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レポート2022.10.03
写真家むらいさちさんが大好きなサイパンのダイビングスポットBEST 4
2022年9月1日(木)からユナイテッド航空が成田~サイパン直行便を就航。行きやすくなったダイビング天国、サイパンですが、水中写真家・むらいさちさんもコロナ禍前からマリアナブルーと呼ばれる透明度が抜群に高い海に惚れ込み、何度も足を運んで潜っています。そんなむらいさんに、水中写真を撮る上でオススメのベストダイビングスポットを3つ選んでいただきます! ……と思ったら選びきれない!ということでむらいさちさんが選ぶBEST4をご紹介しましょう。
1 オブジャンビーチ
半水面もキマる絶好の透明度
Photo by Sachi Murai
サイパン島の南端、サイパン国際空港にもほど近いサイパン屈指のビーチダイビングスポット。
「ヤシの木々が立ち並ぶ海岸、眩ゆいほど真っ白な海岸……それだけでも心がとろけるぐらい気持ちのいい景色なんだけど、海に入るとマスク越しに広がる透き通った水! これぞザ・サイパンと心が高鳴ります。透視度も50mぐらいあるんじゃないかというぐらい抜けていて、写真を撮るのも忘れて見惚れてしまうほど。でもワイドレンズを向ければ、いい写真が撮れる。何度行っても飽きないです」とむらいさんも大絶賛。
「モンツキカエルウオ、ガーデンイールなどマクロ系の生物もいろいろいるので、マクロ撮影も楽しめます」
結局1ダイブだけでは足りなくて続けて2ダイブしたというむらいさん。本物のオブジャンビーチファンですね。
ダイビングの前や後もずっとそこにいたくなるぐらいの美しさ
Photo by Sachi Murai
マクロ派に人気のモンツキカエルウオ
Photo by Sachi Murai
2 ラウラウビーチ
とにかく魚影が濃い。2018年の台風以降少なくなっていたアジ玉も沖に戻ってきていました
Photo by Sachi Murai
次に挙げてもらったのはサイパン屈指の人気ビーチスポット「ラウラウビーチ」です。
「サイパンで一番魚が多いスポットだと思います。エントリー周辺の透明度はさほど良くないのですが、沖に出るほどに透明度が上がり、視界が抜群に抜けてきます。2018年の台風以降、姿を消していたアジ玉が戻ってきていて、今回行ったときは透明度のいい沖側にいたので撮影もしやすかったです」
アジ玉は本当にフォトジェニックなんですよね。
「沖にはウミガメもいっぱいいました。サンゴがきれいなところがあったり、クマノミのコロニーがあったり、マクロ系の生き物も多いので、やっぱり1ダイブじゃ足りない(笑)」とむらいさん。
「エントリーで200mぐらい歩くのが大変だけど、それを超えてもなお潜りたいスポット、結局2ダイブしました」
かわいらしいルリホシスズメダイ幼魚も
Photo by Sachi Murai
ウミガメにもよく出会いました
Photo by Sachi Murai
3 グロット
洞窟に射し込む光は季節や時間によってさまざま
Photo by Sachi Murai
サイパンといえば「グロット」というぐらい人気の洞窟スポット。
「今回はちょうど真夏だったので、太陽の光が上から射し込む午後を狙って入ったのですが、これはオススメ。エントリー口の光がすごくキレイで『グロット』ならでは!という写真が撮れました」と喜ぶむらいさん。
「階段というアトラクションはあるし(笑)、展望台も新しくきれいになっていて、水陸ともにネタとしてはとてもおもしろいスポットになっています。もちろん、地形を水中撮影するのもいろいろバリエーションがあって楽しいです」
4 アイスクリーム
こんな珍しいシーンも。キイロハギの群れ
Photo by Sachi Murai
アイスクリームが大好きでよく食べているむらいさん……だからではないですが、ボートスポットでは「アイスクリーム」がお気に入りのよう。
「今回潜った時は、ナースシャークが眠っているところに遭遇。マダラトビエイにも会えたりして大物を楽しむことができました。サンゴは色も形もそんなに派手ではないのですが、海底にちりばめられているところもあって、そこにトロピカルフィッシュがいろいろ。色とりどりの魚が泳ぎ回っていて、ワイドもマクロも楽しめます」
サイパンの海はNMDOAの
日本人ガイドの皆さんのおかげで最高!
むらいさんがサイパンでよくお世話になるトシさん(右)と
ダイビングスポットBEST4ということですが、むらいさんが「サイパンのダイビングで絶対に欠かせないのが現地在住の日本人ガイドの皆さん」と力説。今回も、NMDOA(北マリアナ諸島ダイビング事業者協会)の加盟ショップの数名にガイドをお願いしました。
「サイパンは近くて時差が1時間しかなく、一年中暖かくて、マリアナブルーと呼ばれる美しい青色の海は透明度が抜群。ビーチもボートも楽しめて、バリエーションが高い。テニアン島にも遠征できる……といいことずくめ。しかも心強いのは日本人が経営しているお店が多く、日本人がガイドしてくれる場合が多いので、初めての方でも安心。とにかくその存在は大きい」と強く感じているのだとか。
毎回お世話になっているMSCのトシさんこと山口仁さんはサイパンの海をワイドに楽しもう派なのですが、スーパーフィッシュの名塚 誉さんとメイダイブの松尾理恵さんがマクロ生物にもとても強くて、いろいろ見つけてきてくれたんだそう。
NMDOAは、サイパン、テニアン、ロタのダイビングサービスの事業者有志が加盟しており、安全にダイビングするための安全基準を設けているほか、ビーチ清掃やブイの整備など、海の保全保護のために活動をしています。ダイビングをされるならぜひ加盟店でのご利用を!
最後に、マリアナ政府観光局では直行便就航を記念して12月20日までの期間、ダイビング2本が無料になる「マリアナケーション超得キャンペーン」を実施しています。サイパン、テニアン、ロタを潜るなら今がお得! ぜひご利用ください。
《マリンダイビングWeb》掲載中!
むらいさちさんのサイパンレポートもご覧ください。
≫ こんなに近くて楽しいサイパン【前編】
≫ こんなに近くて楽しいサイパン【後編】
情報提供≫マリアナ政府観光局
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マリンダイビングWebのサイパン・ロタ特集も併せてご覧ください。
≫写真家・高砂順二が魅了された海と自然の絶景inサイパン
≫ロタがパラダイスな理由7 ブルーパラダイス ロタ島
≫透明度マックス! マリアナブルー10の絶景~サイパン・テニアン・ロタ
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