サイパン|エリア情報
※2019年12月現在の情報です。
サイパンってどんなところ?
What kind of place is Saipan
直行便で東京(成田)から片道わずか3時間半という抜群のアクセスと豊富なマリンアクティビティ、そして充実したリゾート施設でカップルから家族連れまで幅広い支持を集めているサイパン。透きとおるような青い海は“マリアナブルー”と呼ばれており、ダイビングでエントリーすれば、限りなく透明に近い「究極のブルー」に包まれ、まるで海に溶けてしまいそうなくらいゆったりとした浮遊感と癒しを体験することができます。
また、アフターダイブも充実しており、観光、アクティビティ、グルメなど楽しみはさまざま。ガラパン沖に浮かぶマニャガハ島では、パラセーリングやウエイクボード、バナナボートなど、あらゆるマリンスポーツを楽しめる環境が整っています。もちろんスノーケリングスポットとしても最適。サイパンは大人から子供まで幅広く楽しめる、究極のアクティビティ天国といえます。
シーズナリティ
Seasonality
雨季でも雨が降り続くことは少なく、台風にさえ当たらなければ一年中いつでも楽しめるサイパン。夏に当たる5~10月は海況が安定し、「バンザイクリフ」や「ウイングビーチ」など北部のスポットへも足を延ばしやすくなります。特にベストなのは風が弱まる6~7月。太陽の位置が高く、「グロット」や「スポットライト」などの地形スポットでは、これ以上ないほど幻想的なシーンが体験できます。一方、乾季となる冬は、北東風が吹いて外洋が荒れやすくなりますが、島の西側の湾内にあるスポットはベストシーズン。「松安丸」や「H8Kエミリー」などの戦跡スポットもおすすめです。
ダイビングスタイル
Diving Style
サイパンでのダイビングは午前中に2本潜り、ランチは戻ってからとるのが基本スタイル。オプションで3ダイブも可能で、午前中に2本ボートダイビングをし、ランチをとった後、3ダイブ目にビーチスポットを潜るというパターンが一般的です。
自社ボートを所有しているダイビングサービスは少なく、ほとんどのサービスは乗り合いのボートを利用しています。大きなボートには3~5軒が乗り合うこともあるので、器材をコンパクトにまとめておくなど、周囲に迷惑をかけないように心がけましょう。
エントリー方法はスポットによってさまざま。ビギナーでもエントリーしやすいスポットもあるのでご安心を
海況がいい夏には、北部のビッグスポットや南部の「ナフタン」、テニアン方面に遠征することも。透明度は抜群にいいので、ドロップオフやケーブなどのダイナミックな地形を十分に楽しむことができます。利用するダイビングサービスによっては早朝ダイブ、ナイトダイブを楽しむことも可能です。
サイパンでダイビングを楽しむ
1日の流れ
7:30~8:00 | 各ホテルへピックアップ |
8:40 | ボート出港 |
9:15頃 | 1本目のダイビングエントリー |
10:30頃 | 近くの港まで戻り休憩 |
11:00 | 2本目のボート出港 |
11:15頃 | 2本目のダイビングエントリー |
12:30頃 | ボートベースに帰港 |
13:00頃 | ショップでランチタイムとロギング |
14:30頃 | 3本目のビーチへ出発 (2本で終了の人はホテルへ) |
15:15頃 | 3本目のダイビングエントリー |
17:00頃 | ショップへ戻りロギング |
18:00頃 | 各ホテルへ |
※スケジュールはダイビングサービスによって異なります
※天候、海況、ゲストの人数によって変更になる場合もあります
人気ダイビングスポット
Popular diving spot
グロット Grotto
サイパンが世界に誇る地形スポット。111段の階段を下りた先に広がるタイドプールからエントリーし、3つの横穴から外洋へ。ダイナミックな地形と豊富な生物層で人気がありますが、特に夏の太陽の高い時間帯が、光と影による幻想的なシーンを楽しむのに最適です。
オブジャンビーチ Obyan Beach
沖に向かって続く真っ白な砂地と青い海のコントラストが素晴らしい、島の南部に位置するビーチスポット。晴れた日には砂地にダイバーの影がくっきり映り、まるで空を飛んでいるような浮遊感が味わえます。浅場にはモンツキカエルウオなどのマクロ生物も豊富。
ラウラウビーチ Laulau Beach
サイパンで最も大きな湾の奥にあるため、コンディションが安定しており、ビギナーでも安心して潜ることができます。サンゴ、砂地、岩場と多様な環境で、生物が豊富。レッドバンデッドプラウンゴビーやイエローカーディナルフィッシュなど、ミクロネシアならではの魚も数多く見られます。
フレミング Fleming
水深70mまで落ちるダイナミックなドロップオフを潜るスポット。壁ではスミレナガハナダイが乱舞し、深場にはヘルフリッチ(シコンハタタテハゼ)やニラミハナダイなどのレアものも。ウミガメのエサ場となっている場所があり、食事中のウミガメを見かけることもあります。
テニアングロット Tinian Grotto
水深11mほどの棚に4つの穴が開いており、中でひとつにつながっています。いろいろな方向から光が射し込み、とても幻想的。ダイバーの排気エアが天井にある無数の小さな穴から出てできる“エアカーテン”もこのスポットならではの見どころです。
ウイングビーチ Wing Beach
単に「ウイング」とも呼ばれる北部のスポット。ビーチでもボートでもエントリーすることができます。ダイナミックなクレバスやドロップオフといった地形が特徴的ですが、ナポレオンフィッシュやロウニンアジなどの大物、浅瀬に群れる“ギンユゴイ玉”、棚の上ではセソコテグリやモンツキカエルウオなどのマクロ生物と、サイパン屈指の豊富な生物相も大きな見どころです。
H8Kエミリー Kawanishi H8K-2 "Emily"
美しい白砂の海底に飛行機が沈むスポット。かつては「B29」と呼ばれていましたが、実際に沈んでいるのは旧日本海軍の「カワニシ弐式飛行艇H8K」。プロペラの横には翼の部分が横たわり、生物の隠れ家となっています。
トラベルメモ
Basic information
国名
北マリアナ諸島
ビザ・パスポート
90日以内の観光目的の場合、ビザは不要。ただし、滞在が45日~90日となる場合は、ESTAの取得が必要になります。
時差
日本より1時間早い。日本が正午のとき、サイパンは午後1時
言葉
公用語は英語、チャモロ語、カロリニアン語。英語が一般的ですが、主要なホテルやダイビングサービスには日本人スタッフがいるので、特に心配いりません。
気候
熱帯性気候で、年間平均気温は27℃。雨季の7~11月は南の島特有のスコールが降りますが、すぐに晴れて青空に変わることがほとんど。1日に数回降る程度です。
通貨
USドル。現地でも日本円から両替可能。また日本円で支払いができる店も多い。
電圧とプラグ
120V、60Hz。プラグは日本と同じAタイプ。精密機器や長時間の使用には、変圧アダプターが必要。
アクセス
東京(成田)~サイパン間をスカイマークがデイリーで運航。行きは成田発10:15でサイパン着15:00。帰りはサイパン発16:35で成田着19:30(土曜のみサイパン発17:05/成田着20:00)。およそ3時間半でアクセスすることができます。
そのほか国内各都市から、ユナイテッド航空を利用してグアム経由で、アシアナ航空・チェジュ航空などを利用して韓国(ソウル仁川、プサン)経由でアクセスすることも可能です。
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