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新連載 第1回 ウェアラブルカメラで新感覚撮影

ウェアラブルカメラで新感覚撮影

アクション系スポーツで人気のウェアラブルカメラ。
ダイビングシーンにも取り入れたら、どんな映像が撮れる?
使ってみたら、意外に簡単。各地の取材で試してみました。
協力:ソニー

ウェアラブルカメラってどんなカメラ?

ウェアWear(着る)+エイブルable(できる)=Wearable、つまり身に着けられるカメラのこと。非常にコンパクトで、例えばソニーの新製品「アクションカムHDR-AS300」の場合、本体重量はバッテリーとメディア込みで約109㌘。自転車やバイクだとハンドルに、スノーボードだと頭や腕に着け、ハンズフリーでまるで自分が見ているかのような臨場感あふれる映像を撮影できる。多くのウェアラブルカメラは防水ハウジングが付属品として標準装備され、これはダイビングでも使わない手はない!

撮り方いろいろ
実際に撮ってみました!

各メーカーともさまざまなマウントを販売しており、用途に合ったものをチョイスできる。ダイバーが使いやすいマウントのひとつが、ヘッドマウント。マスク横に装着すれば、ハンズフリーで自分の視線そのままの映像を記録できる。早速、今月号掲載のパラオと土肥取材でソニーアクションカムHDR-AS50を使ってみた。魚群や洞窟など、まるで自分が潜っているみたい!

パラオでは、船上で船の舳先に固定。≪ドルフィンズ・パシフィック≫と水中、また土肥と沖縄ではヘッドマウントでマスク横に装着してみた。マスク横に着ければハンズフリーなので、土肥では欲張ってカメラも撮影! 江ノ島では、モノポッドという伸縮自在の自撮り棒を使ってみた。伸縮自在なので、伸ばして寄りにくい被写体に迫ったり、セルフィーがなかなか楽しい。

パラオ

イルカが飛んだり泳いだり、また迫力のギンガメアジの群れなども撮影。ハンズフリーで楽チン! ボートでは、舳先に固定して撮影してみた。

土肥

洞窟のような狭いところも、ヘッドマウントを使えばカメラを意識せず簡単に撮れる。なかなか臨場感たっぷり

自撮り棒でセルフィーやお魚撮影

カメラを安定させて撮れる自撮り棒も、ダイビングシーンで使いやすいアイテム。ソニーアクションカムの場合、アクションモノポッドという伸縮自在の棒があり、船上で走行シーンを上から撮ったり、魚群バックにセルフィーしたり。また、寄りにくい被写体に迫っっての撮影も可能だ。沖縄本島・恩納村と江ノ島で使ってみた。

恩納村ファンダイブ

モノポッドで自撮りしながら洞窟をくぐり抜けてみた。
18.4ミリ(HDR-AS300の場合 ワイド17ミリ)もの超広角なので、周囲の風景ごと撮影できるのでスポットの様子が良くわかる。

恩納村ナイトダイブ 

寝ぼけた魚や、活発に動く夜行性生物に会えるナイトダイビング。モノポッドでの近接撮影なら、今まで以上に近寄れる。ハリセンボンがカメラにぶつかってくるアクシデントも!

江ノ島

岩の隙間や狭いところも、モノポッドがあればカメラを突っ込んで撮れるし魚にも逃げられにくい。ボート上では広角レンズを活かし、変わりゆく風景の中、疾走する船を狙ってみた。

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