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打ち上がったシロナガスクジラの胃からプラスチック

 今月8月5日(日)午後2時頃、神奈川県鎌倉市の由比ヶ浜海岸で生後3~6か月のシロナガスクジラの赤ちゃんの死骸が打ち上げられた。その胃の中から、プラスチックが見つかっている。
 国立科学博物館動物研究部の田島木綿子さんによると、プラスチックが見つかったのは打ち上がった翌日の6日(月)で、消化されていたことから生前に飲み込んだものである、とのこと。大きさは3cm程度で、死因とは全く関係ないそう。
 死因については、腐敗が進んでいたため細かく調査はできていないが、病気や、船との衝突など外的要因はなかったとのこと。腸には内容物があり、つまり生前母乳を飲んでいたということから、母親といたが何らかの原因ではぐれてしまい、単独では生きて行けずに死亡したと考えられる。死んで間もない状態で発見されたので、死亡したのはおそらくはぐれて1~2日間ほど。このように母親とはぐれて打ち上がる(ストランディング)するケースは、クジラに限らずよくあることだという。

 死因とプラスチックが何も関係ないとはいえ、母乳しか飲んでいない赤ちゃんのクジラからプラスチックが見つかったことは衝撃的である。海のプラスチックごみ問題、そしてプラスチックごみが海洋生物に与える影響について、もっと注意を払わなければいけないと、改めて考えさせられる。海に訪れることが比較的多いダイバーとしては、せめてダイビング先の海岸のごみを拾う、ビーチクリーナップに参加するなど、行動することも大切だ。

ストランディングについて詳しくはこちら▼
国立科学博物館 2018年8月5日 鎌倉市由比ガ浜海岸にストランディングしたシロナガスクジラ 調査概要

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