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ニュース2020.01.10

ザトウクジラの骨格標本が座間味島にやってくる
ザトウクジラ骨格標本プロジェクト始動!

ザトウクジラはケラマ周辺の海で出産・子育てをします

ザトウクジラはケラマ周辺の海で出産・子育てをします

沖縄・ケラマ諸島にザトウクジラのシーズン到来です! (『マリンダイビング』2020年2月号に特集記事掲載)
毎年、ザトウクジラが北の海からやってきて、12月末から4月頃までケラマ諸島周辺の海で迫力のホエールウオッチングが楽しめるのですが、そんなホエールウオッチングの聖地ともいえるケラマ諸島の座間味島に2020年春、ザトウクジラの骨格標本がやってきます。

201811月、体長8mほどの仔クジラが北の海からケラマ方面へ移動途中、母クジラからはぐれてしまったのか、高知県沖で座礁してしまいました。残念ながら短い生涯を終え、高知県の砂浜に埋設されていましたが、座間味村ではこの仔クジラを譲り受け、骨格標本を作製し、島で展示することにしたのです。

2019年10月30日、高知県黒潮町の浜で、骨格発掘作業が行なわれました

2019年10月30日、高知県黒潮町の浜で、骨格発掘作業が行なわれました

そして2019年には「ザトウクジラ骨格標本プロジェクト」を立ち上げ、島をあげてプロジェクトを推進することに。

骨格標本を展示することで、ザトウクジラを海で見て楽しむだけでなく、体の構造や生態、取り巻く環境についてなど、より深く学ぶことができる環境教育プログラムを考えているそうです。さらには「沖縄県初クジラミュージアム」の設立という大きな夢も!!

現在プロジェクトでは賛助会員募集中で、2月中旬からはクラウドファンディングも開設予定です。クジラに興味がある方、座間味の海が好きな方、詳細をチェックして支援してはいかがでしょう?

詳しくはこちら
▽ザトウクジラ骨格標本プロジェクト
▽座間味島ホエールウオッチング協会

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