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ニュース2023.01.14

圧巻の水中シーンはダイバー必見!
映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

(C) 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

(C) 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

 

年末年始や連休に映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン)を観た人も多いのでは? もし、まだ観ていないダイバーがいたら……ぜひ、いえ絶対映画館に足を運んで観てください!
2009年に公開され、全世界を熱狂させた前作の『アバター』の10年後を描く『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』。13年の時を経ての登場です。今回は海が舞台となっていて、海、水中シーンの映像の美しさ、海の生物たちの躍動感、ダイナミックさ、全てが圧巻で、ダイバーなら誰もが心揺さぶられる映画なのです(ダイバーでなくても、この映画を観た人はきっとダイビングを始めたくなるでしょう)。

12月16日(金)全国劇場にて公開
© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

12月16日(金)全国劇場にて公開
© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

映画を観たダイバーAさんがこんな感想を寄せてくださいました。
――とにかく海の映像が素晴らしいこと。作られた世界であるはずなのに、リアルに感じる細部へのこだわり。ジェームズ・キャメロンは本当に海を愛しているんだなとわかる映像。
映画を観ていただければわかると思うのですが、自分がパンドラという惑星の海に潜っていると錯覚する映像美。海の深さや透明度、泳ぐ生き物やサンゴなどの生物がどれもリアル。
僕は見ていて昔潜った慶良間や西表の海を思い出し、ああ、久しぶりに潜りたいなと思ってしまいました(もう何年も潜っていない僕が思うくらいです)。この感覚はダイバーなら分かち合えるのではと思います。
海の美しさだけでなく、家族愛、友情、人間の繰り返す愚かな自然破壊や搾取などストーリーも濃く、3時間強とは思えない内容です。――

 

前作では、地球から遠く離れた惑星パンドラの神秘の森を舞台に、先住民ナヴィと、資源を求める地球人たちのドラマが紡がれていましたが、第2作となる『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は、前作から10年後の世界、そして今回は海が舞台になっているのです。詳しい内容は観てのお楽しみですが、ダイバーならではの視点で楽しめるところがいっぱいです。
地球には存在しない海の生物が次々と登場しますが、
あ、これはザトウクジラ? イルカ? アシカ? ウミガメ? トビウオ? マンタ?…いや2種、3種掛け合わせたハイブリット? とダイバーならご存知の海の生物(の一部?)によく似た姿形や、動きをする生物たちの登場に思わずニヤリ。
海の中に潜っていくシーンでは、思わず自分も息をこらえていて苦しくなってしまったり…。

© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

水中滞在時間3000時間以上のツワモノ
ジェームズ・キャメロン監督

こんな素晴らしい映画を作った監督、ジェームズ・キャメロン氏はどんな人だろう、と興味が沸いてきますよね。『タイタニック』に『アバター』、『アビス』など、これまで数多くの超大作、大ヒット作品を制作してきた監督ということは多くの人に知られていますが、お察しのとおり、ダイバーです。しかも半端じゃない、ガチなダイバーです。
10代の頃は、クストーの海洋ドキュメンタリーを愛し、海洋生物学者への夢を持ち、その後もずっとダイビングを続けていて、水中滞在時間は3000時間以上というのですから恐れ入ります。しかも2012年には自ら開発に携わった潜水艇「ディープシー・チャレンジャー」に乗り込み、マリアナ海溝の世界最深部への探査も成功!!(こうなるともうダイビングの域を超えてますけど)
映画監督の仕事より長くダイビングや海に関わってきているのですから、あのすばらしい水中シーンも納得です。むしろ、海への思いを表現したいがための映画監督という仕事なのでは? と思ってしまいます。

そんな監督ですから、水中での撮影には当然こだわっています。水中撮影には「パフォーマンスキャプチャー(俳優の身体にドットを貼り撮影し、CGアニメーションに置き換える技術)」が使われていますが、それを水中でも行なうというのは前代未聞のこと。例えばスキューバダイビングに出る際の泡や水面の反射などはパフォーマンスキャプチャーの邪魔になってしまいます。ときに、不可能では?と思われるような、陸上では考えられないさまざまな困難を乗り越え、撮影が行なわれていったのです。
俳優たちが水中を自由自在に泳ぐ姿が印象的でしたが、子役も含めた出演者たちは何か月もかけてフリーダイビングのトレーニングを重ね、撮影に挑みました。最先端の技術だけでなく、こうした地道な努力の積み重ねが、この作品の壮大さ、奥の深さにつながっているのでしょう。

水中シーンだけでなく、映画に描かれている内容は広く深く、家族愛から環境問題や難民問題、世界の情勢、地球の未来に至るまでさまざまな思いを喚起させてくれます。映画について、監督についての話は尽きませんが、まずは映画館で作品を体感してみて!

■『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
原題:Avatar:The Way of Water
監督:ジェームズ・キャメロン
出演:サム・ワ―シントン ゾーイ・サルダナ シガーニー・ウィーバー
全米公開:12月16日(金)
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』公式サイト

(ライター/島 みや)

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