刊3号に特集されたワールド ブルーオリンピックの特集

国内のエリア特集は今はほとんど潜られていない海!?

50年前の日本にはダイビングスポットがどれぐらいあったのだろう?
ダイビングといえばスピアフィッシングが主流であったことから、地元の漁協がダイバーを締め出すという傾向があったようなことも書かれているため、ごくごく限られたところでしか潜れなかったことが予想される。

創刊号で紹介されているのは「紀州 双子島」。和歌山県新和歌浦にある設備の整った潜水地と紹介されている。現在は、ダイビングスポットとしては公になっていないのだが……。
また特集ではないのだが、「作品拝見」というコーナーには、伊豆海洋公園のワイドな水中写真が。撮影したのは東海大学講師、伊豆海洋公園顧問、東拓アクア・スポーツクラブ理事である益田一氏(故人)。益田氏は伊豆海洋公園ダイビングセンターを創立させた方で、魚図鑑を多く生み出したことでも知られる。
ちなみに、伊豆海洋公園は1964年にオープンし、2018年で創立55年目になる。

創刊2号には国内の海の情報はなくて、創刊3号で、ワールド ブルーオリンピックが開催された八丈島の様子が掲載されているぐらい。
徳島ダイバーズクラブの石橋守氏が「鳴門の激流に潜る」とレポートしてくれている。
鳴門の激流というと有名な渦潮に潜っているのかと思ったら、そうではなかったので、少し安心。でも、周辺も特に大潮の時は激流になるようで、冒険の時代だったことをうかがわせる。

海外はグアム、パラオ、フィリピン…

国内に比べて海外のほうがダイビングには寛容だったようで、創刊号ではグアム、2号では巻頭でパラオ(!)とサイパン、3号では当時まだ本土復帰をしていなかった沖縄が取り上げられている。

それぞれにダイビングスポットが記されたマップも掲載されているのだが(パラオ特集にはない)、グアムに「ブルーホール」はなく、サイパンに「グロット」はないなど、まだ有名どころは開拓されていないことがうかがえる。

創刊号のグアム特集。まだカラーページが少なく、モノクロの記事が多い頃

2号のパラオ特集。巻頭なのでここだけカラーだが、その後はやはりモノクロ。このナポレオン、まだナポレオンとは呼ばれておらず、現地では“マモ”という通称だったようだ。そして、残念なことにスピアフィッシングのスピアが…

2号のサイパン特集。マップには「グロット」の文字はなく、ミクロビーチ、ダンダンビーチ、タンクビーチがダイビングスポットだった模様。どこも今はダイビングスポットではないのだが

3号の沖縄特集。レポートには恩納村で主に潜ったことが書かれている。右ページの広告はツアー募集記事。7日間で¥48,500となっている。募集しているのは旅行会社ではなく「沖縄観光旅館東京案内所」となっていることにも時代を感じる

読者コーナー

「キミのコーナー」

ダイビングツアー

現在『マリンダイビング』では30年以上にわたって「MIMINUKI(ミミヌキ)」が読者コーナーになっているが、当時は「キミのコーナー」が2号から登場している。
読者の方々がダイビングをして思ったこと、体験したことを編集部に寄せてくださったものだが、今も昔もこうした読者の皆さまに支えられてきたことがよくわかる。

ありがとうございました。
そして、これからもどしどし皆さまの声を届けてくださいますよう、お願い申し上げます。

創刊2号から登場した、読者の声を伝えるコーナー

ダイビングサービス、ショップ

全国ダイビング関係団体名簿

創刊号の後ろにこうしたタイトルのコーナーがあるのだが、北海道・東北から九州までのダイビングクラブ、ダイビングショップのリストがズラリ。ほとんどが現在でいう都市型のダイビングショップだが、よく見ると、器材メーカーのダイビングクラブ(ダイビング教室だと思われる)も。ダイビング器材を販売するためには、ダイバーを自分たちで育てなければならない時代だったのだ。
これは2号、3号で「追加」という形で新たな団体が掲載されている。
3号目にようやく徳之島のダイビングサービスの名前が登場しているが、現地サービスはこの当時はまだほとんどなく、船を出す場合は漁師にお願いするのが主流だったようだ。

それにしても、よく見てみると今なお元気に営業しているダイビングショップの名前もあり、素晴らしいことだと思う。

50年前にタイムスリップさせてくれる1969年の1~3号。
なかなか全容をお見せすることができないのが残念だが、少しでも50年前のレジャーダイビングの黎明期について知っていただけたら幸いだ。

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