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現地の海から2023.04.20

新種⁉ ヒレボシミノカサゴの幼魚⁉ 富戸にかわいいレア生物出現!
情報:ダイブヒーリング

水中では、より黄色の部分が鮮やかに見えます(写真:《ダイブヒーリング》志村晃央さん)

水中では、より黄色の部分が鮮やかに見えます(写真:《ダイブヒーリング》志村晃央さん)

東伊豆の人気ダイビングエリア富戸のダイビングサービス《ダイブヒーリング》の志村晃央さんは、2023年4月12日「ヨコバマ」でのダイビング中、体長1cmほどの小さなレア生物に出会いました。

志村さん曰く「この日は穏やかなコンディションとはいえ、透明度3~4m程度とにごっていたので、マクロ狙いで潜っていました。水深26m前後の海底に、鮮やかな黄色が目を引く体長1cmほどの小さな子を発見。この子は何? 何なの? 何の幼魚なの?と思いました。」

水中でも興奮を隠しきれず⁉ エアの減りがいつもより早かったそうです。25年も富戸で潜っている志村さんも初めて見る幼魚。海から上がって調べてみたときに南方系のヒレボシミノカサゴの幼魚の可能性があることがわかったそうで、富戸では初めて出現ではないかという喜びもひとしお。でも話はこれで終わりません。
写真を確認しながら図鑑などでいろいろ調べてみて気になったので、神奈川県立生命の星・地球博物館の魚類分類学などの分野で学芸員を務める瀬尾宏先生へ連絡を取ってみると、先生は「ヒレナガカサゴの幼魚ですが、学名については検討中です。もしかするとこれはヒレボシミノカサゴではなく「未記載種」つまり新種の可能性もあります。」とのこと。

新種かどうかの認定には時間がかかりますので今の段階ではまだなんともいえませんが、ワクワクしますね! それにレアな生物であることに変わりはありません。
さぁ、この子に会いに、富戸の海に潜りに行きましょ♪

◎写真・情報提供《ダイブヒーリング》

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(ライター/島)

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